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  • ゼロの(オンドゥル)使い魔-7

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの(オンドゥル)使い魔-7

最終更新:2007年11月05日 23:08

匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
 カード交換と引き換えに、キングが要求したのは、「中庭にくること」だった。
あの根性が捻くれたやつのことだ。またなにか企んでいるに違いない。
 剣崎は、ルイズが寝たのを確認すると、静かにデルフリンガーを背負い、
ラウズバックルがポケットにあることを確認してから部屋を出た。
 キングがなにを考えているにせよ、無傷では済まないだろう。できれば無傷で帰りたいが。
 「おい、こんな時間にどこ行くんだよ」
 「静かに」
 声を発したデルフリンガーをぺし、と軽く叩いて黙らせる。
廊下も静かで、どうやら生徒たちはみんな寝ているようだった。
 学院に戻ってきてから、三十分おきに中庭を確認したが、キングは現れていない。
 最後に中庭を見に行ってから、ちょうど三十分。そろそろ、いつもの携帯をピコピコいじっているころだろう
 立ち止まって、深呼吸をする。

 上等だ。決着をつけてやる。
 頬を両手で軽く叩き、自分に気合をいれる。もいう一度、深呼吸をし、剣崎は改めて歩き出した。


 キュルケは、いつまでもボケッとしているタバサを急き立てた。
 「タバサ!早く!」
 タバサは、キュルケに言われたとおり、本を閉じると、杖をもって部屋を出た。キュルケもそれに続いた。
 「中庭って言ってたわよね。あなたのシルフィードによると、まだどっちも来てないんでしょ?」
 質問をするキュルケに対し、タバサは無言で廊下を進んで行く。相変わらずね。
と、キュルケはひとり愚痴、なにか話題をふることにした。
 「そういえば、あなたが他の人に興味を示すなんて珍しいわよね?どういう風の吹き回しよ?」
 タバサは立ち止まり、短く呟いた。
 「カードの魔法」
 「ああ…ルイズの使い魔の、『魔法』ね。確かに詠唱らしきものは聞こえたけど、聞いたことのない、言葉だったわよね」
 「それに興味がある」
 タバサはそれっきりなにも言わず、また歩き出した。



 今日、虚無の曜日。キュルケの注目は、ルイズが召喚した平民だった。
本当は昨日の夜あたりに誘惑するつもりだったのだが、部屋をノックするより前に、
剣崎の悲鳴と、ルイズのハッスルする声が聞こえてきたので、自重した。
 そして、今日こそモノにしてみせる、と意気込んで部屋に乗り込むと、そこは空であった。
 途方にくれるキュルケの目に、窓から馬で出掛けるルイズと剣崎の姿が映る。
 そんなこんなでタバサに頼み込み、彼女の使い魔であるウィンドドラゴンに乗ってふたりを追跡していると、街についた。
 ルイズたちが一軒の店に入っているあいだ、暇を持て余していたキュルケだったが、数分とたたぬうちに、剣崎が店からすごい勢いで出てきた。
 ラッキー、と微笑を浮かべ、そのまま剣崎を尾行していたふたりと一匹だったが、
行き止まりの通路にさしかかった瞬間、それまでと状況が一変した。
 剣崎が、何かを話している。相手はこの前の侵入者だ。

 「あいつを、追いかけていたのね」

 キュルケは音を立てないよう、風竜の上で杖を胸から引き抜いた。

 「危険」
 「そうね」

 キュルケは杖をかまえ、いつでも魔法を打てるようにする。タバサも、杖をふる姿勢をとった。
 三、四分程度だろうか。ふたりは普通に会話を終わらせた。
 「なによあれ。普通に終わってるじゃない…まさか、あのふたり、グルだったとか?」
 「中庭」
 「え?」
 「今日、中庭に来い。そう言ってた」
 タバサはそれだけ告げると、ウィンドドラゴンを上昇させ、そのまま飛び退る。
 「ちょっと!?」
 「敵かどうか判断するには、中庭で待つしかない」
 それもそうね。
 キュルケは、とりあえず、早すぎる風の流れに身を任せることにした。



 結果から言って、剣崎の予想は的中した。キングは長い年月を生きた、不死の生物である。
しかもカテゴリーKという、最強に分類されるであろう戦闘能力も持ち合わせている。
 が、精神年齢は著しく低く、地上の覇者を決定するためのバトルファイトでさえ、ゲームのように扱っていた。

 「じゃーん」
 「おい!そりゃないだろ!?」

 見た目は大人、頭脳も大人。でも性格は子供。
そんなキングが今宵、取り出したのは、ロケットランチャーというとんでもない代物だったのだ。
 「『破壊の杖』っていうんだってさ」
 「ふざけんな!なんでそんなものがここにあるんだよ!」
 「フーケとかっていう、面白いやつと知り合ってさ。
そいつが、これを宝物庫から盗みたいって言うんだよね…」
 「それで、手伝ったのか!」
 「うん。やれば、面白いもの見せてくれるっていうしさ」
 「なんでも遊びみたいに考えるな!」
 むっとしたような表情で、キングがロケットランチャーを構えた。
 不味い。悪寒を感じた剣崎は、急いでラウズバックルに手をかけた。

 『Turn up』

 オリハルコンエレメントをくぐり、ブレイドへと変身する。
ブレイラウザーと、デルフリンガーの二刀で、構えをとった。
 「来るならこい!」
 「じゃ、行くよー」
 本当に撃つのか!!
 気合は本気、でもキングがランチャーの撃ち方を知っているとは夢にも思っていなかったブレイドは、腕を交錯させ、防御の姿勢をとるくらいしかできなかった。
 しゅぽっと栓抜きのような音がして、直後、ブレイドの体は吹き飛んだ。
 「相棒!?」
 デルフリンガーが声を上げる。辺りに轟音が響き渡った。



 とにかく、なにが起こったか認識できなかった。気づいたら目の前で爆発、そして衝撃。
ブレイドは壁にめり込んでいた。大の字になっていた両手が、だらりと下がり、壁の破片がパラパラと零れる。

 「うわ、ブレイド超悲惨」
 「ちょっとあんた、使うなんて聞いてないわよ!」
 「そりゃそうだよ。言ってないし」

 キングは、ロケットランチャーを放り投げ、ポケットから携帯を取り出す。
 女性はさらに文句を言おうとしたが、さきほどの爆音で飛び起きた生徒や教師の足音を聞きつけると、
舌打ちし、キングが放り捨てたランチャーをかかえて夜に消えた。
 「く…」
 体中の痛みに耐えつつ、ブレイドはブレイラウザーを支えに立ち上がった。
 「おお!生きてたんだ。でも、今日はもう十分楽しめたし、また今度ね」
 「待て・・キング」
 制止の声も聞かず、キングは笑みを浮かべ、その場から一瞬で消えさる。
 「ちょっと、あんた大丈夫!?何があったの!?」
 音で起きてしまったらしいルイズが、剣崎のほうへ駆け寄ってくる。他にも、ルイズと同じように飛び起きた生徒たちが、中庭に集まってきていた。
 ルイズを見て安心したからなのだろうか。気づくと、変身は解けていた。
 改めて、自分の格好を見る。なんとも情けない姿である。仮面ライダーとしての使命を果たそうと思えば、見られるのは、惨めなところだけ。
 本当に、剣崎は自分を情けなく思った。
 「もう、勝手に、なにしてんの!」
 「ごめん」
 謝罪の言葉が溢れてくる。こんな使い魔でごめん。とにかくいろいろごめん。
 「ルイズ、その使い魔、怪我してるの?見せて…」
 「モンモラシー…」
 巻き毛の、モンモラシーと呼ばれた少女は、慌てたふうに剣崎の体を調べる。
 「あら、大した怪我じゃないわね。ちょっとした打撲よ」
 モンモラシーはそれだけ言うと、剣崎から離れた。
 生徒たちは、剣崎を興味深そうに見ていたが、教師たちに急かされ、口々に文句を言いながら部屋へと戻っていく。
 残った教師たちの中から、コルベールが一歩前に出た。
 「あー…話を聞きたいんだが。ミス・ヴァリエール、使い魔くんは大丈夫かね?」
 ルイズは困ったように剣崎を見つめた。
 「では、容態がよくなったら学院長室に来てくれるか?」
 「はい」
 教師たちは、それだけ聞くと学院の中へと戻っていった。



 中庭には、剣崎とルイズのふたりだけが取り残された。
 夜風は、あたたかい屋内に入るのを急かすように冷たく吹いていた。
 「とんだ災難だったわね」
 ルイズがいきなり口を開いた。
 それは、以前、自分がルイズを励ますために言った言葉だった。

 「ほら、早く行くわよ。体に悪いじゃない」
 「ごめん」

 ルイズは、剣崎になにか感じるものがあったのか、妙に気を使ってくれているようだった。その目は、いつものような攻撃的なものではなく、とても優しい母親のような目だった。

 「ごめんな」

 剣崎は、自分の無力さを噛み締めるように、静かに泣いた。


 風竜の上からふたりの様子を見ていたキュルケは、気まずそうにした。
 「な~んか、出ずらい雰囲気よね」
 キュルケは大きく伸びをした。
 タバサはさっきまで中庭を見ていたが、今では本を読んでいる。
 「それより…『土くれ』のフーケって、女だったのね」
 「以外?」
 「そういうわけじゃないけど。結構大胆な手口も使うから、もっとゴツいオッサンかと思ってたわ」
 そして、はぁ、と大きな溜め息。キュルケはだるそうに髪をかきあげた。

 「面倒なことになりそうだけど、先生に言わないわけにはいかないわよね。それに、カズマにも悪いことしちゃったし…」
 「カズマ?」
 「ルイズの使い魔の名前よ。ケンザキカズマ。にしても、『破壊の杖』って案外破壊力ないのね。
直撃したときはどうなることかと思ったけど…ピンピンしてるし」

 キュルケは、中庭にいるふたりを見下ろして言った。



 ルイズと剣崎が、ランチャー直撃の際に吹き飛んだデルフリンガーを回収し、学院長室へ行くと、教師たちが話し込んでいた。
さっきいた教師のほかに、オスマン氏も加わっている。
 「で、誰が宝物庫から、『破壊の杖』を盗んだんじゃ?」
 「『土くれ』ですよ!壁に犯行声明が刻まれていました」
 顔を赤くして、コルベールが言った。
それほど、先ほどの出来事が大変なことなのだろう、と別世界の剣崎でも察することができる。

 「『土くれ』って、誰?」
 「ここらで有名な盗賊よ」

 ルイズは、一番近くに立っているコルベールに話しかけた。
 「あの」
 「おお!ミス・ヴァリエール。よく来た、ささ、見たことを説明してください」
 「いえ…私も、先生より一足早く中庭に着いただけで…その、私の使い魔が説明します」
 そして、ルイズは剣崎を、教師たちの前に押し出した。一斉に視線が集中し、少々居心地の悪さを感じる。

 「どういうことか、説明してくれるかね?」

 オスマン氏はよっこらせ、と椅子に腰掛けた。


 剣崎は、一部始終を説明した。犯行には、その『土くれ』だけではなく、侵入者として警戒されているキングも一枚噛んでいること。また、今日行った街で、キングに呼び出されたこと。決死の覚悟で出向いたが、瞬殺されてしまったことなど。
 とにかく、憶えているほとんどのことを話した。それを聞き終わるや否や、教師たちは勝手に騒ぎ始める。
 「衛兵はなにをしていたんだね?」
 「衛兵などあてにならん!所詮は平民ではないか!それより…」
 「落ち着くんじゃ」
 オスマン氏は、喧騒を遮るように、低く呟いた。その威厳に、教師たちも押し黙る。
 「今、真っ先に考えるべきことは、『土くれ』と『キング』という少年が、手を組んだことじゃ。仲間内で揉めてどうする」
 その言葉に、教師たちは恥ずかしそうに、顔を見合わせた。オスマン氏は咳払いをし、剣崎に向き直った。

 「して、君に聞きたい。『土くれ』はこちらの世界の者じゃ。
じゃが、キングとやらは違う。そこで、キングについて…教えてくれんかの」
 「…キングはアンデッドという種類の生物です。アンデッドは共通して、不死の特性を持っています」
 「不死!?」

 コルベールが素っ頓狂な声を上げ、周囲にも不安の色が走る。
 「アンデッドは封印できます。でも、この世界で封印できるのは、多分、俺だけ…だと思ってたんですけど」
 剣崎は、ポケットの封筒から、カテゴリーKのカードを出し、オスマン氏に見せた。

 「これは、アンデッドが封印されたカードです。先日、俺に宛てられて届きました。
オスマンさん、キングはこれはあなたが送ったものだと言ってたんですけど」
 「いかにもそうじゃ。しかし、何故、ばれたのかの?」
 オスマン氏は首をかしげた。
 「キングは神出鬼没なんです…で、このカードは?」
 「それはこの学院の宝物庫に納められていたものじゃ。生徒たちから、君が似たものを使っていたと聞いてね。君なら、役立ててくれるだろうと思ったのじゃが…そんな代物だとはの」
 「宝物庫にあったって…勝手に持ち出していいものなんですか!?」

 コルベールが、剣崎の持つカードを指差して言った。オスマン氏は首をふると、カードについて解説をはじめる。

 「別に問題なかろう。あれは用途も不明。価値も不明。ただ発掘されたから、という理由で、たまたま宝物庫に入っていただけじゃ。
そんなものの一つや二つ、なくなろうと誰も気づきやせんわ」
 「他のカードは見たことありませんか?」
 剣崎は、他にもハートのカードを取り出し、机に広げてみせた。オスマン氏と教師たちは、興味深そうにそれらを覗き込んだ。
後ろのほうで、ルイズもそれを見ようと一生懸命背伸びしている。

 「う~む…何枚かは見たかもしれんが。忘れてしまったのう。なんせ、何年も前のことじゃから」
 「そうですか」

 剣崎が肩を落とすと、学院長室の扉がノックされた。

 「誰じゃ?」
 「オールド・オスマン」
 「おお!ミス・ロングビルか!今までなにをしとったのじゃ」

 入ってきたのは、ミス・ロングビルと、後ろにキュルケとタバサもいる。

 「申し訳ありません。先ほどから、急いで調査をしておりましたの」
 「調査か…して、後ろのふたりは?」
 「はい…なんでも、一連の事件を目撃したから、とこの部屋に入るところでしたので」

 キュルケは剣崎を見つけるとすかさずウインクした。ルイズがキュルケを睨みつける。タバサは無表情で突っ立っている。
 「あの子、だれ?」
 「タバサよ」
 ルイズはそれだけ告げると、再びキュルケを睨みつける。オスマン氏は咳払いをし、ミス・ロングビルに尋ねた。
 「調査結果は?」
 「結果からいうと、フーケの居場所はすぐ分かりました。近所の農民に聞いたところ、近くの森へ急ぐ、黒いローブの男を見たと言っていました。さらに、その男は森の廃屋に数日前から住んでいるそうです」
 剣崎が言った。

 「黒ずくめのローブ…ってのはフーケだと思いますけど」
 「そこは近いかね?」

 オスマン氏は、目を鋭くした。
 「はい。徒歩で半日。馬で四時間といったところでしょうか」
 「すぐに王室に報告しましょう!王室衛士隊に頼んで、兵隊を差し向けてもらわなくては!」
 コルベールが叫んだ。


 オスマン氏は、コルベールをなだめるように呟いた。

 「それでは遅すぎる。それに、キングという不死の者もおるやもしれん。
現物を見ていない、王室の連中など、対処にしようがない」
 「しかし、以前、我々はその不死のアンデッドも退けました!衛士隊ならば、もっと上手くやってくれるでしょう!」

 すると、オスマン氏が目を剥いて怒鳴った。その凄まじい剣幕は年寄りのものとは思えないほどである。

 「ばかもの!あれはあちらも油断していたからだ!次はない!
相手は『不死』という最大の武器を盾に、他にも様々な能力を行使できるのじゃぞ!魔法学院の宝が盗まれたのじゃ…これは、我々で解決すべき問題であろう!」

 ミス・ロングビルが静かに微笑んだ。
 オスマン氏はまた咳払いをすると、剣崎を見た。
 「捜索隊を作りたい…すまんが、捜索隊に入ってはくれんか?」
 もとより、キングを封印できるのは自分だけの剣崎は、迷わず頷いた。

 「私も行きます」
 「ミス・ヴァリエール!」

 ミセス・シュヴルーズが驚いた声をあげた。

 「あなたは生徒ではありませんか!ここは教師に任せて…」
 「私は、自分の使い魔だけ行かせるなんてできません!」

 ルイズは意志のこもった瞳で言い放った。そんなルイズは凛々しく、高貴さを醸しだしていて、美しい。剣崎は、ルイズの肩に手を置き、その瞳をしっかりと見た。

 「危険だぞ。キングは、人が死ぬことなんか、全然気にしない」
 「でも、あんただって盾くらいにはなるでしょう」

 ルイズは優雅に微笑んだ。
ルイズのことを、少しばかり理解しつつある剣崎は、自分が説得しても無駄だろうな、と悟った。

 「私も行きます」

 キュルケが手をあげ、それに続きタバサも挙手する。

 「キュルケ?」
 「ヴァリエールには負けられないもの」

 訝しげなルイズを見て、キュルケは妖艶に笑った。

 「うむ。では、頼むとしよう」
 「オールド・オスマン!わたしは反対です!生徒たちをそんな危険にさらすわけには!」
 「では、君が行くかね?ミセス・シュヴルーズ」
 「い、いえ…」
 「彼女たちは、敵を見ている。それにキングを封印できるのは彼だけじゃ
…それに、ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つ騎士だと聞いているが?」
 「ちょっと、それ本当なの?タバサ」

 キュルケが目を丸くしてタバサを見た。タバサは小さく、こくんと頷いた。
 「他にも、ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出している家の出じゃ。
  ミス・ヴァリエールも…その、数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール公爵家の息女である」
 オスマン氏が、自分のところだけ濁したことに不満を持ったのか、ルイズはむっとした視線を向けた。

 「おほん…では、馬車を用意しよう。それで向かうのじゃ。深夜だが、早く向かうに越したことはない
…魔法は温存するように。ミス・ロングビル!」
 「はい。オールド・オスマン」
 「頼んだぞ」

 ミス・ロングビルは頭をさげた。

 「任せてください」


 そして、学院長室から、教師らがどんどん去っていく。最後に残った剣崎たちも廊下に出た。キュルケは、思わせぶりに剣崎に近付くと、耳元で優しく、囁いた。

 「『土くれ』が男ですって」

 タバサもそれに同意するように、頷いた。なんのことだか理解できていなかった剣崎だが、二人の言わんとしていることと、さきほどの会話が結びつき、納得した。
 なるほど。そういうことか。確かに、あの人の言っていることは、俺が見たことと食い違っている。
どうやらこの二人も、その点について、彼女を疑っているようだった。

 「男ねえ」

 剣崎もつられて、少し笑う。
唯一、なにも分かっていないルイズだけが仲間はずれにされ、不機嫌そうに剣崎の尻を蹴飛ばした。
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