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  • ゼロの(オンドゥル)使い魔-8

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ゼロの(オンドゥル)使い魔-8

最終更新:2007年11月13日 21:33

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だれでも歓迎! 編集

 四人は、ミス・ロングビルを案内役に森へ出発した。
 オスマン氏が用意してくれた馬車は屋根なしの荷車のような馬車であった。
なんでも、襲われたときにすぐ飛び出せるように、とのことだ。
 ミス・ロングビルが御者を務めることとなり、剣崎は、黙々と手綱を握る彼女に話しかけた。

 「すいません、ちょっといいですか?」
 「なんでしょうか」

 ミス・ロングビルは、平民である剣崎にも笑みを浮かべる。
 「『土くれ』・・・って、男なんですか?」
 「・・・・・・さあ、あくまでも、聞いた話ですので」
 「そうですか」
 彼女は、剣崎の質問にも顔色ひとつ変えずに対応する。
 「ほら、あんたは大人しく力を温存しときなさいよ」
 ルイズが剣崎の服の裾を引っ張り、ミス・ロングビルから遠ざける。キュルケとタバサは、じっと黙っていた。
 「もうすぐですよ」
 馬車は深い森へと近付いていった。鬱蒼とした森は、夜ということもあってその迫力を増す。

 「ここからは、徒歩で行きましょう」
 「そうですね」
 「なんであんたが答えるのよ」

 いちいち相槌を打つ剣崎を不信に思ったのか、ルイズは疑わしげな視線を向けた。そんなルイズを急かし、馬車から降ろす。
 森を通る道から、小路が続いている。一行は、ミス・ロングビルが先頭になる形で進むことにした。


 森を進むと、ちょっとした広さの空き地に出た。多分、魔法学院の中庭と同じくらいの広さだろう。真ん中に、ぽつんと廃屋らしきものがある。

 「あの中に・・・?」
 「はい。私が聞いた情報だと」

 剣崎は、みんなを輪にして話し合いを始めた。やはり、倒すなら奇襲が楽だろう、とミス・ロングビルが提案し、全員がそれに頷いた。
 タバサが考えた作戦は、囮が小屋の中のフーケを挑発し、出てきたところを集中砲火で倒す、というものだった。
 「偵察と囮は・・・」

 女性陣が一斉に剣崎のほうへ顔を向けた。
 「やっぱり、俺だよな」
 持ってきたデルフリンガーを鞘から抜き、慎重に廃屋との距離を縮めて行く。
 「おう、相棒!もう怪我は大丈夫なのかい」
 「ちょっと静かに」
 デルフリンガーを握ったときから、なんだか体が軽くなったようだ。
すっと一足で、廃屋まで近付こうと、足を踏み出した。

 「待って」

 後ろで、ルイズが小さく叫んだ。

 「だれかいる」

 廃屋の扉が、がちゃがちゃと音をたてて開いた。

 「じゃーん」
 「またお前かよ!」

 派手な赤い服に、お決まりの携帯電話を装備して現れたのは、いうまでもなくキングだった。
ミス・ロングビルが、聞こえないくらい小さな声で、アホ、と呟いた。

 「なんでお前がここに・・・ってのは、フーケに協力しているからなんだよな」
 「まぁね。でもあの人、どこか行っちゃったしね」

 どこいるんだろう、と探すふりをしつつ、キングの視線はミス・ロングビルを捕らえたまま動かない。

 「お前、戦う気があるか?」
 「ないかな・・・僕は、あんまり争いごと好きじゃないんだよね」
 「なら、『破壊の杖』、というかロケットランチャーを返せ。そしたら、今回だけは見逃してやる」

 キングは、どうしようか、と再びミス・ロングビルを見た。なにも知らないはずのルイズでさえ、キングの視線の意味を薄々感付いていた。
 「どうしようか」
 キングは、ミス・ロングビルに尋ねた。
 そして、剣崎たちは、顔を見合わせて頷いた。

 「決まりだな」
 「そうね」

 剣崎はブレイバックルを装着し、いつでも変身できるように。キュルケも、杖を抜いていた。

 「『土くれ』」

 タバサがミス・ロングビルを指差して言った。

 森の広場が静まりかえる。木々が風に揺れる音しか聞こえない。

 「ばれちゃったね」
 「あんたがばらしたんでしょう」

 ミス・ロングビルは先ほどのおっとりとした上品な態度を止め、粗暴な雰囲気になっていた。
もしかしたら、こちらが本性なのかもしれない。
 ミス・ロングビル、改め『土くれ』のフーケは、内心自分の行いを後悔した。
 やはり、キングを信用したのは間違いだった。
あそこで自分の性別を判断できたのは、あの使い魔だけだと思っていたが・・・まさか、キュルケとタバサまで見ていたとは。
 とんだ誤算である。
 「大人しく捕まれ」
 フーケは睨みつける剣崎のほうを見て、にこりと微笑み、その後ろの空間を指差した。

 「危ない!」
 「え?」

 ルイズが叫び、剣崎が振り向く。それと同時に、真横を猛スピードの『何か』が通過する。

 「ゴーレム」
 「あんな大きさ反則よ!」

 そこに立っていたのは、巨大という形容詞が超お似合いなゴーレムであった。

 「なんだよアレ!反則だろ!?ギーシュのはもっと小さかったぞ」
 「うるさいわね!いいから早くどうにかしなさい!あんた、使い魔でしょうが」
 「カズマを頼る前に、お得意の爆発で吹き飛ばしたら?ゼロのルイズ」
 「かなり危ない」

 突然の敵襲に。、剣崎たちはパニックに陥っていた。
討伐隊であってはずのだが、いつのまにか空中分解し、ルイズとキュルケはついに取っ組み合いにまで発展しそうな勢いだ。
 「と、とりあえず。変身!」
 機械音とともに、剣崎はブレイドへと変わる。よし、やっとこれでいつものペースになった。
気合が体中を駆け巡る。今なら、あのゴーレムとやらを一発でノックアウトできる気がする。
 「それがライダー?」
 「ああ。そういえば、お前は初めて見るんだったな」
 ルイズはぽかん、とブレイドの姿を上から下まで観察した。赤く光る大きな目に、白銀と紺の甲冑。
腰には、切れ味がよさそうな剣が収まっている。
 「どれくらい戦えるのか、ご主人さまに見せてみなさい」
 背中にデルフリンガーを引き抜こうとして、止めた。
あの錆びた剣では、とてもじゃないが適わないだろう。腰からラウザーを取り出す。
 覚醒器であり、己の剣でもあるそれを構えた瞬間、体が軽くなる。

 ブレイドは、気合をいれて、ゴーレムの懐へ飛び込む。
見かけ以上に素早い攻撃を繰り出す相手の、腹の辺りまで跳躍し、ブレイラウザーを突き刺す。

 「なっ!ぬ、抜けない!?」

 深く突き刺したのが災いした。ブレイラウザーが突き刺さったまま、ブレイドは地面に落ちた。
 転げ落ちたブレイドに、ゴーレムの巨大な拳が振り下ろされる。
 めきっ、という音がして、ブレイドの気が遠退く。その隙を逃すまいと、ゴーレムは二度、三度と拳を打ちつけた。
 アーマーの防御力のおかげで、潰されることはなかったが、大きな衝撃を体に受けたためか、その体は地面に埋もれていく。
 「・・・みんな、逃げろ」
 ブレイドは次の拳が振り下ろされるまでのわずかな間、力をふり絞ってルイズたちのほうに首を向ける。
 さっきまで、彼女らがいたところには誰の影もない。遠くのほうで、竜の羽ばたく音がした。

 「はは・・・もう、逃げてるし。でも・・・」

 これでいいんだよな。
 全身に走るであろう衝撃を想像し、仮面の中の剣崎は、目を閉じた。


 「離してよ!!あいつを助けないと・・・っ」
 「無理よ!今のあたしたちじゃ」

 ゴーレムの拳を受けている使い魔へ駆け寄ろうとする、ルイズを、キュルケは後ろから羽交い絞めにして無理矢理引っ張った。

 「はやく」
 「分かってる!」

 タバサが珍しく慌てたふうに言った。
すぐ近くにタバサの使い魔のシルフィードが待機している。
 タバサが最初にシルフィードに跨り、続いてキュルケがルイズを連れて乗る。

 「見て!あのままじゃ、死んじゃう!」
 「いまあそこに飛び込んだら、あなたも死ぬの!分かるでしょう!」

 諦めないルイズに見せ付けるように、キュルケは呪文を唱えて炎球を生み出し、ゴーレムにぶつけた。
だが、ゴーレムの体にダメージはほとんどない。

 「ほらね。だから、あたしたちは一刻も早く先生に伝えて・・・」

 キュルケがルイズのほうを見ると、そこにはもう彼女の姿はなかった。ルイズは倒れたブレイドへと駆け寄っていた。

 「まったくもう、ルイズはなんて馬鹿なの!」

 キュルケは興奮したように叫んだ。そして、タバサの肩を乱暴に掴み、がくがくとゆすった。

 「タバサ、あたしたちも行くわよ!」
 「馬鹿?」
 「あたしが馬鹿なのは、あなたが昔から知ってることでしょ!」
 「なるほど」

 キュルケの顔をじっと見ていたタバサは、いつもどおりの無表情で頷いた。
シルフィードを従え、ふたりは勢いよくゴーレムへと疾駆した。

 無駄な攻撃を行おうとしている討伐隊の面々を、呆れ顔で眺めていたフーケは、廃屋の中に隠していた『破壊の杖』をキングから受け取った。
 「なによ」
 「いや、別に。続けて続けて」
 なにが面白いのか、キングは笑みを浮かべていた。その笑みは、人を馬鹿にしたそれだ。
 ちっ、とフーケは舌打ちする。もともと、キングは、あのヴァリエールの使い魔に始末させるはずだった。
その後、消耗した彼らをゴーレムで倒す。それがベストな計画だったはずなのに・・・。

 「少し、狂っちまったね」
 「なにが?」

 相変わらず、人を馬鹿にしたように笑うキングを横目で睨み。
フーケは『破壊の杖』を、キングがしていたように構えた。


 ゴーレムの拳が、地面に触れるか触れないかの僅かな瞬間に、ブレイドの目の前で爆発が発生した。
 「・・・だれだ?」
 以前、そのような爆発を出す魔法使いを見たことがある。
 「ルイズ、か?」
 「そうよ」
 ぼんやりとした視界に、桃色の影が映った。剣崎は、はっとして立ち上がった。

 「なんで戻ってきたんだよ!」
 「あのね。言っておくけど、敵に背を向けたり、使い魔を見捨てるのはメイジとしても、貴族としてもダメダメなの。
そんなことしたら、あんた以下になっちゃうわけよ」

 気丈にも、ルイズはそう言い切った。その足は震えている。

 「でも・・・お前、」
 「あんた、覚えてるでしょ。使い魔は、なにするの?」
 「えーと、洗濯とか」
 「違うわよ!いい、これからずっと憶えておきなさい。いちばん、大事なのは!」

 ご主人さまを守ることでしょ。
 それを聞いた剣崎は、仮面の下で軽く笑うと、覚醒器が突き刺さったままのゴーレムを見上げた。

 「まあ、倒したいのは山々なんだけどな」
 「あの剣ね」

 ああ、と頷く。何時の間にか拳を鋼鉄にしていたゴーレムは、再びその巨大な拳をふるった。

 剣崎は、ルイズを抱きかかえて横に飛ぶ。その一撃は避けたが、ゴーレムは執拗にこちらを攻撃してきた。 
 「あたしに任せて」
 「キュルケ!」
 シルフィードに跨ったキュルケが、ゴーレムの腹めがけて一斉攻撃をしかける。
だが、それでもゴーレムは蝿でも追い払うかのように腕を振り回すだけだ。剣崎は、キュルケが作ってくれた隙に、ルイズを安全な場所まで避難させる。

 「それだけじゃ、こいつには勝てないぞ!」
 「分かってるわよ・・・ルイズ!ゼロのルイズ!!いつもみたいに、あの爆発をこいつの腹にぶっ放して!」

 キュルケの頬を拳が掠める。目をわずかに細め、それでも杖を振るって賢明にゴーレムを足止めしていた。

 「くっ・・・こいつ、けっこう早っ・・・」

 シルフィードにゴーレムの拳が直撃し、地面に激突する。キュルケは顔を青くした。
 このままじゃ、死ぬ。

 「くそ!」

 剣崎は、キュルケのほうへ走るが、今のスピードでは追いつかないだろう。
 そこで、あることを思い出した。
 確か、剣を握ったら動きがよくなった。なら、こんな錆びた剣でも、多少は役に立ってくれるのではないだろうか。

 「頼むぞ・・・」

 剣崎は、デルフリンガーを鞘から抜く。同時に、そのルーンが輝きだした。


 がちゃがちゃと、『破壊の杖』をいじりながら、フーケは眉間に皺を寄せていた。
 「おかしいね・・・」
 キングと同じ手順で操作したが、あのときのような爆発は起こらない。
それどころか、杖の先端から、なにも発射されないのだ。

 「あんた、なんかしたんじゃないでしょうね」
 「そんなことするわけないじゃん!」

 キングが暇そうに手をひらひらさせる。ふと、そこで茂みから現れた少女に気づいた。

 「そこまで」

 現れたのはタバサだ。ゴーレムを止めるには、術者であるフーケを潰したほうが早いと判断したのだろう。
幼いながらも、その瞳は数多の修羅場を越えてきた者のように見えた。
 「あら。ミス・タバサ・・・残念だけど、あなたでは私に勝てないわ」
 フーケは余裕の態度だ。タバサは杖を構え、フーケとキングどちらを先に叩こうか考えた。
フーケは、強力なメイジだ。数々の宝を盗んできた手口から、相当な使い手だと簡単に予想できる。
一見、ひ弱そうなキングだが、不死身という最大の盾と、人間離れした能力を有している。
 フーケだけなら、もしくはと思ったが、キングは未知の敵だ。この場でやり合うにはリスクが高い。
 タバサは、杖を握る力を強めた。

 あんなにでかいくせして、なかなか速い。
そいつの真下に落ちたキュルケを助けるのなんて、どう考えても無理だった。
 キュルケはシルフィードから落ちた拍子に、杖を落としている。

 ああ、助けられないな。

 長くアンデッドとの戦いを続けてきたブレイドは、それを一瞬で理解した。
 だがそこで、爆発音がした。ルイズの魔法だ。
 偶然、腹の辺りに命中した爆発が、刺さっていたブレイラウザーをブレイドの目の前まで吹き飛ばしてきた。

 いまの自分なら、或いは行けるんじゃないか。

 どう考えても無理だろう。あの巨大な拳がキュルケに直撃するのだって、残り数秒程度だ。人が出せる速度じゃない。
 鞘から引き抜かれ、その刀身をさらけ出したデルフリンガーが言った。

 「ありゃ無理だわ。あきらめな」

 錆び錆びの剣にそんなことを言われて、逆に闘志が湧いてきた。マッハのカードをラウ
ズし、剣を持って軽くなった体を、さらに加速させる。
 急に自分以外のすべてのものの動作が緩やかになる。デルフリンガーが、たまげた、と感嘆の声をあげた。
 そのままスローのゴーレムへと突進し、地面に横たわるキュルケを抱きかかえた。

 「攻撃しねえのかよ」

 デルフリンガーが不満げに言う。

 「もう、効果が切れる!」

 急いで、ルイズの前まで移動した。
 マッハの効果が切れると同時に、ずしん、とゴーレムが地面を叩く鈍い音がした。

 「あ、あら?」

 キュルケが目を丸くして、ブレイドを見上げた。
 「行くわよ、三発目!!」
 ルイズが桃色の髪を振り乱しながら揮った魔法は、ゴーレムの右腕を爆発させる。だが、それも少し、表面が吹き飛ぶ程度の効果しかない。
 「ああ、やっぱり、だめね・・・」
 ルイズががく、と肩を落とす。そのとき、頭上に大きな影が舞い降りた。

 ゴーレムのパンチを受けたシルフィードは、いつのまにかタバサを乗せるほど回復していたらしい。
 タバサが、なにかを投げてよこし、起伏の少ない声で言った。

 「使って」
 「これは・・・ラウズアブソーバー?」

 再び動き出したゴーレムの前に立ちはだかり、ブレイドは二枚のカードをアブソーバーに通した。

 『Absorb Queen』

 『Fusion Jack』

 アーマーに金色の装飾が施され、胸には一際目立つ鷲の紋章。
覚醒器には、切れ味を増すディアマンテ・エッジが追加装備される。
そして、この形態の最大の特徴は、背中に装備されたオリハルコンウィングで飛行が可能になった点だ。
 カテゴリーQと、J。二体の上級アンデッドの力を借りた、このジャックフォームは、薄暗い森でもはっきり視認できるほど輝いていた。

 『Thunder』
 『Slash』

 二枚のラウズの後、遅れて、必殺の技名が発せられた。

 『Lightning Slash』

 ブレイドは、ゴーレムの頭上まで上昇し、電撃をまとった剣で右の肩口から一刀両断した。

 「うぇぇぇぇぇぇぇぇいッ!!」

 まるで泥のように柔らかく両断されたゴーレムは、そこで活動を停止した。
それを確認し、ブレイドも地面に降りる。

 「すごいじゃない!カズマって、空も飛べるのね」
 「ああ。まぁ、少しくらいは」

 キュルケに抱きつかれ、仮面の下の剣崎は頬を赤らめた。それを感じ取ったのか、ルイズは腕を組み、ふん、と不機嫌そうに鼻を鳴らした。

 「あんた、これくらいで調子にのっちゃだめよ。帰ったらいつもどおりの重労働なんだから」
 「いちおう、あれが重労働だって分かってるのか・・・」

 どすん、となにかが響く音がした。

 「ねえ、今のってまさか・・・」
 「・・・まだ、生きてたのか」

 体が半分になったゴーレムは、再び立ち上がっていた。

 「あ、あんた、さっきのもう一回!」
 「あ、アンコール!」
 「アンコール」

 ルイズたちが期待した眼差しを向けてきた。
よし、ここは、いっちょ見せてやるか。
 サンダー、スラッシュをラウズし、少し格好つけた感じに、とう、と飛び上がる。
 が、

 「ふぐっ!」

 ゴーレムのビンタで軽く弾き飛ばされた。そして、そのままルイズたちのところへ落下する。
 あーあ、とルイズやキュルケ、タバサまでもが失望の眼差しを向けてくる。

 「いや、今のはまだジャンプ中だったからで・・・」
 「それより、なんかほかに手はないの!?」
 「そうよ!今度こそ絶対絶命!?いやよ、こんなとこで死ぬなんて!」

 ルイズとキュルケが今にも泣き出しそうだったので、ブレイドはようやっとライダーの目的を思い出した。
 そうだ。自分はアンデッドを倒す前に、人を守ることが役目だったはずだ。
 遅すぎる理解に、ブレイドは自分のアホさ加減に赤面した。
だが、そんなことしている場合じゃないと気づくと、ラウザーから一枚のカードを引き抜く。

 「ちょ、ちょっと・・・、もう、間に合わないわよ!」
 「相棒。ほら、ゴーレムゴーレム」

 デルフリンガーが諦めた口調で言った。
 半身を失ったせいで、動きが鈍くなっていたゴーレムは、たったいま、四人の前まで移動し終えたところだった。
そして、さきほどと同じように拳を振り上げる。

 「うぎゃー!!!!!!」

 ルイズが女性にあるまじき悲鳴をあげたが、そこは聞かなかったことにする。
なにせ、使い魔だから。
 風切り音とともに、その拳が打ち下ろされる。
なるべく落ち着いて、間違っても落としたりしないように、ブレイドは、始のものである一枚のカードを覚醒器に通す。

 『Reflect』

 キィン、と耳をつんざくような音がした瞬間、ゴーレムの拳は、ブレイドの一歩手前で見えない壁に阻まれていた。
リフレクトのカード効果である、『反射』で、ゴーレムの攻撃は、そのまま本人に跳ね返ることになる。
 小気味よい音がして、ゴーレムの片方しかない腕が弾けとんだ。魔力が切れたのか、ゴーレム本体も崩れ落ちる。
ぴくりとも動かずに、ただの土へと還ってゆく。今度こそ、確実に仕留めただろう。

 「なんとも、不思議な術を使うね。相棒は」
 「だろうな。俺、ライダーだから」

 デルフリンガーが、陽気に笑った。
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