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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • 鷲と虚無-04

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

鷲と虚無-04

最終更新:2008年07月20日 21:11

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(プッロめ、とうとう爆発したか…だが相手が拒否した以上はいたしかた無い)
いくら相手が不思議な魔法を使う魔術師だろうと所詮は老人だ。歴戦の兵士であるプッロにはとても適うまい。
彼は自分達を送り返す事を拒否したのだから後は実力行使に出るしかない。
正直言ってそれで相手が要求を呑むかどうかは解らないが、他に手段は無いのだ。
プッロは勿論、ウォレヌスにも大人しく使い魔とやらになる気は毛頭無い。

ルイズを人質に取る為に、ウォレヌスは剣の柄に手をかける。
そして彼はプッロに「殺しては駄目だ、人質に取れ!」と叫ぼうとした。
その時プッロは机を飛び越えようとしていたのだが、オスマンは目にも留まらぬ速さで懐から杖を取り出した思うと……次の瞬間にはプッロの手の中にあった剣がオスマンの手の中にすっぽりと納まっていた。

剣が手元から無くなったプッロが目を白黒させていたら、何かが破裂するような音と共に彼は後ろに吹っ飛び、床に叩きつけられた。
「キャッ!」
ルイズが小さく悲鳴をあげる。
(な…!?)
「老人に暴力を振るおうとするとはあまり感心できんな、プッロ君」
オスマンは剣を机に置き、杖をプッロに突きつける。
そして同時にロングビルが杖を持って部屋に飛び込んできた。

「オールド・オスマン!一体何が起こったのですか!?」
彼女はプッロが倒れた音を聞いて中に入ったきたようだ。
「まさかこの男があなたに暴行を?」
彼女を横たわったプッロを指差して言う。

「いや、なんでもない。ほんのちょっと誤解があっただけじゃ。戻ってくれたまえ」
「しかし…」
「ミス・ロングビル、君の仕事に私の体調管理が含まれているのは知っているが、ここはワシの言う事を聞いてくれんかの?」
オスマンの言葉は穏やかだ。
だが他人に有無を言わさせない強い威圧感があった。
ロングビルは頷くと、再び部屋を出た。

ドアが閉じるとプッロはスッと立ち上がった。
大したダメージは受けていないようだ。

だがウォレヌスは手を剣の柄から離す。
例え自分が同じ事をやってもプッロと同じ事になるだろうという事が解ったからだ。もしこの男を人質に取りたいのなら何とかして隙を見つけなければならない。
「おいジジイ、一体いま俺に何をした?」
剣は失ったがプッロの語調は勢いを失っていない。
「“レビテーション”を使って君の手から剣を奪い、“エア・ハンマー”で君を吹っ飛ばした。それだけじゃよ」
「それもお前らの魔術だって言うのか!?」
「そうじゃ。こんな魔法、別に珍しいとは思わないんじゃがの…それよりプッロ君、人の話は最後まで聞きなさい。私は君の要求を拒否したのではなく“不可能”だと言ったんじゃよ」
「……何が言いたいんだ……?」
「つまりワシらは君達を送り返す手段を知らない、と言う事じゃよ」

才人が血相を変えて抗議の声を上げる。
「おいジイサン、そんな馬鹿な事があるわけないだろ!?人間をこんなファンタジー世界に召喚出来る魔法があるのになんで送り返す魔法が無いんだよ!」
プッロも才人に続いた。
「坊主の言う通りだ!なんで一方通行なんだ!?どんなに険しい道でも来た道を戻れば元いた場所に戻るもんだろ!」
ウォレヌスは何も言わない。彼はオスマンが真実を言っているかのどうか計りかねていたからだ。

オスマンは淡々と説明を始めた。
「もう既に言った通り、使い魔は動物や幻獣なんじゃ。人間が召喚されたのはあんたらが始めてなんじゃ。
動物を元いた場所に送り返す必要なんて無いんだから“もといた場所に送り返す魔法”なんて誰も研究した事が無いんじゃよ。
我々はゲートを開いてどこかから動物を呼び出す方法しかしらんのじゃ。あんたらには申し訳がないがね」

「ハッ!テメエが言う使い魔として召喚されるのは動物だけってのが本当だって証拠はあるのか?俺たちを嵌める為にデタラメを言ってるだけじゃねえって証明出来るか?」
「なんならあんたら、使い魔の厩舎を回ってみるかね?そこを見れば使い魔に人間はいないのが解る筈じゃ。それでも納得出来ないなら学院にいる人間全員に聞いても同じ答えが返ってくるぞ。ブリミルに誓って言うが、ワシの言う事に偽りは何一つ無い」
「グ…」
プッロはそれきり押し黙った。ウォレヌスもここまで言われたので反論できなかった。まさかこっちが「はい、厩舎を見せて下さい」と言えばすぐに様なバレる嘘をつく筈がない。

そしてウォレヌスは足元がグラつく様な感覚に襲われた。オスマンの「帰る方法が無い」と言う言葉がなにを意味するか理解したからだ。
つまり、ウォレヌス達はローマの名前すら知られていない、故郷から信じがたいほど遠く離れた異国にたった二人で取り残されたのだ。
(バカな……いったいなんでこんな事が有り得る!?つい30分程前までは確かに自分はアフリカの地で戦っていた筈だ。それがなんで自分はこんな所にいるんだ…?)
馬鹿げている。
常識的に考えてこんな事があるわけがない。
そんな考えが頭に浮かぶが目の前にある現実が即座にそれを掻き消した。
自分が突然発狂して幻覚を見ているのでも無ければ、何かの呪いや天罰だと言う可能性はあれどこれは間違い無く現実だ。

そして事態は彼が考えるよりずっと深刻だ。
ウォレヌスとプッロにとってはここはあくまでも「地球上の遠い異国の地」であり、何年も歩き続ければやがては故郷にたどり着けるのだ。
だが実際はハルケギニアは地球とは全く別の場所に存在する異世界だ。
例えウォレヌス達が一生歩き続けても故郷には絶対にたどり着けない。
もっともそれを理解しているのは才人だけだが……

「ほ、本当に、何も無いんですか……?帰る方法は……」
才人が恐る恐ると言った口調でオスマンに聞く。
「残念じゃがな……そしてワシが知らんと言う事は恐らく世界中を探しても知っている人間はいないじゃろう」
「じゃ、じゃあ俺はどうすれば良いんですか……?俺はこんな世界の事なんて何一つ知らないんですよ…?」
「まあ、ここはミス・ヴァリエールの使い魔になる事を受け入れてくれんかの?そうすれば少なくとも…」
「ふざけるなよ…!」
そう言ってプッロはまた割り込んだ。
先ほどよりはだいぶ迫力が無くなったが、それでもまだ語調は強いままだ。
「受け入れるもクソも、少なくとも俺は使い魔なんかになる事に賛成した覚えはねえぞ…!」
「じゃがなプッロ君、実際にもう契約は終わったんじゃぞ?」
「なんだと……?」
「左手の甲を見てみなさい。そこに契約の証であるルーンが刻まれておる」
それを聞いた三人はほぼ同時に左手を見た。

そこには確かに見慣れない文字が焼印の様に刻まれていた。
「バ、バカな、何時の間にこんな物が…」
「あんたらの内の誰かがミス・ヴァリエールに接吻を受けたんじゃろ?それが契約の方法だからの」
才人はハッと手を口に当てた。
思い当たりがあるらしい。
「そういうわけじゃからな、あんたらを帰す方法は無いし、あんたらはもうミス・ヴァリエールの使い魔になっている。だからここは大人しく彼女の使い魔になってくれんかな?」

それはウォレヌスには絶対に呑めない条件だった。
主人の目と耳になる?主人の為に秘薬を探す?主人を守る?主人に一生仕える?
どう考えても奴隷そのものだ。しかも丁寧に焼印までついてくると来た。
ローマ市民である事に強い誇りを持つウォレヌスにはたとえ死んでも受け入れられる事ではない。

そしてウォレヌスは目を開き、口を開き、一気にまくしたてた。
「……なるほど、ここから逃げ出し、近くの町へたどり着いたとしよう。そしてどうする?どうやってローマへの道を探す?この国有数の賢者と思われる人間でも知らない事を誰が知っていると言うんだ?
そもそもここと共和国が陸地で繋がってるのかどうかも解らんのだぞ?そしてどうやって生活する?我々は無一文な上に、ただの兵士だ。職で身を立てるなんて無理だ。傭兵や盗賊にでも身を費やすか?
そんな事をして本当に帰る方法が見つかるとでも思うのか?少しは頭を使え!いいか、我々には他に手段が無いんだ!故郷に帰る為にはこれが一番手っ取り早いんだ!」

だがプッロも勢いを落とさない。
「あのジジイがローマの事を知らない証拠でもあるんですかい?ただしらばっくれているだけなんじゃないですか?そもそもここが本当にハルケギニアとやらである証拠も無い。
下手すりゃガリアのどこぞかもしれねえ!会ってから三十分も経ってない相手をなんでそこまで信用するんですか、あんたは!?」
「我々はガリアに7年以上いたんだぞ?こんな場所の事なんて聞いた事も無いのはお前も同じだろうが!それにここがハルケギニアと言う場所だと言う事は確かだ!
あのコルベールとか言う教師も学院長も全く同じ解答をしたんだからな!私はあの男を信用している訳ではない。単に今までの状況を整理すれば彼の言っている事が正しいと言う結論になるだけの話だ!」
「じゃあなんですか、首位百人隊長殿?あんたは本当に謎の魔法使いの集団が何百マイルも離れた場所に俺たちを奴隷として呼び寄せたって言う馬鹿げた冗談を信じるっていうんですか!?」
「信じられるわけが無いだろうが!ただの人間が神々の力としか思えない様な魔術を使うなぞ冒涜的ですらある!だがな、信じざるを得ないんだ!落ち着いて周りを見ろ、プッロ!これは現実だ!
ガリアにもゲルマニアにもこんな巨大な建物は無いし、物を浮かべたり人間を吹っ飛ばす魔法使いもいないし髪を桃色や緑色に染めた女もいない。ここは故郷から何百、いや何千マイルも離れた異国だ!まずそれを理解しろ!」

当然、ウォレヌスもこんな事を信じたいわけではない。
何回もこれが全て嘘、でっち上げの類だと言う可能性を探ったのだ。

まず考えたのはここがハルケギニアなどではなくガリアやゲルマニアなどウォレヌス達が知っている場所である可能性。
だがここが自分にとって完全な未知な場所である事は間違いない。こんな巨大な建造物がガリアやゲルマニアの森にあるなら7年間の間に噂位は聞いた事がある筈だ。
そして学院を取り囲む巨大な森がある。こんな森が存在する場所はウォレヌスが知る限りではガリアとゲルマニアだけだ。

次に考えたのが魔術師などは嘘っぱちだと言う可能性。
これも現に未知の場所に一瞬で連れて来られ、またオスマンが魔法を使ってプッロを無力化するのを見たので成り立たない。

最後に使い魔だの契約などと言う物は嘘っぱちで自分達は体のいい奴隷(使い魔自体がある種その様な物と言えるかもしれないが)としてつれてこられただけだと言う可能性。
これも契約の証であるルーンの存在によって否定された。
ウォレヌスとプッロが寝ている間に焼き鏝で焼印をつけるのは不可能だ。そんな事をしたら痛みで起き上がるに決まっているし、そもそもこの様に綺麗な青色をした焼印など有り得ない。
とすれば本当に契約とやらの魔力でつけられたのだろう。
そしてオスマン自身が使い魔に関して疑うなら自分の目で確かめろと言っている。もし嘘ならその様なすぐにバレる嘘を言う必要は無い。
結局、考えれば考える程「謎の魔法使いの集団が何百マイルも離れた場所に自分たちを使い魔と言う名の奴隷として呼び寄せた」と言う与太話はますます真実味を帯びてしまう。

ウォレヌスはこの事をプッロにゆっくりと、だがはっきりと説明した。

プッロは何も言い返さず、椅子にどうと座り込み右手で頭を抱えた。
「馬鹿げてるぜ、こんなの……クソッ、どの神がこんな事をしでかしたのかは知らねえが恨むぞ!」

才人は何も言えなかった。
二人の凄まじい剣幕に割り込める余地など無かった。
だがウォレヌスの現実を理解しろと言う言葉は彼にも突き刺さった。

(現実……そうだ、これは夢じゃない。つまり漫画みたいな事だけど現実に、俺はここにいるって事だ)
そう理解した時、才人は足がグラつくのを感じ、目眩に襲われた。

何故か?
ウォレヌス達は少なくとも時間をかければ何年も、下手をすれば十年以上かかるかもしれないが最悪の場合は歩いてでも帰れると思っている。
古代ローマ人である彼らには「異世界」と言う概念が理解出来ない。彼らにとってはハルケギニアは地球上の遠く離れた未知の大陸でしかない。

だが幸か不幸か現代日本に育った才人にはここが地球上ではない、完全な異世界だと言う事が解ってしまった。
そして才人の心臓の動悸は激しくなり、額からは脂汗がにじみ出た。
(いったい、いったいどうするんだ、俺!?とにかく、とにかく落ち着け。選択肢を考えるんだ。俺には何が出来る?)
才人は麻痺しそうな脳をフル回転させて何が出来るかを考えた。
選択肢1:プッロが言った通りここから逃げ出す。
これはウォレヌスが言った理由で没。特に軟弱な現代っ子の自分なら下手すれば野垂れ死ぬだろう。
選択肢2:条件を呑んで使い魔になる。
衣食住は提供される。金も出る。帰る方法を探すのも学校なら何かと都合がいいだろう。
それに同じ境遇の人間が二人いる。
他には何か無いかどうか考えたが何も思いつかなかった。

どう考えてもここは使い魔になるのが一番の得策だと思えた。
才人は思い切って、腕を組んで何も言わずに座っているウォレヌスと机に突っ伏してるプッロに話しかけた。
「あ、あの…」
二人は才人をギロっと睨んだ。
かなりの迫力だったが、それでも才人は言葉を続けた。

「お、俺も考えたんですけど、ウォレヌスさんに賛成します。
魔法使いが存在するなんて馬鹿げてるけど、これが夢じゃないならこれは現実だ。なら今の段階では使い魔になってしまうのが一番の得策だと思うんです。
このままここから出て行っても下手すりゃ野垂れ死にますよ。少なくともここなら食うのには困らなさそうだし…」
「食うのには困らないからだぁ?奴隷みたいな考え方だな」
プッロが唸った。
「ど、奴隷って…確かに情けない考え方かもしれませんが死んだらお終いじゃないですか。それにこんな大きい学校なら情報を集めるのにも適してると思うし…」
そこにウォレヌスが口を挟む。
「少年の言う通りだ。プッロ、いいか。私にだってこれは反吐が出る様な選択だ。可能なら今すぐ連中を八つ裂きにしたいが、少なくとも私は絶対にローマに帰らねばならん。こんな場所で死ぬ訳にはいかない」
「ハッ!第十三軍団の首位百人隊長とは思えない臆病な発言ですな!」
「……何が言いたい?」
ウォレヌスをプッロはジト目で睨む。

「あんたはヘタレだって事だよ!ちょっとヤバげな事になったらすぐに逃げ出しやがる。あれだけいつも偉そうにローマ人の誇りがどうのと……」
「いい加減にしないか!今はそんな事を話す時ではない!」
ウォレヌスは声を張り上げる。
だがプッロは臆しなかった。
「いーや、やめないね。あんたは臆病者だ。そりゃあんたの言う事は正しいだろうさ、あんたは俺より頭が良いんだからな。
ここがパルティアよりもずっと遠くの地で、魔術師が俺たちをさらって来たって馬鹿げた話も信じてやる。だがな、それと使い魔とやらにおとなしくなってやるってのは別の話だ。
いつもローマ人の誇りだの共和国の神性だのを力説してるあんたが何でこんな屈辱的な申し出を受けようとしてるんだ?
それはあんたがビビってるからさ。要はこの状況が怖いんだろ?あんたが再志願した時と同じさ!」

だがウォレヌスも負けじと言い返す。
「ああ、貴様はいいだろうさ、そうやって何も考えずに吼えていればいいんだからな!だがな、貴様に何かこの状況を打開する案があるのか!?え?」
「……もう一度あのジジイを人質にとってみるんですよ。俺一人じゃ駄目だったが二人がかりなら……」
「無理だ。お前を誉めるのは癪だが、はっきり言ってお前は第十三軍団有数の戦士だ。そのお前が何も出来ずに押さえ込まれたんだぞ?私一人が加勢してもどうにもならん。仮に成功しても彼の様な魔術師がここに一体何人いるのか全く検討がつかん。自殺行為だ」
「じゃあ使い魔云々を無しにしてここに雇ってもらうだけってのは?」
「なんで彼らがそんな条件を呑む必要がある?相手側から見て我々は侵入者で、既にあちらに二回危害を加えようとしたんだぞ?彼らからすればこれが最大限の譲歩だ。それ位貴様にも解るだろう?」
最後にウォレヌスは息を吸い込み、思い切り言い放った。
「そして私は家長だ!家族がいる。私が死ねば妻も娘も孫も路頭に迷う事になる。お前の様に簡単に命を賭ける事は出来ない、いや、お前にだってあの奴隷女がいただろう。お前が死んだら彼女はどうなる?少しは感情ではなく理性で行動しろ!
それに一生このままと言うわけじゃない。仮に連中が帰る方法を見つける気が無くとも、ある程度金が手に入ってこの国の情報も手に入ればこんな所にいる必要は無い。これはあくまで一時的な措置だ!」

もうウォレヌスに言い返す事が出来なくなったのか、プッロは下唇を血が出る程にかみ締める。
「……クソッ、クソッ!……解りましたよ。仕方が無いから今はあんたの提案に従う。だがな、もしあのガキが俺を奴隷みたいに扱うなら、あんたが何を言うとすぐにあいつの寝首を掻き切って逃げ出すぞ。これだけは譲れねえ」
「奴隷女」の名前を出されたプッロは捨て台詞を吐いてそれきり押し黙った。

しばらくの間、誰も何も言わなかった。
やがてウォレヌスが口を開く。
「……では三人とも学院長の提案に賛成すると言う事で宜しいかな?」
プッロも才人も力なく頷いた。
そして三人は立ち上がり、再び学院長室に入った。

その少し前、三人が部屋を出た直後の事。
ルイズは縮こまったままだった。
彼女は今ある種のパニック状態にあると言って言い。

現在彼女の心を満たしているのは、使い魔三人への、ではなく退学への恐怖だ。
(あの三人は一体どうするっていうの?もしあいつらが使い魔にならないと言ったらどうなるの?)
ルイズが現在最も恐れているのは学院からの放逐、そしてその次が留年である。

進級する為には使い魔を召喚するのが絶対条件だ。
だからもし三人が拒否すれば使い魔召喚は失敗、つまり良くて留年下手すれば退学。
(いやいや、そもそもそれ以前の問題だわ)
もし拒否されても「契約は済ませたんだから儀式は完了した」と言い張れば押し通るかもしれない。
だが三人の内二人は「貴族に剣を向けた」のだ。
平民が貴族に剣を向ける。
言うまでも無いがこれはその場で殺されても何の文句も言えない大罪だ。

だが幸いにもコルベールはその事について何も言わなかった。ならば自分も黙っていれば隠し通せたかもしれないが、プッロは学院長にすら剣を抜いたのだ。
これはどうやっても言い訳出来ない。

使い魔が何らかの粗相を犯した時、その咎は監督責任として主人にも及ぶ。
召喚した使い魔が貴族に牙を向くなどヴァリエール家の長い歴史の中でも前代未聞の事である。
退学はもちろんの事、家自体が何かの責任を取らされるかもしれない。
そうなった場合、あの厳格な母が一体何をするのか…想像すらしたくない。

ルイズは必死になって何らかな解決策を思いつこうとするが、頭の中が真っ白になって何も思い浮かばない。
心臓の動悸はどんどん早くなり、額から汗が滲む。
ルイズは何時パニックを起こしてもおかしくない状態だった。

「ミス・ヴァリエール、君はこの部屋に来てから殆ど何も言ってないようじゃが、大丈夫かね?何か気分でも悪いのかの?」
その時、オスマンが優しい声でルイズに語りかけた。
「あ、あの、その、わ、わたしの、つ、使い魔が」
だがルイズはしどろもどろと言った様子で、まともに答える事が出来ない。
オスマンはそのまま優しい声でゆっくりと続けた。
「あの三人の事で何か心配なんじゃな?」
ルイズはこっくりと頷いた。

「ふむ…」
オスマンはそう呻いた後、杖を取り出して呪文を口ずさんだ。
光の粉が部屋を包む。
ルイズはそれがサイレンスの魔法だと解った。
「あの三人が戻ってくるまでまだ暫くかかるじゃろう、ワシで良ければ話を聞こう。サイレンスをかけたから三人に聞かれる心配は無い」

自分の心配を聞いてくれる。自分の恐怖を吐き出せる。
その事にすっかり心を奪われたルイズはオスマンが恐怖の原因の一つである事も忘れて堰を切った様に話し始めた。
「あ、あの、私、退学したくないんです!で、でも召喚が失敗したら留年か退学で、あの三人はどう見ても失敗ですよね!?だって契約したって言うのに言う事は全く聞かないし主人に暴言を吐くし!」
「契約した者が高位の幻獣の場合、最初の内は主人の言う事を中々聞かないと言うのはそれ程珍しい事ではない。それだけでは失敗とは言えな…」

だがルイズはオスマンを遮り、捲くし立てる。
「で、でもそれはまだ小さな問題なんです!あの下賎な連中はき、貴族に剣を向けたんですよ!しかも三回!これだけで打ち首になって当然じゃないですか!そうなれば責任は召喚した私に来るからやっぱり退学になっちゃう!
いや、それだけじゃなくて実家のほうにも追求がいくに違いないわ!そ、そうなれば私はお終いなんです!わ、私の母が一体どれだけ怒るのか考えるだけで気絶しそうになります。生まれた来たのを後悔するほど酷い事になるに違いありません!
そ、そして私は誉高いヴァリエール家の名に泥を塗ったクズとして歴史に名を残す事になるんだわ!」
「ちょ、ちょっと待ってくれんかミス・ヴァリーエル。三回とはどう言う事じゃ?プッロ君は私に一回しか剣を抜いておらんぞ?」

ルイズは反射的に手を口に当て、「しまった!」と思った。
黙っていれば解らなかったのに自分からバラしてしまった。
(あ~、もう知らない!ここまで来たら全部言っちゃうわ!落ちる所まで落ちるのよ!)
やけくそになったルイズは破滅への快楽に身を任せ、そのまま召喚された直後のプッロとウォレヌスが才人とコルベールを人質に取り、脅迫した事を話した。
「…だからあの二人は1時間も経たない内に貴族二人に剣を向け、脅迫した盗賊みたいな連中なんですよ!もう私は死んだも同然なんです!一体私はどうすればいいんですか!?教えて下さい、オールド・オスマン!」
一気に話し終えたルイズは息を切らして机に突っ伏した。
オスマンは椅子にもたれて「……奇襲とは言え平民に遅れを取るとは。あの炎蛇も大分鈍ったな……」と言ったきり、パイプを吹かしながら押し黙った。

そのまま何分かが過ぎ、ルイズはその間この後自分の身に何が起こるかを想像していた。
不思議な物で、不安を全部オスマンに吐き出してしまった後は前ほど恐怖を感じなくなり、むしろおかしな事に「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの破滅」を思い描くのが面白くなってしまう。
(はあ、もう終わったわ、全て。これでもう退学決定、そして私は実家に送り返されるのよね。そして全ての名誉を失い、捨扶持を貰ってどこぞの田舎で一生独身で過ごす事になるの。
いや、もしくはシュバリエ位の最下級貴族に嫁に出されるかも。それならうまく私を処分出来るし。いやいや、お母様の事なら怒りの余り私を家から叩き出すのも有り得るわね。そして物乞いとして私は一生を過ごすの。うん、こうなるに違いないわ)
そしてルイズは悲惨な妄想の世界へ旅立とうとしたが、幸いにもそれはオスマンの「ミス・ヴァリーエル」と言う声に遮られた。

「君が何を考えているのかはよく解った。その心配はもっともじゃ。じゃが心配する事はない」
「え?」
「確かに本来なら平民が貴族に剣を抜くなで言語同断じゃ。じゃがあの二人には情状酌量の余地がある」
「ど、どう言う事ですか?」
「考えても見たまえ、彼らは生死をかけて戦っている最中に突如召喚されたのじゃ。しかも二人の話しを聞く限り彼らの国では使い魔と言う物自体が存在しないらしい。その様な状況なら混乱して目の前にいる人間を敵とみなしても仕方あるまい」
「で、でもあのプッロとか言う男があなたを襲おうとした言い訳にはなりません!」
「あれも多分、わしの不可能と言う言葉を、送り返す事を拒否したと勘違いしたんじゃろう。要は自分を拉致したと言われたのと同じ事じゃ。まあ、あの様な行動に出ても仕方ないかもしれん」

思いがけないオスマンの言葉にルイズは動揺する。
(これはつまり全部不問に帰すという事か?まさかそんな願っても無い都合の良いことが…)
そしてオスマンは言葉を続ける。
「無論同じ事がまた起これば何らかの処分を下さねばなるまいが……そして君の進級についてじゃが使い魔の召喚は成功し、契約もされた。失敗とみなす要素が見当たらんな」
「あの三人がまだ賛成すると決まったわけじゃ……それにそもそも使い魔は拒否するとか賛成するとかする物じゃない筈です!」

そうだ、そもそも使い魔が「使い魔になるのを検討します」なんて言いだす事自体がおかしいじゃないか。
使い魔は契約されたらそのまま主人に服従するのが当たり前なのだ。
そこに使い魔自身の意思が介在する余地は無い。
これにはオスマンも歯切れが悪くなった。
「人間が召喚された事自体が始めてなんじゃからそれについては何も言えん……」

だが更に突っ込もうと思ったルイズは思い止まった。
よく考えたらオスマンは自分を進級させてくれると言ってるのだ。
なぜ自分はそれを阻止しようとしてるのだ?
(いけないいけない、折角首の皮が繋がるかもしれないのになんで私はそれをぶち壊そうとしてるのよ)

オスマンはコホンと咳払いをし、話しを続けた。
「兎に角じゃ、進級の条件は“使い魔を召喚し、それと契約する”それだけじゃ。君はそれに成功したんじゃから進級させない理由が無い。それにあの三人は間違いなく受け入れるよ。彼らには他に手段が無い」
「じゃ、じゃあつまり?」
「君の不安は全部解消されたわけじゃ」

ルイズはアゴを押さえた。
退学どころか留年もなし。
使い魔召喚は成功。魔法も成功したのでもう自分はゼロじゃない。万々歳だ…
(いやいやいやいや、幾らなんでも都合が良すぎるわ。それは無い無い)

うまく言い包められそうになったが、不安要素はまだ多い。
仮に進級出来てもどう考えたってあの三人は自分を主人だと思って仕えるような人種じゃない。
特にあのプッロとか言う男はいつ脱走してもおかしくない。

そもそもなんでオスマンはあの三人にこれだけ肩入れしているんだろう。
いきなり現れた平民が自分と教師に暴力を振るおうとしたのに不問に帰すばかりか職まで与えようとしている。
どう考えてもおかしい。

「あの…オールド・オスマン。ちょっと聞いていいですか?」
「ん?なんじゃね?」
「一体なんであの三人にそこまで…」
だがルイズが最後まで言い終える前にドアが開いた。
三人が戻ってきたのだ。

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