授業に遅れて参加したルイズは、自分の使い魔ダ・サイダーという男の事を考えていた。
(このバカ…自分の事話さないし、それにいきなりここに来たら場所くらい聞くのに…何で?)
ルイズは、自分の机の横でボーッとしているダ・サイダーを見る。メタコは寝ている。
(このバカが言った事を挙げると、アララ王国・ドキドキスペース・勇者これは…何?
問題はここから、人の名前が入っている…ラムネスそれに、昨晩独り言で言っていたレスカ…一体?)
そんな事をルイズは考えていた。
「………エール!」
ダ・サイダーの事を考えていて、話を聞いていないルイズ。
「こら!ミス・ヴァリエール!!聞いていますか!!」
「ハイ!あ…いや…すみません…聞いていませんでした…」
教室から、かすかな笑い声が聞こえる。
「ミス・ヴァリエール…『錬金』を彼方にやって頂きましょう」
この提案に赤い髪の女性が反対する。
「先生、止めといた方がいいと思いますけど……」
と赤い髪の女性。
「何故です?彼女は真面目で勤勉だと聞いていますので、問題無いでしょう」
他の生徒も止めに入る。
「キュルケの言うとおりだ。止めた方が良い」
ルイズは人一倍プライドが高い性格なので、答えはただ1つ。
「やります!!」
ルイズの答えを聞き、全員机の下に隠れた。(ダ・サイダー以外)
「ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」
「はい!」
そして…ルイズは杖を抜き上に向ける。何かを呟き、置いてある石に杖を向ける。
結果………大爆発。教室は大騒ぎになった。
ルイズを指名した先生は、倒れたまま動かない。
生徒達はルイズに文句。
ボーッとしていたダ・サイダーはというと…
「ド…ドカンが…ドッカーン・・・」
と、言い残し気絶した。
爆発を起こしたルイズは、服が少し破れ、そして、顔に煤が着いているだけ。
「ちょっと失敗みたいね」
このルイズの言葉に生徒達はさらに文句。
授業は中断した。ルイズとダ・サイダーで教室を片付ける様に命じられた。
片付けと言ってもそのほとんどがダ・サイダーがやっている。
「はぁ…学校が嫌な所だとラムネスも言っていたが、よくわかった」
と、ダ・サイダーの独り言なのだが、ルイズが反応した。
「ね…ねえ…あの…レ…レ…レ…レ」
どう持ち出せば良いのか、ルイズも困ってしまった。
何故なら『ラムネス』と言う言葉に反応してしまい、とっさに話しかけてしまったからだ。
(どうしよう?…『ラムネス』こっちを先に聞いてからにしよう)
「あ…あの…ラムネスって誰?どんな人?」
片付けながら、ダ・サイダーは『ラムネス』について話し始めた。
「そうだな…この俺様がいないと何も出来無い奴だな」
「そ…そうなの?」
(コイツより、駄目な人がいるわけないじゃない)
ルイズは、まだ質問していく。
「アンタ…ここ…何所だか知ってる?」
「噂じゃあ…宝があるというが…」
「え?…そんな噂、聞いた事無いわよ?…本当なの?」
(私よりここの事、知っている?…まさか…メイジ?)
ダ・サイダーの意外な一言に驚くルイズ。ダ・サイダーは、後悔していた。
(しまった…何をやっているんだ…俺様は…何とか誤魔化さなくては)
「い…いや、だいたい…宝というのは…洞窟とかにある物で…多分無い…と思う」
と、ダ・サイダーは、何とか誤魔化そうと必死。
そして、ルイズは本題へ切り出す。
「まぁいいわ…じゃ…じゃあ…レスカって人は?」
ダ・サイダーの手が一瞬止まる。
「な…何で?お前が…知っているんだ?」
「だって…召喚の時、私にレスカのファンって言っていたし…
そ、それに…昨晩も…聞くつもりは無かったのよ・・・」
ルイズは、その場でうつむく。
ダ・サイダーは、窓から空を見上げる。普段では、決して見せる事の無い哀しそうな顔で・・・
「アイツなら…大丈夫…そう…大丈夫なんだ」
「嘘!!!」
ルイズの声が響き渡る。
「だって…だって…だったら…何で…そんな哀しそうに言うのよ!!」
「……話は…終わりか?…さっさと片付けるぞ…」
ダ・サイダーは再び片付けを始めた。そしてルイズは教室から走り去ってしまった。
(ドキドキスペースじゃ無いのは確かだ…不思議な力を持つ者は、レスカ達だけだろうから…)
「ラムネス…後は頼むぞ…」
(このバカ…自分の事話さないし、それにいきなりここに来たら場所くらい聞くのに…何で?)
ルイズは、自分の机の横でボーッとしているダ・サイダーを見る。メタコは寝ている。
(このバカが言った事を挙げると、アララ王国・ドキドキスペース・勇者これは…何?
問題はここから、人の名前が入っている…ラムネスそれに、昨晩独り言で言っていたレスカ…一体?)
そんな事をルイズは考えていた。
「………エール!」
ダ・サイダーの事を考えていて、話を聞いていないルイズ。
「こら!ミス・ヴァリエール!!聞いていますか!!」
「ハイ!あ…いや…すみません…聞いていませんでした…」
教室から、かすかな笑い声が聞こえる。
「ミス・ヴァリエール…『錬金』を彼方にやって頂きましょう」
この提案に赤い髪の女性が反対する。
「先生、止めといた方がいいと思いますけど……」
と赤い髪の女性。
「何故です?彼女は真面目で勤勉だと聞いていますので、問題無いでしょう」
他の生徒も止めに入る。
「キュルケの言うとおりだ。止めた方が良い」
ルイズは人一倍プライドが高い性格なので、答えはただ1つ。
「やります!!」
ルイズの答えを聞き、全員机の下に隠れた。(ダ・サイダー以外)
「ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」
「はい!」
そして…ルイズは杖を抜き上に向ける。何かを呟き、置いてある石に杖を向ける。
結果………大爆発。教室は大騒ぎになった。
ルイズを指名した先生は、倒れたまま動かない。
生徒達はルイズに文句。
ボーッとしていたダ・サイダーはというと…
「ド…ドカンが…ドッカーン・・・」
と、言い残し気絶した。
爆発を起こしたルイズは、服が少し破れ、そして、顔に煤が着いているだけ。
「ちょっと失敗みたいね」
このルイズの言葉に生徒達はさらに文句。
授業は中断した。ルイズとダ・サイダーで教室を片付ける様に命じられた。
片付けと言ってもそのほとんどがダ・サイダーがやっている。
「はぁ…学校が嫌な所だとラムネスも言っていたが、よくわかった」
と、ダ・サイダーの独り言なのだが、ルイズが反応した。
「ね…ねえ…あの…レ…レ…レ…レ」
どう持ち出せば良いのか、ルイズも困ってしまった。
何故なら『ラムネス』と言う言葉に反応してしまい、とっさに話しかけてしまったからだ。
(どうしよう?…『ラムネス』こっちを先に聞いてからにしよう)
「あ…あの…ラムネスって誰?どんな人?」
片付けながら、ダ・サイダーは『ラムネス』について話し始めた。
「そうだな…この俺様がいないと何も出来無い奴だな」
「そ…そうなの?」
(コイツより、駄目な人がいるわけないじゃない)
ルイズは、まだ質問していく。
「アンタ…ここ…何所だか知ってる?」
「噂じゃあ…宝があるというが…」
「え?…そんな噂、聞いた事無いわよ?…本当なの?」
(私よりここの事、知っている?…まさか…メイジ?)
ダ・サイダーの意外な一言に驚くルイズ。ダ・サイダーは、後悔していた。
(しまった…何をやっているんだ…俺様は…何とか誤魔化さなくては)
「い…いや、だいたい…宝というのは…洞窟とかにある物で…多分無い…と思う」
と、ダ・サイダーは、何とか誤魔化そうと必死。
そして、ルイズは本題へ切り出す。
「まぁいいわ…じゃ…じゃあ…レスカって人は?」
ダ・サイダーの手が一瞬止まる。
「な…何で?お前が…知っているんだ?」
「だって…召喚の時、私にレスカのファンって言っていたし…
そ、それに…昨晩も…聞くつもりは無かったのよ・・・」
ルイズは、その場でうつむく。
ダ・サイダーは、窓から空を見上げる。普段では、決して見せる事の無い哀しそうな顔で・・・
「アイツなら…大丈夫…そう…大丈夫なんだ」
「嘘!!!」
ルイズの声が響き渡る。
「だって…だって…だったら…何で…そんな哀しそうに言うのよ!!」
「……話は…終わりか?…さっさと片付けるぞ…」
ダ・サイダーは再び片付けを始めた。そしてルイズは教室から走り去ってしまった。
(ドキドキスペースじゃ無いのは確かだ…不思議な力を持つ者は、レスカ達だけだろうから…)
「ラムネス…後は頼むぞ…」
教室から走り去ったルイズは、部屋に帰り、ベットで泣いていた・・・
(何でそんな哀しそうな声で『大丈夫』って言えるの?
大丈夫に聞こえないから心配してるのに…何で?何でよ?教えてくれたって良いじゃない…)
(何でそんな哀しそうな声で『大丈夫』って言えるの?
大丈夫に聞こえないから心配してるのに…何で?何でよ?教えてくれたって良いじゃない…)
ダ・サイダーの哀しみと相反する答え。
それはルイズにとって当たり前の存在『メイジ』が、ダ・サイダーに絶望を与えた…
それはルイズにとって当たり前の存在『メイジ』が、ダ・サイダーに絶望を与えた…