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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • 虚無のパズル-02

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

虚無のパズル-02

最終更新:2008年12月23日 21:48

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シエスタは、学院に勤めるメイドである。
故郷の村を出て、奉公をしている。
カチューシャでまとめた黒髪とそばかすが可愛らしい女性だ。
晩餐の片付けと、朝食の仕込みを終えたシエスタは、寝る前に少し風に当たろうと、学院の広場を散歩していた。
そんなとき、下着姿で、洗濯物を抱えて学院の渡り廊下をふらふら歩いている女の子を見つけた。
こんな時間に、何をしているんだろう?
シエスタはその子を呼び止めた。
「こんばんは。あなた、こんな時間に何をしているの?」
その声に、栗色の長い髪をふたつ括りにした少女が振り返る。
どうして魔法学院に子供がいるんだろう?と思ったシエスタは、昼に聞いた噂を思い出した。
「あなた、もしかしてミス・ヴァリエールの使い魔になったっていう…」
「知ってんの?」
「うん。なんでも、召喚の魔法で平民の子供を呼んでしまったって。噂になってるのよ」
シエスタは子供をあやすように、優しく笑った。
「あんたも魔法使い?」
アクアは尋ねた。
「ううん、わたしは平民よ。この学園にご奉公させて頂いてるの。シエスタと言います」
「そっか。あたしはアクア、よろしく」
「アクアちゃん、ね。素敵な名前」
シエスタはまた笑った。
「アクアちゃんは、何をしてるの?」
「部屋追い出されちゃったんだよ。風呂入ってこいって。あと、洗濯もしろだってさ」
「まあ、だったら私たちの宿舎にいらっしゃいな。サウナ風呂があるの、身体を洗ってあげるわ」
シエスタはアクアから洗濯物を取り上げる。
「洗濯もね、わたしが明日一緒にやっておくね」
「ありがと」
「どういたしまして。さ、こっちよ」
シエスタは、使用人の宿舎に向かって歩き出した。


ルイズは鳥のさえずりの声で目を覚ました。
カーテンの隙間から、お日様の光が漏れている。
ぼんやりした頭で部屋の中を見回す。いつもとなんら変わらない部屋である。
しかし、それでは駄目なのだった。
「あんのバカ、どこほっつき歩いてんのよ!」
昨日召喚したばかりの使い魔は、結局一晩中戻ってこなかったようだ。
主人の面倒を見るのも使い魔の役目でしょうに、と文句を言いながら、手早く身支度を整え、部屋を出る。
すると、大あくびしながらこちらに向かってくるアクアとはち合わせた。
「おはよ、ルイズ。いい天気だねえ」
極めて呑気にいうアクアに、ルイズは怒鳴りつけた。
「一晩中どこ行ってたの!」
「風呂入ってこいってあんたが言ったんじゃん。そしたらさ、眠くなっちゃったから向こうのメイドんとこに泊めてもらってきたの。シエスタっていうんだけど」
「使い魔ってのは主人のそばに控えるものなの!勝手にあちこち動き回らないで!」

そうしてやいのやいの騒いでいると、ルイズの部屋の隣の扉が開いて、中から燃えるような赤い髪の女の子が現れた。
ルイズより背が高く、グラマラスで魅力的な美人さんだ。大人っぽい雰囲気は、ルイズと対称的であった。
彼女はルイズを見ると、にやっと笑った。
「おはよう、ルイズ」
ルイズは顔をしかめると、嫌そうに挨拶を返した。
「おはよう、キュルケ」
「ルイズ、ずいぶん可愛らしい使い魔を召喚したのね!」
おっほっほ、とキュルケは笑う。
「『サモン・サーヴァント』で子供を呼んじゃうなんて、あなたらしいわ。さすがはゼロのルイズ」
ルイズの白い頬に、さっと朱がさした。
「うるさいわね」
「あたしも昨日、使い魔を召喚したのよ。誰かさんと違って、一発成功」
「あっそ」
「どうせ使い魔にするなら、こういうのがいいわよねえー。フレイム!」
キュルケは、勝ち誇った声で使い魔を呼んだ。キュルケの部屋からのっそりと、真っ赤で巨大なトカゲが現れた。むんとした熱気が、あたりを満たす。
「これって、サラマンダー?」
ルイズが悔しそうに尋ねた。
「そうよー。火トカゲよー。見て?この尻尾。ここまで鮮やかで大きい火の尻尾は、間違いなく火竜山脈のサラマンダーよ?ブランドものよー。好事家に見せたら値段なんか付かないわよ?」
「そりゃよかったわね」
ルイズは苦々しげに言った。
「すっげー。こんなのはじめて見たよ。触っていい?わ、体があっつい!」
対称的にアクアは目をきらきらさせながら、フレイムに夢中になっていた。
アクアは動物好きなのだった。
アクアが撫でると、サラマンダーは気持ち良さそうに身をすり寄せた。
「あら、驚いた。フレイムがあたし以外にこんなに懐くなんて」
「アクア!ツェルプストーの使い魔なんかとじゃれないで!」
不機嫌そうに言うルイズ。
「あら、いいじゃない。どうお嬢ちゃん、素敵でしょ?『微熱』の二つ名を持つわたしにぴったり」
得意げにキュルケは言う。
「あなた、アクアって言うのね。あたしはキュルケ、微熱のキュルケよ」
アクアはキュルケの方を振り返ったが、またすぐフレイムの方に興味を移してしまった。
そんなアクアにふっと笑うと、
「じゃあねルイズ、お先に失礼」
炎のような赤髪をかきあげ、颯爽とキュルケは去っていった。
ちょこちょこと、大柄な体に似合わない可愛い動きで、サラマンダーがその後を追う。
キュルケがいなくなると、ルイズは拳を握りしめた。
「くやしー!なんなのあの女!なんであのバカ女がサラマンダーで、わたしがあんたなのよ!」
「あんたほんとに失礼だね。友達できないよ」
「うるさい!メイジの実力をはかるには使い魔を見ろって言われてるくらいよ!わたしの使い魔が子供ってどゆこと!」
「へん、あたしから見りゃあんたのがよっぽどガキだね。癇癪ばっかり起こしてさ」
「ななな、なんですってー!」
ぎゃあぎゃあ言い合いながら、2人は食堂へ向かったのであった。

豪華な装飾に彩られた『アルヴィーズの食堂』の様子にアクアが驚いていると、ルイズは得意げに語り出した。
「トリステイン魔法学院で教えるのは、魔法だけじゃないのよ。メイジはほぼ全員が貴族なの。『貴族は魔法を持ってその精神となす』のモットーのもと、貴族たるべき教育を、存分に受けるのよ。だから食堂も、貴族の食卓にふさわしいものでないといけないの」
「ふうん」
その後も食堂を飾り立てるアルヴィーズの小人像たちの仕掛けなどを滔々と話し続けながら、ルイズは自分の席の前にやってきた。
「椅子を」
「うん?」
「気が利かないわね、椅子を引いて頂戴」
「はあ?やだよ」
「いいから!あんた使い魔でしょ」
「使い魔は召使いじゃありませーんー。洗濯ならやってやっただろ。もう十分働きましたー」
実際は洗濯もシエスタに任せたのだが、それは黙っておいた。
ルイズはこめかみを押さえて怒りを飲み込む。
まあ、いいわ。これくらいのことは予想できてたもの。
ルイズが椅子を引き出して座ると、アクアもその隣に腰かけた。
テーブルの上には豪勢な食事が並んでいた。鳥のロースト、パイ、ワインなど、朝食とは思えないボリュームだ。
「すごい料理だね。朝っぱらからこんなに食べられんの?」
アクアがびっくりしたように言う。
今だ!タイミングを見計らって、ルイズは床に置かれた皿をびし!と指差した。
貴族でないアクアに、同じテーブルで食事をさせるわけにはいかない。豪勢な料理を前に、床でみすぼらしい食事をさせることで、立場の違いをはっきりさせようと考えたのだ。
いざアクアに宣告を下そうとすると、ふいにアクアは席を立ってしまった。
「悪いけど、あたしはいいや。メイドの寄宿舎でまかないもらっちゃったからねえ、これ以上なんか食べたら腹がパンクしちまうよ」
ぽかんとするルイズを尻目に、ローブの袖から棒付きの飴を取り出し、ぱくんとくわえる。
「…その飴は?」
「シエスタにもらったの。ところでさ、床に皿があるね」
ルイズが用意した皿を横目に見ながら、アクアが言った。
「そうね、皿ね」
「あんなとこに置いといたら、誰か蹴っ飛ばしちゃうよ。貴族の食卓とやらには、皿が落ちてるもんなのかしら」
そんなことを言いながら、アクアは食堂を出て行ってしまった。
目論見がはずれ、ルイズは悔しさで地団駄を踏んだ。


朝食のあと、ルイズは中庭の日なたですやすやと昼寝しているアクアを見つけ、襟首を引っ掴むと教室へ引き摺っていった。
使い魔召喚後の初日は、教室で使い魔をお披露目するのが習わしだからである。
魔法学院の教室は、円形の講義室で、講義を行う魔法使いの先生が、一番下の段に位置し、階段のように席が続いている。
ルイズとアクアが教室に入っていくと、先に教室にやってきていた生徒たちが一斉に振り向いた。
そしてくすくすと笑い始める。先ほどのキュルケもいた。周りを男子が取り囲んでいた。あのルックスとボディは、男子生徒を惹き付けてやまないようであった。
キュルケは取り巻きの男子どもに、まるで女王のように祭り上げられている。
アクアとルイズは同時に「け!」と吐き捨てた。
皆、さまざまな使い魔を連れていた。
キュルケのサラマンダーをはじめ、フクロウやヘビ、カラス、目玉お化けのバグベアー、蛸人魚のスキュアなど、ひとつとして同じ使い魔はいなかった。
ルイズが席に着くと、アクアもその隣に座る。
アクアは興味津々と言ったように、他の使い魔たちを眺めていた。

やがて扉が開いて、先生が入ってきた。
長い黒髪に漆黒のマントを羽織った、男性の教師、ミスタ・ギトーであった。
その不気味さと冷たい雰囲気から、生徒に人気のない教師である。
「では授業を始める。わたしの二つ名は『疾風』。疾風のギトーである」
ギトーは鋭い目付きで、油断なく教室を見渡す。
「さて、春の使い魔召喚は成功のようだな。実にさまざまな使い魔を見ることができる。もっとも、中には変わった使い魔を召喚した生徒もいたようだが」
ギトーがルイズを見ながら、嫌味ったらしい声で言うと、教室中がどっと笑いに包まれた。
「ゼロのルイズ!召喚できないからって、その辺歩いてた子供を連れてくるなよ!」
ルイズは立ち上がった。長い、ブロンドの髪を揺らして、可愛らしく澄んだ声で怒鳴る。
「違うわ!ちゃんと召喚したもの!この子が来ちゃっただけよ!」
「嘘付くな!『サモン・サーヴァント』ができなかったんだろう?」
「ミスタ・ギトー!侮辱されました!かぜっぴきのマリコルヌがわたしを侮辱したわ!」
「かぜっぴきだと?僕は風上のマリコルヌだ!風邪なんか引いてないぞ!」
「あんたのガラガラ声は、まるで風邪でも引いてるみたいなのよ!」
マリコルヌと呼ばれた男子生徒が立ち上がり、ルイズを睨みつける。
ギトーがその手に持った杖を振ると、突風が巻き起こり、ルイズとマリコルヌは風に吹き飛ばされ、後ろの机にしたたか背中を打ち付けた。
「ミス・ヴァリエール。ミスタ・マリコルヌ。みっともない口論はやめたまえ。貴族にあるまじき行為である」
教室中がしいんと静まる。
自分から水を向けておいて、ひどい言い草だった。こういうところも彼が好かれない一因であった。
ルイズとマリコルヌが背中をさすりながら着席すると、ギトーは言葉を続ける。
「わたしの二つ名『疾風』が示すように、『風』系統の魔法を、これから一年、諸君らに講義することになる。さて、魔法の四大系統はご存知かな?ミス・ツェルプストー」
「はい、ミスタ・ギトー。『火』『水』『土』『風』の四つですわ。それに今は失われた『虚無』の系統を合わせ、全部で五つの系統があると言われています」
ギトーは頷いた。
「では、最強の系統は知っているかね?ミス・ツェルプストー」
「『虚無』じゃないんですか?」
「伝説の話をしているわけではない。現実的な答えを聞いているんだ」
いちいち引っかかる物言いをするギトーに、キュルケはちょっとかちんと来た。
「『火』に決まってますわ、ミスタ・ギトー」
「ほほう、どうしてそう思うね?」
「全てを燃やし尽くせるのは、炎と情熱。そうじゃありませんこと?」
「残念ながらそうではない」
ギトーは指揮棒のように持っていた杖を振りながら、言い放った。
「諸君、最強の属性、それは『風』である。『風』が最強たる所以を教えよう。簡単だ。『風』は全てを薙ぎ払う。『火』『水』『土』、いずれも『風』の前では立つことすらできない。残念ながら試したことはないが、『虚無』さえ吹き飛ばすだろう。それが『風』だ」
ギトーが得意そうに演説をぶつ中、キュルケや『風』以外の系統を操る生徒たちは実に不満そうだった。
そんな様子を見ながら、アクアはこぼす。
「まったく、見ちゃいらんないね。結局は身びいきじゃないのさ」
未だ四大系統に目覚めていないルイズも、この騒ぎにはあまり関心がなかった。

ヒートアップするキュルケとギトーを尻目に、アクアに声をかける。
「アンタはさ、『一番強い魔法』ってどんなだと思う?」
それは、何の気なしの、他愛のない質問であった。
しかしアクアは少し考えると、
「一番強い魔法、それは『存在魔法』」
きわめて真面目な口調で言った。
「魔力、マテリアル・パワーは何にだってある、この世のものなら。木にも、草にも、花にも、水にも、火にも。石にも、鉄にも、紙にも、アメ玉にも、人間にも」
アクアの様子の変化に、ルイズは思わずアクアの方を向いた。
「生き物の場合、霊気、オーラとも言うけどね。そして、あたしたちの生まれしこの大地も、魔力を持っているんだ」
そう語るアクアは、どこか遠くを見ているような目で。
「大地は、あたしたちを生み、その存在を許している。だからあたしらはこうやって生きていられるんだよ」
「……それが、一番の魔法?変なの」
そんなふうに喋っていると、ギトー先生に見咎められた。
「ミス・ヴァリエール!」
「は、はい!」
「授業中の私語は慎みたまえ。それとも、なにかね。私の授業はそんなに退屈かね」
「い、いえ、そんな……すみません」
いやみなギトーに、ルイズはすっかり縮こまってしまう。
「ふん、では、私が『風』が最強たる所以を証明してみせよう。試しに、君の得意な系統の魔法をこの私にぶつけてきたまえ」
ルイズはぎょっとした。いきなり、この先生はなにを言うのだろうと思った。
そして、教室中がざわめき出した。
「先生」
「なにかね」
「危険です、やめてください」
生徒たちが揃って頷く。
「先生はルイズを見るのは始めてですよね?」
「トライアングルメイジのミスタ・ギトーが『ゼロ』の相手だなんて!大人げないです!」
「お願いですから、ミスタ・ギトー!ルイズに魔法を使わせないでください」
生徒たちの言葉に、ギトーは彼らがルイズを庇っているのだと勘ぐった。
しかし授業態度の不真面目な生徒には、きついお仕置きが必要なのである。
『風』の呪文をもって、ルイズの魔法とプライドを散り散りに吹き飛ばしてしまう心づもりであった。
「いいから、ミス・ヴァリエール。授業への熱意が足りない君には、身を以て『風』の力を知ってもらわねばなるまい。」
小振りな杖をくるくる回して、ギトーはルイズを挑発する。
「さあ、遠慮はいらない、本気で来たまえ。それとも、君の腰に下げているのは、爪楊枝なのかね」
ここまで挑発されては、元々プライドの高いルイズのこと、黙ってはいられない。
「やります」
ルイズは緊張した顔つきで、腰に差した杖を抜き、ルーンを唱えはじめた。『火』系統の魔法、『ファイヤーボール』の呪文である。
ルイズの詠唱が始まると同時に、生徒たちはルイズからなるべく離れるべく、席を立つ。
なにが始まるのか、とルイズを見ていたアクアも、キュルケに抱きかかえられて強制的に避難させられた。
ルイズは目を閉じ、ギトーに向け杖を振り下ろす。
その瞬間、ルイズの目の前の空間が爆発した。
爆風をモロに受け、ルイズは壁に叩き付けられた。
爆発によってルイズの机が粉々に吹っ飛び、その破片がギトーの頭を直撃した。ギトーは気絶した。
生徒たちは悲鳴を上げ、驚いた使い魔たちは暴れ出した。
「だから言ったのに!ルイズにやらせるなって!」
「もう!ヴァリエールは退学にしてくれよ!」
「俺のラッキーが蛇に喰われた!ラッキーが!」
大騒ぎの教室の中、ルイズはむくりと立ち上がる。
煤で真っ黒になった服はあちこち破れていて、見るも無惨な有様だった。
頬に着いた煤を、ハンカチで拭き取りながら、淡々とした声で言った。
「ちょっと失敗したみたいね」
そのルイズの一言に、教室中から大ブーイングが巻き起こったのだった。

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