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  • 使い魔の達人-09

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

使い魔の達人-09

最終更新:2009年08月14日 23:07

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  • 使い魔の達人


 事件後、話を聞いて飛び起きた教師に、事のあらましを話したルイズたち。
明日宝物庫にて事件の詳細を、オールド・オスマン以下教師陣に説明するということで、その場は解散の運びとなった。
「それにしても、驚いちゃったわね。まさか街で噂の盗賊が、この魔法学院を狙うだなんて」
 キュルケはそう言うと、カズキに思わず逃げてしまったことを詫びてきたが、カズキは、気にしないで、と返した。
そのおかげで、キュルケはさらにカズキのことを好きになってしまった。
「ふん、ツェルプストーの女もだらしのないことね。たかがゴーレムごときに、恐れをなして逃げ出すだなんて」
 が、そこを見逃さないのがヴァリエールのルイズである。わたしは逃げなかったわ、と胸を張って言った。
 しかし、キュルケも負けてはいない。
「あら、あなただって結局タバサに助けられてるじゃない。驚いた拍子に、情けなく腰でも抜かしていたのかしらね?ヴァリエール」
「……なんとでも言いなさい。もう、寝るわ」
 踵を返して、部屋に戻ろうとするルイズにキュルケが追い討ちする。
「あ、そうそう。決闘のこと、この騒ぎでうやむやにされそうだったけれど。あたしの勝ちってこと、ちゃんと忘れないことね」
 その言葉に一瞥を返すだけで、ルイズはその場を去ろうとした。そこに、カズキが続こうとする。
「……」
 再び振り返るとルイズは、カズキを睨め付けた。
「な、なに?」
「……恩知らずな使い魔は、罰として今夜は部屋の外で寝なさい。せいぜい反省することね」
 カズキは目を丸くした。そんなカズキを置いて、ルイズはとっとと行ってしまった。
「カズキ、あんたルイズになにしたの?」
 キュルケが聞いてきた。どこか興味津々な様子だ。カズキは頬を掻いた。
 と、キュルケの隣にタバサが姿を表した。塔の屋上に置いてきた剣を回収してきてくれたようだ。
 カズキはキュルケの買ってくれた大剣と、ルイズの買ってくれたデルフリンガーを受け取った。
「ひゃあ、えれー目にあったぜ!とんとん拍子に話が進んでくのに、こっちゃなーんも言えねーんだもんな。
そのうちいきなり風竜に咥えられた、と思ったらそのまま塔のてっぺんに放置されるじゃねえか!
あのまま、そこのナマクラとあそこで気づかれることなくほっとかれるのかと思っちまった!
あーあー。鞘に涎のあとがついちまってら。相棒、あとでよーく拭き取ってくれよな」
 おそらく決闘までの経緯は鞘の中で聞いていたのだろう。デルフリンガーを抜いたら、そんなことを言ってきた。
「なまくらだなんて、口の減らないインテリジェンスソードね。ま、あんたはもうお役御免よ。手入れをされることもないわ」
 キュルケが横からデルフリンガー奪って、そう告げた。デルフリンガーは間抜け声で返事をした。
「へ?どゆこと?まさか……」
「そ。そのままの意味よ。カズキはあんたのかわりに、あたしの剣を使うことになったの。ま、当然よね」
 キュルケが胸をそらして言った。デルフリンガーはつばを大いに鳴らした。
「はぁ!?マジかよざっけんなコラァ!!おいっ、相棒!ちょっ、おま、説明しやがれ!!まさかあの娘っ子…!」
 そうまくし立てるのを、キュルケはうるさいわね、どうすれば静かになるのかしらと剣を前から横から観察し始めた。
 タバサはインテリジェンスソードが珍しかったのか、しばし剣とそれを持つキュルケを観察していたが、
すぐに視界から外し、杖の先に明かりを灯して本を読み始めた。
 カズキはデルフリンガーに、ルイズが決闘に負けたことを伝えた。
「はぁあ!?んじゃ相棒おめえ、このままそっちの剣を大人しく使うってんじゃねぇだろうな!
俺とおめえの絆は、その程度のモンだったのかよ!カーッ、見損なったぜ!!」
 その言葉に、カズキは心を打たれた。が、それにキュルケが反論する。
「絆も何も、あんたもカズキと今日会ったばっかりじゃないの。
それに、付き合いの長いあたしのほうが、カズキに合う道具くらいわかるわ。
あんたみたいな錆だらけのボロより、こっちのほうが良いに決まってるじゃない」
「はっ!そんななまくらよか、俺のほうがよっぽどしっかり剣やってらあ!なんたって俺は……なんだっけ?」
「知らないわよ…っ!」
 その言葉と同時に、キュルケは剣を勢い良く鞘に収めた。すっかり静かになった。満足げに頷くキュルケ。
「ま、これはルイズの部屋の前に立てかけておけば良いわね。カズキ、なにしたか知らないけれど、部屋を追い出されたんでしょ?
良かったらあたしの部屋に来ない?寝るのに外じゃ、凍えちゃうわ。あたしが暖めてあげるけれど?」
 ルイズがいないのを良いことに、早速アプローチを仕掛けてくるキュルケ。だが、カズキはそれを丁重に断った。
「い、良いよ。ありがとう。けど一晩くらい、なんとかなるし。あ、でも毛布があるとうれしいかな」
 そう言うと、カズキの目は隣のタバサに向かった。今もなお、本を読んでいる。随分な読書家なんだな、と思った。
「それより、えぇと。ちょっと良いかな」
 カズキはタバサに、声をかけた。タバサはしばらく反応がなかったが、キュルケが本を取り上げるとこちらを向いた。
「?」


 使い魔の達人 第九話  破壊の聖石


 翌朝。トリステイン魔法学院では、昨夜から蜂の巣を突いたような騒ぎが続いていた。
 学院の秘宝、『破壊の聖石』が盗まれたのだ。それも、巨大なゴーレムに壁を破壊させるという、大胆な方法で。
 宝物庫に集まった教師たちは、壁にあいた大きな穴を見て、口をあんぐりとあけた。
 壁には、『土くれ』のフーケの犯行声明が刻まれていたのだ。

 『破壊の聖石、確かに領収いたしました。土くれのフーケ』

 教師たちは、それを見た途端、口々にわめきだした。やれ、学院はナメられているだの、衛兵はなにをしていただの。
そのうちに、責任の追及は、その槍玉は、宝物庫の当直教師、シュヴルーズに向かった。
本来なら、夜通し門の詰め所に待機しているはずが、どうせ盗賊など来ないだろうと、自分の部屋でぐうぐう寝ていたのだ。
シュヴルーズは、青い顔をして震え上がった。
「ミセス・シュヴルーズ!当直はあなたなのではありませんか!」
 教師の一人が、さっそくシュヴルーズを追求し始めた。オールド・オスマンが来る前に、責任の所在を明らかにしておこうというのだろう。
 シュヴルーズはボロボロと泣き出してしまった。
「も、申し訳ございません……」
「泣いたって、お宝は戻ってこないのですぞ!それともあなた、『破壊の聖石』を弁償できるのですかな!」
「わたくし、家を建てたばかりで…」
 シュヴルーズはよよよ、と床に崩れ落ちた。そこに、オスマンが現れた。
「これこれ。女性を苛めるものではない」
「しかしですな!オールド・オスマン!ミセス・シュヴルーズは当直なのに、ぐうぐう自室で寝ていたのですぞ!
責任は彼女にあります!」
 オスマンは長い口ひげをこすりながら、口からつばを飛ばして興奮するその教師を見つめた。
「ミスタ……、なんだっけ?」
「ギトーです!お忘れですか!」
「そうそう。ギトー君。そんな名前じゃったな。君は怒りっぽくていかん。
さて、この中でまともに当直をしたことのある教師は何人おられるのかな?」
 オスマンが辺りを見回すと、教師たちはお互い、顔を見合わせると恥ずかしそうに顔を伏せた。名乗り出るものはいなかった。
「ま、これが現実じゃ。責任があるとすれば、我々全員じゃ。この中の誰もが……もちろんわしも含めてじゃが、
まさかこの魔法学院が賊に襲われるなど、夢にも思っていなかった。なにせ、ここにいるのは、ほとんどメイジじゃからな。
誰が好き好んで、虎の穴に入るかっちゅう話じゃ。……しかし、それが間違いじゃった」
 オスマンは、壁にぽっかりあいた穴を見つめた。
「このとおり、賊は大胆にも忍び込み、『破壊の聖石』を奪っていきおった。つまり、我々は油断していたのじゃ。
責任があるとすれば、我ら全員にあるといわねばなるまい」
 シュヴルーズは感激してオスマンに抱きついた。
「おお、オールド・オスマン、あなたの慈悲のお心に感謝いたします。わたくしはこれからあなたを父と呼ぶことにいたします!」
 オスマンはそんなシュヴルーズのお尻を撫でながら言った。
「ええのじゃ。ええのよ。ミセス……」
「わたくしのお尻でよかったら!そりゃもう!いくらでも!はい!」
 オスマンはこほん、と咳をした。場を和ませるつもりで尻を撫でたのだが、誰も突っ込んでくれない。皆一様に真剣な目でオスマンの言葉を待っていた。
「で、犯行の現場を見ていたのは誰だね?」
「この三人です」
 オスマンの質問に、コルベールが答えた。後ろに控えた三名の生徒を示す。
 ルイズ、キュルケ、タバサの三人である。カズキもそばにいたが、使い魔のため数には入っていない。
「ふむ……、君たちか」
 オスマンは、興味深そうにカズキを見つめた。カズキはどうして自分がじろじろ見られるのかわからずに、かしこまった。
「詳しく説明したまえ」
 まず、ルイズが前に進み出た。
「あの、大きなゴーレムが現れて、ここの壁を壊したんですそれで…」
 そこから先は、キュルケが引き継いだ。ルイズはカズキと口論をしていたため、事の仔細を説明するには情報を持ち合わせていない。
「あのゴーレムの肩には、黒いローブを着たメイジが乗っていましたわ。
そしてそのメイジは、ゴーレムの開けた穴からこの宝物庫に入り、まんまと『破壊の聖石』を盗み出したのだと思います。
その後ゴーレムの肩に乗り、城壁を軽々と超えて、草原の方へ向かっていきました」
 そして、ルイズに戻る。
「草原をだいぶ進んだ後、ゴーレムは崩れ出して、土の山になってしまいました」
「それで?」
「後には、土しかありませんでした。その、黒いローブを着たメイジ、というのは、影も形もなくなってました」
「ふむ……後を追おうにも、手がかりナシというわけか」
 オスマンは髭を撫でながら言った。しばしの沈黙の後、気づいたようにコルベールに目を向けた。
「…ときに、ミス・ロングビルはどうしたね?」
「それがその……朝から姿が見えませんで」
「この非常時に、どこに行ったのじゃ」
「どこなんでしょう?」
 そんな噂をしていると、ロングビルが現れた。
「ミス・ロングビル!どこに行っていたんですか!大変ですぞ!事件ですぞ!」
 興奮した調子で、コルベールがまくし立てる。しかし、ロングビルは落ち着き払った態度でオスマンに告げた。
「申し訳ありません。朝から、調査をしておりましたの」
「調査?」
「そうですわ。今朝方、起きたら大騒ぎじゃありませんか。そして、宝物庫はこのとおり。
壁にフーケのサインを見つけたので、すぐに調査をいたしました」
「仕事が早いの。ミス・ロングビル」
 感嘆するオスマン。コルベールが慌てた様子で促した。
「で、結果は?」
「はい。フーケの居所がわかりました」
「な、なんですと!」
 コルベールが、素っ頓狂な声をあげた。
「誰に聞いたんじゃね?ミス・ロングビル」
「はい。近所の農民に聞き込んだところ、近くの廃屋に入っていった黒ずくめのローブの男を見たそうです。
おそらくは、その男がフーケで、その廃屋がフーケの隠れ家ではないかと」
 キュルケがその報告に応えた。
「黒ずくめのローブ?それはフーケですわ。間違いありません」
 オスマンは目を鋭くして、ロングビルに尋ねた。
「ふむ…そこは近いのかね?」
「はい。徒歩で半日。馬で四時間といったところでしょうか」
「すぐに王室に報告しましょう!王室衛士隊に頼んで、兵隊を差し向けてもらわなくては!」
 コルベールが叫んだ。しかし、オスマンはその提案に首を振った。そして目を見開き、年寄りとは思えぬ迫力で怒鳴りつけた。
「ばかもの!王室なんぞに知らせている間にフーケは逃げてしまうわ!その上……、身にかかる火の粉を己で払えぬようで、何が貴族じゃ!
魔法学院の宝が盗まれた!これは我らの責任じゃ!当然我らで解決する!」
 ロングビルはその言葉に微笑んだ。まるで、この答えを待っていたかのようである。
 オスマンは咳払いをすると、有志を募った。
「では、捜索隊を編成する。我と思うものは、杖を掲げよ」
 しかし、誰も杖を掲げる気配はない。各々が、困ったように顔を見合すばかりであった。
「おらんのか?おや?どうした!フーケを捕まえて、名を上げようと思う貴族はおらんのか!」
 その言葉の後も、沈黙は続く。そんな連中を見て、カズキは仕方ないよな、と思った。
 あの巨大ゴーレムを操るメイジが相手だ。生半可な覚悟では、逆にやられてしまうだろう。
そして、あのゴーレムを操るメイジ。あんなやり方では、いつか死人を出すかも知れない。いや、既に出ているかも…。
事実、自分とルイズは一歩遅ければ危ないところだった。今後も似たような方法を採るのであれば、ここで止めなくては。
 と言っても、目的はお宝の奪還だし、オレは貴族じゃない。けれど…そう前置きして、カズキは手を挙げようとしたその瞬間。
 ずっと俯いていたルイズが、すっと杖を顔の前に掲げた。
「ミス・ヴァリエール!」
 シュヴルーズが驚いた声をあげた。
「何をしているのです!あなたは生徒ではありませんか!ここは教師に任せて!」
「誰も…誰も掲げないじゃないですか」
 ルイズはきっと唇を強く結び、憤りの混じった声で言い放った。その瞳は、強い意思を宿していたが、
彼女を良く知るものが見れば、どこか危なげなものを垣間見たかも知れない。
 カズキとて、ルイズとそんなに付き合いが長いわけではない。が、そんなルイズを、驚き半分、心配半分で見ていた。
すると、ルイズと目が合った。しかしルイズはぷい、と顔を背けた。
 そのうちに、キュルケもしぶしぶながら杖を掲げた。コルベールが驚く。
「ミス・ツェルプストー!君も生徒じゃないか!」
 キュルケはつまらなさそうに言った。
「ふん。ヴァリエールには負けられませんわ」
 キュルケが杖を掲げるのを見て、タバサも掲げた。
「タバサ。あんたはいいのよ。関係ないんだから」
 キュルケがそう言ったら、タバサは短く答えた。
「心配」
 キュルケは感動した面持ちで、タバサを見つめた。
 ルイズはしかし、素直にその言葉を受けることはできなかった。その原因は、やはり昨晩の一件にある。
 ゴーレムが向かってくるさ中、カズキを縛っているロープを解こうとしたルイズ。
 しかし間に合わず、踏み殺されるというところで間一髪二人を救出したタバサ。
 カズキは、前者には苦言を、後者には謝辞を呈していた。その扱いの差に、ルイズは未だ憤慨していた。
 そして、そのタバサが、今度も心配だからという理由でフーケ捜索に同行するという。
 ルイズはやはりカチンときた。けれど、表情には出さない。見せない。
「ちょっと、ヴァリエール。あなた、なに面白くなさそうな顔してるのよ。せっかくタバサが一緒に行ってくれると言ってるのよ?」
「そんな顔してないわよ。言いがかりはやめてちょうだい、ツェルプストー。ありがとう、タバサ」
 あまり感情の篭ってない口調で、ルイズは言った。キュルケは眉をひそめたが、タバサは気にした様子はなかった。
 周りの教師たちは、こんなんで大丈夫なのか、と各々不安げな視線を三人に送ったが、オスマンは一人、そんな三人を見て頷いた。
「そうか。では、頼むとしようか」
「オールド・オスマン!わたしは反対です!生徒たちをそんな危険にさらすわけには!」
「では、君が行くかね?ミセス・シュヴルーズ」
「い、いえ……、わたしは体調が優れませんので……」
「彼女たちは、フーケを見ておる。その上、ミス・タバサは若くしてシュヴァリエの称号を持つ騎士だと聞いているが?」
 タバサは返事もせずに、ぼけっと突っ立っている。教師たちは驚いたようにタバサを見つめた。
「本当なの?タバサ」
 キュルケも驚いている。王室から与えられる爵位としては、最下級の『シュヴァリエ』の称号であるが、
タバサの年齢でそれを与えられるのが驚きである。
男爵や子爵の爵位なら、領地を買うことで手に入れることも可能ではあるが、シュヴァリエだけは違う。
純粋に業績に対して与えられる爵位……、実力の称号なのだ。
 宝物庫の中がざわめいた。オスマンは、それからキュルケを見つめた。
「ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家系の出で、彼女自身の炎の魔法も、かなりの実力と聞いているが?」
 その言葉に、キュルケは凛と済ました顔になり、得意げに赤い髪をかきあげた。
 タバサ、キュルケと続く一連の流れからルイズは、次は自分の番だろうかと考えた。果たしてどんな文句が飛び出すやら。
「そしてミス・ヴァリエールは、数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール公爵家の息女じゃ。
先日のヴェストリの広場での一件、知っておるものも多かろう。自らの弱さを認め、克服する誓いを皆の前で立てる。
なかなかできることではない。実に、将来有望なメイジとは思わんかね?」
 ルイズは思わず頬を染めて俯いた。嬉しいやら、恥ずかしいやら、情けないやら。まさか、学院長の耳に入っていたとは。
 カズキは、そんなルイズを見て、微笑んだ。ちゃんとルイズを見てくれてる人はいるんだな、とそう思った。
「そしてほれ。そこにおる彼女の使い魔」
 オスマンの目が、今度はカズキに向けられた。次第、周りの視線も集まった。カズキは何事かとおののいた。
「彼女が誓いを立てたヴェストリの一件。その直前にそこの彼と、あのグラモン元帥の息子である、
ギーシュ・ド・グラモンが決闘を行い、それに勝った、という噂も聞いているが…」
 そんな風に言われるカズキを、ルイズはちらりと見やった。照れくさそうに、頬なんか染めちゃって。
 目が合いそうになると、すぐに戻した。そして思う。
 この使い魔が、ギーシュと決闘をして、勝ったから……自分はあの誓いを立てたのだろう。立てることが、できたのだろう。
 この使い魔が居てくれれば、何かが変わると、そう思ったのだろう。
 そう思わせた、自分の使い魔。思いやりがあり、強くて優しい、ちょっと抜けてるところのある少年。
 快活だけれど、日が経つごとに気を病んでいった。自分もそれを、なんとかしたいと思った、そんな少年。
 それなのに……。
 ルイズの心に、再び暗い陰が差し込んだ。
 また、オスマンは思った。カズキが、彼が本当に、本当に伝説の『ガンダールヴ』なら……。
 土くれのフーケに、後れを取ることもあるまい。
 きっと、『破壊の聖石』も無事取り返してくれることだろう。
 あれは、断じて世に出してはならないものだ。
 コルベールが興奮した調子で、後を引き取った。
「そうですぞ!なにせ、彼はガンダー……」
 オスマンは慌ててコルベールの口を押さえた。
「むぐ!はぁ、いえ、なんでもありません!はい!」
 教師たちはすっかり黙ってしまった。オスマンは、威厳のある声で言った。
「この三人に勝てると思う者がいるのなら、前に一歩出たまえ」
 しばし待ったが、誰も出なかった。オスマンは、カズキを含む四人に向き合った。
「魔法学院は、諸君らの努力と貴族の義務に期待する」
 ルイズとキュルケとタバサは、真顔になって直立すると「杖にかけて!」と同時に唱和した。
それからスカートの裾をつまみ、恭しく礼をする。カズキも慌てて真似をした。スカートをはいていなかったので、上着の裾で我慢する。
「では、馬車を用意しよう。それで向かうのじゃ。魔法は目的地につくまで温存したまえ。ミス・ロングビル!」
「はい、オールド・オスマン」
「彼女たちを手伝ってやってくれ」
 ロングビルは頭を下げた。
「もとよりそのつもりですわ」

 四人はロングビルを案内役に、出発する手筈となった。
 その前に、馬車が用意されるまでの短い間、各々部屋に戻って準備を済ませることになる。
ルイズ、キュルケ、カズキの三人は連れ立って寮の廊下、部屋の前まで戻ってきた。
 そこには、昨晩キュルケが渡してくれた毛布が折り畳んで置かれていた。そしてすぐ近くには、デルフリンガーが壁に立てかけてある。
 昨夜のカズキはあの後、廊下で毛布に包まると、デルフにいくつか質問をしようと思ったが、
魔剣はすっかり拗ねてしまったらしく、知らねぇ、覚えてねぇと、まともに取り合ってくれなかった。
 夜も遅く、廊下は声が響くので、その場は仕方なく質問を断念したカズキである。
 朝にはルイズと連れ立って食堂へ向かったが、反省が足りないと朝食抜きにされた。キュルケに毛布を借りていたのが反感を買ったらしい。
 育ち盛りの少年に食事抜きはきつく、腹を鳴らしていたら通りかかったシエスタが厨房で賄いを分けてくれた。
 その後、宝物庫へ向かい、今に至るわけである。
「さ、ダーリン。これ使ってね。ダーリンがこれを使ってくれたら、危険なことなんてないんだから」
 部屋の前で、キュルケが街で買ってきた、立派な大剣を手渡してきた。
「う、うん……」
 カズキはそれを受け取った。使わないで済めば、何よりも良いのだが…。ちら、とルイズを見やる。
 ルイズは、壁に立てかけてあったデルフリンガーを、乱雑に部屋の中に放り込んだ。そんなルイズに、キュルケが言った。
「昨日も言ったわよね。勝負に勝ったのはあたし。もちろん、文句はないわよね。『ゼロ』のルイズ?」
 ルイズはその言葉に、しばし押し黙った後、荒れた口調で返した。
「ええ、ええ!いいですとも。こんな恩知らずな使い魔には、あんなボロ剣でももったいないわ!
色ボケツェルプストーの持ってきたナマクラでも、振り回してた方がお似合いよ!なによダーリンて!笑っちゃうわ!」
 二人は火花を散らしたが、すぐにぷい、と顔を背け合った。カズキは大剣を抱きかかえて、困った顔でそれを見ていた。

 やがて、出発する一行。馬車といっても、屋根ナシの荷車のような馬車であった。
襲われたときに、すぐに外に飛び出せるほうが良いということで、このような馬車にしたのである。
 ロングビルが御者を買って出た。一行はロングビルが操る馬車に揺られ、街道を行く。
 青い空に浮かんだ太陽が、暖かく地上を照らす。青い空が広がり、白い雲が群れをなしている。
草花の香りを乗せたそよ風が心地よく、今から盗賊に奪われたお宝を取り返しに行くだなんて、とてもじゃないけど思えないな、とカズキは思った。
 そのうちに、キュルケが黙々と手綱を握るロングビルに話しかけた。
「ミス・ロングビル。手綱引きなんて、付き人にやらせればいいじゃないですか」
 その言葉に、言外に進んで手綱を握らない自分を責めているのでは、とカズキはちょっぴり焦った。
 ロングビルは、にっこりと笑った。
「いいのです。わたくしは、貴族の名をなくした者ですから」
 カズキにも、気にしないでください、とにこやかに目配せしてくる。カズキは照れくさそうに頬を掻いた。
 眼鏡をかけた、年上の知的な美人さんである。しかも肩書きは秘書。そこまで考えたら、脳内で斗貴子に謝る前にブチ撒けられた。
 キュルケはきょとんとした。
「だって、貴女はオールド・オスマンの秘書なのでしょ?」
「ええ、でも、オスマン氏は貴族や平民だということに、あまり拘らないお方です」
「差し支えなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」
 ロングビルは優しい微笑みを浮かべた。それは言いたくないのだろうか、満面の笑みで誤魔化そうとしている。
「いいじゃないの。教えてくださいな」
 キュルケは興味津々といった顔で、御者台に座ったロングビルににじり寄る。
 言いたくないことを無理に言わせるのは良くないよな、とカズキが一言注意しようと思ったら、ルイズがキュルケの肩を掴んだ。キュルケが振り返ると、ルイズを睨みつけた。
「なによ、ヴァリエール」
「よしなさいよ。昔のことを、根掘り葉掘り聞くなんて」
 キュルケはふんと呟いて、荷台の柵に寄りかかって頭の後ろで腕を組んだ。
「暇だからお喋りしようと思っただけじゃないの」
「あんたのお国じゃどうか知りませんけど、聞かれたくないことを、無理やり聞き出そうとするのはトリステインじゃ恥ずべきことなのよ」
 キュルケはそれに答えず、足を組んだ。そして、イヤミな調子で言い放った。
「ったく……、あんたがカッコつけたおかげで、とんだとばっちりよ。なにが悲しくて、泥棒退治なんか……」
 ルイズはキュルケをじろりと睨んだ。
「とばっちり?あんたが自分で志願したんじゃないの」
「あんたが一人じゃ、カズキが危険じゃないの。ねえ、『ゼロ』のルイズ?」
「……どうしてよ」
「いざ、あの大きなゴーレムが現れたら、あんたはどうせ逃げ出して、この間みたいに後ろから見てるだけでしょ?
カズキに戦わせて、自分は高みの見物よね。あたしとの決闘のときも、まともに魔法が使えない『ゼロ』のままのあんただもの。
ったく、オールド・オスマンも耄碌してんだから。将来有望なメイジなんて、ここには二人しかいないってのよ」
 タバサの頭にぽん、と手を乗せるキュルケ。ルイズは拳を握って反論した。
「誰が逃げるもんですか。わたしの魔法で、なんとかしてみせるわ」
 そうよ。使い魔の力じゃない。わたし自身の魔法で…フーケから『破壊の聖石』を奪い返さなくちゃ。
 そうしなくては……いや、そうするのだ。ルイズは拳をさらに固く握り締めた。
「魔法?誰が?笑わせないでよね」
 二人は再び火花を散らし始めた。タバサは相変わらず本を読んでおり、相変わらず我関せず、といったところか。
「ま、ま。二人とも、ここでケンカはしないでおこうよ。それにオレなら、大丈夫だからさ」
 カズキが間に入ってとりなした。ルイズはカズキを睨み付けたが、すぐにキュルケに向き直った。
「ま、いいけどね。どうせならルイズの失敗魔法の一つも、フーケに当たればめっけものだけど……
そこまで都合の良い話もないし。せいぜい、怪我はしないことね」
 キュルケはそういうと、手をひらひらと振ってみせた。ルイズはぐっと唇を噛んでいた。
「お話が済んだところで、一つよろしいでしょうか」
 手綱を引くロングビルが声をかけてきた。なんだろう、と顔を向ける一同。ロングビルはにこやかに言った。
「決闘、と言うのは…?」
 その問いに、ルイズとキュルケが、あ、と口を開いた。
 そして二人は、道中になんとかそれを誤魔化すのだった。

 なんて事をしてるうちに、馬車は深い森に入っていった。
鬱蒼とした森が、五人の恐怖をあおる。昼間だと言うのに薄暗く、気味が悪い。
「ここから先は、徒歩で行きましょう」
 ロングビルがそう言って、全員が馬車から降りた。森を通る道から、小道が続いている。馬車は通れそうにない。
 歩を進めるごとに日が差さなくなる森を見て、カズキが冗談交じりに呟いた。
「な、なんかオバケとか出そうだよね」
「やだ、怖いわ……」
 するとキュルケが、カズキの腕に手を回してきた。
「だ、大丈夫。オバケなんて、いるわけないし。そんな、くっつかなくても」
「えー。でもほら、あの茂みから出そうじゃない?こわいわー」
 キュルケはそこいらを指差しながら、凄くうそ臭い調子で言った。彼女なりに、場の緊張を緩めようとしてくれているのかもしれない。たぶん気のせいだろうけれど。
 カズキはルイズが気になって、斜め後ろを振り返った。ルイズは、ふんっと顔を背けた。

 一行は開けた場所に出た。森の中の空き地と言った風情である。およそ、魔法学院の中庭ぐらいの広さだ。
真ん中に、確かに廃屋があった。元は木こり小屋だったのだろうか。朽ち果てた炭焼き用らしき窯と、壁板が外れた物置が隣に並んでいる。
 五人は小屋の中から見えないように、森の茂みに身を隠したまま廃屋を見つめた。
「わたくしの聞いた情報だと、あの中にいるという話です。」
 ロングビルが廃屋を指差して言った。しかし、人が住んでいる気配はまったくない。
 フーケはあの中にいるのだろうか?
 カズキたちは、相談を始めた。とにかく、あの中にいるのなら奇襲が一番である。寝ていてくれたらなおさらである。
 タバサはちょこんと地面に正座すると、枝を使って地面に絵を描き、作戦を説明し始めた。
 まず、偵察兼囮が小屋のそばに赴き、中の様子を確認する。
 そして中にフーケがいれば、これを挑発し、外に出す。
 小屋の中に、ゴーレムを作り出すほどの土はない。外に出ない限り、得意の土ゴーレムは使えないのであった。
 そして、フーケが外に出たところを、魔法で一気に攻撃する。土ゴーレムを作り出す暇を与えずに、集中砲火でフーケを沈めるのだ。
「それさ」
 そこまで説明した段になり、カズキがタバサに尋ねた。
「魔法で一気にいくのは良いけど、フーケ、殺したりしないかな」
 昨夜を思い出す。キュルケの作り出した火の玉は、できれば直撃は避けたい大きさをしていた気がする。
 オスマン学院長という爺さんの話では、タバサも同等の使い手とか。
 そしてルイズの魔法。一度間近でその身に受けたこともあり、威力の程は良く知っている。
 そんな魔法三連コンボは、まともに食らえば普通の人間は、ひとたまりもないのではなかろうか。
「盗賊を気遣うのですか?」
 ロングビルが目を丸くして聞いてきた。タバサも、同じ事を言いたい様子だ。
「うん……そりゃ相手も一応、人間なんだしさ」
 そんなカズキに、ルイズは歯噛みした。この使い魔は、ついには盗賊に死んで欲しくないと言い始めたのだ。昨夜、自分たちを殺そうとした相手を……。
 本当に、この使い魔はどこまで……。
「優しいのね、ダーリン」
 キュルケが目を細めて言った。
「あたしだって、自分の魔法で殺しなんてほんとはいやよ。でも、相手は人間でも、強力なメイジだもの。
こっちも、それなりの覚悟でぶつからないと、返り討ちにされちゃうわ」
「でも…」
「フーケが詠唱を終わらせる前に、一撃で気絶させれば良い」
 タバサがカズキの言葉を遮った。もし、可能であれば、と言外に告げている。
 そんなタバサに、カズキは一つ頷いて見せた。そんなやり取りを見て、ルイズは唇を強く噛んだ。
「では、偵察兼、囮は?」
 ロングビルが、会議を先へ促す。タバサが短く言った。
「すばしっこいの」
 全員が一斉にカズキを見つめた。カズキは胸を張った。
「了解!何を隠そう、オレは偵察の達人!」
 やおらポーズをとると、そう宣言した。こんなんで大丈夫なのか、という空気が流れるが、カズキは気にしなかった。
 念のため、キュルケからもらった名剣を鞘から抜く。すると、左手のルーンが、光を増す。そして、身体が羽でも生えたみたいに軽くなる。
 いったいどういう理由なのか知らないけれど、今は剣を握ると力が湧きあがる。
そしてそれは、少なくともヴィクター化とは関係ないみたいだ。なら、今はその力を使わせてもらおう。
 そのままカズキは、一足跳びに小屋のそばまで近づいた。窓に近づき、おそるおそる中を覗いてみた。
 小屋の中は、一部屋しかないようだった。部屋の真ん中に埃の積もったテーブルと、転がった椅子が見えた。
崩れた暖炉も見える。テーブルの上には、酒瓶が転がっていた。
 そして、部屋の隅には、薪が積み上げられている。やはり、炭焼き小屋だったらしい。
 薪の隣にはチェストがあった。木でできた、大きい箱である。そこまで見て、中に人の気配はない。
箱も人が入るには小さすぎるし、隠れられるような場所も見えなかった。
 やはり、ここにはもういないのだろうか?
 しかし、相手は盗賊。『土くれ』のフーケである。いないと見せかけて、上手く隠れているのかもしれない。
 カズキはしばらく考えた後、皆を呼ぶことにした。頭の上で、腕を交差させる。誰もいない、のサインである。
 隠れていた四人が、おそるおそる近寄ってきた。
「誰もいないみたいだ」
 窓を指差す。次いでタバサが、ドアに向けて杖を振った。
「罠もないみたい」
 そう呟くと、ドアを開けてすたすたと中に入っていく。キュルケがそれに続いた。
 ロングビルは、辺りを偵察してきますと言って、森の中に消えてしまったので、その場には、ルイズとカズキが残った。
 どこからともなく、気まずい雰囲気が流れ始める。二人は視線を交わすことなく、別々の方向に目を向けた。
「ちょっと、どっちか手伝ってよ。フーケの足取りを掴める手がかりがあるかも知れないでしょ」
 そのうち、キュルケがドアまで戻ってきて、応援を頼んできた。
「オレはここで良いよ。見張りしてる」
「わたしも見張りで良いわ」
 どちらもその場から動くつもりはないようだ。そんな二人に、キュルケは呆れた顔を向けた。
「見張りなんて一人居りゃ十分じゃない。良いからどっちか…」
「見つけた」
 小屋の中から、タバサの声。キュルケはそちらへ向かうと、それをあらためたのか、気の抜けた声をあげた。
「あっけないわね!」
 どうやら、小屋の中でフーケに奪われたものを見つけたようだった。
目的が早々に達成できたためか、外の二人の緊張も、少しばかり解れたようだ。
 魔法学院のお宝とは、どんなのなんだろう。カズキはなんとなく気になった。
 そんなカズキとは対照的に、ルイズは一つ気になることがあった。
「それじゃ、フーケはどこに行ったの?」
 カズキはハッとした。そうだ、盗賊フーケの盗んだお宝がここにあって、なんで盗んだ本人が居ないんだ?
 その疑問の答えは、実にわかりにくい形で二人の前に現れた。
 小屋の前に立つ二人に、大きな影が差し込んだ。
 二人して、ゆっくりと影の根元、そしてその影を作る物体へと、目をやった。
 南に差し掛かった太陽を背に、巨大な土ゴーレムが、そこに居た。


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