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  • あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ
  • 使い魔は四代目-09

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

使い魔は四代目-09

最終更新:2011年07月02日 22:49

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教室中に響き渡る爆音を伴って机ごと石ころは消し飛んだ。その爆風をまともに受けて、シュヴルーズとルイズは黒板に叩きつけられる。
驚いた使い魔達が騒ぎ出し、教室は最早収拾のつかない騒ぎに飲まれた。使い魔の中にはガラスを破り外へと逃げ出したものさえいた。

「ううむ、これはひどい」

余りの混乱振りに呟いたリュオに、

「…だから止めて下さいと頼みましたのに…恨みますわよ」

机の下から這い出してきたキュルケが愚痴った。

「はっはっは、すまんのぉ。確かにこれではたまらんわな。…しかし、ルイズが魔法を使おうとすると、必ずこうなるのじゃな?他にこんな失敗をする者は?」
「おりませんわ。ルイズだけです」
「そうか。そうじゃろうなぁ。わしもそんな例は知らぬしなぁ。うぅん。しかし妙な話じゃが…大丈夫かな?」

などと話している内に、ルイズが立ち上がった。あれだけの爆発が起きたにもかかわらず、煤塗れになってはいるものの、傷一つない。
ただし、服はそうも行かなかったようであちこち裂けたり破れたりしていた。
ルイズはそれを気にした様でもなく、取り出したハンカチで煤を拭きながら
、
「ちょっと失敗みたいね」

と、言ってのけたのであった。
…大した心臓じゃなぁ、とある意味リュオが感心したが、他の生徒達にしてみればたまったものではない。当然、非難が巻き起こる。

「ちょっとどころじゃないだろ!ルイズ!」
「ラッキーが、俺のラッキーが、喰われた!」
「もうちょっとだけ続くんじゃ、のちょっとですね、わかります」

ほぼ全員から集中砲火を受けるルイズを見て、

「…これもいつもの事なのかな?」
「ええ、爆発の後の毎度の事ですわね」
「まぁ、あんな態度では散々言われるのも仕方ないわなぁ。そこら辺の事が解らぬ馬鹿ではないはずなんじゃが。…しかしまぁ、このままというわけにもいかんか…」

そう言うと、リュオは立ち上がり、教壇があった場所へと赴きルイズと並び立った。自然と教室中の視線が集中する。その視線を意識しつつ、リュオは口を開いた。

「その辺にしておくんじゃな。お主等が怒るのも無理はないが、まずは未だに倒れてるこの…えーと、シュヴルーズじゃったか?心配してやらんかい。
…あー、こりゃいかんな。これといった怪我はないようじゃが気絶しとる。
医務室へ運んで一応見てもらうようにした方が良いじゃろうな。生憎とわしじゃどこかわからんので誰かに頼むしかないが…あー、済まんがキュルケや、頼んでも良いかな?」

その要請に、キュルケが礼をしたのを確認すると、リュオは小さく頷くと、ルイズに向き直り、言葉を続けた。

「さて、ルイズ。教師や学友に迷惑を掛けているんじゃ。謝罪もせんと何を取り繕っておるか。
本来はおぬしが真っ先に動かなきゃならん所じゃろうに」

リュオのその言葉に、ルイズは

「…た、確かにそうだけど……あ、あの、そ、その…」

と言ったきり、しばらく黙り込んでいたが、やがて真っ赤な顔でおずおずと

「み、みんな…ご、御免なさい…」

とだけ言って頭を下げた。その姿に、教室がざわめく。

「おいおい、あのルイズが素直に謝ったぜ!」
「し、信じられねぇ、明日は雨だ、いや雪だ」

なお、全くの余談であるが、マリコルヌがルイズの真っ赤になってモジモジするその姿を見て

…いい…いや、いいなんてもんじゃない、ルイズ可愛いよ可愛いよルイズ僕は何て愚かだったんだ何で今まで君のその輝きに気付かなかったんだ
ああ審美眼たったの5ゴミだモジモジしているルイズマジ最高!ああ罵ったり罵られたりしてぇ!

と、余計な何かに開眼していた。

変態はともかくとして、教室の反応を見たリュオは、溜息を一つつくと、

「やれやれ…ルイズよ。キュルケから聞いたぞい。今までずっとさっきの様な対応をしておったようじゃないか。過ちは素直に認めて次に活かす様にしないと碌なもんにはなれんぞ?」

と、声を掛けた、そこへ更に、シュヴルーズを医務室へと運ぶべくレビテーションを掛けていたキュルケが口を挟む。

「全くよね~ ま、素直に謝るルイズなんて珍しいものを見られたから、貸しは無しにしといてあげるわ。感謝してよね」
「ちょっと、キュルケ!」
「止めんかルイズ。それよりキュルケと一緒に医務室へ行って来るんじゃ。シュヴルーズが目を覚ましたらこの事での処遇を仰ぐように。
それまでルイズは戻ってくるでないぞ。ああそれと、処遇を仰ぐより真っ先にやることがあるが、勿論何をするかは分かっておるな?」
「う…ミス・シュヴルーズに、謝罪、します…」
「よろしい。ではさっさと行かんかい」

キュルケとルイズ、それに気絶したままレビテーションで運ばれていったシュヴルーズが出て行った後、リュオはまだ騒がしい教室を静めるかのように言った。

「あー、色々至らぬご主人じゃが、わしも余り馬鹿な事はさせない様にするから、今日のところはこれぐらいで勘弁してやってくれい。
それに…ルイズを侮辱するということはルイズを認めたわしへの侮辱でもあると言う事を忘れんようにな。
さて、そういえば喰われた使い魔がいたはずじゃな?まだ間に合うかもしれん。急いで吐き出させるんじゃ。
…出たか?傷の具合はどうじゃ?ふむ。かなり酷いか。ならこっちへ持ってくるんじゃ
…と、他に手痛い傷を負った使い魔はおるかな?いたらこっちに持ってくるんじゃ。あー、掠り傷ぐらいならお断りじゃからな。持って来るでないぞ」

その言葉に弾かれた様に顔面蒼白の少年が、ボロボロになったカラスを抱えて真っ先に駆け込んできた。
ついで爆発でパニックになり、ガラスに突っ込んだ血まみれの猫、フレイムの吐いた炎に巻き込まれたフクロウも持ち込まれた。
リュオは、その三匹を被害を受けなかった机の上に並べた。真っ先に駆け込んできた少年が心配そうに尋ねる。

「た、助けてくれるのか、ラッキーを?」
「ま、傷次第じゃがな.。おお、派手に齧られたのぉ…どれ、ちとこの傷程度には勿体無いが…ベホマラーっと」

瞬時にラッキーを始めとして、並べられた三匹全ての傷が一瞬で癒える。その様子を見ていた者は一様に、―水魔法の使い手は特に―驚愕した。
傷自体を癒すことは水系統の使い手なら出来ただろう。だが、傷の直りの早さ、それに、その呪文の発動の早さが、そして、三匹同時にやったと言う事が異常なのだ。
いや、そもそも呪文の詠唱すらしていない。一言呟いただけではないか?
その事に教室内が再びざわめく。

「本当に直ってるのか?見せ掛けだけじゃないのか?」
「馬鹿、だったら主人がわからないわけないだろ」
「ってか凄腕ってレベルじゃねーぞ」

などと、ベホマラーは生徒達に強烈な印象を残したのだった。タバサにしても例外ではなかった。
始めて見る規格外といっていいほどの強力な癒しの魔法。彼女にとって、それは今、一番に必要とするものだからだ。
しかし、今のは怪我を治した呪文。果たして通用するかどうか…

と、考えているところに、クラス一の気障男、ギーシュとその(一応)恋人、モンモランシーとの会話が耳に入ってきた。

「…モンモランシー、今のあれは、水魔法かい?」
「違うわね。水の力は感じなかったわ…信じられない、あの様子じゃ、結構な深手だったようなのにそれを、瞬時に…、秘薬も使わず、それも複数?」
「…今の話、本当?」
「え?急に何だい?ミス・タバサ」
「水の力は、感じないと言った」
「ああ。その事ね。あれは…そうね、少なくとも水魔法ではないわ。でも、水系統でない治癒の魔法って…秘薬を使ったわけでもないし…」

思案するモンモランシーを見て、同様にタバサも思案していた。

やはり今のは水魔法ではないらしい。そうでないかとは思っていたが、水系統の使い手であるモンモランシーが言うのだから間違いは無いだろう。
水魔法でない癒しの魔法。それならば、あるいは、母は…?
なんにせよ、今のままでは何とも言えない。確認が必要だ。そう結論付けて、タバサは歩き出した。

「…うむ、効いたな。これで怪我は完治したはずじゃ。とはいえ、今のでかなりショックを受けているようじゃから今日一日はそっとしておくんじゃな」
「あ、ありがとう。助かったよ」
「うむ。しかし、野生やただのペットならともかく、使い魔にしたんじゃからああいう事が起きても動じさせる事の無い様に精進せんといかんぞ」
「あっさりと難しい事を言うなぁ…まぁ、努力するよ」

傷を治した使い魔を主人に引き渡しつつ、

明らかにおかしい。人が爆風で吹き飛ばされるほどの規模の爆発が起きたことを考えれば、術者であるルイズはともかく、間近にいたシュヴルーズに何ら外傷がないのは変だ。
…人体には作用しない対物専用の爆発を起こす呪文…とか?そんな都合の良い呪文、わしだって知らんぞ…

等とリュオは考えていたが、袖を引かれ我に返る。脇にはタバサがいた。

「ん?タバサか?何かな?」
「今の魔法」
「ベホマラーがどうかしたか?」
「凄かった。あんな魔法は見たことがない。水魔法ではないらしいけど、リュオ様は…癒しの魔法が専門?」
「いやいや、そんなことはないぞ。一応使える、という程度じゃ。苦手というわけではないが、得意でもない。
ま、魔力の量がそこらの人間とは違うから多少得意、ぐらいの連中には劣らぬとは思うがな。それがどうかしたかな?」
「…そう…」

リュオの返答に、タバサは明らかに肩を落としていた。その様子を見て、どうやらワケありだ、とリュオは判断した。
話の流れから推し量れば癒しの魔法を必要とする事情がある、というところだろう。
こちらの世界にも癒しの魔法はあるだろうから、それが効かない…余程の重症か、或いは特殊な傷や病か。
そして、シルフィードの話と考え合わせれば、率直に助けを求められない事情がある。恐らくは、ここで偽名を使っている事と無関係ではないのだろう。
あの時は詳しい話を聞く前にタバサが割って入ってきたから、込み入った事情は良く分からないが。

「ふむ…そういう事を聞くという事は何かで癒しの力が必要なのかな?先程言った通り、苦手ではないが得意でもない。
だから、役に立つとも立てないとも言えんな。詳しい事もわからんしな」
「そう…」

タバサは、少し逡巡したが、この場はそれ以上は何も言わない事にした。
リュオの言葉通りなら、残念ながら無駄足に終わる可能性もありそうだし、大体、竜族の王に動いてもらうとなれば、無償というわけにも行くまい。
相応の礼が必要だろう。生憎、今の自分ではそれを用意する方法も、そもそも何を用意したら良いかも分からない。やはり、今しばらくは自分だけで何とかしないといけないだろう。
とはいえ、結局はリュオに頼る事になるかもしれない、そんな漠然とした予感をタバサは抱いたのであった。

さて、それから少したった頃である。ロングビルは宝物庫の前で思案していた。彼女が考えていたのはただ一つ。いかにしてこの宝物庫に侵入するか、という事であった。
扉を護る巨大な錠前にアンロックを掛けてみたが、これは予想通りに通用しなかった。ならば、と鉄の扉に向かって錬金をしてみたが、これも無駄であった。
どうやらスクウェアクラスのメイジが固定化を掛けた様である。そうなると、魔法でこの扉をどうにかすることは諦めるよりないだろう。
では他にどんな手があるか…、等と扉を見つめつつ色々検討していると、こちらに近付いてくる足音が聞こえた。
ロングビルは表情一つ変えずにさりげなく、しかし素早くポケットに杖を折りたたみしまい込んだ。
その動作には、焦りといったものは微塵も見受けられなかった。やがて、足音の主…コルベールが現れた。

「…おや、これはミス・ロングビル。こんなところでどうかしましたか?」

間の抜けた声で尋ねたコルベールにロングビルはにこやかに宝物庫の目録を依頼されているのだ、と答えた。

「はぁ、それは大変だ。見て回るだけでも一日がかりでしょう。様々なお宝とガラクタが碌に整理もされず並べてあるだけですからなぁ。
しかし、オールド・オスマンは鍵を渡さなかったのですかな?」
「…はぁ、それがご就寝中でして…まぁ、急ぎの仕事ではないし、偶々ここを通りかかったのでその事を思い出していただけですから」
「そうですか…確かにあのジジイ…いや、オスマンは一度寝ると起きませんからなぁ。
いやしかし、学院長は普段が普段ですからつい邪推を…いやいや、つまらぬ事を言ってしまいました。
それより、どうせ目録作りは出来ないのでしょう?でしたら、どうです。一緒に昼食など?」

余談ではあるが、コルベールの言う「邪推」とは、鍵が無い事で、宝物庫入り口で途方に暮れているロングビルをモートソグニルに(主に下から)観察させたいだけなのでは?という疑問であった。
仮にも学院長に対する尊敬も信頼もない思考であるが、普段のオスマンの言動から付き合わせれば有り得ない可能性ではないだけに、これは完全にオスマンの自業自得であった。
それはともかく、ロングビルは、少し考えるとこの誘いに乗る事にした。

「ええ、ご一緒させてもらいますわ」
「いや、そうですか。では早速食堂に向かうとしましょう。今日のメニューは平目の香草包みですが…おや?」

あっさり同意を得られて、うきうきと食堂に向かおうとしたコルベールは、反対側から歩いてきたリュオを見て立ち止まった。

「リュオ様、こんなところでどうしました。それに、ミス・ヴァリエールはご一緒ではないのですか?」
「ほう、コルベールに…ロングビルじゃったな。ルイズはほれ、先の授業で爆発を起こして派手に教室を…な」
「ああ、なるほど…またですか…」

とコルベールは困った顔で頷いて、頭を掻いた。

「大体分かったようじゃな…それで通じるのが何ともいえんところじゃが。まぁ、それはともかく今、シュヴルーズに罰として教室の片付けを命じられておる。
で、わしは昼も近いし、食堂に向かうついでに散歩中じゃ」
「…よろしいのですか?手伝わなくて?」
「素直に頼めば手伝ってやらんこともなかったがな。どうするの?などと小賢しい聞き方をしてきたから一人でやれ、と断ってやった」
「ははは、これは中々手厳しいですな」

「しかしお主等こんな所で何をしておったのかな。もしや密会の邪魔をしてしまったかな?」

その言葉に、コルベールは瞬時に真っ赤になり、ロングビルはにこやかに微笑んでいるだけだった。

「かかか、からかわないで下さいリュオ様。私はただ、ミス・ロングビルが困っていた所に遭遇しただけでして」
「ええ、まぁ、ミスタ・コルベールには説明しましたけれど、宝物庫の目録を作るよう頼まれてはいるのですが、鍵が掛かっていて…
オールド・オスマンに借りようにも今は寝てまして。まぁ、急ぎの仕事でなし、別に今でなくても構わないのですけどね」
「そういう事ですぞ。どうせ仕事にならないなら、と昼食に誘った次第でして」
「何じゃ、ここは宝物庫か?…解錠の呪文では駄目なのか?」
「ええ、ご覧の通り、場所柄厳重に施錠されてますもの。並大抵のメイジでは開ける事は出来ませんわ」

そう言いながら、同意を求めるようにロングビルはコルベールを見た。若干照れながら、コルベールが続ける。

「全くその通りですな。勿論私も無理でして…多分、この学院内でこの鍵を魔法で空けられるのはオスマンぐらいではないでしょうか」

その言葉を聞いて、リュオは思いついた事があった。どうやらかなり強力な鍵らしいが、だからこそ、あれを試すのには丁度良い。

「…ふむ。ちょっと試してみるには良いかな?…この鍵じゃな…
金の鍵、銀の鍵、銅の鍵。七つの鍵の力を借りて申す。我が前の空間と、背後の空間を隔てる一枚の扉よ、その秘密の封印を解いて二つの空間を一つにしたまえ。アバカム」

リュオの唱えたアバカムの効力により巨大な錠前はあっさりと解錠され、床に落ちた。それを見て、コルベールとロングビルの顔が驚愕に彩られる。

「…うむ、アバカムも問題なく作用するか…どうやら呪文は基本的にそのまま使えると思って問題無さそうじゃな。
ああ、そんな顔をするでない。元々重罪人の監獄だろうが王宮の宝物庫だろうがお構いなしで解錠してしまうちと困った呪文じゃ。
この鍵に問題があるわけではないぞ…っと、これで良し」

そういいながらリュオは再び落ちていた錠前を施錠した。それを見て、ロングビルが

「あ、あの、リュオ様、折角開けたのですから、目録作りを片付けたかったのですが…」

と、控えめに抗議したが、

「仕事熱心なのは良いが、急ぎの仕事でないと言ったばかりではないか。どうせすぐに終わるような仕事でなし、後からでも充分じゃろ?」

と、リュオは全く取り合わなかった。

「そうですぞ、ミス・ロングビル。いやしかし、流石はリュオ殿ですな。こうもあっさりと解錠するとは」
「いやいや、この場合はわしの腕というよりも呪文が強力なだけじゃて。さて、時間も頃合じゃし、食堂に向かおうじゃないか?」

こうなってはロングビルも折れるしかなかった。折角扉が開かれたのに!…と、内心歯軋りしながら二人の後に続くロングビルであった。

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