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  • ウルトラ5番目の使い魔、第三部-42b

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ウルトラ5番目の使い魔、第三部-42b

最終更新:2016年06月26日 00:23

匿名ユーザー

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  • ウルトラ5番目の使い魔


 砂塵の織り成す紀元一年のハルケギニアの地に旅立った才人は、自分の撒いた種が未来でどのように花開いたかを知る由もない。しかし、時空を超えて、ブリミルの遺産はまさに大きく花開いていた。
 衝撃を受ける人々に対して、アンリエッタとウェールズはそれぞれ民に向かって誠心誠意の訴えを続けている。
「皆さん、わたしは始祖のお言葉を聞き、改めて始祖への信仰を深くしました。そして、始祖の血統を受け継ぐわたくしは、父たる始祖の思いを受け継ごうと誓いました。この世界に、本当の平和をもたらすことを!」

 アンリエッタの宣言に、トリステイン中から歓呼の声があがる。

「ですが皆さん、平和とはなんでしょう? 誰とも争わないことを平和というのでしょうか? 思い出してください。始祖は、平和のためにその生涯を戦いに尽くしました。始祖は、平和とは戦って勝ち取るものだと教えてくれたのです。悲しいことですが、始祖すら争いの定めから抜け出すことはできませんでした。平和のために争う。矛盾しているようですが、これがこの世の現実なのです。ならば、戦うべき敵とは誰でしょう? ロマリアはこの敵をエルフと叫んでいます。しかし、皆さんもお聞きになったでしょう。始祖は長い耳や翼を持つ民と共に生きていたということを……そうです。六千年前に、エルフと始祖たち人間は共存していたのです」

 一転して、今度はまさか……そんな馬鹿なというどよめきが流れる。しかしアンリエッタは、彼らの迷いに鉄槌を振り下ろすかのように続けた。

「皆さん、考えてください。この六千年の歴史で、人間はエルフとの戦争に一度も勝ったことはありませんでした。にもかかわらず、エルフの側からハルケギニアに攻めてきたことは一度もありません。エルフたちは、我々が奪った土地を奪い返す以外の目的では、一度の例外もなく人間に攻撃を仕掛けてきたことはないのです。六千年間そうでした。そのエルフたちが、今になって人間を滅ぼそうと考えるなどとはおかしくないでしょうか?」

 確かに、と。人々の心にロマリアへの疑念が生まれ始めた。そこを逃さず、アンリエッタは叫ぶ。

「今後、ロマリアの言うとおりに聖戦が始まったとしたらどうでしょう? 我々もエルフも、甚大な被害を受けるに違いありません。そうして双方の力が弱まったところへ、ヤプールなどの外敵が攻撃を仕掛けてきたらどうなるでしょうか? 仮にエルフに勝てたとしても、ハルケギニアと人類は全滅です」

 反論のしようがない正論に、人々の心が冷水がつかる。

「そもそも、ロマリアが始祖の教えを正確に現代に伝えているという保障があるのでしょうか? 戦争とは、大きな被害を生む一方で、一部の人間には大きな利益を生み出します。もしも、ロマリアの長い歴史の中で誰かが野心を起こし、エルフを攻めることが始祖の教えだと捏造したとしたらどうでしょう? そして現代、ロマリアは明らかに外敵に対して有利な戦争を生み出そうとしています。さらに、ガリアの無能王の突然すぎる変心なども、わたしはおかしいと思っていました」

 次々に示されるロマリアの不自然な行動に、人々のロマリアへの疑念が深くなっていく。
 だが、そこまでを語ったところで声色を緩めた。

「ですが、わたしが皆さんにお伝えできることはここまでです。ここから先は命令ではありません。なぜなら、わたしも教皇と同じように、奇跡を見せて皆さんの目を引いたことに変わりはないのですから。あとはトリステインの皆さん、それぞれが決めてください。わたしとともにトリステインを守るのもよし、教皇聖下のお言葉を信じて聖戦に参加するもよし、どちらも信じずに静観を決め込むもよし、どんな選択をされようと、わたしは皆さんの選択を尊重します」

 アンリエッタの言葉に、人々はざわめき、隣にいる人と顔を見合わせる。しかし即断できる者はほとんどいない。無理もない、王家から命令という形ではなく、従うか否かの判断を民に委ねるなど前代未聞だ。
 そこへ、アンリエッタの教え諭すような声が流れた。

「わたしは本当ならば、トリステインとアルビオンが一丸となってロマリアの陰謀に立ち向かいたいと思っていました。ですが、今回は誰に従うかの判断は国民の皆さんの考えにゆだねます。なぜなら、世界の命運がかかったこの時代に、無関係ですませられる人間は世界に一人もいないからです。始祖はおっしゃいました、平和は誰かに与えてもらうものではなく、それぞれの人々が苦しみながら勝ち取るべきものだと。今後、わたしとウェールズ様はロマリアより異端の認定を受けることとなるに違いありません。そうすれば、わたしと歩を共にする者もまた同罪とされてしまうでしょう。ですから、皆さんに選択の機会を与えます。なにを信じて、なにを守るのか……誰でもない、皆さんの心に従って決めてください。わたしは逃げも隠れもせず、このトリスタニアですべてを受け入れることを宣言します!」

 この日、間違いなくトリステインの歴史でもっとも重大となる一声がアンリエッタの口から放たれたのである。
 それから、トリステインとアルビオンは混乱の極に陥ったことは語るまでもない。人々の意見は千々に乱れ、暴動や国外脱出を図る人間たちが相次いだ。
 アンリエッタやウェールズは、言葉どおりにそれを見守っていただけである。官憲の動きはあくまで治安維持にのみ向けられ、嵐が収束するのをじっと待った。


 そして、アンリエッタたちが示した真の敵も、この動きを座視するわけもなく動き出していた。
「これは驚きましたね。まさかあのお嬢さんがこんな大胆な行動をとってくるとは……少々、あの子供たちを甘く見ていたかもしれません」
 ヴィットーリオは、トリステインが素直に従うはずもないとは思っていたが、まさかこんな方法で全面対決に討って出てくるとは想定していなかったと、アンリエッタへの評価を改めていた。
 これは、もうオストラント号などという些事に関わっている場合ではなく、計画の軌道修正をせねばならないだろう。苦笑するヴィットーリオにジュリオが尋ねかけた。
「それでどうします? このままトリステインとアルビオン抜きで聖戦を始めますか?」
「それは難しいでしょう。ガリアとゲルマニアだけで、トリステインとアルビオンを合わせた数倍の戦力はできますが、聖戦を始めたらトリステインは背後からガリアとゲルマニアを攻撃することができます。かといってトリステインの襲撃に備えて国内に戦力を残せば、エルフたちに国境で押し返されて聖戦はそこで頓挫してしまいます」
 目的はあくまで人間とエルフの共倒れ、中途半端な結果は望んではいないのだ。ならばと、ジュリオが意見した。
「ではまず見せしめのために、トリステインを血祭りにあげてみますか?」
「それも容易ではありませんね。わたしはすでにアンリエッタ女王を異端だと認定する触れをハルケギニア中に出しましたが、彼女に忠誠を尽くす者も少なくはありません。トリステイン軍の弱体化はあまり期待できませんし、かの国の背後のアルビオンは元々ハルケギニアの出来事は他人事だという感覚が強い上に、前年の内乱の影響で目的がなんであれ戦争そのものへの嫌悪感が強くあります。アルビオンはトリステインを強力に支援するでしょう。この二国が合致したときの頑強さは、あなたも理解していることとと思います」
「もちろん、僕は地図くらい読めますからね。アルビオンとトリステインが友愛でつながれるとき、この二国をひざまずかせるには百万の軍勢を必要とする。ハルケギニアの将軍の間では常識です」
 ジュリオは、やれやれと面倒そうな振りをして言った。
 普通に考えれば、ガリアやゲルマニアの数分の一ほどの国土しかないトリステインの戦力はたかが知れていると誰もが思うだろう。実際、トリステインの兵力はたいしたものではなく、トリステインは長年を弱国の地位に甘んじてきた。
 が、しかしトリステインが弱国なのに、数千年もの間を他国に飲み込まれずに生き残ってこれたのには、始祖の血統の王家だからというだけではない理由がある。それがトリステインの持つ特殊な地政学的要件であった。
 ハルケギニアの地図では、トリステインは東をゲルマニア、南にガリアと国境を接し、背後に海を持っている。これは一見、背水の陣であり、攻められれば逃げ場がなくあっという間の印象を受けるが、ここで視点を変えてみよう。国土が少ないということは、逆に言えば守らなければならない拠点が少なく、兵力を集中できるということになる。極論すれば、トリステインは首都トリスタニアだけを死守すればよく、他の雑多な町や村を占領されたところで住民を食わせなければならないのは占領軍のほうだ。
 もちろん首都だけを死守したところで、そのままでは時間の問題である。だがここで出てくるのがトリステインの背後の海に浮かぶ同盟国アルビオンの存在だ。アルビオンは強力な空軍力でトリステイン軍に補給を届け、侵略してきた軍隊の補給線に打撃を与える。侵略軍がこれを阻止したいと思うのであれば、空軍力に対抗できるのは空軍力ということになるが、アルビオン空軍がアルビオン大陸という空に浮かぶ巨大な要塞とも言うべき浮遊大陸を基地とできるのに対して、ガリアやゲルマニアから空軍の艦隊を送るには何倍もの距離が必要となってしまう。
 長距離を遠征してヘトヘトになっている艦隊が、トリステイン上空で待ち構えているだけの元気いっぱいの艦隊と衝突すればどうなるか? 子供でもわかることだ。
 戦略は簡単で、トリステインが防御戦をして時間を稼いでいるうちに、アルビオンが空軍力を駆使して補給と敵の後方撹乱をおこなう。これを続けるだけで、たとえ敵が数十万の大軍であろうとも短時間のうちに撤退しかなくなってしまうのだ。
 ならば先にアルビオンの空軍力を黙らせればとしても、ガリアやゲルマニアから直接アルビオンを狙うのは遠すぎる。アルビオン軍が補給の心配がないのに対して、遠征してきた艦隊は常に風石の残量を気にしなければならず、戦闘の時間がほとんどとれない。
 つまり、アルビオンを制圧するためには、トリステインという前線基地がどうしても必要ということになる。例えるならば、アルビオンが本城でトリステインが出城の関係だと言えるか。出城を攻略しなければ本城の攻略は不可能だが、出城は本城が強力にサポートしている。トリステインは弱国ではあっても、この戦法で徹底して防御戦を貫けば難攻不落の頑強さを発揮できるからこそ国として生き残ってこれたのだ。
 そして、この二国は互いに相手の重要性がわかっているからこそ、関係を密にすることを怠らなかった。レコン・キスタの登場で一時は関係が瓦解し、トリステインがゲルマニアに泣きつく事態になりかけたが、アンリエッタとウェールズの二人がいる限り、トリステインとアルビオンがかつてないほど強力な結びつきに戻っていることは誰の目にも明らかなことだった。
「このままでは、たとえガリアとゲルマニアの総力をあげてトリステインを攻めても簡単にはいかないでしょう。無駄な時間ばかりを食わされ、聖地回復軍は疲弊しきってしまいます。そしてこうなっても聖戦は流れてしまうでしょう」
「アンリエッタ女王、やるものですね。トリステインはなにもロマリアに攻め込んで勝利する必要はない。ただじっと待ち構えているだけで、聖戦を大きく妨害することができるのですから」
「狡猾なものです。結婚式に出向いたとき、彼女にはそんな軍才はないように思えましたが、よほど有能な参謀がついているのかもしれません。ですが、彼女の思惑どおりに事を運ばせてあげるわけにはいきませんね」
 ヴィットーリオは相手の力量を評価しながらも、だからこそ容赦せずこの世から消えてもらおうとジュリオに笑いかけた。
「それでどうします? 真っ向から戦争を仕掛ければ向こうの思う壺ですよ。かといって、不慮の事故死をしてもらうにも、向こうもじゅうぶん警戒しているでしょうしねえ」
「ロマリアの権威で、トリステインとアルビオンの民心を揺さぶる手もありますが、時間がかかりすぎる上に、向こうも相応の手段をとるでしょう。彼女たちはすでに異端認定を受けた上で逆らおうとしているのですから権威は効きません。ここはやはり、不幸にもトリステインとアルビオンは神に逆らったことにより天罰を受け、滅んだということにいたしましょう」
「怪獣ですね。しかし、その手を使おうとすれば、この星にまだ残っているウルトラマンどもが邪魔をしに出てくるかもしれませんよ」
 ジュリオのその言葉に、ヴィットーリオはそのとおりだとばかりにうなづいた。
 彼らはハルケギニアの情報をブリミル教のネットワークをはじめ、あらゆる方法で集めている。別世界ではTV放送の電波を利用したりもしていたが、この世界に合わせた柔軟性も発揮していた。
 むろん、この世界に現れたウルトラマンたちの情報も逐一溜め込んでいる。その中で、ウルトラマンAは次元のかなたへ追放し、日食の時に現れたウルトラマンは元の次元へと帰り、ガリアに一度だけ現れたウルトラマンはその後現れる気配を見せていないので除外して、今この世界にいて障害になってきそうなウルトラマンは四人。
「ふむ、ウルトラマンですか。まったく、どの世界でも余計なことをしてくれます。この世界にいる者の中には、我々の思想に賛同してくれる者がいるのではないかと様子を見てきましたが、どうやら望みはなさそうですし、この機会を利用して彼らもこの星からご退場願いますか。ちょうど、彼らを始末するのにはうってつけの手駒が仕上がったことですしね」
「ああ、彼女ですね。従わせるには凶暴すぎましたが、ウルトラマンにぶつけるだけならばそれで十分。あれの力ならば、ウルトラマンの二、三人は軽く仕留めることができるでしょう。あわよくば、相打ちにでもなってくれれば後の始末が楽で助かるのですが」
「ジュリオ、そう言って虫のいい展開を期待して遠回りをする羽目になってきたのですから、ここは手堅くウルトラマンの排除からはじめましょう。ですがまずは、ウルトラマンたちの所在を確認する必要があります」
「お任せください。その役割にうってつけの怪獣が、都合のいいことにトリステイン領内で繁殖しているんですよ」
「それは重畳。では、始祖ブリミルの代理人たるロマリア教皇に逆らう異端者を誅殺する正義の戦いを始めましょう。軍勢はガリアのジョゼフ殿が貸してくださるそうです。見に行こうではありませんか、トリステイン王国が滅びる有様を」
 そう言うと、ヴィットーリオは外へと歩みだした。
 そこは、ロマリア大聖堂のバルコニー。そこから見下ろす広場には、異端者トリステインとアルビオンをこの世から消すために集まってきた信仰深き義勇兵が何万と集まり、教皇のお姿に歓喜の声をあげていた。


 ロマリアとガリアの軍勢がトリステインへ向かって侵攻を始めたことは、大々的なニュースとなってハルケギニア全土を駆け巡り、遠くサハラのエルフの耳にも届くことになる。
 が、それは表向きに過ぎない。ヴィットーリオはかつてのレコン・キスタのように戦争ごっこをするつもりは毛頭なく、にこやかな笑顔の下で、この世のものではない力を使い、自分を信じる者たちをも含めて地獄に送ろうとしていた。

 そしてジュリオはヴィットーリオの命に従って、トリステインで行動を起こそうとしていた。
「現地の動物をエサにして繁殖する宇宙怪獣か。地元では、オーク鬼が減ったと喜んでるみたいだけど、そんなものよりはるかに恐ろしいものが生まれてるのに、おめでたいね」
 ジュリオの前には、地中に巨大なものが潜っていったような穴が三つ口を開いている。
 ここは、以前にシルフィードが使い魔の仲間たちといっしょにガギと戦った山間部。すでにミイラ化しているガギの死骸の上に立ち、もぬけの殻となったガギの巣穴を見下ろしながら、ジュリオは薄く笑いを浮かべていた。
「さて、少々成長を早めてやった分だけ働いてくれよ。ウルトラマンたちをおびき出すためにさ」


 邪悪な意図の下に放たれた刺客は、時を経ずして現実の脅威となってトリステインの人々の前に現れた。
「怪獣だぁーっ!」
 ほぼ同時に、トリステインの三箇所に怪獣が出現した。
 それは、大きな一本角を生やした頭を持ち、腕には巨大な二本の爪と鞭を持つ怪獣。そう、バリヤー怪獣ガギである。
 しかも、三匹。以前シルフィードたちが見たガギの巣穴には、すでにガギの卵が三個産み付けられており、親のガギが死んだ後も、親が捕らえて残しておいたオーク鬼どもをエサにして成長していたのだ。
 突然のガギの襲来に逃げ惑うトリステインの人々。ガギは繁殖のために、他の動物を捕らえて卵を産み付ける習性を持っており、その子たちも忠実にその習性に従おうとしていたのだ。
 トリステイン軍はガリアとロマリアの侵攻に備えるために集結しようとしているので、とても間に合わない。だが、人々の悲鳴を聞きつけて、ヒーローたちはやってきた。
「この国がきな臭くなってきたらしいと聞いて来てみたが、どうやら本当にただごとではない気配だな。だが、どうにせよここはお前のいるべき星ではない」
 国外へ避難しようとする人々でごったがえしていたシュルピスという宿場町を襲った一体目のガギに、ジュリ・ウルトラマンジャスティスが立ち向かう。
 さらに、トリステイン魔法学院。ここを襲おうとした二体目のガギのところにも、ひとりの男が駆けつけていた。
「子供たちの学び舎を壊させはせんぞ。リュウたちが戻ってくるまで、私がここを守る」
 セリザワがウルトラマンヒカリに変身し、学院を守って立ちふさがる。
 そして、タルブ村。三匹目のガギは、村をバリヤーで覆いつくして村人たちの逃げ場をなくし、シエスタの弟や妹らの子供たちを狙おうとしていた。
 だが、そうはさせじとバリヤーの外側からバリヤーを見上げるテンガロンハットの男と、彼の傍らに立つ怪獣がいた。
「いけ、ミクラス! お前の怪力で、そのバリヤーを叩き壊せ」


 続く

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