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  • ウルトラマンゼロの使い魔-104

あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ

ウルトラマンゼロの使い魔-104

最終更新:2016年06月26日 04:18

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ウルトラマンゼロの使い魔
第百四話「うたかたのリシュ」
暗殺宇宙人ナックル星人グレイ
超怪獣スーパーグランドキング
脳波怪獣ギャンゴ
地獄超獣マザリュース
夢幻怪獣バクゴン
百体怪獣ベリュドラ 登場



 ゼロ、才人、デルフリンガーの三人の心が一つとなり、完成したウルティメイトイージスDSを
その身に纏ったウルティメイトゼロ! 聖なる光が、邪悪な闇の化身と相打つのだ!
『キィーッ! どこまでも生意気な! そんな銀ピカの鎧を纏ったところで、このグランドキングには
敵わないってことをこっちが教えてあげるわよぉッ!』
「グルウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 憤怒するナックル星人の意思により、スーパーグランドキングが地響きを鳴らしてゼロへと
向かっていく。
「シェアッ!」
 だがそれより早くゼロの方が間合いに踏み込み、右腕に装着された白銀の剣、ウルティメイト
ゼロソードを振り上げた。
「グワアアアァァァァァァァァ!」
 その一撃の威力は先ほどまでの比ではなく、斬りつけられたグランドキングの表面から
火花が飛び散って大きくひるませた。
『うぎゃあッ!? な、何ですってぇーッ!?』
「セェェェアッ!」
 そこからゼロは怒濤の攻撃を加える。フェンシングさながらの連続刺突がグランドキングに
叩き込まれる。その速さたるや、傍目からだと剣が大量に増えたように見えるほどであった。
「グルウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 グランドキングはほぼなす術なく刺突を食らい続ける。グランドキングは確かに恐ろしいまでの
パワーと防御力を持った怪獣ではあるが、そのために肉体があまりに重いので、素早い動きを
取ることは出来ないのだ。
 大抵の敵ならば莫大な力で封殺できるが、ウルティメイトゼロは並大抵のレベルなどはるかに
突き抜けている。更には才人とデルフリンガーの力もプラスされているのだ。速いのに重く鋭い
一撃を受け続け、グランドキングにも目に見えてダメージが溜まり始めた。
「す、すごい……」
 いつもゼロの戦いを見ているルイズでさえ、ウルティメイトゼロの強力でありながら華麗な
剣さばきにはすっかりと見惚れていた。もう一年近くになるつき合いであるが、ゼロにまだ
これほどの力が隠されていたとは。
 これまでゼロは、ハルケギニアでイージスの力をほとんど使用してこなかった。それは
エネルギー消費の問題や、不必要に大きな力に頼ることをよしとしない信条などの理由からで
あるが、ずっと出し惜しみしていただけのことはあり、大怪獣スーパーグランドキングすら
押し込むほどのパワーを見せつけている。
『いい気になるんじゃないわよぉ! グランドキングの恐ろしさは、こんなものじゃあないわッ!』
 だが敵もさすがにしぶといもの。攻撃を受けながらエネルギーを腹部の縦一列に並んだ
発光部に集め、反撃を繰り出そうとする。
「ッ!」
『食らいなさぁーいッ!』
「グワアアアァァァァァァァァ!」
 正面のゼロに対し、光線を発射しようとする!
「タァーッ!」
 ……そこに80の飛び蹴りが頭部に直撃し、光線発射が阻止された。
『な、何ですってぇーッ!?』
「いいぞー! 先せーいッ!」
 80もいることを思い出さされたナックル星人が絶叫する。一方で80の教え子たちは、彼の活躍に
歓声を発した。
『サンキュー、80先輩! ぜりゃあああッ!』
 80の作ってくれた隙を逃さず、ゼロは剣から衝撃波、ソードレイ・ウルティメイトゼロを放った。
飛んでいった斬撃はグランドキングの体表を切り裂き、更なるダメージを与える。
「グルウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
『いい調子だぜ、相棒たち! このままぶっ倒してやんな!』
『ああ! 怪獣の悪夢なんて終わりにしてやろう!』
『よぉっし! そうとなったら、とっておきの一発をお見舞いしてやるぜッ!』
 80のサポートもあり、必殺の一撃を繰り出そうと左腕を高く掲げるゼロ。が、しかし、
敵も黙ってはいなかった。
『舐めるんじゃないわよぉぉぉッ! これならどうかしらぁ!?』
 グランドキングは再び腹部にエネルギーを溜めるが、ゼロたちから身体の向きを変える。
 その方向は、ルイズたちがいる校舎だ!
『!? まずいッ!』
 相手の狙いに気づいたゼロと80は慌てて校舎の前に回り込み、80は輪郭を手でなぞることで
光の壁、リバウンド光線を作り出した。
「グルウウウゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 その直後に、グランドキングは校舎に向けて大破壊光線を発射!
 リバウンド光線が受け止めるも、勢いは完全に防ぎ切れず、凄絶な轟音と旋風、土煙を巻き起こす!
「きゃあああああああッ!」
「ウゥッ!」
 暴風にあおられて思わず悲鳴を上げるルイズたち。80は光の壁を後ろから押さえて、光線が校舎に
及ばないよう必死に耐えるが、グランドキングの攻撃の威力は絶大だ。壁は耐え切れず、少しずつ
ひびが入っていく。
 80がこらえている間に、ゼロは鎧を一旦解除。それをそのまま左腕につけ直し、大型の弓へと
変化させた。
『ファイナルウルティメイトゼロ! 奴を止めるには、こいつで倒す他はもうないぜ!』
 それこそウルティメイトゼロの、文字通り最終最後の必殺技。ゼロは早速光の弦を引き絞り、
エネルギーを充填していく。
 持てる光のエネルギーの全てをぶつけるファイナルウルティメイトゼロならば、グランドキングの
強固な肉体も突き破れるだろう。しかしこの必殺技は、エネルギーチャージまでが長いという大きな
欠点がある。80が耐え切れなくなるまでに発射が出来なかったら背にしているルイズたちは確実に
お陀仏だ。果たしてエネルギーチャージは間に合うのか。
『ぐぅぅッ……!』
 力を目一杯注ぎ込み、出来るだけチャージを早めようとするゼロだが、リバウンド光線は
もう今にも破られそうな状態だ。傍から見ても、とても間に合いそうにない。
『オ――――ホッホッホッホッホッホッ! 大分てこずらせてくれたけれど、今度こそあんたたちは
おしまいよぉぉぉぉッ!』
 もう勝ったつもりになって高笑いするナックル星人。グランドキングは更に光線の勢いを増し、
光の壁は最早風前の灯火だ。
「……も、もう駄目だわ。あたしたちはおしまいなのよ。あたしが騙されたりしなければ……」
 リシュは心が絶望によって折れ、思わずその場に膝を突いた。
 しかし、ルイズは全く違った。
「いいえ! サイトは、ゼロたちは、こんなところで終わったりなんてしないわ!」
「えッ……」
 確固たる自信に満ち溢れた言葉に、リシュはルイズの顔を見上げた。彼女の表情にも、
才人たちへの信頼が溢れていて、不安の色など一片もなかった。
「わたしたちの英雄は……帰ってきたわたしの使い魔は、絶対にわたしを守ってくれるんだから!!」
 才人たちの力を信じて疑わないルイズに、リシュは一瞬呆気にとられた。
「わたしだって、サイトたちの助けになるわ! わたしにはその力があるんだから!」
 杖を引き抜くルイズ。力いっぱいの『爆発』ならば、グランドキングの光線をさえぎって
ゼロの時間を稼ぐことも不可能ではないはず。
 だが『爆発』の呪文の一文字目すら唱えていない段階で、杖の先端にはまばゆい輝きが宿っていた。
「え……? この光は……?」
 ルイズにもその輝きの正体は分からない。分からないが、きっと才人たちの助けとなるものだ。
彼女の直感が訴えた。
 念を込めると、杖に宿っていた光はまっすぐゼロへと飛んでいき、彼の中に吸い込まれる。
 すると何と! ファイナルウルティメイトゼロのエネルギーチャージが急速な勢いで進み始めたのだ。
『おぉッ!? な、何だこりゃ! すげぇぜッ!』
 以前からルイズの“虚無”の魔法が自身に力を与えたことはあったが、今度はそれらを
ずっと上回るものだ。これならば、発射も間に合うかもしれない!
 そして80の教え子たちも叫ぶ。
「先生! がんばれー!!」
 だが応援のちょうどその瞬間に、光の壁は破られてしまう!
『勝ったぁッ!!』
 確信するナックル星人。が!
『うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!!』
 何と、80はその身を盾にしてゼロと教え子たちをかばったのだ! 全てを消し飛ばして
しまうほどの光線を一身に受けているにも関わらず、80は踏みとどまる!
『う、嘘でしょぉぉぉぉぉぉぉ!? 何でそんなことが出来るのよぉぉぉぉぉぉぉ!!』
 絶叫するナックル星人。その理由は、彼には全く理解することが出来ないものであった。
『私は先生だ! 応援してくれる教え子たちの前で……負ける訳にはいかないッ!!』
 そして80の献身により、エネルギーチャージは完了した!
『今だッ! 80!!』
 ゼロの呼びかけにより、80は横へと飛びすさる。さえぎるもののなくなった光線がゼロへと
襲いかかるが、同時に放たれたファイナルウルティメイトゼロが押し戻していく!
『いっけぇぇぇぇぇぇぇ――――――――――――――――ッ!!』
 弓がそのまま飛んでいき、回転しながら光線を突き破っていく。そうしてグランドキングまで届いた!
「グワアアアァァァァァァァァ!」
『そんなぁぁぁぁぁぁッ! ここまできてえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!』
 弓から溢れ出る光が、グランドキングの闇の波動を、中のナックル星人ごと浄化していった。
『闇の力が、消えていくぅぅぅぅぅぅ……!』
 ナックル星人の断末魔を最後に、グランドキングは身体をぶち抜かれて大爆発。充満していた
闇は綺麗に晴れていった。
 リシュは、誇らしげにゼロを見上げるルイズの顔を見つめて、つぶやいた。
「……そっか。あたしには初めから、勝ち目なんてなかったんだね……」

「ギャアオオオオオオウ!」
「オギャ――――――!」
「グアアァァァ――――!」
「ウオオオオオオォォォォ……!」
 グランドキングが倒されたのと同時に、現実世界で人々を脅かしていた怪獣たちにも変化が訪れた。
「見ろ! 怪獣が……消えていくぞ!」
 ギャンゴが、マザリュースが、バクゴンが、そしてベリュドラが、スゥッと薄れて消滅していった。
黒幕、ナックル星人の闇の力の影響がなくなったことで、存在が維持されなくなったのだ。
 怪獣たちが完全に消え去ると、トリステインの人たちはようやく危機から解放されたと
知って心から安堵したのだった。

 グランドキングが倒されたことで、夢世界の空を覆い尽くしていた厚い黒雲も晴れ、大空は
一面晴れ渡った。
 だがそれは同時に、この夢の世界の崩壊も意味していた……。世界全体がゴゴゴゴ、と
大きく揺れ出し、世界の端から徐々に薄れて消えていくのだ。
『遂に目覚める時が来たんだな……。ルイズ!』
「うん!」
 ルイズは差し出されたゼロの手の平の上に飛び乗る。その一方で、80の教え子たちはこの世界の
外へは出られない。彼らは大声で、80に別れの挨拶を送る。
「矢的先せーい! さようならー!」
「あなたは、僕たちの変わることのない誇りでーすッ!」
「先生、どうかずっとお元気でー!」
「私たち、先生の活躍をずっとずっと、見守ってますッ!」
 口々に唱えて大きく手を振る教え子たちの姿を、じっと見つめる80。ゼロたちは彼ら教師と生徒の、
永遠の絆を感服の気持ちでながめていたが、ハッとリシュに気を向ける。
『リシュ、お前もこっちに!』
 才人が、自分たちと来るように促したが……リシュは静かに、首を振った。
「ううん。あたしは、一緒には行かないわ」
『……!』
「ハルケギニアに戻っても、サキュバスは結局世の混乱の原因になるだけ……。あたしは夢の生物。
夢と幻のように消え去るわ……。初めから、そうするべきだったのよ……」
『そんなことは……!』
 それでもリシュを助けたいと思う才人だが、ゼロの前の空間が崩壊して断絶し、リシュの元まで
たどり着けなくなってしまった。
『うわぁッ! リシュ!』
「リシュ!」
 叫ぶ才人とルイズたちに、リシュは寂しげに告げた。
「バイバイ、お兄ちゃん、ルイルイ……」
 その時――80が前に乗り出した――。

 そして才人とルイズは、ルイズの部屋の中で目を覚ました。
「あッ! 二人が目を覚ましましたよ!」
「うおお―――――! ぃやったぜぇぇぇぇぇ――――――――!!」
「よくぞ無事に戻ってきた……! よかった……本当によかった……!」
「お帰りなさい……サイトさん、ミス・ヴァリエール……!」
 夢の世界で何があったのかを知らないグレンたちは大喜びして、クリスとシエスタは感涙を流した。
 しかし、才人たちは周りにリシュの姿がどこにもないことを知って、小さくつぶやいた。
「リシュ……」

 数日後。任務を果たしたクリスが、遂に魔法学院を去って故国に帰る時がやってきた。
 学院の正門で、ルイズたちがクリスの見送りを行う。モンモランシー、ギーシュが言葉を掛けた。
「クリス、またいつか会いましょう。道中気をつけて」
「悲しみに心を引き裂かれそうだッ……! この僕を哀れんでくれるのなら、どうか再会の約束を!」
「そうだな、また会いたいものだな」
 ギーシュの大袈裟な物言いにも、クリスは笑顔で応じた。
「タバサも元気で。国で珍しい本を見つけたら送ろう」
「……ん」
「シエスタ、そんな隅にいないでこちらへ」
「あ、あの、でも……わたし、平民ですし……」
「いいんだ。シエスタもわたしの大切な友人だ。どうか元気に」
 一国の姫から「友」と呼ばれ、シエスタは若干気が引けつつも嬉しそうにはにかんだ。
「は、はいッ! ミス・オクセンシェルナもお元気で……!」
 そしてクリスは、顔を強張らせて才人へ振り返る。
「……サイト」
「どうした。そんな思い詰めた顔して」
「帰る前にひと言謝っておきたいのだ。わたしは、サイトを見捨てかけた。本当に、すまなかった」
 謝罪するクリスに、才人は朗らかに答える。
「ああ、そのことか。クリスは被害を最小限に抑えるためにがんばったんだろ? 結果的に
俺は助かったわけだし、いいって」
「そう言ってくれると嬉しい。……しかし、ルイズには一番迷惑を掛けてしまったな」
 そう言われて、ルイズはクリスに告げる。
「確かに迷惑もしたけど、あなたといることで貴重な経験が出来て、楽しかったわ。だから、
気にしないで」
「ありがとう、ルイズ……」
 ルイズたちの温かい気持ちに触れ、クリスは心から嬉しそうな顔であった。
 そんな中、デバンがこっそり才人の袖を引く。
「サイトくん」
「デバン! こんなところで俺に話しかけていいのか?」
「誰もこっちを見てないからね、ちょっとだけなら大丈夫さ」
 気楽に言ったデバンは、ふと眉をひそめる。
「それよりも……もっと早くサキュバスの正体に気づいていれば、事件も未然に防げたのに。
本当に、悪かったね」
「仕方ないだろ。あのちっちゃなリシュがサキュバスだなんて、冗談にも聞こえないし」
「そうかなぁ。仮にも元劇団だったのに、ちょっと自信なくしちゃったよ……」
「それに、本当に大変だったのは、あそこにいる俺のご主人様だからな」
 ルイズに感謝の念を向ける才人。今回ばかりは、ルイズの命がけの活躍がなければ自分は
助からなかった。どれだけ感謝しても足りないくらいだ。
「そうか。じゃあ私が謝っていたって、ルイズにも伝えておいて」
「分かった。ほら、怪しまれる前にご主人様のところに戻れよ」
「ああ。じゃあね、また会えるといいね」
「元気でな、デバン」
「キュー!」
 デバンはひと声鳴き声を発して、クリスの後ろに控えた。
 最後に、クリスは次のことを話した。
「学院での日々は、本当に素晴らしいものだった。ただ一つだけ、サキュバスの行方が不明なままで
終わったことだけが心残りだが……」
 才人たちが夢の世界から帰還した時、リシュは彼らの側には現れなかった。今日までの間に
学院周辺を捜索したが、結局発見することは出来なかったのだ。クリスは消えた地点に出現する
はずだが……と訝しんでいた。
 ルイズは顔を曇らせて、つぶやく。
「リシュは最後、現実世界への帰還を拒んだわ。だから崩壊する夢の世界と、そのまま……」
 しかし才人は、それを否定した。
「俺はそう思わないな」
「え?」
「確証はないけれど……リシュはここじゃないどこか別の場所で、生きてると思うんだ。
そんな感じがする……」
 才人は第六感とでも言うべき不思議な感覚で、そう感じ取っていたのだった。それを聞き、
クリスは薄く微笑む。
「わたしもそう願う。思えば、サキュバスを封印せざるを得ないのは人間の都合だ。人がもっと
賢くなって……サキュバスとも共存できるようになれば、今回のようなこともなくなる。いつか、
そんな風な世界になる日が来てほしいな……」
「ああ……」
 才人たち一同は、この星により良き世界が訪れる未来を願い合った。
「……そろそろ時間だ。皆、世話になった」
「ねぇ、クリス。次は、変な問題はなしで来なさいよ。と、友達としてなら歓迎してあげるから」
 少し照れながら誘うルイズに、クリスは微笑んでうなずいた。
「そうだな。今回は任務で来たが、次は友として皆に会いに来よう」
「ああ、待ってるからな」
「うむ。では皆、さらばだ!」
 馬車に乗り込み、学院から離れていくクリスを、才人たちは大きく手を振って見送る。
「じゃあなー! クリスー!」
「また会いましょーう!」
 不思議な夢の訪れとともに、魔法学院へやってきた不思議な武士の姫は、こうしてルイズたちと
友情と絆を築いて自分の国へと帰っていったのだった。

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