あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~14」で検索した結果
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ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~
...~雪風の翼~13 ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~14 ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~15 -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~1
死んだものに力をもらい 傷ついたものに勇気をもらい もう何もいらないと首をふるわたしは あたらしく出会ったものに笑顔をもらった ウィザーズ・ルーン ~雪風の翼~ 「何これ? タバサが魔法を失敗するなんてめずらしいわねー」 キュルケが意外というふうに、目をきょとんとさせながら呟く。 サモン・サーヴァント――使い魔を召喚する儀式により、己の使い魔となる幻獣を召喚したはずのタバサであったが、目の前に浮かんでいるのはどう見ても 「船……大きい……」 タバサの目の前に突如舞い降りたのは、真っ赤なナイフを連想させる流線型の船体を持った、巨大な航空艦の姿だった。 船体側面に青いペンキで殴り書きされた、ハルケギニアの者には読めないその船の名は、一五〇メートル級高速機動艦「Hunter Pigeon」という。 「あー、ハリー?」 ... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~14
夕食をとったタバサとヘイズは、ひとまず休息を取り、翌日に改めて翼人に対処することにした。 タバサの精神力の消費度、I-ブレインの蓄積疲労など、今すぐにとは行かない現状ゆえである。 村一番の村長の家――そのなかでさらに一番の部屋を借り受け、ヘイズは翼人に対する戦術を煮詰めていた。 「周辺の被害も考えると、荷電粒子砲でドカンとはいかねえしなあ」 『こんな森のど真ん中で撃ったら、それこそ災害クラスの影響は間違いないでしょう。今回は艦の出番はなさそうに思えます』 「だよなあ」 ヘイズは「ったくめんどくせえ相手だな」とぼやきながら、ベッドに寝そべるタバサのほうを見た。 タバサは精神力温存のため「ライト」の魔法も使わず――そもそも翻訳機付き眼鏡にある程度の暗視機能も付随しているが――黙々と本を読んでいた。 ……八方塞りなんだよなあ…… タバサの使う圧縮した空気、もしくは... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~12
わたしが隠す本当のわたし わたしを守る偽りのわたし その両方を抱きしめて いまの歪なわたしがいる フーケ事件も終息し、タバサとルイズが主役となった舞踏会が終わったある日のこと。 いつものようにHunter Pigeonの操縦室で本を読んでいるのは、青髪青眼の小柄な眼鏡少女、「雪風」のタバサである。 今日読んでいるのは、倉庫となっている居住区画に詰まれてあった本のひとつ。タイトルは「よく分かる四字熟語」で、ヘイズが北京語を学習するさいに、入門として漢字を学ぶ為に読まされたとか。 そして四苦八苦して覚えた後に、先生から「記憶領域に辞書データでも入れればいいだろう」と言われて、全部無駄骨になったとか。 さてそんな操縦室に、今日も訪問者が一人。 「フーケのゴーレムを破った上に、あんなに上手にダンスの相手を務めてみせるなんて……便利屋として世界を回った... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~10
一行がしばらく歩くと、森の中でそこだけ開けている広場になっている場所に出た。 広さは学院の中庭とだいたい同じくらい。一五〇メートル級のHunter Pigeonがぎりぎり降りられるかどうかといったところか。 ヘイズが視線を廻らせると、なるほど広場の中央付近に、元は木こりが使っていたらしき廃屋然とした小屋がある。 その小屋のほうを指差しながらミス・ロングビルは、 「フーケらしき人物は、あの小屋の中に入っていったという話です」 「にしちゃあ、随分とボロボロの小屋だな。とても雨風しのいで寝泊りできるようには見えねえ。隠れ家にしても変装でもして、 辺境の宿でも取ったほうがいくらかマシだろうに」 ヘイズの指摘に、「確かにそうだよな」と答えるサイトとキュルケ。 窓は外れているわ屋根は穴だらけだわで、お世辞にも隠れ家に使えそうには見えない。 むしろどちら... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~11
学院に戻ってきた五人は、オスマン氏に詳細を報告していた。 「ふむ。まさかミス・ロングビルがフーケじゃったとはのう。美人なもんじゃから何の疑いもなく採用してしもうたが、まさかこんなことになってしまうとはのう」 立派な髭をしごきながら、遠い目で反芻するオスマン氏。 「一体どこで知り合ったんですか?」 と傍に控えていたコルベールが尋ねると、 「居酒屋で出会ったんじゃよなあ。わしは客で彼女が給仕……こうつい手を伸ばして尻を触ったら、何も怒らないどころか、妙に愛想よく酒を勧めるものじゃから、 ついついその場で口説いてしもうてのう……。魔法も使えるということで、秘書に採用したんじゃが、今思えばあれはフーケの周到な策略だったんじゃなあ……」 いい尻の持ち主だったんじゃがなあ……とオスマン氏は、幸せいっぱいの感慨深げな表情になった。 とそこで、オスマン氏を除いた全員が、オスマン氏... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~15
任務を終え、タバサと共に学院に戻ろうとしたヘイズであったが、 「寄るところがある」 というタバサの鶴の一声で、進路変更をすることになった。 いつも以上に感情を消した表情をするタバサの意図に気付いたヘイズは、 「けどいいのか? オレは細かい事情を根掘り葉掘り聞くつもりはねえし、別にこれ以上どんな事情を隠していても、これまで通り普通に手伝ってやるが」 「友人の権利であり使い魔の義務」 と言葉少なに固持するタバサ。 ヘイズも使い魔の件を盾にタバサに無理やりついてきた手前、使い魔の件を出されると断るわけにはいかない。 ヘイズはまいったというように両手をあげて、 「オーケー。じゃあ目的地はどこだ? ハリー、ガリアの地図を出してくれ」 『了解です』 ポスターのように丸まったマンガ顔がスピーカーから飛び出して、ウィンドウにガリアの地図を表示する。... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~13
トリステインとの国境からおよそ千リーグ内陸に位置するガリア王都リュティス、その東の端にガリア王家の暮らす荘厳な宮殿、ヴェルサルテイルが存在する。 その中の小宮殿プチ・トロワにて一人の少女が癇癪を撒き散らしていた。 年のころは十七、肩まで伸ばされたタバサと同じ青い髪、そして豪奢なドレスの少女は名をイザベラという。 「父上もひどいものだわ! どうしてわたしにこんなどうでもいい役職なんか与えるのかしら! 私ももっと王家の為に働きたいのに、北花壇警護騎士団団長なんて、そんなもの誰にも言えないじゃないの!」 あたりかまわず怒鳴り散らすイザベラを諌める者は、残念ながらこの場には一人も居ない。 唯一居合わせる侍女たちは、自分に被害が及ばないように小さく縮こまるばかりだ。 ――北花壇警護騎士団。 ガリア王家の汚れ仕事全般を一手に引き受ける、決して表舞台には立つ事のない騎士... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~2
「……失敗?」 緊張の面持ちでコルベールを眺めるタバサ。 周囲の生徒達はトライアングル・クラスであるタバサが、あろうことか船を召喚してしまったことに驚きを隠せないでいる。 サモン・サーヴァントで船を召喚するなんて、私はなんと愚かなのだろう。 これではあの傲慢な従兄姫にまた悪罵の種を与えてしまうだけではないか。 「あやや! お待ちなさい。どうやらなかから誰か出てくるようですぞ。船なのですから艦長がいるのは当然でしょうが」 扉から降り立つタラップを通じて男が姿を現した。 艦長を任されるのだからそれなりの力を持ったメイジなのだろうが、男の格好はタバサの――というかトリステイン学院一同の――見たことのないものだった。 まず収まりの悪い髪の毛は真っ赤で、しかも一房だけ青く染められている。 真っ黒な上下と履き物に、これまた真っ赤な上着。船の色もそうだ... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~5
学院長室は穏やかでない雰囲気に包まれていた。 「して始祖ブリミルの使い魔『ガンダールヴ』にいきついたということじゃな?」 コルベールが慌てた様子で学院長室に入ったのが、事の始まり。 それから学院長室は、コルベールの独演会場と化した。 春の使い魔召喚で、ルイズが平民の少年を呼び出したこと。 ルイズが契約した時に現れたルーン文字が気になって調べたこと。 それを調べていたら、その結論として出たのが、 「あのルイズが呼び出したのは伝説の使い魔『ガンダールヴ』です!」 ふむ、とオールド・オスマンはヒゲを撫で付ける。 「確かにルーンが同じ、となればあの少年は『ガンダールヴ』なのじゃろうな」 「どうしましょうか」 コルベールは心配そうに吐き出すが、 「しかし、それだけであの少年を『ガンダールヴ』と決め付けるのは、いささか早計かもしれんのう」 「それもそうですな」... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~9
フーケが「隠れ身の衣」を盗んでいった翌朝、トリステイン学院は狂騒に包まれていた。 格式高いトリステイン学院の秘宝が、巷を騒がせる盗賊風情にまんまと盗まれてしまったというのだから、プライドの高い貴族である教師陣は、 それこそ火鉢をひっくり返したような大騒ぎであった。 今ヘイズの眼前では、「誰が当直だった」「自分は当直をしたことがあるのか」などといった、誰が秘宝を盗まれた責任を取らされるのかで舌戦が繰り広げられていた。 それも参考人として呼ばれたルイズ・サイト・キュルケ・タバサ・ヘイズの、まさにその眼前で、である。 その光景にあさってのほうを向きながらヘイズは、 「なあ、ハリー。どこの世界でもこういうのって同じなんだな」 「ヘイズ。今はそういう発言は慎むべきかと」 タバサは我関せずと黙々とヘイズの貸した物理学書を読んでいるし、キュルケはキュルケで爪の手入れなどを始め... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~4
今までの悔しさ、恨みつらみをこめてルイズを馬鹿にしたのがそもそもいけなかった。 食堂にきて、あーまた固いパンと汁だけのスープかよ、と思いながら床――席にあらず――につく。 そこでルイズが顔を真っ赤にいて、肩をぶるぶる震わせながら「ごごご、ご主人様をばばば、馬鹿にするなんてイケナイ使い魔ね!」とかなんとかいいながらサイトのエサ――朝食にあらず――をとりあげてしまった。 しかたなく外をうろうろしていると、メイドのシエスタに賄いを食べさせてもらえるということで、ついてきたのだが…… そこには先客がいた。しかも結構見覚えのある顔の。 シチューの美味さ、シエスタの優しさに感激しながら、サイトはシチューを貪った。 この世界で始めて人の優しさに触れた気がする。 この世界の人間は、サイトを雑用扱いしたり、使い魔扱いしたり、ろくでもないものばかりだった。 それと比... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~3
うわごとのように「幽霊……」と呟く顔面蒼白なタバサに、「これは艦の管制人格でメイジ風に言えばオレの使い魔だ」ということを分からせるのに小一時間。 ようやく落ち着いたタバサに、「そういえばオレはどこで寝ればいいんだ?」と聞くと、「同じベッドでかまわない」、と抜け切っていない顔の強張りを隠しながらとんでもないことを言った。 しかしそこはファンメイにも個室をで与えていたヘイズである。艦の自室で寝るから用があったらまた来てくれと言い残して部屋を出た。 今までのやり取りから一人で眠るのが怖いのだろうと思い込んでいたゆえの行動だったが、それゆえに気づくことができなかった。 「母様……! それを飲んじゃ駄目……!」 悪夢にうなされるタバサの声を。 タバサから笑顔を奪った闇――ヘイズがこの世界に呼び出された本当の役割を。 サイトは目覚めてまず真っ先に、なぜか下... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~7
トリステインの城下町、その中に隠れるように存在するうらぶれた武器屋。 サイトはルイズに連れられて来たものの、未だ響く腰の痛さのほうが大きかった。 決闘騒ぎ以来、何度かヘイズと自分の力について話したのだが、その結果わかったことは、 ヘイズ曰く「お前には銃は向いてない」、だそうだ。 なんでもヘイズのいた世界には「騎士」なる対魔法士専門の魔法士がいて、「騎士剣」と呼ばれる剣を操り、幾多もの魔法士を屠ってきたのだという。 そしてサイトの能力は、騎士の能力「身体能力制御」に似ているらしい。 なので銃よりも剣のほうが馴染みやすいはずなのだそうだ。 「随分と寂れた店だなあ……あだっ!」 「入って早々失礼でしょうが、恥ずかしいわね」 店の中は未だ太陽の照りつける真っ昼間だというのに薄暗く、異様な雰囲気を醸し出していた。 先客らしき黒髪の少年は壁にかけられた武具... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~6
サイトはうめき声を上げながら起き上がると、今いるのが病室であることを確認した。 目をこすると段々意識がはっきりしてきた。 ここまで運んでくれたのは誰だろう。 「よう、目が覚めたみてえだな」 「え、ヘイズ?」 予想外の声に驚く。 自分を看病してくれたのはヘイズだろうか。ならお礼を言わねば。 「ありがとう、ヘイズ。ヘイズなんだろ? 俺を看病してくれたの」 それにヘイズは苦虫を潰したような顔になって、 「いや、看病したのはシエスタとルイズだ。感謝しとけよ。お前の高い薬代は全部ルイズのポケットマネーなんだからな。オレはお前の容態が落ち着いてからこってり絞られる役だったよ」 「それはそれはひどい有様でしたよ。私はヘイズがあれ以上の悲鳴をあげるところを聞いたことがありません」 ハリーが混ぜっ返した。 こんなに強そうなヘイズに、そこまでの悲鳴を上げさせるとは一体…... -
ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~8
二つの月が照らす塔にひっそりと佇むのは、ローブでその身を覆い隠した人物。 だがいくらローブを纏っていても、わずかにこぼれる長髪や、女性特有の魅惑的な肢体の輪郭までは隠せない。 女性の正体。それは昨今巷を騒がせている、「土くれのフーケ」であった。 月明かりだけを頼りに、宝物庫の扉を手探りで調べるのだが、そこから伝わることは、フーケにとってわずらわしいものばかり。 「ええい。なんて数の固定化だよ。馬鹿みたいに厚みがあるし、これじゃ、ちょっとやそっとじゃ壊しようがないじゃないか」 ええい、とぼやきながら、フーケは苛立ち混じりに扉を蹴とばした。 当初はこの塔にある「隠れ身の衣」を盗み出す算段だったのだが、春の使い魔召喚でミス・タバサが船を召喚したことを知った時、考えが変わった。 フーケはいっそのことだ、このさい船をいただいてしまおうと考えた。 船丸ごとは無理... -
長編(五十音順)-01
あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ラスト・レイヴン×ゼロ ARMORED CORE LAST RAVEN ジナイーダ 2009-10-11 15 58 32 (Sun) [秩序]の守護者 ARMORED CORE MASTER OF ARENA ハスラー・ワン 2011-04-16 16 38 23 (Sat) サーヴァント・ARMS ARMS 高槻涼、神宮隼人、巴武士 2010-10-10 12 25 51 (Sun) 三つの『二つ名』 一つのゼロ ARMS クリフ、ヴォルフ、キュクロプス 2011-11-13 18 50 55 (Sun) ゼロの使い魔×相棒 ~トリステイン魔法学院特命係~ 相棒 杉下右京 2010-03-16 00 13 10 (Tue) アウターゾーンZERO アウターゾーン ? 2011-09-06 21 03 16 (Tue) ア... -
長編(話数順)-03
長編(ページ数順15P~) ※総ページ数をカウント(例:第○話が前後編なら2ページ分、外伝や幕間も加算) 長編(話数順01~04P)へ 長編(話数順05~14P)へ 80P~ 60~79P 50~59P 40~49P 35~39P 30~34P 25~29P 20~24P 15~19P 80P~ 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 マジシャン ザ ルイズ Magic the Gathering(マジック・ザ・ギャザリング) ウルザ 2010-11-06 23 52 26 (Sat) ソーサリー・ゼロ ゲームブック「ソーサリー」 主人公「君」 2014-01-14 22 18 54 (Tue) ウルトラ5番目の使い魔 ウルトラマンシリーズ ウルトラマンA 2020-08-13 22 58 15 (Thu) ゼロの黒魔道士 ファイナルファンタジー9 ... -
お絵描き掲示板/お絵かき掲示板ログ/179
久々に指パッチンしたらなんとか出来た -- タロ無 (2009-03-26 20 12 27) 何の作品なの? -- 名無しさん (2009-03-26 20 54 41) 作品名書いてあるじゃんw -- 名無しさん (2009-03-26 20 57 35) 作品名書いてください -- 名無し (2009-03-27 18 16 33) ウィザーズルーンてのがSS名か、元の作品名も同じなのか? -- 名無しさん (2009-03-27 19 07 39) 検索しても出てきませんが… -- 名無しさん (2009-03-27 23 34 13) ウィザーズ・ルーンで検索してみな!『・』がいるのだよ -- うぃき (2009-03-28 00 23 56) おお、かっちぇー! 面白いよね再開してほしいよね -- 名無しさん (2009-03-28... -
ウィザード・ルイズ
「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、答えなさいっ!!」 数十回の使い魔召喚に失敗し、ヤケッパチ気味にルイズが叫ぶ。 その、ある意味高望み過ぎる内容に周囲の同級生は「おいおい」と思ったとか思わなかったとか。 だが、神か仏かブリミルにか、彼女の願いは聞き届けられたのだった。 宇宙の果てのどこかにいる神聖で美しく強力な「なにか」の前に、召喚のゲートは開いたのである。 ★★★★ 異次元空間に浮かぶ壮麗にして典雅なる白亜の城の、丹精に手入れされた中庭。 そこで『世界の守護者』アンゼロットは日課である午後の紅茶の時間を楽しんでいた。 見た目は12歳程度の美少女に見える。 黒いドレスに映えるどこまでも白い肌。月光を束ねて銀糸にしたかのような流れる髪。 同じく銀色... -
一覧テスト02
長編(五十音順:’07/10以降更新) ※召喚される側の原作作品のあいうえお順となっております あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 その他 あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 サーヴァント・ARMS ARMS 高槻涼、神宮隼人、巴武士 2010-10-10 12 25 51 (Sun) ゼロのアルケミスト アクエリアン・エイジ クラリス・パラケルスス 2009-10-11 16 26 48 (Sun) 使い魔くん千年王国 悪魔くん 松下一郎 2009-10-11 16 33 42 (Sun) 零の謳姫 アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩 ジャクリ 2009-10-11 17 11 51 (Sun) 夜明けの使い魔 異界戦記カオスフレア 宇宙... -
ゼロの戦闘妖精-01
前ページ次ページゼロの戦闘妖精 Misson 1 妖精の舞う召喚場 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン! 我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ!」 そして 爆発。 またしても 爆発。 今までの爆発に比べて一際大きな爆発だった。 だが・・・ 少女は困惑していた。 居残りの補習も、今日で三日目。 生まれて初めて魔法に成功した。それもサモン・サーヴァントで。 召喚出来たのは 犬猫や蛇 蛙等の様な「小物」ではない。 視野から はみ出さんばかりの巨体、何らかの力を秘めた姿。 今までに聞いたことの無い唸り声を 絶え間なく上げ続けている。 強い、間違いなく強い! でも、「コレ」は一体 ナニ? 夕暮れの薄闇に浮かぶシルエットは ドラゴンを連想させた。「地に伏した飛竜」とい... -
小ネタ-01
あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 記憶の残滓 R-TYPE TACTICS 暴走戦艦コンバイラ(提督) 虚無の雀士 スーチーゼロ Special ・ Remix アイドル雀士 スーチーパイ スーチースティック 妖精からの伝言 アイドルマスター XENOGLOSSIA 風が揺らす翼と冠 悪魔狩り ウリエル あしたのルイズ あしたのジョー 丹下段平 一撃必殺の使い魔 あなうめくん ハラワタマン 暴れん坊使い魔 暴れん坊将軍 徳田新之助 不屈の使い魔~Love Hunter~ あやかしびと 愛野狩人 ゲヘナ・ゼロ アラビアン・ダーク・ファンタジーTRPG ゲヘナ シェヘラザード 人を超えた使い魔 アルカナハート ミルドレッド・アヴァロン そは愛の種子の御子 アルトネリコ2 インフェル あるゾンビ少女の思いがけぬ災難 あるゾンビ少女の災難 ユーフロジーヌ ご主人様は承認せ... -
長編(五十音順)
長編(五十音順) ※召喚される側の原作のあいうえお順となっています あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 その他 あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 ラスト・レイヴン×ゼロ ARMORED CORE LAST RAVEN ジナイーダ 2009-10-11 15 58 32 (Sun) [秩序]の守護者 ARMORED CORE MASTER OF ARENA ハスラー・ワン 2011-04-16 16 38 23 (Sat) サーヴァント・ARMS ARMS 高槻涼、神宮隼人、巴武士 2010-10-10 12 25 51 (Sun) 三つの『二つ名』 一つのゼロ ARMS クリフ、ヴォルフ、キュクロプス 2011-11-13 18 50 55 (Sun) ゼロの使い魔×相棒 ~トリステイン魔法学院特命係~ 相棒 ... -
長編(話数順)
長編(ページ数順) ※総ページ数をカウント(例:第○話が前後編なら2ページ分、外伝や幕間も加算) 長編(01~04P) / 長編(05~14P) / 長編(15P~) 長編(ページ数順15P~) ※総ページ数をカウント(例:第○話が前後編なら2ページ分、外伝や幕間も加算) 長編(話数順01~04P)へ 長編(話数順05~14P)へ 80P~ 60~79P 50~59P 40~49P 35~39P 30~34P 25~29P 20~24P 15~19P 80P~ 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 マジシャン ザ ルイズ Magic the Gathering(マジック・ザ・ギャザリング) ウルザ 2010-11-06 23 52 26 (Sat) ソーサリー・ゼロ ゲームブック「ソーサリー」 主人公「君」 2014-01... -
小ネタ
小ネタ 短編・一発ネタなど。 ※召喚される側の原作のあいうえお順となっています あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行 その他 ??? あ行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 記憶の残滓 R-TYPE TACTICS 暴走戦艦コンバイラ(提督) 虚無の雀士 スーチーゼロ Special ・ Remix アイドル雀士 スーチーパイ スーチースティック 妖精からの伝言 アイドルマスター XENOGLOSSIA 風が揺らす翼と冠 悪魔狩り ウリエル あしたのルイズ あしたのジョー 丹下段平 一撃必殺の使い魔 あなうめくん ハラワタマン 暴れん坊使い魔 暴れん坊将軍 徳田新之助 不屈の使い魔~Love Hunter~ あやかしびと 愛野狩人 ゲヘナ・ゼロ アラビアン・ダーク・ファンタジーTRPG ゲヘナ シェヘラザード 人を超えた使... -
日本一の使い魔-02
前ページ次ページ日本一の使い魔 「あんた誰?」 「俺は私立探偵、早川健だ。」 「お嬢さんは?ってここは何処だい?」 ルイズは早川の問いかけを無視し 「杖も持っていないから貴族では無いわね。 それにしてもシリツタンテイ・ハヤカワケン?変な名前の平民ね・・・」 そこでルイズは自分の召喚したものがどんなかに気付き 「ミスタ・コルベール!も・も・もう一度召喚させて下さい!」 あわててコルベールに声をかける。 しかしルイズの願いは聞き入れられずに、首を横に振った。 「ミス・ヴァリエール…残念ながら、一度召喚した使い魔を反故にしやり直し なんて認められない。使い魔召喚の儀式は神聖なもの。さあ、続きを。」 周りの生徒達は平民だ平民だとはやし立てているが、当のルイズはコルベール の言葉を拒絶した時の事を考えていた。 きっと落第は間違いないだろう。落第し... -
ベルセルク・ゼロ-01
前ページ次ページベルセルク・ゼロ ルイズは朗々と歌い上げる。鈴が鳴るような透き通る声で。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール…」 その歌の名は『サモン・サーヴァント』。己が使い魔となる生物を召喚する呪文。 『トリステイン魔法学院』に所属する学生は二年生に進級する際、皆例外なくこの儀式を執り行う。 トリステイン魔法学院―――この『ハルケギニア』と呼ばれる世界に存在する大国の一つ、トリステインに作られた魔法使い養成機関である。 この学校において、今年二年生進級する生徒たちはこの儀式で召喚された使い魔によって自分の『魔法属性』を決定し、それぞれの専門課程へと進むのだ。 そして今日、その儀式を行うため今年二年生に進級する生徒たちは学院からおよそ2000メイル程離れた草原へと集められていた。 集められた生徒たちは... -
小ネタ-05
な行 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 虚無と夜闇の魔法使い ナイトウィザード 柊蓮司 ウィザード・ルイズ ナイトウィザード アンゼロット 南波とルイズ 南波と海鈴 南波 サービス召喚 南国少年パプワくん サービス 沈黙の使い魔 南国少年パプワくん ちょうちんアンコウのマミヤくん 使い魔は神犬 南総里見八犬伝 八房 ドラゴンウォーター 女犯坊シリーズ ばくれつな使い魔 ニンジャコマンドー リューイーグル ぜろめ~わく ねこめ~わく シマシマ・ハヤカワ 他 ツガイノツカイマ 前編 後編 鼠と竜のゲーム 竜 のんきな使い魔 のんきくん のんきくん ページ最上部へ -
雪風とボクとの∞-01
前ページ次ページ雪風とボクとの∞ トリステイン魔法学院では2年生進級の際にある儀式を行う。サモン・サーバントと呼ばれる使い魔召還の儀式だ。 メイジにとって今後一生のパートナーとして召還されるだけあり、生徒達は全員気合が入っている。「メイジは使い魔で決まる」と言われるトリステインではプライドの高い貴族子弟が意義込むのも当然だ。 そして儀式当日。生徒達が心配していた天候は見事雲1つ無い空という絶好の儀式日和だ。 「まずはミス・タバサ、あなたです」 「……宇宙の果てのどこかにいる私のしもべよ……神聖で美しくそして強力な使い魔よ……私は心より求め訴える……」 タバサが召喚呪文を詠唱すると、風が吹き荒れ土煙を巻き上げていく。 「……我が呼びかけに応えて……」 土煙が治まり召喚された使い魔の姿が現れる。 「ミス・タバサ、成功しましたか」 「………」 煙の先... -
三重の異界の使い魔たち
クロス元は「ゼルダの伝説 時のオカリナ」より妖精ナビィ、 「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」よりムジュラの仮面が、才人と一緒に タバサに召喚されます。ちゃんとルーンは虚無のルーンです。 ルイズはというと、シルフィードを召喚しています。 この時点でご都合主義バリバリなので、そういうのが嫌いな人はスルーしてください。 それから両ゼルダゲームのネタばれも含むので、それが嫌という人もご注意を。 また、タバサが召喚している通りタバサがメインヒロインなので、 タバサ嫌いの人も読まれない方がいいかもです。 プロローグ 第1話 交わった異界 第2話 見知らぬ蒼穹、月2つ 第3話 今日から使い魔、道連れ2名 第4話 もう1組の主従 第5話 最初の夜inトリステイン 【前半】/【後半】 第6話 最初の朝withメイド 第7話 現世の爆音、異界の旋律 Extra Episod... -
ゼロの雪風
「宇宙の果てのどこかにいる、わたしの下僕よ! 神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ! わたしは心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」 十数回の爆発にもめげず、召喚呪文を唱えて杖を振り上げるルイズだったが、今度は爆発すら起こらなかった。 が、草原の端に楕円形をした銀色の円盤が現われる。 それが何であるか、魔法の成功率はゼロであるものの勉強熱心な事にかけては学園でも屈指であったルイズは知っていた。 その物体こそ召喚円。そこに何かが入れば、ルイズの召喚は成立するのだ。 「いける! さあ、誰でも良いからそこに飛び込みなさいよ!!」 「『いける!』じゃないわよヴァリエール。誰がそんなトコに好き好んで入るもんですか」 「春の使い魔召喚は神聖な儀式ですよねコルベール先生。 と、ゆーワケで思い切って飛び込んで下さい!」 「全力でお断りさせても... -
いつもちこくのまほうつかい
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、 おべんきょうしに てくてく でかける。 そのとちゅう しょくどうで せいどうの ギーシュが けっとうを いどんできて、 ルイズの かばんを つかんで はなさない。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、 ひっぱりにひっぱるが、それでも ギーシュは はなさない。 てぶくろ ちみどろになるまで なぐりつけると ギーシュは きぜつし、 やっと かばんを はなしてくれる。 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとジョン・パトリック・ノーマン・マクヘネシー、 おべんきょうしに みちを いそぐ、 けれど ギーシュの せいで おそくなった。 「ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド... -
使い魔のゼロ 第一話
第一話 赤の戦士 ルイズは煙が晴れると、呼び出された男を見て失望を感じた。 自分はもっと力強く立派な使い間を求めていたのだ。しかし現れたのは変わった格好をした男。 鎧を着けていることから傭兵か何かかもしれないが杖を持っていないことからただの平民なのだろう。 まわりもすでに私が平民を呼び出したと早速はやし立てている。 こんなのを使い魔にするなんてまっぴらごめんだ。 「ミスタ・コルベール!もう一度召喚させて下さい!」 教師に向けてそう懇願するも、 「これは伝統なんだ。ミス・ヴァリエール。儀式を続けなさい」 にべも無く切り捨てられる。その後も一向に折れようとしない。 このハゲ、心の広さまでデコの広さに持ってかれてやがる。 そう、貴族にあるまじき悪態をつきながらもルイズは渋々、再び男に目を向ける。 男は気を失っているようでこの喧騒の中でも動く気... -
ゼロの使い魔・ブルー編-01
前ページ次ページゼロの使い魔・ブルー編 「……《塔》!」 アルカナに秘められた意味が、放たれ、術者の全ての力を使い、雷を放つ。 強大極まりないそれは、さながら神が下した、《塔》を砕く雷そのものといえた。 その雷は、この世界の主を飲み込み、吹き飛ばした。 落雷の余波が閃光を起こす。 その閃光を眼に映して、最強の術士は意識を手放した。 ~~~~ 優秀な才を持ちながらも、決して完成すること無い双子。 自らの力を磨き、力を求め、力を学び、力を奪い。 本来一つでありながら、二つに分かたれた双子。 宿命の元に対峙し、殺し合う。 天国のような、地獄に踏み入った一人の双子。 子供達を救うために、不帰を覚悟して。 力を使い果たし、還らぬ双子。 その後、彼の姿を見たものはいない…… ………... -
SmokyServant Act0
ある森に、二つの種族が暮らす小さな集落があった。 一方は紫の鱗を持つ毒蛇。もう一方は、宙に浮き、体内に有毒の気体を孕む歪な球体。 毒を共通点に持つ二つの種族は、それぞれの長のもとに互いに支え合い、助け合いながら暮らしていた。 「「…………」」 時刻は早朝。集落の皆がそろそろ目覚め始めようという時間だ。そんな時間だというのに、集落の中央にある広場に一体の異形の球体種が浮かんでいる。 二面三身の異形。他の球体種よりも大型の身体を持つ彼こそは、球体種の長である。 数時間前にすでに目覚めていた彼は、担当している朝の見回りを終えて休憩しているところであった。 「シャボォー……」 その彼に向かい、集落の隅から一匹の大蛇が姿を現した。 その大蛇こそ、彼の盟友であり、共に集落を支える毒蛇種の長である。ちなみに、この大蛇は夜の見回りの担当である。 大蛇は、朝の挨拶... -
zeropon!-01
前ページ次ページzeropon! 第一話 神、出現 どん!どどん!どどん! 凄まじい爆発に爆煙が生まれ、そして晴れる。 「…何よ、これ?」 彼女が召喚したのは一冊の本だった。 トリステイン学院春の使い魔召喚の儀式、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは 幾度も幾度も詠唱と、それによる爆発を繰り返しその結果、穿たれた一番大きなクレーターの真ん中。 そこにあったのは、魔獣でも、もはや生物でもなく、本だったと分かった瞬間、彼女は絶望した。 「ミ、ミスタ・コルベール!や、やり直しを…」 「ミス・ヴァリエール。残念ですがそれは許可できません。たとえ本であろうと、召喚したならば それはあなたの使い魔です。」 教師から放たれたその言葉が、再び彼女を絶望に突き飛ばす。 「し、しかし…!」 「だめです。それに契約をしないというのならば、... -
ゼロの大統領ルイズ変 メタルウルフルイズ
強烈な閃光。それが私が見た最後の光景だった。 この日、ハルケギニアの地図上からトリステイン魔法学院は文字どうり消滅した。 ゼロの大統領ー完 「ってそんなのあるかー!」 と、ベッドから飛び起きそのまま転がり落ちるルイズ。 「きゃんッッいたた・・・あれ?」 辺りをキョロキョロ見回すルイズ。 「やっぱり夢?そうよね!夢よね!夢かーって何の夢だっけ?まあいいわ それより明日は大事な使い魔召喚の日だから早く寝なくっちゃ!」 そう言って再びベッドに潜り込みすやすやと寝息を立て始めるルイズ。 だが彼女は、夢は夢でも正夢だったと分かるのはそれから数時間後の事だった。 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!... -
ゼロのガンパレード 2
空に穴が開いた。 /*/ 視界を覆う土煙が晴れた時、彼は視界に映る情景に首を傾げた。 先ほどまでの自分は冒険艦に乗って星の海にいたはずだが、ここはどう見ても学園か修道院にしか見えない。 視線を巡らせば幾種類かの動物たちを侍らした人の子たちがこちらを窺っている。 「ゼロのルイズが成功した……なぁ、俺、夢でも見てるのかなぁ?」 「でも猫だぜ、どこかから拾ってきたんじゃないか? なんか服着てるし」 「ていうか、なんだあの大きさ」 ふむと頷き、口を開こうとして止めた。 ここがどんな世界か解らぬ以上、自分が喋れることを告げるのは得策ではない。 視界に入る動物たちの種類から第六世界群の内のどれかだとは思うが、それだけしか解らない。 悩んだ末、首輪の奥に隠された多目的結晶にインストールされたプログラムによりどの世界でも会話に不自由しない大猫は、第二世... -
ゼロの戦闘妖精-07 Intermission 02
前ページ次ページゼロの戦闘妖精 Intermission 02「ざ・らいとすたっふ」 母親から提案された『実技試験』のために、ルイズはデルフリンガーを雪風に装備した。 「今度は、伝説の『烈風』殿と対決か。まったく 嬢ちゃんといると、退屈してるヒマが無ぇな!」 「デルフ 何を期待してるのか判らないけど、たぶん 貴方の出番は無いわ。あくまで『保険』よ。 むしろ 出番があったらマズイの。」 「そりゃまた どーして?」 「今回は 『逃げ』に徹するから、グリフォン隊の入隊試験の時と違って相手に突っ込んでいく事は無いわ。 だから 攻撃魔法は後方から私達を追いかけてくる型になるハズ。 仮に スクエアスペルのカッター・トルネードを使われたとしても、竜巻自体の移動速度は雪風よりも遅いから まず届かないと判断していい。 流石に雷撃は雪風よりも速いけど、ライトニング... -
ゼロの双竜-prologue
トリステイン魔法学園、春の使い魔召喚の儀式。 二年に進学した生徒たちが「サモン・サーヴァント」の魔法を用いて己の使い魔となる生物を召喚するという、生徒たちにとって非常に重要な儀式である。 既に一人を残して全ての生徒が思い思いの使い魔を召喚し、ある者はその結果に喜び、またある者は嘆いていた。一部、無表情を貫く者もいたが。 そして、最後の一人である桃色の髪の少女が呪文と共に杖を振り下ろした。 一瞬の閃光と共に、広場の中心に大爆発が巻き起こった。 「あーあ、また失敗だ」 「さすがゼロのルイズね。これで何度目?」 「最初のも含めてきっかり10度目さ。全く、早く帰りたいというのに!」 爆発を見た生徒たちは、皆口々に少女への文句を言っている。 少女の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 通称ゼロのルイズ。 ... -
ルーン・ゼロ・ファクトリー-02
前ページ次ページルーン・ゼロ・ファクトリー トリステイン魔法学校 大陸ハルケギニアの4カ国の1つであるトリステインのメイジ育成学校。 長い歴史を誇る由緒正しい魔法学校。 その治療室のベッドの上で、彼はもらったシチューをすすっていた。 小さな体とその手には少し大きい、人間用の容器とスプーンを持ち、大きさの違いに戸惑いつつもシチューを食べていく。 食事を続けながらちらりと横に視線を向ける、感じるのは自分にさっきから向けられる2種類の視線。 1つは興奮。もうひとつ好奇。 そんな視線にさらされ、なんだか見世物にでもなったような気分になり、気恥ずかしさと戸惑いを感じるが、空腹だったのと、シチューのおいしさから食事を続ける。 さっきからずっとこんな感じだ。 彼は何故こうなったのかと内心ため息をついた。 時間は少し前にさかのぼる。 唐突に自分たちに話し... -
ゼロと桃色の魔法使い-01
ゼロと桃色の魔法使い 一話 その日、急いで部屋のドアを開けたらでっかい鏡があった。 大きなお腹を抱えた妹は鏡の中へ消えていく姉を引きとめようと手を掴んだが、結局彼女は鏡の中へと消えてしまった……。 ―――――――――――――――――――――――――――――――― 「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、応えなさい!!」 もう百度も繰り返された呪文。空では星が輝き始め、いつものように爆発が起きたが、煙の向こうに影が見える。 「やった!成功したわ!」 しかし……煙が晴れた先に居たのは……… 「ここどこー?麗ちゃーん?あれー?おかしいなー。さっきまで家に居たはずなのに………」 少しとぼけた表情をした女が一人。服装は制服に見えなくも無いが、きっと平民だろう。 顔は結構な... -
ゼロの天使-01
前ページ次ページゼロの天使 「――― つまり、ここはトリスティン王国にある魔法学園で僕は君の使い魔として呼び出された、でいいのかな?」 目を覚ましたエルフの少年・・・と私はコルベール先生に言われた通りはなしあった。 私は、サモンサーヴァントの事、ハルケギニアの事、魔法学園の事、そして元居た場所に返す魔法が無い事を告げた。 初めは勝手に召還して承諾も無しに使い魔のルーンを刻んだ事に怒るかと思ったけど今の所エルフの少年に敵意や怒りの様な物は感じられず、自分の故郷の事(シルバラント)や(テセアラ)などの事を聞きさらに自分はヘイムダールと言うエルフの森で生まれたのだと言う。 私がその何れも知らないと答えると少年は 「そう――か・・」 と呟いて窓から見える月をぼんやりと眺めている。 (怒ってるかな・・怒るよね、私だったら絶対怒るもん・... -
使い魔のカービィ 01
前ページ次ページ使い魔のカービィ 「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! 我が導きに、応えなさい!!」 杖を振り下ろすと、爆音と共に光が炸裂した。 彼女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、昇級をかけた使い魔召喚の儀を行っていた。 が、さっきから巻き起こるのはお得意の爆発という名の失敗魔法ばかり。 何度この行程を繰り返して来たか、だんだん数えることさえ面倒になってきいた。 周りの生徒達も彼女の失敗にはもう飽き飽きしたのか、自分の喚んだ使い魔達を愛でている。 (私だって、あの位……いや、あれ以上に立派なの喚んでやるんだから……!!) もう一度気合いを入れ、再び杖を構える。 と、その時、ルイズの瞳に煙の向こうの何かが映った。 まさかと思... -
紙袋の使い魔-01
前ページ次ページ紙袋の使い魔 「ん?アレ・・・ここ何処だ?」 その日も彼、Dr.ファウストは患者を求めて旅をしていた筈だった。 いつものように彼の得意な物質転移の術を使い、いざ次の患者の下へ、と。 だが・・・ファウストがど○でもドアを開けた先に広がっていたのは不思議な光景だった。 「ああああああああんた、何者!?」 突如、サモン・サーヴァントの光が怪しい扉に変わり、ルイズは驚きを隠せなかった。 「何これ?ひょっとしてワタシったら、凄い使い魔を呼べたのかしら!?」 ワクワクとしながらルイズはその扉を見つめ続けていた。 ルイズの小さい胸のドキドキが最高潮に達そうとしたとき、ルイズの前にその物体は現れた。 見上げる程の体躯。だが体の線は凄く細い。全身白い服で着飾っており、その見上げた頂点には 紙袋が被さっている... -
ゼロの戦闘妖精-05
前ページ次ページゼロの戦闘妖精 Misson 05「全系統使用不可」(前編) ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、貴族である。 由緒あるヴァリエール公爵家の一員として生まれ 幼い頃より 貴族の掟・貴族の誇り・貴族のあるべき姿を教えられて育った。 全てが身についたとは言いがたいが、彼女の基本的人格は こうして形成された。 魔法、神が始祖に授けたとされる力。それを使う者、貴族。尊き血に連なる証。 魔法を使えない貴族。『ゼロのルイズ』。己が己である事を証明出来ない少女。力(魔法)への渇望。 そのルイズが手にした力、使い魔 『雪風』。 圧倒的な攻撃力を持った 最速の翼。 しかし、それは『魔法』ではなかった。魔法でないにもかかわらず、魔法以上の『力』をもつモノ。 雪風の存在によって、ルイズの内的世界に 価値観のパラダイムシフトが起き... -
侍の使い魔-1
「くそー、あのじじい、今度あったらぜってえ殺す!!」 江戸の侍こと坂田銀時は原付から投げ出され腰を抱えていた。 原付を平賀源外に修理してもらって帰ろうしていた。 後で源外が『修理代払え』と言ってたのは軽くスルーする。 無線から源外の声が聞こえる。 『おい銀時、メータの横についてるボタンあるだろ』 「これか」 そのままポチッと押す。 『それは絶対押すんじゃねえぞ、自爆するから』 「先に言え!!っていうかなんで原付に自爆装置!?」 そのまま原付は吹っ飛び銀時は目の前に現れた光の鏡に吸い込まれた。 所変わって異世界はハルケギニアのトリステイン魔法学院前では 春の使い魔召喚の儀式が行われていた。 「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応え... -
ゼロのコードギアス-01-1
前ページ次ページゼロのコードギアス 「あんた誰…?」 ゲルマニアとガリアに挟まれた小国トリステイン。そのトリステイン魔法学院の春のサモンサーヴァントの儀式。 そこの一生徒ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの15回目の召喚呪文の果てに呼ばれたのは一人の長身の男だった。 「おい、ゼロのルイズが人間を呼び出したぞ…!」 「マントもないし平民じゃないのか?!」 「ルイズが平民を召喚したぞ!」 「うるさい!うるさいうるさいうるさい!」 生徒たち、本人も含め騒がしい喧騒の中、担当教師コルベールは一人厳しい目をしていた。 「みなさん!授業は終わりにします!ミスヴァリエールは残り、皆さん公舎に戻りなさい!」 コルベールの緊張した声にうながされ、通常の事態でないことを悟った生徒はひとしきり笑いながら去っていく。... -
サイダー&ゼロ-01
前ページ次ページサイダー&ゼロ ここ、トリステイン魔法学院で爆発音が響き渡る。 「留年だな」 「まぁ…『ゼロ』だから、予想していたけどな…」 などと言われているが、懸命に爆発させていた。 「はぁ…はぁ…はぁ……ぜ、絶対…せ…成功させるんだから…はぁ…はぁ」 肩で息をする桃色髪の少女は、杖を構え何か呟き出した。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 五つの力を司るペンタゴン!我の運命に従いし、"使い魔"を召喚せよ!」 何回目かもわからないこのセリフを力強く叫ぶ。襲い掛かってくる運命を突き破る様に… 一際大きな爆発が起きたが、《いつもと違う》少女は何かを感じ、一歩も動かなかった。 (な…なんなの?この感じ…睨まれている?…何?) 爆煙が収まる頃には、異変の正体が徐々にだがわかるようになった。 (え?ひ…... - @wiki全体から「ウィザーズ・ルーン~雪風の翼~14」で調べる