あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「ウルトラ5番目の使い魔-01」で検索した結果
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ウルトラ5番目の使い魔-01
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第一話 合体変身!! ルイズと才人 ミサイル超獣 ベロクロン 登場! 「怨念を晴らすまでは、幾度でも蘇る」 西暦二〇〇七年、地球を狙う恐怖の異次元人ヤプールはウルトラマンメビウスの活躍によって滅ぼされた。 しかし、その底知れぬ怨念は闇の中で胎動を続け、復活のときを待っていた。 だが、闇が動けば必ずそれを晴らそうとする光がある。 今、新たなるウルトラ伝説が始まろうとしている。 「宇宙の果てのどこかにいるわたしの下僕よ!! 光り輝き、気高い最強の使い魔よ、わたしは心より求めるわ! 我が導きに応じなさい!!」 その日、地球とは違う異世界ハルケギニアの一国、トリステインの王立魔法学院で、ひとりの少女が 使い魔召喚の魔法『サモン・サーヴァント』を唱えた。 彼女... -
ウルトラ5番目の使い魔-05
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第五話 大ピンチ!! ルイズを救え 大蛍超獣ホタルンガ 登場! 「ルイズ!! くっそぉ!!」 超獣ホタルンガの発光体の中に取り込まれてしまったルイズを見て、才人は背中のデルフリンガーを抜くと走り出した。 剣を抜いたとたん、彼の左手のルーンが輝きだし体が信じられないほど軽くなっていく。 「ダーリン!? 無茶よ!!」 「……もう止められない、飛んで」 シルフィードがキュルケとタバサを乗せて飛び立った。 フーケのゴーレムに翼に傷を負わされているはずだが、それでもさすがに風竜の飛翔能力は高かった。 ホタルンガの正面では、オスマンとコルベールが幾つかの詠唱時間の短い呪文でうまいぐあいに右に左にと注意を引いている。 もしどちらか一人に注意が集中したら、あっというまにあの溶解霧で溶かされてしまう... -
ウルトラ5番目の使い魔-23
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第23話 無限と光の旅立ち!! ウルトラの父 ゾフィー ウルトラマンタロウ ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 登場! 双月も山影に沈み、しんしんと、優しい闇が学院を包んでいた。 フリッグの舞踏会は、魔法学院始まって以来例を見ない盛り上がりのうちに幕を下ろした。 踊り疲れて、草原に人々が倒れ伏したとき、オルフィの歌も終わり、チンペもパンドラに迎えられて母親も元へと 戻っていった。 そのとき、あのベアトリスがパンドラに向かって深く頭を下げていたのは、彼女を見る大勢の人の目を別のもの に変えていた。 そうして、パンドラとオルフィは、再び草原の土を掘り返すと、地底の怪獣の世界へと帰っていき、大勢の人々が 「またこいよー」と手を振って見送った。 ガラ... -
ウルトラ5番目の使い魔-08
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 8話 ダイナミック・ヒーロー! 宇宙有翼怪獣アリゲラ ウルトラマンダイナ 登場!! 西暦2017年代 地球最大の危機、邪神ガタノゾーアの危機を乗り越えた人類は、その夢見る心のままに大宇宙へと歩を進めるネオ・フロンティア時代を迎えていた。 だが、突如宇宙から人類を狙う謎の敵、スフィアが地球に来襲、地球平和連合TPCはチーム・スーパーGUTSでこれに対抗した。 彼らは、人類の前に姿を現したティガに続く二人目の光の巨人とともに、地球の平和を守り抜いていった。 しかし、遂に姿を現した究極の敵、暗黒惑星グランスフィアの前に冥王星をはじめとする太陽系の惑星は次々と飲み込まれていく。 これに対し、スーパーGUTSは封印された兵器、ネオマキシマ砲での最終決戦を挑む。 そして、彼らは勝利した。ただし、そ... -
ウルトラ5番目の使い魔-02
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第二話 黒衣の悪魔 宇宙同化獣ガディバ 登場! ルイズと才人がウルトラマンAの力を得て、異次元人ヤプールの尖兵たる、ミサイル超獣ベロクロンを倒してから2日が過ぎた。 2人を含む魔法学院の関係者達は、平時には通常通り学業に専念するようにとの指示が出、破壊された街も、勝利に喜ぶ民達によって、急ピッチで復興されていっていた。 が、当の二人はといえば、ウルトラマンの宿命として正体を明かすわけにもいかずに、結局は『ゼロのルイズ』と『犬のサイト』の元の鞘に納まってしまっていた。 「はぁ、俺本当にウルトラマンになれたのかなあ?」 例によって水場で洗濯物の山と格闘しながら才人はぐちっていた。 彼としては、子供のころからTVや本のドキュメンタリーや記録映像で見た科学特捜隊やウルトラ警備隊の... -
ウルトラ5番目の使い魔-11
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第11話 危機迫る!! トリステイン王国最後の日 四次元宇宙人 バム星人 登場! ルイズと才人はウルトラマンAに、バム星人が誘導装置を使って、ロボット怪獣メカギラスを トリステイン城に呼び寄せようとしていることを教えられた。 メカギラスは、かつても地球防衛チームUGMを翻弄し、ウルトラマン80を苦戦させた強力な 怪獣だ。そんなものに襲われたらトリステイン城はひとたまりもなく破壊されてしまう。 (装置がこれ一個とは限らない。急いで探すんだ!) (わ、わかった) エースはふたりを叱咤すると、再び心の中へと戻っていった。 「ちょっと、ルイズ、ダーリン、急に黙り込んだりして、どうしたの?」 ふたりはキュルケの声を聞いてはっとした。エースとの会話はふたりの心の中のことなので、 外から見て... -
ウルトラ5番目の使い魔-36b
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 前半部からの続き。 しかし、そんなことは露知らぬ才人達は、シルフィードがねぐらにしている森のちょっとした広場で、 首輪をつけたシルフィードを森の木に鎖で結んで、犯人が現れるのを今か今かと待ち構えていた。 「きゅーい、きゅーい!!」 あからさまに囮役にされているシルフィードは、よせばいいのに悲しげに泣き喚いている。 そんなことをしてもかえって犯人を呼び寄せるだけなんだが、離れた藪の中から見張っている才人達は 心の中でそう突っ込んでいた。 「さーて、見え見えの囮作戦だけど、果たして引っかかってくれるかな?」 我ながら、下手な作戦だと思うが他に方法がないので仕方が無い。なお、当然のことであるがギーシュのほうに 期待を寄せている者は、モンモランシーも含めて一人もいない。 「けど、犯人はどうやって学院の誰に... -
ウルトラ5番目の使い魔-03
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第三話 見よ! 双月夜の大変身 土塊怪獣アングロス 登場! ルイズ達が学院に戻ってきて4日が過ぎた。 このころになると、さすがにヤプールやウルトラマンAの話題も下火になりだし、人々は元の生活を取り戻しつつあった。 その日、昼食を終えたルイズは才人をともなって教室への廊下を歩いていた。 もっとも、この日は少々不本意な同行者もいたが。 「だからさぁ、なんと防衛軍じゃこのあたしを一個小隊の戦闘隊長にしてくれるんだってさ!! ゲルマニア出身のあたしをだよ? やっぱベロクロンのやつに一発食らわせてやったのがよかったのかなあ、それとも、そこまでしなきゃなんないほど人材が枯渇してるってことかしらね」 まずは赤髪がまぶしい『微熱』のキュルケ。 「……前者が2割、後者が8割」 も... -
ウルトラ5番目の使い魔-04
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第四話 奪われた『破壊の光』 大蛍超獣ホタルンガ 登場! 「それで、君達3人がその現場を目撃したというのだね」 破壊され、内部を荒らされた宝物庫に、学院長オールド・オスマン、教師のコルベール、ルイズ、タバサ、キュルケの3人プラス才人が集まっていた。 「はい、フーケはゴーレムを使って宝物庫を破壊しようとしていましたので、わたしとタバサはそれを止めようとしました。 恥ずかしながら……返り討ちにあって危ないところでしたけど、間一髪ウルトラマンAが現れて助けてくれましたの」 「その後はわたしたちも見ていました。フーケはエースを見るや、ゴーレムを別の怪物に変えてエースと戦わせました。 ですがフーケは怪物で宝物庫を破壊すると、怪物を解体して時間を稼いでいるうちに『破壊の光』を盗み去ってしまいました」 キュ... -
ウルトラ5番目の使い魔-14
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第14話 剣の誇り (前編) 奇怪宇宙人ツルク星人 登場! 「ウルトラ・ターッチ!!」 ルイズと才人のリングが合わさり、ウルトラマンAがトリスタニアの街に降り立つ。 メカギラスの襲来から一夜明けたこの日、トリスタニアは新たな脅威に晒されていた。 石造りの建物がバターのように切り裂かれ、崩れ落ちた瓦礫を巨大な足が踏みにじる。 それは、緑色の肌と爬虫類のような顔を持ち、両腕に巨大な刀をつけた怪物。 その名はツルク星人、かつて地球で数多くの人間を惨殺し、ウルトラマンレオを苦しめた凶悪な宇宙人だ。 「タアッ!!」 エースは構えをとり、ツルク星人を見据える。だが、いきなり攻撃を仕掛けることはしない。なぜなら、星人の 両腕に取り付けられた刀は、例え鉄でも軽々切り裂く恐るべき武... -
ウルトラ5番目の使い魔-33b
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 前半部からの続き。 そして、時空を超えた場所でも、運命の歯車は一時も止まりはしていない…… 地球、日本アルプスの山岳地帯にCREW GUYS JAPANは出動していた。 日本でもこの季節は夏、アルプスの峰峰も草花に覆われて、自然の息吹を満喫している。 しかし、そんな美しい自然の空気を乱す者が、今この空に舞っていた。 「ミライ、そいつにビームは効かねえぞ!! 気をつけろ」 ガンウィンガーのコクピットからリュウの声が、地上で戦うメビウスに響く。 「ヘヤッ!!」 メビウスの上空を、一羽の巨大な怪鳥があざ笑うような鳴き声をあげながら飛んでいる。 そいつは、『凶獣、姑獲鳥(こかくちょう)』、天空を飛翔し、人間に不吉をもたらすという半人半鳥の姿を持つ妖鳥だ。 接近してくる姑獲鳥を見据え、メビウス... -
ウルトラ5番目の使い魔-10
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第10話 変身宇宙人の謎を解け!! 四次元宇宙人バム星人 登場! 一兵士によってもたらされた、ザントリーユ城陥落の報はたちまちのうちにトリステイン城全体を駆け巡った。 ただちに、稼動全軍による奪還作戦が提案されて、王女アンリエッタやマザリーニ枢機卿ら、 王国首脳陣はこれを承認、城の中は先程までの集会の雰囲気も吹き飛び、出撃準備に追われる 貴族や兵たちでごった返していた。 しかし、魔法学院の生徒達には予備兵力として出撃の命令がかからず、生徒達は肩透かしを 食らった気分で仕方なく片隅に避難していた。 「まったく、せっかく手柄を立てるチャンスだっていうのに軍は何考えてんのよ。せっかくわざわざ 呼びつけたのはいざというときに使うためでしょうが」 「俺に言ってもしょーがねえだろう。移動用の幻獣も馬も... -
ウルトラ5番目の使い魔-15
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 15話 剣の誇り (後編) 奇怪宇宙人ツルク星人 登場! 軍民合わせて100人近い犠牲者を出した恐怖の夜が明けた。 市街地は警戒する兵士達が行きかい、戒厳令が解除された後は、それらのほかに、いくつも運ばれていく 棺や涙に咽ぶ遺族達の姿が人々の不安をあおり、平日だというのに出歩く人は少なく、用が済めば家に 立てこもって固く鍵をかけて閉じこもり、噂は噂を呼び、不安は幻影の殺人鬼像を作り出し、トリスタニア全域が 見えない恐怖に包み込まれていた。 そんななか、王宮内での兵士達の鍛錬場では、銃士隊隊長アニエス、副長ミシェル、そして才人が 抜き身の剣を構え、対ツルク星人のための作戦を練っていた。 才人からの情報により敵の正体は知れたものの、たった一体でトリステイン軍すべてを翻... -
ウルトラ5番目の使い魔-32
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第32話 宇宙正義の守護者 (後編) サボテン超獣 サボテンダー ウルトラマンジャスティス 登場! 超獣、それは異次元人ヤプールが惑星攻撃用に地球の生物と宇宙怪獣を超獣製造機で合成して作り上げる 生物兵器で、文字通り怪獣を超えた生物である。 今、力を取り戻しつつあるヤプールは異次元世界で新たに開発した超獣製造機を使い、ベロクロン、ホタルンガを はじめ、次第にその数を増しつつ、ひそかに地上に送り込んでいた。 このサボテンダーもその一つ、しかしまだ不完全な力しか持たないヤプールは最初から完全体としてサボテンダーを 作り出すことができず。エネルギー充填のために小さなサボテンの姿で送り出した。 奴は可憐な花で人の目を騙しながら人から人へと渡り歩くたびに、昆虫、動物、さらには人間を次々に捕食しなが... -
ウルトラ5番目の使い魔-98a
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第98話 本当のウルトラタッチ ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 彗星怪獣 ドラコ 吸電怪獣 エレドータス 登場! 「ウルトラマンが三人がかりで敵わないなんて、なんて化け物なの!?」 空高くまで舞い上がった戦塵で髪と頬を薄黒く染めて、キュルケの叫びが シルフィードの背の上から恐ろしげに響く。 ウルトラマンA、ウルトラマンメビウス、ウルトラマンヒカリの三人は今、たった 一体の怪獣によって窮地に陥れられていた。その怪獣の名は彗星怪獣ドラコ、 かつて初代ウルトラマンの時代にレッドキングやギガスと戦い、怪獣酋長 ジェロニモンによって蘇生して科学特捜隊に倒されたことでも知られる。 だが、いずれも別の怪獣や人間の手によって倒され、強豪というイメージとは 程遠いが、ガディバのもたらした生... -
ウルトラ5番目の使い魔-99b
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 戦いは終わった。 「ヘアッ!」 「デュワッ!」 全てが終わり、役目を果たしたエースとヒカリは、メビウスを見送ると 光の輪の中で体を収縮し、変身を解除した。 「ふぅ……終わったな」 やたらとだだっ広い学院の前の草原の、学院正門前で人間の姿に戻った 才人は、平穏を取り戻した空を見渡して、大きく深呼吸をすると満足したように つぶやいた。 考えてみれば、この世界で初めて変身して戦ったのもこの学院前だった。 ベロクロンに破壊される寸前だった学院を守るために最初の変身をして、 いままた同じ理由で戦って、ここを守りぬけた。 けれど、ルイズにとってはそんなことよりも、今手に入れたささやかな幸せの ほうが大切だった。 「サイト……」 「おっ……ただいま、ルイズ」 何気なくルイズの呼びかけに反応した才人は... -
ウルトラ5番目の使い魔-27
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第27話 悪魔の忘れ形見 怪獣兵器 スコーピス 宇宙海獣 レイキュバス 登場! 「これがラグドリアン湖か、広いなー」 あの惚れ薬のどさくさから一晩が過ぎ、夜通し馬を駆けさせたルイズ、才人、ギーシュ、モンモランシー、 ギムリ、レイナールの一行は、目的地のラグドリアン湖の東岸にまでやってきていた。 時刻は地球時間で言えばおよそ午前10時過ぎくらい、一旦街に寄って食料を買い込み、馬に揺られながら 朝食をとりつつ来たために、けっこう遅くなってしまった。 陽光を浴びて、湖畔はダイヤの破片をばらまいたように輝き、馬に揺られ続けた疲れもいっぺんに吹き飛ぶ ようだった。が、一行が景色に見とれる中で、唯一余裕のないギーシュがせわしげに言ってきた。 「のんきなことを言ってないで、ここに... -
ウルトラ5番目の使い魔-98b
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 それは、リュウが照準機の中に拡大されたドラコの右肩に、針の穴のように かすかに見える傷跡を捉えて、意識をトリガーに集中したその一瞬の隙の ことだった。メビウスとヒカリに両腕を、エースに首根っこを押さえつけられて 動けないでいたドラコの、その昆虫型の赤い複眼だけは接近してくるガンローダーの 姿を克明に捉えていた。奴はガンローダーがなにをしようとしているのかを瞬時に 把握すると、身動きできない状況からも右腕だけを上に向かって振り、 鎌を手先から外して飛ばして、ガンローダーに襲い掛かからせたのである。 「なにっ!?」 思いもよらぬ攻撃に、リュウはとっさに回避しきることができなかった。回転して 飛んでくるドラコの鎌はガンローダーの左上面をなめるようにすれ違っていくと、 グドンの皮膚をも切り裂いた鋭さでガンローダーの装甲... -
ウルトラ5番目の使い魔-06
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第六話 双月夜の大決闘!! 大蛍超獣ホタルンガ 宇宙同化獣ガディバ 登場! ウルトラマンAの心の中で、合体により肉体を共有した才人とルイズが向かい合っていた。 エースの精神世界の中では、それぞれ擬似的な肉体が形成されて、普段と変わらずに会話することができる。 このなかでは、それぞれの感情がむきだしで相手に伝わる。心を読まれるということではないが、心の起伏が相手に伝わるということはごまかしが利かないということになる。 (……) (……サ、サイト) ルイズは内心おびえていた。散々無謀だと止められておきながらも戦いを挑んだあげく、無様に捕まってしまい、果てには自分どころか使い魔も道連れにするところだったことを怒鳴られると思った。 いつもならば主人と使い魔の関係を持ち出して、すべ... -
ウルトラ5番目の使い魔-48a
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第48話 一発必中!正義の一閃悪を撃て 狼男 ウルフ星人 登場! 怪獣ザラガスの撃破を得て、トリスタニアは歓喜の渦に包まれていた。 『トリスタニアを襲った怪獣、王立防衛軍の手によって撃破せり!』 戦いを見守っていた人の口から口へ、噂はあっという間に街の隅々にまで伝染し、怪獣の脅威に怯えていた 人々は、興奮のままに勝利の美酒に酔いしれていた。 「なあ、あのすげえ炎見たかよ。なんでも魔法アカデミーが開発した新兵器らしいぜ」 「ああ、なんと魔法衛士隊のグリフォン隊が、危険を承知で怪獣の体に直接取り付けたらしい」 「それでよ。そのグリフォン隊に同乗していた、アカデミーのエレオノール・ド・ラ・ヴァリエール女史がさ、 見たけどこれがまたすげえべっぴんでな」 「だったら、隊長のワルド子爵って... -
ウルトラ5番目の使い魔-07
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第7話 降り立つ光の巨人 宇宙有翼怪獣アリゲラ 登場! 彼女は、夢を見ていた。 暖かいまどろみのなかで、子供のころからの思い出がひとつずつ浮かんでは消えていく。 人が昔を思い出すとき、その中にはよい思い出もあるが、大半は悲しい記憶だという。 幸せだった子供のころ、しかし突然全てを奪われて落とされた暗黒の淵。 それらをもたらした者達への怨嗟の念。しかし彼女の心を闇の一歩手前で引きとめた手、守ろうと決めた者。 裏の世界で悪と善の矛盾した思いで生きてきた日々。 そして現れた闇の化身の暗黒の世界への招待、死の直前にわずかに見えた光に手を伸ばしたとき、彼女の意識は光の中へと呼び起こされた。 「はっ……こ、ここは?」 「おお、ようやく目を覚ましたかね、ミス・ロングビル」 彼女、ミス・ロング... -
ウルトラ5番目の使い魔-24
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第24話 地球へ!! 彗星怪獣 ガイガレード 超巨大天体生物 ディグローブ 大ダコ怪獣 タガール ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 登場! ゾフィーの命を受けて、ウルトラマンメビウス、ウルトラマンヒカリの二人の戦士は、 M78星雲を遠く超えて、懐かしい星地球のある太陽系へと、再びやってきていた。 「海王星軌道を通過した。ここまで来たら、もう地球はもうすぐだ」 太陽系内に入ったために速度を落とした二人のウルトラマンは、かつてゾフィーが タイラントと戦ったこともある青い惑星のそばをゆっくりと通過した。 まだ、このあたりには地球人はほとんど訪れたことはない。しかし、あと何十年、 何百年か後には人類も自在にこの星の海を駆ける日が来るだろう。彼らはそう信じている。 やがて、... -
ウルトラ5番目の使い魔-12
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 12話 WEKC初陣!! 四次元宇宙人バム星人 四次元ロボ獣メカギラス 登場! 「サイト!!」 ルイズの絶叫とともに、火薬のはじける乾いた音が王宮の廊下にこだました。 フリントロック式の、地球ではもはや博物館かガンマニアの間でしか見れないようなハルケギニアの 銃でも、人一人殺すだけの力は充分にある。才人は、死を覚悟した。 「ぐはぁっ!」 心臓に鉛玉を撃ち込まれ、残った命をわずかに吐き出す不協和音が響き、ルイズは思わず目を覆った。 だが、断末魔を発したのは才人ではなかった。 「が……ば、ばかなぁ」 口から緑色の血を吐き、ギーシュ達に銃を突きつけていたバム星人達の体が床に崩れ落ちた。 ルイズがうっすらと目を開けたとき、そこには呆けたように立ち尽くしているギ... -
ウルトラ5番目の使い魔-90
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第90話 決断のとき ウルトラマンメビウス マケット怪獣 リムエレキング 登場 アルビオン大陸を覆っていた戦雲は、長い戦いの末に払われた。 しかし、一つの戦いの終わりは、また新たなストーリーの始まりでもある。 激闘の末に、ブロッケンを倒し、バキシムを退けてヤプールの陰謀を完全に 打ち砕いたウルトラマンA、ウルトラマンメビウス、ガンフェニックスが空のかなた へと飛び去っていったのを見送り、アンリエッタとウェールズたちは、いまだに 興奮冷めやらぬ兵たちをまとめて、負傷者の救護から使い物にならなくなった 城から別の拠点への移動の準備と、戦闘中にも増して忙しい時間が待っていた。 「水のメイジと秘薬は重傷者の介護に優先的に回しなさい。自分で歩ける程度の 負傷者は、たと... -
ウルトラ5番目の使い魔-96
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第96話 一人の変身 ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 彗星怪獣 ドラコ 肉食地底怪獣 グドン 再生怪獣 グロッシーナ バリヤー怪獣 ガギ マグマ怪地底獣 ギール 登場! 才人とルイズ、地球とハルケギニアや、宇宙の様々な人々の思いを乗せて、 夜の帳は二つの月が沈むまで続き、そして東の空に真っ赤に燃える太陽が 登ったとき、全宇宙の未来を左右するかもしれない運命の日の朝は明けた。 遠くに見える山すそから登った太陽が黄色い光で魔法学院を照らし出す。 その窓枠の隙間から差し込んできた朝日をまぶたの上に受けて、才人は 目を覚ますと、ベッドから降りて窓を大きく開け放った。 「朝、か……」 見渡す限りの清浄な青空と、それに照らされた学院が... -
ウルトラ5番目の使い魔-28
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第28話 ウルトラマンエースVS異形の使い魔! 怪獣兵器 スコーピス 大モグラ怪獣 モングラー (ヴェルダンデ) 登場! 怪獣兵器スコーピス……それはかつて生命のあるあらゆる星を不毛の荒野に変えようとした悪魔のような怪獣、 異形生命体サンドロスが手駒として大量に作り出した人工怪獣たちのことである。 宇宙空間を飛行する能力は当然、ミサイルやレーザーも寄せ付けない頑強な外骨格、最大の武器は口から 吐き出す腐食光線ポイゾニクトと額から放つ破壊光弾フラジレッドボムで、これを使って破壊の限りを尽くす。 その猛威はわずか一体で星を一つ滅ぼしてしまうほどである。 数年前にサンドロスは滅ぼされたものの、宇宙に散ったスコーピスたちの生き残りは野生化し、サンドロスから 与えられたあらゆる生命の抹殺というプログ... -
ウルトラ5番目の使い魔-13
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第13話 落日の決闘!! 四次元ロボ獣メカギラス 登場! 燃えるような夕日の下、その紅い光に照らされてウルトラマンAがトリステイン城を守るように構えている。 迎える相手はバム星人の作り上げたロボット怪獣メカギラス、巨大なパワーを秘めてミサイルと破壊光線で 武装した鋼鉄の巨竜。 今、両者の銀色の体は夕日に照らされ、まるで黄金のような幻想的な輝きを放っていた。 (こいつを倒さないと、トリステインは滅ぼされるわ。サイト、いつもどおりサポート頑張んなさいよ) (うーん。こいつに関してはよく分からないんだが、とにかく勝たないと話にならないからな!!) (来るぞ、ふたりとも!!) かん高い音を上げて、メカギラスの頭部からミサイルが放たれてエースの周辺で爆発を起こし、エースは 城へ... -
ウルトラ5番目の使い魔-33a
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第33話 怪獣は、時空を超えて ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 凶獣 姑獲鳥 ラグストーン・メカレーター 登場! 「ただいまーっ!」 夏に入って強さを増す陽光を浴びながら、トリステイン魔法学院に才人の声が響き渡った。 水の精霊の涙を得て、あれから丸一日、ようやく一行は懐かしき学び舎に帰還していた。 「おお、懐かしの学院よ。そして僕の愛でる花達よ、わずかばかりとはいえ、君達を寂しくさせてすまなかったね」 「モンモランシーに聞こえるぞ」 「ぎくっ! そ、そうだった、自重しよう」 ギーシュもまた、はしゃいでいたところをレイナールにツッこまれて冷や汗をかく。 だが、元気さを増す男子連中と違って、ルイズやモンモランシーはぐったりと疲れきった様子で、近づいてくる 学院の尖塔を見... -
ウルトラ5番目の使い魔-36a
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第36話 シルフィを返して!! (前編) 二大怪盗宇宙人参上 宇宙超人 スチール星人 怪宇宙人 ヒマラ 登場! それは、ある夏の日、例えばギーシュあたりが。 「もーいーくつ寝ると、なーつやーすみー♪」 とか下手な歌をのたまわってる、いつもと変わらないそんな蒸し暑い日の夕方から始まった。 「美しい……」 この日、誰にも知られずにトリステインにやってきた宇宙人ヒマラは、トリステイン魔法学院の尖塔の上から、夕焼けに 照らされる魔法学院をしみじみと眺めていた。 そして、その隣では同じく黒マントの怪人が学院の庭を這いまわったり、宙を飛んだりしている幻獣たちを見て。 「珍しい生き物たちだ……」 と、つぶやいていた。 そして、二人の怪人はやがて顔を見合わせると。 「ふっふっふふふ、では計... -
ウルトラ5番目の使い魔-74b
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 前半部からの続き。 そのころ、この戦争を犠牲なくして終結させうる唯一の希望は、シルフィードを 一路北上させて、ロンディニウムへと急いでいた。 「これで、この戦争も終わるんだよな」 山林地帯の上空を飛びながら、才人はこのくだらない争いが、とっとと終わって、 残りの夏休み期間をのんびりと昼寝でもしてすごしたいなと、ため息をついた。 「ほんとに、こんなつまんない戦争はさっさと終わらせて、バカンスの続きと しゃれこみたいわねえ」 「今回はあんたに同調するわ。こりゃもう戦争なんてものじゃないわ、 頭をなくしたドラゴン同士の醜悪な茶番劇よ」 キュルケやルイズも、うんざりといった様子で、彼女たちが思い描いていた 戦争の美のかけらも無い戦いに、これ以上つきあいたくないとつぶやいたが、 タバ... -
ウルトラ5番目の使い魔-48b
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 前半部からの続き。 タルブ村はトリスタニアから早馬で2日、馬車でなら3日ほどかかる距離にあり、一行は途中の宿場町で 3泊しながらのんびりと旅を続け、3日目の昼ごろにこれを越えたらタルブ村が見えてくる森の中までやってきた。 「もうすぐです。久しぶりだなあ、みんな元気にしてるかなあ」 「楽しそうだね、まあ故郷に帰るんだから当然か」 見るからにはずんだ表情のシエスタを見て、才人もうれしそうに言った。彼女はこれから向かう村の出身で、 出稼ぎのために魔法学院にメイドとして奉公している。今回は久しぶりの里帰りなのだった。 「いいところですよ。小さな村ですけど、みんないい人ですし、いろいろ名物がありますから」 「名物か、楽しみだな。そこで一泊して、明日の昼ごろにすぐ近くのラ・ロシュールって港町から船に乗る んだったな、... -
赤目の使い魔
「バッカーノ!」よりクリストファー・シャルドレードを召喚 赤目の使い魔-01 赤目の使い魔-02 赤目の使い魔-03 赤目の使い魔-04 赤目の使い魔-05 赤目の使い魔-06 赤目の使い魔-07 赤目の使い魔-08 赤目の使い魔-09 赤目の使い魔-10 赤目の使い魔-11 赤目の使い魔-12 -
ウルトラ5番目の使い魔-26
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第26話 悪夢を砕く友情の絆 夢幻超獣 ドリームギラス 登場! 物語の時系列は、ここで才人達がラグドリアン湖へと向けて出立した、その一週間前に遡る。 二つの衛星を従えた、大宇宙に青く輝く美しい星をめがけて、宇宙のかなたから2つの怪しい影と、 それらを追って、1つの紅く輝く光が近づいてきていた。 2つの影はその後ろから追撃してくる光から逃げようと、すさまじいスピードでこの星系に突入してきた。 しかしいくら逃げようと、その光はぴったりとくっついてまったく振り切ることはできない、それでも二つの影は 進路上の邪魔なアステロイドやスペースデブリを砕きながら猛烈な勢いで飛び回り、まるで何かに 引き寄せられるように、一直線にその美しく輝く星へと迫り、この星、地球を宇宙に輝くエメラル... -
ウルトラ5番目の使い魔-22
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第22話 踊れ! 怪獣大舞踏会 (後編) カンガルー怪獣 パンドラ、チンペ 歌好き怪獣 オルフィ 風船怪獣 バンゴ 玉好き怪獣 ガラキング 登場! 「怪獣が、4匹!?」 いまや、トリステイン魔法学院は上に下にの大騒ぎになっていた。 現れた怪獣は、パンドラ、オルフィ、バンゴ、ガラキング、際立った凶暴性を持つものはいないが、魔法学院の 10個や20個軽く破壊してありあまるほどパワフルな連中ばかりだ。 才人は、それらの怪獣達の記録を脳内の怪獣図鑑から探し出した。幸い、どれも見たことのある奴ばかりだ。 まずパンドラ、オルフィ、ガラキングはどれもZATの時代に出現した怪獣で、パンドラは山で遭難した人間を 助けてくれる優しい怪獣、オルフィは現在でも出現し、音楽が... -
ウルトラ5番目の使い魔-25
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第25話 甘い薬の恐怖 大モグラ怪獣 モングラー 登場! その日、才人は学院の水場で、いつもどおり洗濯に精を出していた。 「平和だなあ」 手を動かしながら、思わず才人はつぶやいた。 この日は天気晴朗にして、風は穏やか、日差しは温かく、湿度も良好、暑くも寒くもなく、平和そのものの陽気 であった。 水場の向こうの広場では、シエスタが何百枚になろうかという生徒達のシーツをうきうきしながら干している。 「晴れた日には布団を干すものです」 と、この間シエスタが言っていたことを思い出しながら、才人は夏の青空の下を風に吹かれてひらひらと舞う洗濯物と、 その間をスカートをなびかせて軽やかに駆けるメイド服の少女。この場にカメラがあったなら、百枚くらい撮って 末代までの家宝に... -
ウルトラ5番目の使い魔
「ウルトラマンメビウスTV本編終了後の世界」から「ウルトラマンA」を召喚 第1話 合体変身!! ルイズと才人 第2話 黒衣の悪魔 第3話 見よ! 双月夜の大変身 第4話 奪われた『破壊の光』 第5話 大ピンチ!! ルイズを救え 第6話 双月夜の大決闘!! 第7話 降り立つ光の巨人 第8話 ダイナミック・ヒーロー! 第9話 WEKC結成!! 第10話 変身宇宙人の謎を解け!! 第11話 危機迫る!! トリステイン王国最後の日 第12話 WEKC初陣!! 第13話 落日の決闘!! 第14話 剣の誇り (前編) 第15話 剣の誇り (後編) 第16話 間幕、タバサの冒険 第一回、タバサと火竜山脈 (前編) 第17話 間幕、タバサの冒険 第一回、タバサと火竜山脈 (後編) 第18話 遠い星から来たお父さん (前編) ... -
ウルトラ5番目の使い魔-91
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第91話 迷いと戸惑いと… ウルトラの父 ゾフィー 登場 「地球に……帰れるのか……」 戦いから時が過ぎて、すっかり日も落ちた静かな夜の闇に才人のつぶやきが 流れて消えた。 ここは、ウェストウッド村のティファニアの家、さらにその隣にある小さな畑。 超獣サボテンダーに踏み潰されたあとに耕しなおされたが、作物は時期を 逃したために黒い土があらわになっている。けれども空を見るには村の中で 一番開けているその真ん中で、才人はズボンのポケットに手を突っ込んだまま、 かかしになったようにもう二時間もこうして空を見続けていた。 「サイト、もういいかげん中に入りなさい。スープが片付かなくて、テファが困ってるわよ」 背中からした声に振り向いてみると、そこには彼のご主人様が... -
ウルトラ5番目の使い魔-89
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第89話 時空を超えた奇跡 変身超獣 ブロッケン 一角超獣 バキシム ウルトラマンメビウス 登場! たとえどんなに闇が深かろうと、たとえ世界の全てが踏みにじられようと、 すべての力が尽きて、誰もがあきらめてしまおうと、助けを求める人がいる限り、 光は必ず差し込んでくる。 異次元人ヤプールの罠にはまって十字架にかけられ、人々の目の前で、 二大超獣バキシムとブロッケンによって、今まさに処刑されようとしている ウルトラマンA。奴は、何万人もの人間にエースの死に様を見せつけることで、 復讐の成就と共に、その悲嘆と絶望のマイナスエネルギーで一気に力を回復しようと 画策していたのだ。 矢尽き刀折れて、精神力もなくなった人間たちにもはやエースを救うすべはなく、 ... -
ウルトラ5番目の使い魔-31
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第31話 宇宙正義の守護者 (前編) 怪獣兵器 スコーピス サボテン超獣 サボテンダー ウルトラマンジャスティス 登場!! アルビオンの領土の中央部、サウスゴータと呼ばれる地方の一角の森林地帯の中に、ウェストウッドという 小さな村がひっそりとある。 ただし、村、といっても実際は小さな小屋が十件ばかりあるだけで、街道から離れていて人が訪れることもほとんどない。 それに、この村には一般的な村人と呼べる人間はほとんどいなかった。なぜなら、この村の住人の9割以上は 皆年の頃10前後の少年少女ばかりだったからである。 「あと、それと、その果物をお願いします」 そんな中で、唯一子供達と違う……といってもまだ幼さを残した顔つきの、大きな帽子をかぶった金髪の少女が、 行商人から食物や衣類、生活雑貨の... -
ウルトラ5番目の使い魔-84
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第84話 双月に抱かれた星 (後編) 高次元捕食体 ボガールモンス 宇宙大怪獣 ベムスター ウルトラマンジャスティス 登場 深夜、地球でいえば午後十時ごろにアルビオン王党派軍は後方五リーグにある 小城の補給基地へと撤退を始めた。テントは折りたたまれて馬に積まれ、 その他大砲などの兵器や道具も持ち運べるものは人力や馬で運ばれたが、 破損しているものや移動不能なものは破壊された。 そんな中を、ルイズたち一行はウェールズやアンリエッタたちの本営から 少し遅れて徒歩で着いていっていたが、陣地が置かれていた草原を離れる前に、 才人は草原の向こうの木陰に向かって独り言のように話しかけた。 「これが終わったら、必ず戻ってくるからな」 その先には、時空間... -
ウルトラ5番目の使い魔-97
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第97話 孤独の重圧 ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 彗星怪獣 ドラコ 肉食地底怪獣 グドン 再生怪獣 グロッシーナ バリヤー怪獣 ガギ マグマ怪地底獣 ギール 吸電怪獣 エレドータス 宇宙同化獣ガディバ 登場! 「ふっふっふ……やはり現れたなウルトラ兄弟! 待っていたぞ、お前たちに受けた 屈辱の数々、今ここで晴らしてくれる! ククク……さあ、我が暗黒の呼びかけに 応じて現れた怪獣軍団よ! ウルトラ兄弟を抹殺し、すべてを破壊するがいい!」 現実世界に姿を現した異次元人ヤプールの哄笑が、平和だった学院の空に 木霊して、宇宙と地底から出現した五匹もの怪獣軍団の雄叫びが、立ちはだかる ウルトラマンA、ウルトラマンメビウス、ウルトラマン... -
ウルトラ5番目の使い魔-85
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第85話 蒼月の激闘 高次元捕食体 ボガールモンス 宇宙大怪獣 ベムスター ウルトラマンジャスティス 登場 月にはウサギがいて餅をついていると、昔の日本の人々は夜空にロマンを追い、 近代になって月が岩と砂ばかりの荒涼たる世界であると知っても、その強い 思念は、多少はた迷惑な怪獣を生み出すほどに、宇宙の銀世界にひときわ美しく 輝く地球の兄弟星に思いを寄せてきた。 そうした人間の思いは、時空を超えたハルケギニアの人間にも同じように 宿っており、彼らから見れば夜空に美しく映える青と赤の月は、むしろ余計な 科学的知識がない分、見上げた人々はそこに神秘と敬意を抱き、はるか天上の 神の世界に思いをはせていった。 だが、いまや美と神秘の象徴であった月は、宇宙正... -
ウルトラ5番目の使い魔-56
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第56話 大怪鳥空中戦!! (後編) 始祖怪鳥 テロチルス 火山怪鳥 バードン 登場! トリステイン・ゲルマニア・アルビオン連合護衛艦隊は、今壊滅の危機に瀕していた。 四隻の非武装船を護衛する艦艇は、戦艦一、戦列竜母艦一、砲艦二、巡洋艦四と、国籍の違いはあれども 相手が空賊程度であれば一蹴できる戦力を有していた彼らも、空飛ぶ要塞とでもいうべき巨大始祖鳥の前には、 猛禽に目をつけられた小雀のように、口ばしと爪で反撃することも、ましてや逃げ去ることすら適わない。 「何をしている、もっとよく狙え!」 下士官が砲手を叱咤するが、弾丸のような速さで飛ぶ相手に当たるはずもないし、これほどに巨大な物体が 音速に近い速度で飛べば、強烈な衝撃波(ソニックブーム)を生み、球形砲弾や半端な魔法などは軽々と ... -
ウルトラ5番目の使い魔-58
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第58話 CREW GUYS再集結!! アニマル星SOS 大海亀怪獣 キングトータス、クイントータス、ミニトータス さすらい怪獣 ロン カプセル怪獣 アギラ 高次元捕食獣 レッサーボガール 高次元捕食体 ボガール ウルトラマンタロウ ウルトラマンレオ 登場! 「テッペイ、コノミ、よく来てくれたな!」 フェニックスネストに、CREW GUYSの懐かしい声が響き渡る。 「お久しぶりです。リュウさん、ミライくん」 「二人とも元気そうね。最近のみんなの活躍、幼稚園のみんなも頼もしく見てたのよ」 かつてリュウやミライとともに、エンペラ星人の脅威と戦った前GUYSの仲間、クゼ・テッペイとアマガイ・コノミが 帰ってきた。二人は、テレビの報道などで最近のCREW GUYSの活躍は耳にして... -
ウルトラ5番目の使い魔-99a
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第99話 第一部最終回 ありがとう才人、異世界の思い人 ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 彗星怪獣 ドラコ 登場! 「金色の、ウルトラマン……」 さんさんとした太陽に照らされる真夏の草原に、もう一つの太陽が出現したかの ような光芒がきらめき、漆黒の魔獣を塗りつぶすかと思えるほどに圧する。 その中心にいるのは、カラータイマーを満ち満ちたパワーを示す青に染め、 幻ではないことを誇示するように力強く大地を踏みしめる、雄雄しく気高い光の戦士。 「テェーイ!」 右腕を高く天に掲げ、あふれんばかりの力をまとって立ち上がった彼の名を、 知らぬものはなし、呼ばぬものはなし。 「ウルトラマンA!」 GUYSが。 「エース兄さん!」 「ウルトラマンA……」... -
ウルトラ5番目の使い魔-53
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第53話 間幕 『烈風』カリンの知られざる伝説 ダイナよ再び 吸血怪獣 ギマイラ 人間怪獣 ラブラス ウルトラマンダイナ 登場! 「ジュワァ!!」 天に立ち上がった光の中から、勇気に溢れたその巨身に、力の赤と奇跡の青を見にまとい、銀色の巨人が立ち上がる。 人が前を向き、果て無き空へと進もうとするとき、宇宙に潜んだ無数の悪意が襲い来る。 だが、人間がどうしようもない困難に直面し、それでもあきらめないとき、光は必ず現れる。 いざゆけアスカ!! ティガから受け継がれた使命とともに、リーフラッシャーを掲げて今こそ変身!! 君の名は、ウルトラマンダイナ!! 「デヤッ!」 ギマイラの前に立ちふさがったダイナの先制のパンチがギマイラのボディに炸裂する。さらに、顔面に向かって... -
ウルトラ5番目の使い魔-30
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第30話 ガリア花壇の赤い花 (後編) 宇宙魔人 チャリジャ 宇宙大怪獣 アストロモンス ウルトラマンティガ 登場! ウルトラ兄弟のいる地球とも、ハルケギニアとも次元を隔てたある世界に、もう一つの地球がある。 そこは、我々のいる世界とよく似ていて、怪獣や宇宙人が現れ、人間がそれに立ち向かっていく。 しかし、怪獣たちの脅威はときに人の力を上回る。 そんなとき、その世界にもまた人類のために戦う光の戦士がいた。 超古代の遺伝子を受け継ぐ青年、マドカ・ダイゴは3000万年前の光の巨人の力を受け継ぎ、闇の力に立ち向かう。 力の赤と、速さの紫をその身にまとって、いかな敵にも屈しはしない。 その名は……ウルトラマンティガ!! 「ショワッ!!」 街影から... -
ウルトラ5番目の使い魔-86
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第86話 暗黒の意思 変身超獣 ブロッケン 登場! どんなに長い夜であろうと、明けない夜はない。たとえ、その夜明けが望まれない ものであったとしても。 長いようで短くもあった内乱を続けたアルビオン王国にとって、王党派と反乱勢の その正真正銘の最終決戦となった、ある夏の日の戦いは、ごくごく平凡な形で始まった。 王党派は夜明け前に全員起こしがかかり、内臓に負担がかからない糧食をとった後に、 北の空へと向かって待機し、太陽が昇ったその数時間後に目的のものは現れた。 「北北西、距離二万、敵艦隊を確認! 戦艦一、護衛艦三」 王党派の拠点の城の最上階の見張り台の兵士の叫びとともに、王党派は全軍 戦闘配備をとり、全戦力を敵旗艦レキシントン号を撃沈するためだけ... -
ウルトラ5番目の使い魔-87
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第87話 二大超獣エースに迫る! 変身超獣 ブロッケン 一角超獣 バキシム 登場! このハルケギニアという世界には、誰もが知っている伝説がある。 六千年の昔、まだ人も獣も混じって暮らす、混沌とした地であったハルケギニアに、 どこからかやってきた神の使い、始祖ブリミルが降り立ち、この地に平和と四系統の 魔法をもたらして、四つの国の基礎をおつくりになったという。 しかし、始祖ブリミルがどんな人であったのかについては、あまりにも昔のこと すぎて諸説入り乱れ、信頼できる資料は残されていない。 ただ、その第一の使い魔にして、生涯その傍らにあって始祖を支え続けたという 伝説のガンダールヴが召喚されたという、数十年に一度の日食の日のことを、 人々は『神の左手の降臨祭』も... -
ウルトラ5番目の使い魔-37
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第37話 シルフィを返して!! (後編) ヒマラワールドをぶっ潰せ!! 宇宙超人 スチール星人 怪宇宙人 ヒマラ 登場! 「へ……変身、できない」 才人は焦っていた。ルイズと分断され、訳も分からない異次元空間に一人っきり、しかも目の前には巨大化した 宇宙人、これは非常にやばい。 懐には秘蔵しているガッツブラスターがあるが、巨大化した星人相手にどこまで役に立つか、もちろんデルフは 論外だ。 「おいいっ!! そういうことはせめて抜いてから言ってくれよ!!」 何やらやかましい声が聞こえるような気がするが、今はそれどころではない。 だが、才人を見下ろすヒマラは余裕たっぷりな様子でこう言った。 「ふふふ、まあそんなに緊張しなくてもいいだろう。言っただろう、私は野蛮なことは嫌いでね。君には私が... - @wiki全体から「ウルトラ5番目の使い魔-01」で調べる