あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「コンプレックスとアレルギー」で検索した結果
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コンプレックスとアレルギー
中世の城のような建物。 その城壁にもたれかかるように、一人の少女がひざを抱えて腰を降ろしている。 少しづつ風が冷たくなってきた。 少女はすでに薄暗くなってきている空を見上げ、何度目かのため息をつく。 …正直言って、途方に暮れていた。どこにも行く当てがない。 でも、戻る気にはなれない。絶対に。 いきなり遠い所にとばされた。見たことのない、でも映画か何かで観た、ファンタジーの世界のような場所。 ふと、もしかしたらおばあちゃんは、昔こんな場所にいたのかもしれないと思う、そんな場所だった。 そして自分を召喚した、魔法使いだという少女に連れられて行き、彼女の部屋で告げられた。 使い魔になれ、と ……許せないと思った。 事情も知らない他人をいきなり呼びつけ、あまつさえ従僕になれ、などと。 そんな魔法は聞いた事も無かったが、絶対に許... -
小ネタ-04
...手太臓、阿久津宏海 コンプレックスとアレルギー ダ・カーポ 芳乃さくら 流星の双子 外伝 -加速×加速- DARKER THAN BLACK 流星の双子 バーガーさんことゴラン 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 第0話「ゼロの使い魔」 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スタースクリーム ダーティー・ルイズ ダーティハリー S W M29 ゼロの使い悪魔 ダブルクロス “ディアボロス”春日恭二 たのしいトリステイン 第一話~わたしがルイズです~ たのしい甲子園 たのしいトリステイン 最終回~伝説そしてさらばルイズさん~ たのしい甲子園 ターミネーター ターミネーター ターミネーター 終焉の使い魔 ターミネーター2 T-1000 VITアップの使い魔 タクティクスオウガ オクトパス ジョゼフと鋼鉄の女神(ミューズ) ダライアス外伝とGダライアス 海洋生物型戦艦 Che... -
疾走する魔術師のパラベラム-00
前ページ次ページ疾走する魔術師のパラベラム プロローグ 0 Si vis amari,ama. ――愛されることを望むなら、愛せよ。 Si vis pacem parabellum. ――シィ・ウィス・パケム・パラベラム。汝、平和を望むなら戦争に備えよ。 1 トリステイン魔法学院に在籍するルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールには一つのコンプレックスがある。 そのコンプレックスは『彼女が魔法学院の中で唯一、魔法が使えない』ということ。 父はトリステイン王国でも比べる対象を探すほどの有力貴族。 母は若き頃はその卓越した魔法で勇名をはせ、伝説とまで呼ばれた優れたメイジである。 姉であるエレオノールは、アカデミーと呼ばれる研究所の一員であるエリートだ。 もう一人の姉のカトレアは、病弱... -
小ネタ
...手太臓、阿久津宏海 コンプレックスとアレルギー ダ・カーポ 芳乃さくら 流星の双子 外伝 -加速×加速- DARKER THAN BLACK 流星の双子 バーガーさんことゴラン 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー 第0話「ゼロの使い魔」 戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー スタースクリーム ダーティー・ルイズ ダーティハリー S W M29 ゼロの使い悪魔 ダブルクロス “ディアボロス”春日恭二 たのしいトリステイン 第一話~わたしがルイズです~ たのしい甲子園 たのしいトリステイン 最終回~伝説そしてさらばルイズさん~ たのしい甲子園 ターミネーター ターミネーター ターミネーター 終焉の使い魔 ターミネーター2 T-1000 VITアップの使い魔 タクティクスオウガ オクトパス ジョゼフと鋼鉄の女神(ミューズ) ダライアス外伝とGダライアス 海洋生物型戦艦 Che... -
ゼロの騎士団-00
前ページ次ページゼロの騎士団 今とは違う時代 どこかにあるというスダ・ドアカワールド・・・ 人間族とモビルスーツ族が平和に暮らしていた時代は、魔王サタンガンダムの出現によって長い戦乱の時代が幕を開ける。 サタンガンダムと魔王の先兵たるジオン族は、その恐るべき力によりラクロア地方を瞬く間に恐怖と混乱に陥れた。 人々は自分達を救ってくれる勇者の存在を求めた。 そして、流星が地に落ちる頃、その勇者は出現した。 かつて存在した伝説の勇者の名を冠する者の名、その名をガンダムと言った。 ラクロア国王レビル王はガンダムにナイトの称号を授け、サタンガンダムの討伐を命じた。 ナイトガンダムは仲間達と共に魔王サタンガンダムの討伐に向けて出発した。幾多の強敵を打ち倒し、新たな仲間を得ながら遂にナイトガンダムは、魔王サタンガンダムの城で、サタンガンダムの討伐に成功する。 だが... -
ウルトラマンゼロの使い魔-142
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百四十二話「五冊目『ウルトラCLIMAX』(その3)」 機械獣サテライトバーサーク 地底文明デロス 装甲怪獣レッドキング 古代怪獣ゴモラ 機械獣ギガバーサーク 登場 『古き本』も残すところ後二冊というところまで来た。五冊目の物語は、ウルトラマンマックスが 守った地球で起きた人類存亡の危機の大事件。地底人デロスが地上の全世界に向けて脅迫を行って きたのだ。カイトとミズキはデロスとの交渉のために地底の世界へと突入を果たしたが、怪獣に撃ち 落とされてしまってミズキが重篤の状態に陥ってしまう。更には、デロス側も人類の環境破壊による 滅亡の危機に瀕しての行いだったことが判明し、交渉も行き詰まってしまった。地上人は自分たちの 行いの代償を支払う他はないのだろうか? 果た... -
ゼロの機神 ギガンティック・ゼロ-12
前ページ次ページゼロの機神 ギガンティック・ゼロ 剣戟の連打は続く。 光の槍は速度を緩めずに連続でふるわれ、海神の銛はそれを流しつつ反撃する。その応酬は続いていた。だがその拮抗も長くは続かない。ネフティスが槍を突き出し、オニクスと距離を離したのだった。 距離を取ったオニクスが不意に口を開く。 「かの光の神ヘスティアは、永遠の安息を願い、自らの処女と引き換えに人々の家々の『灯』に宿り、人々の団らんを見守る役職に就いたと言う…その温和なヘスティアが、この怒りようはなんだ」 「だから、仲間を殺した仇を討ちにきたんだっ!」 「おま、まだ俺が世界の新生なんて謳ってると思ってるのか」 「十分あり得る、ゼウスの野心を宿したお前ならな」 「そんな非建設的なことはとうにやめたよ、だから、剣を引いてくれ」 「ふざけるな、そんなワケが無いだろう!」 「じゃぁ殺していい。だから、俺... -
ゼロの騎士団-14
前ページ次ページゼロの騎士団 ゼロの騎士団 PART2 幻魔皇帝 クロムウェル 4 「出会いと水の精霊」 その場には何とも言えない空気が流れていた。 そして、その空気を壊したのは最後に現れた者であった。 「すまないが、君は誰だい?私と似ているのだが」 彼は取りあえず、自分と似た存在のゼータに驚きを感じたらしい。 ゼータは一瞬、団長のアレックスを思い出した。 何となく彼の知っているアレックスに雰囲気は似ていたが、来ている鎧などはゼータの知る物では無かった。 「私は、アルガス王国騎馬隊のゼータと申します。失礼ですがあなたは?」 「君が、もしかすると……私は武者荒烈駆主、イザベラの使い魔なんだ」 ゼータの自己紹介に、荒烈駆主は丁寧に応じる。 青を基調とした見事な鎧で、頭部には金色の見た事のない獣の何かの様なものをつけている。 背中には二本の槍ら... -
セキララ!から主人公の妄想小説のヒロイン火琉奈を召喚
「カルナ?! あんた名前がカルナって、本気で言ってるの!?」 春の使い魔召喚儀式で、ルイズは困惑の声をあげていた。 呼び出されたのは、ボロボロのマントで背に剣を背負った平民の少女。 長い黒髪を後ろで束ね、豊かな胸をもった美人を、ルイズはよく知っていた。 そう、知り過ぎるほどに。 「ルイズ・フランソワーズ。私は貴女に会うために呼び出された。 誓いをしよう。この命尽きるまで、私は貴女を守り続けると」 その言葉も一字一句までハッキリと知っている。 だって自分が考えた言葉なのだから。 彼女はカルナ。 剣士でありながらメイジすら倒せる凄腕で、理法という魔法ではない不思議な力も持っている。 性格は真面目で主人である超優秀な魔法使いルイズに対して忠実。 けれどその身体に流れる血には、ある秘密があって…… すべて知っている。 彼女は幼いルイズが書いた... -
日替わり使い魔-11
前ページ次ページ日替わり使い魔 ――レックスは気が気ではなかった。 時刻は夜――今彼は、仲間と一緒に港町ラ・ロシェールに向かって馬を走らせている。 走っている馬は二頭。一頭はレックスが乗っている馬で、彼の後ろでは妹のタバサが同乗している。そしてもう一頭はギーシュが乗っているが、こちらは思いっきりバテており、走る馬の背にぐったりと体を預けていた。 早朝からほぼ休みなく走り通しだったので、ギーシュがこれでも無理はない。むしろ、平然としているレックスとタバサの方が異常とすら言えた。 そして、レックスの仲間はこの二人だけではない。彼らの頭上をグリフォンが飛んでいるのだが、そちらにもう二人いるのだ。 その二人とは、ルイズとワルド。婚約者……ということらしく、グリフォンの背の上でぴったりとくっついている様は、遠目にはまさしくそれっぽく見える。 実... -
日替わり使い魔-12
前ページ次ページ日替わり使い魔 「ちょっと、本気!?」 「大丈夫だって! 見ててよ、ルイズ!」 明けて翌朝――『女神の杵』亭の物置部屋。 昔は錬兵場として使われていた広大なその部屋で、制止するルイズにレックスは何を勘違いしたのか、自信満々な笑顔で返した。 そんな彼の視線の向こう側には、「やれやれ」と肩をすくめるワルドの姿。今、彼はワルドを相手に、決闘をするところであった。 任務を遂行するにあたり、互いの実力を知っておくため――という建前である。 その場にいるのは、レックス、ルイズ、ワルドの三人だけではない。どこから聞きつけてきたのか、他のメンバーも全員揃っている。早朝であるため、何人かはいまだ眠たそうにしていたが。 ――レックスは一晩考えた。ルイズの気を引くにはどうすれば良いか、と。 あてがわれた部屋ののベッドの上... -
日替わり使い魔-15
前ページ次ページ日替わり使い魔 ――ウェールズの私室を辞してその後。 彼と二人で話している間に、ルイズたちは自分たちに宛がわれた部屋へと戻っていたらしい。彼女たちの姿は、近くには見当たらなかった。 そのことに、リュカはわずかならぬ安堵を覚える。今はただ、一人になりたい気分だった。 とはいえ、ルイズたちをあまり待たせるわけにもいかない。少しだけ立ち止まり、静かに目を閉じて心を落ち着かせる。表面上はなんとか平静な様子を維持できそうだ――そう自己判断できる程度にまで落ち着いた頃、リュカは再び歩き始めた。 しかしその足も、すぐに止まることになる。歩き出そうとしたその視線の先に、人の気配を感じたからだ。 その人物を視認できる距離まで近付くと、果たしてそれはワルド子爵であった。 「ワルド子爵……」 「リュカ君か。ちょうどよかった」 「どうしたん... -
ウルトラ5番目の使い魔-89
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第89話 時空を超えた奇跡 変身超獣 ブロッケン 一角超獣 バキシム ウルトラマンメビウス 登場! たとえどんなに闇が深かろうと、たとえ世界の全てが踏みにじられようと、 すべての力が尽きて、誰もがあきらめてしまおうと、助けを求める人がいる限り、 光は必ず差し込んでくる。 異次元人ヤプールの罠にはまって十字架にかけられ、人々の目の前で、 二大超獣バキシムとブロッケンによって、今まさに処刑されようとしている ウルトラマンA。奴は、何万人もの人間にエースの死に様を見せつけることで、 復讐の成就と共に、その悲嘆と絶望のマイナスエネルギーで一気に力を回復しようと 画策していたのだ。 矢尽き刀折れて、精神力もなくなった人間たちにもはやエースを救うすべはなく、 ... -
使い魔のカービィ 08
前ページ次ページ使い魔のカービィ 「ミス・ヴァリエール……カービィさん……」 校長室から決闘を見ていたオールド・オスマンとコルベールが、伝説の使い魔・ガンダールヴについて談義を交わしている頃。 シエスタは顔面蒼白のまま、厨房の椅子に座っていた。 あの時、自分がギーシュの言う通り機転を利かせていれば。 あの時、自分がすべての責任を負っていれば。 あの時、ルイズとカービィを止めていれば。 様々な考えが泡のように浮かんでは消えてゆく。 メイド仲間やマルトーが慰めようと何度か話しかけてはいるが、「大丈夫」と苦笑いするだけで一向に誰とも話そうとしなかった。 そして今頃ギーシュにボロボロにされているであろうカービィのこと、カービィを傷つけられ悲しむルイズのことを考え、シエスタは胸が引き裂かれるような思いに苛まれていた。 同時に、ルイズの言葉を信じ、本当... -
使い魔は鉄拳王-05
前ページ次ページ使い魔は鉄拳王 鉄拳5 なんか私、変な夢を見たわね・・・なんでお母様が私を崖に落とすのよ?でもやりかねないから怖い… 着替えをヘイハチにさせようと思ったが止めておいた。あの爺また、うるさく小言を言うに違いない! 着替え終わったルイズは朝食をとるために食堂へ向かおうと平八を連れ外にでる、それと同時に隣の部屋のドアが開いた 中から出てきたのは燃えるような緋色の髪をした女だった。そのスタイルはまさにルイズと対極の存在である。 「おはようルイズ」 何か嫌味を感じる笑顔をしてルイズに挨拶する。 ルイズは顔をしかめ、露骨に嫌な感情をした。 「おはようキュルケ」 ルイズは彼女が何か言いたいか、うすうす気付いていた。 「昨日は大変だったわね~、黒こげの老人を呼び出すなんて召喚しちゃうなんてさっすがゼロのルイズよね。」 朝と同じでわしは黒こげと呼ば... -
ウルトラマンゼロの使い魔-139
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百三十九話「四冊目『THE FINAL BATTLE』(その3)」 スペースリセッター グローカービショップ ファイナルリセッター ギガエンドラ デラシオン 隕石小珍獣ミーニン ネイチュア宇宙人ギャシー星人 チャイルドバルタン シルビィ 登場 本の世界を巡る旅も四冊目に突入。四冊目は、かつてコスモスペースで起きた、地球の存亡を 懸けた一大決戦を基にした物語だった。才人とゼロはムサシとともに、ウルトラマンジャスティスと して、将来危険な星になるとして地球のリセットを図る宇宙正義の側に立つルイズに、地球は危険では ないことを訴えかける。そして先んじて地球を攻撃するグローカー軍団に立ち向かうが、次から次へと 湧いてくるグローカーに大苦戦。それを救ったのが、ムサシと... -
ときめきメモリアル0-3
ぼくとルイズは、爆発によって破壊された教室の修復と掃除を命じられた。 ぼくは新しい窓ガラスや重たい机を運び、元の場所に設置していった。 そして、煤や埃でいっぱいになった床を、丁寧に雑巾で拭っていく。 ルイズは、この原因を作った張本人だったけど、肩を落としながらぼくの様子を見守るだけで、何もしなかった。 だけど、文句を言う気にもなれない。あれだけの罵声を浴びせられて、それでも、気丈に振る舞えなんてことは、いくらなんでも酷だ。だから、ぼくは黙々と作業に取り組んだ。 「…コナミ。さっきはありがとね」 「何が?」 「その、私をかばってくれて…」 今のルイズは不気味なくらいに素直だった。 なんとなく、彼女の心の脆さを垣間見てしまった様な気がして、ぼくは一抹の淋しさを覚えた。 さっきの様子を見る限り、ルイズへのああいった仕打ちは、今に始ま... -
KNIGHT-ZERO ep02
前ページ次ページKNIGHT-ZERO ロボット工学三原則 第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。 第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。 第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。 アイザック・アジモフ「われはロボット」より 「はい、ルイズ、ブレーキを踏みながらセレクターをPからNへ、一息置いてDに入れてください NからDに動かす時にはロックボタンから指を離してくださいね、シフトミスの元になりますから」 「うっさいわね!あんたを... -
テンプレ
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。 (前スレ) あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part○ http //changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/~/ まとめwiki http //www35.atwiki.jp/anozero/ 避難所 http //jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/ _ ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■ 〃 ` ヽ . ・ここはあの作品の人物がゼロ魔の世界にやってくるifを語るスレッドよ! l lf小从} l / ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから! ノハ{*゚... -
ゼロの機神 ギガンティック・ゼロ-06
時は過ぎ、昼休み。生徒の大半は、昼食をとっている。 オニクスに昼食は要らなかった。ほぼ無尽蔵のエネルギーを誇る彼に、食事の補給など必要なかった。 ルイズはまたしても敗北した気分で、昼食を食っていた。これでは昼食抜きの意味がない。 オニクスは食堂の壁にもたれかかり、ぼんやりと時の経過を待っていた。 戦うために生み出された自分に平常時に出来ることなど何一つなく、食事時などは特に暇だ。戦争がしたいわけではないが、彼は退屈だった。 それに彼女の近くにいても、また口喧嘩になるだけだろう。彼はそう判断して、この食堂の隅にいるのだった。 「…」 人間で言えば目をつむり、半ば眠っている状態だ。 だが、聴覚はきちんと働いている。 その聴覚が、あるとき、ひとつの音を捉えた。 「…!」 何かが砕ける音。直後に食堂は少し静まり返り、大きな声が響く。オニクスはシステ... -
ゼロと大王
浮気者のギーシュが、ケティとモンモランシーからワインとビンタを御馳走されるまで、ルイズはただそこに呆れた視線を向けていた。 冷めた目が次に捉えたのが、ギーシュから叱責される自分の使い魔だと知り、慌てて席を立った。 叱責の理由を聞けば、自分の使い魔がギーシュの落とした香水瓶を拾ったから、そのせいで浮気がバレたなどとくだらない理由で。 取りなす目的も忘れて、ギーシュに呆れて見せた。それに噛みついてくるギーシュに、自分のコンプレックスを笑われる。 激昂し、噛みつき返してしまいそうになった時…ルイズは隣に立つ、自分の使い魔である少女に制止された。 「あの…」 「なんだい、使い魔君。謝るのなら早くしてくれないか」 そこでルイズはハッとした。理不尽な理由だが平民である以上、この子は貴族には逆らえないんだ。 キュッと唇を噛んで、ルイズは一歩下がった。悔しいけれど、ここで大... -
モンハンで書いてみよう 轟竜編
私ことルイズ・フランソワーズ・ラ・ヴァリエールがその使い魔を見た時は純粋に嬉しかった。 それはドラゴンだった。くすんだオレンジに青い模様が走る鱗に覆われていた。 引き締まりながらもその動きが解る筋肉と、頑丈そうな骨格は正に野生を感じさせる。 発達した前足は鋭い爪が突いた翼のようになっており、やはり硬そうな尾は太くて長い。 角ばった大きな頭には人間など丸呑みに出来そうな巨大な口が開き、鋭い無数の牙と真っ赤な舌が覗く。 小さな目には彼なりの驚きが満たされているらしく、忙しなく辺りを見渡している。 『今しかない!』 相手が状態を把握する前に契約をしなければ成らない。臨戦態勢になったコイツは色々とヤバイ! そんな野生の勘に突き動かされ、ルイズは人間離れした運動神経で呆然としているドラゴンに駆け上がる。 同時にサモン・サーヴァントの呪文を唱え、頭部に辿... -
ウルトラ5番目の使い魔、第二部-55
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第55話 撃滅! 怪獣軍団 宇宙大怪獣 改造ベムスター 円盤生物 アブソーバ 月の輪怪獣 クレッセント 火山怪鳥 バードン 食葉怪獣 ケムジラ 古代怪獣 ゴモラⅡ 火星怪獣 ナメゴン 円盤生物 ブラックドーム ウルトラ兄弟 登場! ヤプールの送り込んだ無数の怪獣軍団によって、全世界が窮地に陥った地球。 異世界ハルケギニアへのゲートを開こうとしたGUYS JAPANも、メビウスの力をはるかに上回る改造ベムスター、 さらにフェニックスネストのエネルギーを吸い取ろうとする円盤生物アブソーバによって、絶体絶命の大ピンチに 追いやられてしまった。 だが、この世も終わりの絶望のさなか、サコミズ総監の危機に現れた赤い光の球。そして、同時に太陽系へと 現れた無数の飛行物体。それら... -
ゼロのパラサイト-02
前ページ次ページゼロのパラサイト 広場で魔法の練習を終えたルイズは、朝日が昇るまで魔法の練習を重ねていた。 といっても錬金やフライを成功させるための練習ではなく、いかに狙った場所を爆破するかというものだ。 ゼロとはいえあの爆発の威力は捨てがたい。使用不能になっていたらどうしようかと思ったが、無事に爆発してくれて何より。 今のところ目標には殆ど当たらないが、その内当たるようになるだろう。爆発を故意に起こした事は無かったし。 ついでに、杖を持つとルーンが光を発して、身体能力が飛躍的に上昇するということも発見した。 肉体的にはドラゴンやサラマンダーなど、そういった規格外な連中と比べくもないルイズにとって、これは完全に棚から牡丹餅である。 いままでは己の体を武器とすることは最終手段でしかなく、変身能力をそういった方向に生かす事は考えていなかった。 しかし人間に成りすます... -
日替わり使い魔-13
前ページ次ページ日替わり使い魔 ――目の前で、父が二匹の魔物に嬲られている。 間断なく耳に響く、肉を打つ打撲音。 全身を蝕む、疲労と鈍痛という名の束縛。 首筋に当てられた、冷たい刃の感触。 魂が永遠に地獄をさまよう――刃の主は、確かにそう言った。 字すら読めない無学な子供である彼には、その言葉の意味はわからなかったが――それがとても恐ろしいことであることだけは、なんとなく理解できた。 だが、このままでは目の前の父が命を落としてしまう。彼にとって、それは自分が死ぬことよりも、よほど恐ろしいことに思えた。 しかし、彼は拘束から抜け出せない。彼を拘束する腕は、骨と皮で出来ているかのように細かった。なのに、その見た目からは信じられないほどの膂力でもって、彼の動きを封じている。 極度のダメージのせいで思うように動けない体では、その束縛か... -
ウルトラ5番目の使い魔-97
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第97話 孤独の重圧 ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 彗星怪獣 ドラコ 肉食地底怪獣 グドン 再生怪獣 グロッシーナ バリヤー怪獣 ガギ マグマ怪地底獣 ギール 吸電怪獣 エレドータス 宇宙同化獣ガディバ 登場! 「ふっふっふ……やはり現れたなウルトラ兄弟! 待っていたぞ、お前たちに受けた 屈辱の数々、今ここで晴らしてくれる! ククク……さあ、我が暗黒の呼びかけに 応じて現れた怪獣軍団よ! ウルトラ兄弟を抹殺し、すべてを破壊するがいい!」 現実世界に姿を現した異次元人ヤプールの哄笑が、平和だった学院の空に 木霊して、宇宙と地底から出現した五匹もの怪獣軍団の雄叫びが、立ちはだかる ウルトラマンA、ウルトラマンメビウス、ウルトラマン... -
The Legendary Dark Zero 08
前ページ次ページThe Legendary Dark Zero 日が落ちた頃に学院へ戻ってくると、ギーシュが門の前で落ち着きがない様子でウロウロして待っていた。 ギーシュは、スパーダが戻ってきたことに気づくなり、大喜びで彼の元へ駆け寄り「稽古を始めてくれ!」とかなり意気込んでいた。 スパーダもそのやる気に感心し、早速軽く稽古をつけてやろうと思ったのだが、モンモランシーがそこに現れたのである。 彼女はどうやら、ギーシュがスパーダと剣の稽古ばかりして、自分のことを構ってくれないのがどうにも気に入らないらしく、 「せっかくの虚無の曜日なんだから、夜になってまで稽古するんじゃないの!」と叫んでギーシュを連れて行ってしまった。 やれやれとスパーダは思ったが、その矢先に「ダーリン!」とスパーダを呼んでキュルケが現れ、それに付いてきたタバサも一緒であった。 「ツェルプストー! ... -
ウルトラ5番目の使い魔、第三部-50
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第50話 帰ってきたタバサ 高次元捕食王 アークボガール 深海竜 ディプラス 根源破滅天使 ゾグ(幻影) 登場! 「間もなく、セレファイス海溝深度八千メートル。高山さん、藤宮さん、もうすぐですよ」 「これがリナールの海底都市……なんて神秘的な」 「藤宮は、見るの初めてだったね。僕も、もう一度ここを訪れられるとは思わなかった。本当に美しい……でも今回は、この先に行かなきゃいけない」 「見えました! 高山さん、あれに間違いありません」 「以前ガクゾムが通ってきたワームホールの残り。あの奥に、破滅招来体の最後の残党がいる。藤宮、準備はいいかい?」 「いつでもいい。あのワームホールは、セイレーンが通るにじゅうぶんな広さと安定性を持っている。あとは、リナールの光が俺たちを導... -
ディセプティコン・ゼロ-5
ディセプティコン・ゼロ back / next 宝物庫に面した中庭に、緑の髪を靡かせて彼女は立っていた。 「……大したものね。余波だけで『固定化』を打ち破るなんて」 宝物庫の壁を撫ぜつつ呟く、その顔に浮かぶのは微かな笑み。 妖艶なその表情は、この学院内の人間には一度たりとも見せた事の無いものだった。 「後は何時実行に移すかね……さて、どうするか」 そう呟く彼女の頭上に、轟音と共に巨体が影を落とす。 腹に響く振動に視線を上へと投げ掛けた時には、その姿は尾の先で回転する羽だけを残して壁の向こうへと消えていた。 「……取り敢えず、あの化け物が居ない時ってのは決まりね」 苦々しげに吐き捨て、その場を後にする。 後には砲弾の着弾と炸裂によって抉られ、埋め立てられたばかりの真新しい地肌を晒す中庭と、僅かな罅の入っ... -
使い魔は妖魔か或いは人間か01
前ページ次ページ使い魔は妖魔か或いは人間か 使い魔の儀式を行うための広場。 そこで一人の少女が今まさに使い魔を呼ぶための儀式。 サモン・サーヴァントを行っていた。 爆発が起きる毎に同級生が嘲り笑い、少女に対する中傷を浴びせる。 その声が聞こえる度に、杖を持つ手が震える。 「また爆発かよ、流石『ゼロ』だな」 煩い── 「何度やっても『ゼロ』、時間の無駄」 黙れ── 「家柄だけが取柄の『ゼロ』の癖に」 見返してやる──! 「成功するわけないよ、『ゼロ』なんだから」 そんな事認めたくない──! 少女の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 彼女の人生は血が滲むほど努力で築かれてきた。 座学なら学院でも常にトップだし、魔法の練習も誰よりもした。 しかし、練習は一切身を結ばなかった。 起きるのは爆発のみ。... -
日替わり使い魔-05
前ページ次ページ日替わり使い魔 「いっけ~! プックル!」 「ガウッ!」 「ちょ、ちょっと、もっとゆっくり……!」 トリステイン魔法学院から、王都トリスタニアへと続く街道。その道の上を、レックスとルイズを背に乗せたキラーパンサー――プックルが、元気に駆けていた。 プックルの出すスピードに、ルイズは振り落とされまいと必死にレックスにしがみつく。そんな二人と一匹を、後ろを行く馬車はのんびりと追いかけていた。 「プックルー。あんまり先に進みすぎるなよー」 御者席に乗るリュカは、長年連れ添った相棒に向かって釘を刺す。そんな彼の隣では、娘のタバサが「むー」と頬を膨らませながら、不機嫌そうにレックスを睨んでいた。 「お兄ちゃんの後ろは私の席なのに……」 「ん? どうしたの、タバサ?」 「なんでもありませんっ!」 ... -
ウルトラマンゼロの使い魔-140
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百四十話「五冊目『ウルトラCLIMAX』(その1)」 機械獣スカウトバーサーク 機械人形オートマトン 古代怪鳥レギーラ 超音速怪獣ヘイレン 登場 ルイズの記憶を取り戻すために、本の旅を続行する才人とゼロ。四冊目はコスモスペースの 歴史を元にした本であり、地球に訪れた最大の危機にゼロはウルトラマンコスモスとともに 立ち向かった。宇宙正義に則って地球のリセットを行おうとするデラシオンのリセッター ロボット軍団に、ムサシとコスモスが関わった人間と怪獣たち、そして真の正義に目覚めた ウルトラマンジャスティスと懸命に戦い続け、遂にはデラシオンの心を動かし地球を守り抜く という奇跡を達成したのであった。 だが本はまだ後二冊残っている。五冊目の本の旅を開始する直前、才人... -
アウターゾーンZERO-03
前ページアウターゾーンZERO 皆さん、こんにちは。私の名前はミザリィ。アウターゾーンのストーカー(案内人)です。 今日ご紹介するのは、アウターゾーンの一つ、ハルケギニアで起きた出来事です。 公爵家の娘、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。 彼女はメイジ、いわゆる魔法使いでありながら、魔法が使えないというコンプレックスを抱いていました。 そのコンプレックス、さらには周囲の嘲笑が、彼女を歪ませていきました。 自分をバカにした周りの人間を見返すために努力をすることは、決して悪いことではありません。 しかし、強さを追い求めるあまり自分の殻に閉じこもり、ひねくれてしまった彼女が魔法の力を手に入れたところで、どうなるでしょう。 多くの人を不幸にするに違いありません。 それは、彼女の同級生たちにも言えることです。 力を持つ資格のない者が大きな力を手... -
ウルトラ5番目の使い魔-99a
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第99話 第一部最終回 ありがとう才人、異世界の思い人 ウルトラマンメビウス ウルトラマンヒカリ 彗星怪獣 ドラコ 登場! 「金色の、ウルトラマン……」 さんさんとした太陽に照らされる真夏の草原に、もう一つの太陽が出現したかの ような光芒がきらめき、漆黒の魔獣を塗りつぶすかと思えるほどに圧する。 その中心にいるのは、カラータイマーを満ち満ちたパワーを示す青に染め、 幻ではないことを誇示するように力強く大地を踏みしめる、雄雄しく気高い光の戦士。 「テェーイ!」 右腕を高く天に掲げ、あふれんばかりの力をまとって立ち上がった彼の名を、 知らぬものはなし、呼ばぬものはなし。 「ウルトラマンA!」 GUYSが。 「エース兄さん!」 「ウルトラマンA……」... -
日替わり使い魔-10
前ページ次ページ日替わり使い魔 ――時刻は夜、トリステイン魔法学院女子寮の一室―― (…………なんだこれ?) ルイズの居室であるその部屋の外、扉の鍵穴に右目を目一杯くっつけて中の様子を伺っていたギーシュ・ド・グラモンは、室内の光景にしきりに眉根を寄せていた。 ――なぜ彼がここにいるかと言うと、それは簡単な話である。 彼が敬愛してやまない、トリステインがハルケギニアに誇る可憐な一輪の花、その名もアンリエッタ姫殿下――彼女がこの魔法学院に行幸で訪れたのがこの日の話。そして今、その姫殿下が顔を隠してここにやってきたのを見つけ、こうして尾行してきたのだ。 そんな彼が覗いているルイズの部屋――そのベッドの上に、見たこともない巨大な青いインコが鎮座していた。だが、彼が奇妙に思っているのはそれとは違う。 ――それは―― 「もふもふー」 ... -
ゼロと運命の剣-03
前ページ次ページゼロと運命の剣 気に入らない、何もかもが気に入らない。 『……おい、ルイズ。ひとまず我を下ろしてくれないか』 「黙ってらっしゃいッ!!」 上に声をかける。どうせ役に立たないのにさらに仕事を増やすなこのバカ剣。 今は教室の掃除中。教室にはルイズの魔法による爆発被害の残骸が散乱しており、それの片づけを命じられたのだ。 元はといえばディムロスが悪い。ハルケギニアにおける基本的な魔法体系の授業で、勉強熱心なルイズからすれば今日の座学はカンタンなものだ。 ただ他のワクセイから来たと豪語しているディムロスにとっては興味深い授業だったらしく、ここぞとばかりに鼻高々に説明をしていたら教師に目をつけられて魔法の実演をする事になったのである。 実技内容は鉱石の錬金。石を真鍮に変えて見せろと言う基本的なものであった。 それはいい。しかし直... -
日替わり使い魔-16
前ページ日替わり使い魔 グランバニア前大臣という人物の人柄について、リュカはほとんど知らない。 だがその手腕については、前国王にして現大臣であるオジロンから、よく聞いていた。 なにせ、先々代国王デュムパポスの出奔より20年近くの長い期間、オジロン前国王の補佐としてグランバニアを支え続けていたのだ。 多少強引な傾向はあったものの、その手腕は見事の一言に尽きた。オジロンからの又聞きであったにしても、その手腕についてはリュカ自身学ぶことが多かったほどだ。 決断力に乏しいオジロンに代わり、実質的に国のトップとして扱われていたのにも納得である。 しかし――彼は裏切った。 いつの頃からかはわからないが、彼は魔王の軍勢と通じていた。そしてリュカの妻フローラがレックスとタバサを出産したその夜、彼の手引きで城内に侵入した魔物により、フローラが誘拐されて... -
ゼロダマインパクト
あらすじ・タバサ関連イベント発動。 エルフは強かった。才人の攻撃をまったく受け付けず、ギーシュやマリコルヌの防御魔法も難なく打ち破る。 それでもなんとか戦ってきたが、とうとうギーシュ達の魔力も尽きてしまった。 ルイズも虚無のスペルを唱えているが、ぎりぎり間に合わない。 「もう魔力も尽きたころだろう・・・先ほども言ったが、我は戦いを好まぬ。今逃げ出すのであれば止めはしない。後ろの扉は開けてある。そこから逃げるがいい」 エルフはまだまだ余裕があるようだ。しかし、ここで逃げるわけにはいけない。 「逃げぬか・・・・・・・ならば、散ってもらおう」 今までの攻撃が可愛く思えるような巨大な石の拳が先住の魔法によって作られていく。ルイズたちを押しつぶすには十分な大きさだ。 「潰されて死ぬか。あっけない最後だな」 ルイズ達に巨大な岩の塊が飛んでくる。かなりの大きさだ... -
ウルトラ5番目の使い魔、第二部-93
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第九十三話 地上の太陽 友好巨鳥 リドリアス 古代暴獣 ゴルメデ 高原竜 ヒドラ 古代怪獣 ゴモラ 地底エージェント ギロン人 宇宙同化獣 ガディバ 大蟻超獣 アリブンタ 磁力怪獣 アントラー 登場! 人間とエルフ、対立するふたつの種族の融和の願って出発した新・東方号の旅は、その目的を果たせないまま終わろうとしていた。 ふたつの種族の和睦を嫌い、ヤプールの起こしたアディール壊滅作戦。それは、手段を選ばないヤプールの勝利に終わるかと思われた。 だが、あきらめない心は、はるか数百万光年の距離を超えて奇跡を起こし、光の巨人を呼び寄せた。 マイナスエネルギーに囚われたリドリアスとゴルメデを救い、エースを復活させた、月の光のごとき慈愛の青き輝き。 ヤプールの軍団は... -
デュープリズムゼロ-04
前ページ次ページデュープリズムゼロ 第四話『爆発!黒色の魔法?』 ルイズとミントが揃って教室へと足を踏み入れるとほぼ同時に教室の一部からざわめきと明らかな嘲笑や侮蔑と言った感じの悪い笑い声が二人の耳に聞こえてきた。 (何かやな感じね・・・) その不愉快な笑い声が自分達に向けられた物だとミントは直ぐに気が付くとつまらなさ気に肩を窄めてルイズの様子を伺った・・・ 自分にはこの状況の意味が分からない以上ルイズに何かしらの要因があるのだろうと・・・ しかしミントの目に映ったルイズはその嘲笑を気にした風も無く堂々と自分の席へと歩いて行く。 いや…気にしていないのでは無く必死に堪えているのだ 「ミント、あんたは私の隣におとなしく座ってなさい。」 「へぇ、今回はあたしの席あるんだ?」 ミントはルイズに進められた通り椅子に座る。 するとルイズと... -
炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!!-06
前ページ次ページ炎神戦隊ゴーオンジャー BUNBUN!BANBAN!クロスオーBANG!! 次回予告 「ベアールVやで。ルイズが出会った言葉を喋る魔剣。えーっ、もしかしてこいつを蛮機獣に!? どないする、みんな!? GP-06 魔剣バンキ!? ――GO ON!!」 何だかんだで過ぎていった最初の虚無の曜日の夜、ルイズ達4人はヘルガイユ宮殿の広間に集合していた。 「そうそう、ルイズの魔法はなかなか役に立ちそうでおじゃるよ」 「ふむ、それは心強いぞよ」 「ケガレシア、この前も聞いたけどただ爆発するだけの魔法があなた達にどう役立つの?」 「爆発する『だけ』? それは間違いなり。これを見るなり」 そう言うとヨゴシュタインは機械を操作し画面に何やら映像を映し出した。映っているのはどうやら都市のようだった。建ち並ぶ無数の四角い塔。 『ハッパ61! ハッ... -
虚無の王-19-2
前ページ次ページ虚無の王 モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシは複雑な表情を浮かべていた。 ここは笑うべき所なのか、それとも怒るべきなのか、呆れるべきなのか、絶望するべきなのか……俄に判断が付かなかった。 目の前で陶器のグラスを片手に、窓の外を眺める珍生物。 「あら?裸のお姫様が空飛んでいる」 こんな言葉に本気で反応する馬鹿が、一体、この世のどこに居るだろう。 それが、目の前に居るのだ。 名前は確かギーシュ・ド・グラモンと言った。その上、自分の恋人と言う事になっている。 結局、モンモランシーは一粒、涙を零す事にした。それが、誰を憐れんでの事かは、自分でも判らない。 一体、どの様にして女子寮塔に侵入したのだろう。ギーシュが自室のドアを叩いたのは、30分程前の出来事だ。 青銅の二つ名を冠するこ... -
ゼロガー1-15
ゼロガーその1 視界一杯に広がる青空 (ここは何処だ?) それは自分に何が起きたのか確かめるため冷静に記憶を遡る (我はいつものように双葉のコークスクリュードロップキックを受けて吹っ飛んだ その時光り輝く鏡のような物が現れて…) そこまで思い出したところでよく通る少女の声に注意を向ける 頭髪の淋しい中年男性に向かって「何かの間違い」とか「やり直させて」とか言っているピンクの髪の少女 「取り込み中失礼する、少々尋ねたいことがあるのだが…」 「な、何よアンタ!?!」 跳び上がって驚いたあと露骨に警戒の表情を浮かべる少女 まあ無理もあるまい さっきまで草原に転がっていた石像がいきなり自分の傍に瞬間移動したうえ口をきいたのだ 「人にものを尋ねるときは自分から」と言いたいところだがここは相手の警戒を解くのが先だと判断する 「我の名はガーゴイル、吉永家の門番なり」 ... -
ウルトラ5番目の使い魔、第二部-54
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第54話 共鳴する悪の波動 精神寄生獣 ビゾーム 宇宙大怪獣 改造ベムスター 円盤生物 アブソーバ 登場! タバサとキュルケの力を合わせた戦いで、ジョゼフの送り込んだ最期の罠、ギジェラは倒された。 しかし、勝利の余韻もつかの間、突如として現れた新たな怪獣が二人に新たな脅威を告げる。 黒々した肉体に、黄色く発光する顔と胸の器官。才人が見たとしたら、かのゼットンを連想しそうな容姿を持つ人型の 怪獣は、まるで人間の持つ恐怖という感情を形にしたかのようなおどろおどろしさを振りまいている。 キュルケはぞっとしたものを感じ、タバサも背筋になめられたような不快感を覚えた。 そして、ジョゼフすらも予期していなかった第三者は、明らかな敵意をタバサたちに示す。 果たして、その目的はなんなのであろうか... -
ゼロの騎士団-15
前ページ次ページゼロの騎士団 ゼロの騎士団 PART2 幻魔皇帝 クロムウェル 5 「夢芝居と落ちこぼれ」 ルイズはその時、乾いた金属音を聞いた。 その音の方向を見ると、そこには彼女の知っている人物が片膝をついていた。 (ニュー!) ルイズの声は届かずに、ニューは片膝を着きながら、衝撃で痺れた手を押さえていた。 その様子を見ていた、一人が声をあげる。 「勝負あり、そこまで!」 審判を務めていたであろう者は、ニューと同じような人物だった。 少なくとも人間には見えない。 ルイズにはいきなりの状況に、訳が分からなかったが、近くにもう一人見知った顔が居た。 (ん、何をやっているのかしら?あ、あれはゼータじゃない) 気付かなかったが、対戦相手は彼女の友人の使い魔のゼータであった。 おそらく、練習試合なのだろう――訓練場の様な場所を見てルイズはそう考える。 ... -
ゼロの機神 ギガンティック・ゼロ-11
前ページ次ページゼロの機神 ギガンティック・ゼロ 広い教室の中で、生徒達は雑談にいそしんでいた。勤勉な一部の生徒達は配布されたプリントを解くことに精を出しているが、普通の学生ならば、自習の時間はこうやって談笑の時間になってしまうだろう。 一部のものは自らの使い魔と楽しいひとときをすごしている。 そしてオニクスは今日も、後ろの壁にもたれてそれを見物していた。こういうことに縁のなかったオニクスは、こういう「日常の風景を見ている」だけで、それなりに楽しかった。 (カナも、マサヒトも、俺さえいなければ…こうしていたのだろうか) ただ、雑談を交わし。 机に向かい。 友人らと帰路につき、 そして暖かい家で食事を摂る。 それだけのことすら、彼らは出来なかった。 (全て、俺のせい) そうだ、俺のせいだ。だが、オニクスはその想いを打ち消した。失われたもの... -
クライムプランナー-01
想像してみてほしい。いきつけの店のカウンターで、でかい仕事の成功に一人酔っていたはずのところを、気がつけば草っぱらで餓鬼どもやディズニーアニメに出てきそうな化け物どもに囲まれているところを。 最初に考えたのはこうだ――あの野郎、俺の酒に何か混ぜやがったのか。 次に考えたのはこうだ――何だこの餓鬼は、なんで思いつめたような、怒ったような顔で俺に向かってくる。 などと思っているところで、その餓鬼は俺の耳をつかんで引きおろし、痛みにかがんだ俺が文句を言う前に有無を言わさずキスをした。俺は手を振り払うととりあえず餓鬼を殴った。全力で。 転がった餓鬼の頭を勢いよく蹴り飛ばしたところで、俺は左手に焼け付くような痛みとともに奇妙なマークが刻まれていることに気がついた。 慌てて駆け寄ってきた禿に銃弾を数発撃ち込んだところで、俺はでかいトカゲを連れた女と空飛ぶトカ... -
日替わり使い魔-07
前ページ次ページ日替わり使い魔 ガタゴトと音を立て、森の中で馬車が揺れる。 ズシンズシンと重い足音を立てて先頭を行くのは、リュカの連れて来たゴーレム――ゴレムス。その後ろを、同じくリュカが連れて来たパトリシアが、六人を乗せた馬車を引いて追従している。 「御者でしたら、私にやらせてくださればいいですのに」 「いいんですよ。パトリシアは、僕が一番馴れてますから」 パトリシアの手綱を引くのは、その主人であるリュカだった。その隣では、ロングビルが案内役として陣取っていた。 リュカはちらりと背後を見る。幌の中にいるのは、レックス、ルイズ、キュルケ、タバサ(ややこしいが、リュカの娘でない方のタバサである)の四人。タバサの使い魔のシルフィードは、上空から飛んで付いて来ているはずである。 先日学院を急襲した盗賊――その被害が、宝物庫に保管されていた... -
滅びのルイズ
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの人生とは、 這い寄る闇からの逃走劇も同然だった。 魔法が使えないこと、身体が幼いこと、他人に認められないこと――。 それら闇から逃れるため、ありとあらゆる努力を重ね、研磨し、足掻いた。 ――それでも、何も変わらなかった。 いくら呪文を知っていても、魔法は使えない。 いくら健康になっても、身体は育たない。 いくら貴族として立ち振る舞っても、誰も認めない。 逃げても逃げても追ってくる闇――だが、幸か不幸か、今までそれに捕らわれる事は無かった。 魔法が使えなくても、学園が自分を放り出すことは無かったし、 身体が幼くても、どうしても気を引きたい相手などはいないし、 他人が認めなくても、自分はれっきとした貴族だって分かっている。 けれど、もうここまでだ。 ... -
ゼロの双騎士-02
前ページ次ページゼロの双騎士 「何で平民が私の使い魔なのよっ!!」 むっつり黙って怒りのオーラをぶちまけつつ廊下を歩いていたルイズは、いきなりそんな事を言い出した。 「平民ではないと言ったろう?私は元グランべロス帝国将軍、兼皇帝親衛隊隊長。その後はオレルス解放軍で将軍職を拝命していた。 支配階級と平民という分け方をするなら、私が前者であることは理解できるはずだが」 「何言ってんのよ。魔法使えないなら平民じゃないの。っていうか何で魔法使えない人間が貴族になれるのよ、ワケ分かんない」 …どうやら、魔法を使えることがこの国における人民支配の前提条件らしい。 確かにオレルスでも、ウィザードやプリースト、ワーロックなどといった魔法使い達は国に所属している場合が多い。 しかし、基本的に魔法の技能は剣の腕や政治の知識などと同じく、個々の能力... - @wiki全体から「コンプレックスとアレルギー」で調べる