あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「三重の異界の使い魔たち-03」で検索した結果
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三重の異界の使い魔たち-03
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第3話 今日から使い魔、道連れ2名~ 魔法学院内にある、30メイル四方の空き教室。階段状になっている他の教室とは異なり、8脚の長机が 2列に同じ高さで並んでいるだけの小さな部屋。その真ん中辺りの席に座りながら、キュルケ・アウグスタ・ フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーは頭を悩ませていた。おいてきぼりを喰らって拗ねている フレイムの頭を撫でてあげながら、親友であるタバサの召喚した使い魔たちを見比べていく。 そう、使い魔ではなく、使い魔「たち」だ。 普通、何らかの生物を1体召喚するのがサモン・サーヴァントである。それにも関らず、彼女の青い髪の 友人は、3名――人格を有する存在のため、体と呼ぶのははばかられる――もの使い魔を呼びだして しまっていた。 ――友達ながら変わったコとは思うけど... -
三重の異界の使い魔たち-07
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第7話 現世の爆音、異界の旋律~ タバサは、昨夜夢を見た。両親と一緒にいた夢を。父と母が、彼女の傍で微笑んでくれていた 夢を。 夢の中で、父は駆け寄る彼女を、優しく抱き上げてくれた。母は、抱きつく彼女の頭を、笑顔で 撫でてくれた。 優しい父、温かな母、誰よりも愛しく想っている、彼女の両親―― 今では、記憶の中にしかない、2人の姿。大切で、誰にも汚されたくない、大事な思い出。 それが、彼女には哀しかった。夢の中でなら会えることが、夢の中でしか会えないことが、そして 何よりも、“それを夢だと知っていること”が、堪らなく辛かった。 しかし、今朝のタバサの機嫌は良かった。傍目にそれが判るのはキュルケくらいのもの だろうが、心が軽かった。哀しい夢の中で、優しい温もりが自分を包んでく... -
三重の異界の使い魔たち-06
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第6話 最初の朝withメイド~ 「結局、一睡もできなかった……」 朝まで己がロリコン疑惑を検証していた才人は、窓から差し込む朝日を恨めしく見つめた。 その眩さが、寝不足の目を嫌みに突き刺してくる。 「そんなに眠りにくいんだったら、いっそベッドから出ればよかったのに」 顔の傍に浮かびながら、ナビィが呆れた声を掛けてきた。それに対し、才人は顔をしかめて 応える。ナビィの言っていることはもっともだし、才人自身もそうしようかとは何度か思った。 けれど、才人はそれを選べなかった。 「そんなわけにもいくかよ……」 言いながら、才人は腕の中に抱く存在に目を向ける。青い髪をした小さな頭が、小さな寝息を 立てていた。そのタバサの静かな寝顔を見ていると、睡魔に咬まれて痛む頭が少し楽になった 気が... -
三重の異界の使い魔たち-12
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第12話 伝説:1+1/3×3~ 時は少し遡る。 午前最後の授業が終わるよりも前、中堅の教師であるジャン・コルベールは学院の図書館にいた。 学院本塔にある図書館の蔵書は膨大であり、30メイルを下らない高さの本棚が壁際に並んでいる。 その中で、彼がいるのは“フェニアのライブラリー”。教師のみが閲覧できる区画だ。生徒たちも 利用できる一般区画には、彼の求める答えはなかったのである。巨大な本棚に押し込まれた無数の 書物に、コルベールは次々と目を走らせていく。 ――あの使い魔たちのルーン、どうしても気になる それは、学院の生徒であるルイズとタバサ、2人の召喚した使い魔たちを調べるためだ。落ちこぼれと 呼ばれるルイズが風竜を召喚したことには驚いたが、それ以上に興味を引いたのは、あの見慣れない ルーンだった... -
三重の異界の使い魔たち-07a
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~Extra Episode 流れゆく伝説~ ムジュラの仮面は、完全に追い詰められていた。 紅蓮の炎も、高速の疾走も、連続の魔力弾も、眼前の少年剣士には通じない。どんな攻撃を 仕掛けようとも、この剣士はあっさりと活路を見出し、逆にこちらへダメージを与えていくのだ。 歯が立たない。 現状を表すべきその言葉に、ムジュラの仮面は内心唖然とする。たかだか12か13を数えた ばかりだろう少年に圧倒されている事実に、屈辱よりも驚きが優っていた。それでも、相手の 強さへの恐れはない。そもそも、魔物、魔族は極端に恐怖心が薄い。相手が自分より強いと しても、迷うことなく襲いかかるのがモンスターという存在だ。 だから、今心にあるのは、恐れや怯えではない。 宙を飛んで間合いをとり、ムジュラの仮面は鞭を剣士へと... -
三重の異界の使い魔たち-08
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第8話 ゼロと雪風の邂逅~ 教室の窓から首を差し込んだシルフィードは、主の背中を眺めていた。未だ自身の魔法で ボロボロなままのルイズは、無言のまま机を拭いている。 あの爆発の後、ルイズは意識を取り戻したシュヴルーズに、教室の後片付けを命じられたのだ。 災害の再発防止なのか、魔法の使用禁止という措置付きで。既にあの妖しい仮面の妙な力によって 教室のほとんどは修復されていたが、それでもまだ破壊の跡は点々と残っている。 ちなみに、授業自体は別の教室で続けられることになっていた。 それにしても、あの仮面はやはり怪しい。あの力は、明らかに人間の魔法とも、そして精霊の 力とも違う。あんな奇怪な力を使うとは、ますますもって危険な仮面だ。 ――大体、見た目からして趣味悪すぎだもの。例えシルフィが... -
三重の異界の使い魔たち-01a
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第1話 交わった異界~ ムジュラの仮面――時の閉ざされた世界を生き続けた魔物の甲羅から 彫られたその仮面には、この名が与えられている。 ある民族による呪いの儀式で使われていた、血塗られた歴史の魔の道具。 それを被りし物は邪悪で凄まじい力を手にし、世に災いをもたらすという 古の呪物。人間の伝説では、そのように語られていた。 しかし、それは事実とは異なっている。確かに、その仮面は被った相手に 強大な力を約束してきた。しかし、邪悪な災いを呼び寄せるのは、あくまで 仮面の、ムジュラの仮面の意思によってだ。 そう、ムジュラの仮面は自我を、生命を持つ仮面だった。幾星霜の時を 経て呪いの念と魔性の祈りを浴び続けてきたためか、元々材料となった 魔の甲羅の力がそうさせたのか、ムジュラの仮面は強力な魔... -
三重の異界の使い魔たち-01
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~プロローグ~ 半島状の大陸からなり、大きく5つの王国が存在する土地、ハルケギニア。 その西部に位置する、旧き時代からの伝統を重んじる王国、トリステイン。 この国の貴族の中でも筆頭とされるヴァリエール公爵家の三女、ルイズ・ フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、今人生の転機とも いうべき儀式の最中にあった。 ここはトリステイン魔法学院。その名の通り、魔法を使えるメイジ、即ち 選ばれた力を持つ存在たる貴族たちに、魔法の術を学ばせる場所。 そして今日という日は、そのメイジのパートナーである、使い魔召喚の儀式 の日だった。 「ミスタ・グラモン、前へ!」 「はい!」 引率の教師コルベールに、クラスメイトの名が次々と呼ばれていく。 それとともにルイズの鼓動も早まっていく。 ... -
三重の異界の使い魔たち-05a
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第5話 最初の夜inトリステイン~ ムジュラの仮面の力を試した後、才人たちは一旦空き教室に戻った。そして、才人、ナビィ、 ムジュラの仮面の3名は、タバサとキュルケにこの世界のことを詳しく説明されていく。 曰く、この大陸は今才人たちがいるトリステインを始め、大きく5つの国家と幾つかの都市 国家からなる西側のハルケギニア、それ以東のエルフという種族が住まうロバ・アル・カリイエ ――東方――と一括りにされる土地に分かれていること。 曰く、この世界では基本的に魔法が使えるメイジは貴族とされ、それ以外の者は平民とされる ことで社会が構成されていること。 曰く、基本的に魔法を使えない者が貴族と同等の権威を持つことはできず、それが可能なのは キュルケの母国ゲルマニアくらいのものであること。 ... -
三重の異界の使い魔たち-04
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第4話 もう1組の主従~ ハルケギニアの竜の中に、古代から伝説として詠われる種族が存在する。その種族は言語感覚に 優れ、知能は通常の竜はおろか人間さえ上回り、先住魔法の名で知られる精霊の力を操り、強力な 息吹を武器とし、大空を疾風のごとく飛翔する。 その強力な種族を韻竜といい、その中で風と深く関わる眷族は風韻竜と呼ばれた。 「そして、その一員が、このイルククゥなのね! きゅい!」 魔法学院の片隅で、齢約200歳――人間でいえば10歳前後――である竜の少女、イルククゥは、 自らを召喚した桃色がかったブロンドの少女、ルイズにそう名乗る。その召喚者は半ば呆然とした 表情でイルククゥを見上げていると、やがて我に返ったらしく口を動かしはじめた。 「まさか、貴方が韻竜だなんて思わな... -
三重の異界の使い魔たち-05b
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち 食事の後、タバサは自身の使い魔となった3名と合流し、寮へと向かった。途中、部屋が 自分のものより2階下のキュルケと別れ、タバサたちは自室へ戻った。勿論、使い魔である サイト、ナビィ、ムジュラの仮面にとっては初めて入る部屋である。特に、サイトなどは異性の 部屋に入ったことがないのか、必要以上に緊張しているようだった。 「おー、夜見ると更にすげーな、あの月!!」 しかし、それも30分以上前の話。ベッドに腰掛けて、使い魔召喚に関する本を読んでいた タバサは、本から視線をちらと声の方に移す。そこには、窓際に集まったサイトたちが、 ハルケギニアの双月を眺めながら感嘆している姿があった。 「こっちの月は、青と赤に光るんだね」 「俺の所だと、白とか黄色とかに光ってたよ」 「ハイラルでもそうね」 サイト... -
三重の異界の使い魔たち-10
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第10話 勇気と闘いと覚醒と(中編)~ シエスタは廊下を駆けていた。スカートのすそを摘まみながら、学院の中を走り続ける。埃を 立てながら足を駆る、行儀悪い姿。そのはしたない様は、普段の彼女であればありえないものだ。 それだけ、今シエスタは焦っていた。今朝から仲良くなった使い魔の少年、サイトが、貴族と 決闘することになったのだから。平民にとって、魔法を使う貴族は絶対的な存在。杖の一振りで 不可能を可能にしてしまう、別格の人種である。そんな相手に、自分と同じ平民であるサイトが 勝てるわけがない。 ――なのに、サイトさんたら! それにもかかわらず、サイトは自分の制止を全く聞き入れなかった。なんの根拠があるのか、 大丈夫だといって聞く耳を持たなかった。 このままでは、大変なことになっ... -
三重の異界の使い魔たち-09
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第9話 勇気と闘いと覚醒と(前編)~ 「ふぁーぁ……」 午前の授業が全て終わると、才人は大きく欠伸をした。 「ほとんど寝てたな、お前」 「結局、起きてたの最初の授業だけだったね」 それに、ムジュラの仮面とナビィが呆れた声を掛けてくる。 「先生たちが、苦虫を噛み潰した顔をしてた」 更には、ご主人様たるタバサにまで言われてしまった。流石にばつが悪くなってきて、誤魔化しの ように頭を掻く。 「やっぱり、井戸で顔洗っただけじゃ目覚めきれなくてさ」 あいまいな笑みを浮かべながら、才人は続けた。 「魔法の授業なんて面白そうだし、俺もできたら起きてたかったんだけど」 溜息を1つつく。地球では受けられるはずがない、魔法に関する学問。好奇心の強い才人としては、 それを寝過してしまったのは結構な無念だった。 ... -
三重の異界の使い魔たち-02
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第2話 見知らぬ蒼穹、月2つ~ 平賀才人、17歳。東京在住の高校生。 学業成績、運動神経、ともに並。趣味はインターネットで好物は照り焼きバーガー。 賞罰、特になし。彼女、いたことなし。 性格は好奇心が強く負けず嫌い、調子が良くて人も好く、楽天的でやや抜けているとは周囲の評。 彼、平賀才人のおおまかなプロフィールは、こんなところである。 そんな彼だが、現在混乱の極致にあった。つい先程までは修理に出していたノートパソコンを 秋葉原まで引き取りに行き、先日登録した出会い系サイトからメールが届いているか、 もしかすると彼女いない歴17年にピリオドが打てるか等と考えていたにも関わらず、だ。 付け加えておくと、才人も出会い系サイトというものの実態を理解していないわけではない。 ... -
三重の異界の使い魔たち
クロス元は「ゼルダの伝説 時のオカリナ」より妖精ナビィ、 「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」よりムジュラの仮面が、才人と一緒に タバサに召喚されます。ちゃんとルーンは虚無のルーンです。 ルイズはというと、シルフィードを召喚しています。 この時点でご都合主義バリバリなので、そういうのが嫌いな人はスルーしてください。 それから両ゼルダゲームのネタばれも含むので、それが嫌という人もご注意を。 また、タバサが召喚している通りタバサがメインヒロインなので、 タバサ嫌いの人も読まれない方がいいかもです。 プロローグ 第1話 交わった異界 第2話 見知らぬ蒼穹、月2つ 第3話 今日から使い魔、道連れ2名 第4話 もう1組の主従 第5話 最初の夜inトリステイン 【前半】/【後半】 第6話 最初の朝withメイド 第7話 現世の爆音、異界の旋律 Extra Episod... -
三重の異界の使い魔たち-13
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第13話 使い魔たち、街へ~ ハルケギニア大陸の最南方、南海に面した小さな半島群。無数の都市国家がひしめくこの土地に、 ロマリア連合皇国は存在する。始祖ブリミルの直弟子、フォルサテにより開かれたといわれるこの 国は、ハルケギニアのブリミル教の総本山として君臨していた。ハルケギニアの全寺院を束ねる 宗教庁、そして、教徒たちの教えの全てを司る神の代弁者たる教皇、聖エイジス32世。この両者の 存在することが、ロマリアを始祖ブリミルへの信仰の要となり、この国が持つ“光の国”の称えの 所以となっていた。 「まったく、“お姫様”に会いに寄ってたら、すっかり遅くなってしまったな」 愛竜アズーロに跨(またが)りながら、この国の神官たるジュリオは独りごつ。そのことで 受けるであろう小言を思うと、つい溜息が洩れた。 ... -
三重の異界の使い魔たち-11
前ページ次ページ三重の異界の使い魔たち ~第11話 勇気と闘いと覚醒と(後編)~ ――なんだ……? 剣を手にした途端、サイトは自身に違和感を覚えた。左手がぼんやりと温かくなってきたかと 思えば、段々と手の甲が淡い輝きを帯びていった。その輝きと同調するかのように、徐々に体から 痛みが引いて行く。否、それだけではない。苦痛と疲労で鉛の様だった体が、なんだか軽くなって きたのだ。流石に羽が生えた様とまではいかないが、それでも普段よりもずっと楽に動けそうだ。 おまけに、よく判らない力が体の奥から湧いてきているのも感じる。 ――どうなってんだ……? ムジュラの仮面を被った時とはまた違った力の高まりに、サイトは困惑する。しかし、それも 一瞬。 ――これなら、いける! 唐突な事態に対して切り替えの早い才人は、すぐに思考を決闘に戻した。... -
三重の異界の使い魔たち-14
前ページ三重の異界の使い魔たち ~第14話 新たなる出会い~ 「うーん……」 ムジュラの仮面の言葉に従い、怪し気な黒装束を試着してみたものの、姿見に映った我が身の 有様に才人は呻いた。 「やっぱ、すげー悪役風だぞ、これ……」 袖に手が隠れた腕を掲げながら、眉をしかめた自分の顔を見る。 「あら、悪くないと思うけど?」 「髪の色と合ってる」 その一方で、キュルケとタバサが称賛の声を掛けてきた。褒められるのは悪くないが、こんな 物々しい服が似合うといわれても素直に喜べない。しかも、タバサは同じデザインの服を大量に 買いはじめた。つまり、他の着替えもこれらしい。 ちなみに、最初に出された物体――あれを服と呼ぶ気にはなれなかった――はあれ自体の他に ないらしかった。理由は聞いていないが、売れないものを幾つも作る必要がないからに相違あるまい。 ... -
長編(五十音順)-11
その他 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 三重の異界の使い魔たち ゼルダの伝説 時のオカリナゼルダの伝説 ムジュラの仮面 妖精ナビィムジュラの仮面才人 2012-08-31 22 25 11 (Fri) 三人 ネギま!あずまんが大王リリカルなのは 近衛このか 大阪 八神はやて 2009-10-02 21 19 42 (Fri) ゼロの使い魔~緑と蒼の使い魔~ ローゼンメイデン仮面ライダーカブト 蒼星石矢車想 2009-11-05 20 24 52 (Thu) ページ最上部へ -
星界の使い魔
「星界の紋章」のアブリアル・ネイ=ドゥブレスク・パリューニュ子爵(ベール・パリュン)・ラフィール ※一部表現上の理由で閲覧注意! この紋章に描かれているのはガフトノーシュという。 やっつの頭を持つ異形の竜である。 この厳重は長らく忘れ去られていた。 だが、ある帝国が紋章の意匠として選んだことから、 ガフトノーシュは人類の想像した生物のうちもっとも 名高いものとなった。 なぜならその帝国こそ、人類史上に比類なき強大な 国家だったからである。 帝国を築いた種族をアーヴという。 あるいは彼らが誇りとともに自称するのによって 星たちの眷属 と称すべきかもしれない。 いずれにしろ、ここではこの強大な帝国の皇族である 一人の少女を使い魔に携えた一人の魔法使いの少女に話を絞ろう。 かの種族についてはそれこそ万巻の書があるのだから―――― 第一部 ... -
長編(話数順)-03
長編(ページ数順15P~) ※総ページ数をカウント(例:第○話が前後編なら2ページ分、外伝や幕間も加算) 長編(話数順01~04P)へ 長編(話数順05~14P)へ 80P~ 60~79P 50~59P 40~49P 35~39P 30~34P 25~29P 20~24P 15~19P 80P~ 作品タイトル 元ネタ 召喚されたキャラ 更新日時 マジシャン ザ ルイズ Magic the Gathering(マジック・ザ・ギャザリング) ウルザ 2010-11-06 23 52 26 (Sat) ソーサリー・ゼロ ゲームブック「ソーサリー」 主人公「君」 2014-01-14 22 18 54 (Tue) ウルトラ5番目の使い魔 ウルトラマンシリーズ ウルトラマンA 2020-08-13 22 58 15 (Thu) ゼロの黒魔道士 ファイナルファンタジー9 ... -
オレンジ色の使い魔-03
前ページ次ページオレンジ色の使い魔 翌朝、トリステイン魔法学院、食堂の裏手。 職員と生徒向けに朝食を用意し終え、使用人のひとりが肉や野菜の端切れを満載した台車を押して使い魔の餌場へ と向かう。 毎年のことだが、新しく召喚された使い魔がどれほど餌を食べるのか事前に見積もるのは難しい。 だからこの日は料理長と経理長が使い魔の餌にまで配慮する。 貴族子女の食べ残しを与えれば安く上がりそうなものだが、残飯を与えることは使い魔ばかりかその主をも侮辱す ることであるとして禁止されている。 だから、肉も野菜も使用人の賄い料理に使うのと同じもの、良い部分を貴族用に切り分けたあとの残りが用意されている。 餌場につくと、すでに使い魔たちはその食性に分かれて集まっていた。 「ふむ……殺したてとは言いがたいな」 ふいに背後から声を掛けられ、使用人は驚いて餌やりの手を... -
爆炎の使い魔-04
前ページ次ページ爆炎の使い魔 教室に入るなり、ヒロはほう、と思わず声を出す。 学校といったものに行ったことがなかったヒロは、教室とはこういうものなのか。と部屋を見回した。 ヒロとルイズが入っていくと、先に教室にいた生徒が振り向くなり、くすくす笑い始める。 先ほどのキュルケもいた。男に囲まれている。 (まあ、ああやって色気を振りまいていれば男も寄ってくるだろうな) そう思い、ネバーランドにいた頃の自分を思い出す。 思えば自分は戦いの日々だった。しかも単なる戦いではなく戦争レベルのものがほとんどだった。 そんな中で周りにいた男と言えば、サトー、チク、ザキフォン、大蛇丸、シンバ、ソルティ、アキラ、スカーフェイス。 ザキフォンは筋肉の自慢をよくしてたし、チクはよく変わった発明をしては私に見せていた。大蛇丸にはよく尻を触られた。 シンバとソルティは何... -
宵闇の使い魔
「宵闇眩燈草紙」の長谷川虎蔵を召喚 宵闇の使い魔 第壱話:まれびと 宵闇の使い魔 第弐話:異界の止り木 宵闇の使い魔 第参話:ヴェストリ広場の決闘 宵闇の使い魔 第肆話:微熱の誘惑 宵闇の使い魔 第伍話:錆びた剣 宵闇の使い魔 第陸話:開け - Knock Knock - 宵闇の使い魔 第漆話:拳骨 宵闇の使い魔 第捌話:万媚 宵闇の使い魔 第玖話:王女との友情 宵闇の使い魔 第拾話:《暴風》対《閃光》 宵闇の使い魔 第拾壱話:奥の手 宵闇の使い魔 第拾弐話:空の浮島 宵闇の使い魔 第拾参話:悲嘆のルイズ 宵闇の使い魔 第拾肆話:《閃光》の末路 宵闇の使い魔 第拾伍話:サウスゴータの恩讐 宵闇の使い魔 第拾陸話:それぞれの日常へ 宵闇の使い魔 第拾漆話:忘却と妄執 宵闇の使い魔 第拾捌話:宝を求めて 宵闇の使い魔 第拾玖話:《閃光》、襲来 宵闇... -
ゼロの使い魔はメイド-03
前ページ次ページゼロの使い魔はメイド シャーリー・メディスンが魔法の世界ハルケギニアに召喚されて、数日がすぎた。 少しずつ新しい環境にも慣れ、少女は元気に毎日を生きている。 召喚主であり、雇い主であるルイズのメイドとして。 本来はメイジを守る使い魔と召喚されたわけだが、凡庸な十三の少女にそんなものを求めるほうが間違っている。 というわけで(ルイズにすればやむなく、だが)、シャーリーはメイドになった。 元もとメイド志望であった少女は、予期せぬことながらも、一応希望通りの職につくことができたわけである。 ある意味結果オーライというやつかもしれない。 時刻はお昼前。 まだ主人が授業を受けている間、シャーリーは洗濯にはげんでいた。 ルイズの分は早朝時に終わっている。 これは、他のメイドの手伝いだ。 他の使い魔は主人と一緒に教室にいるものも... -
攻撃力0の使い魔-05
前ページ次ページ攻撃力0の使い魔 ルイズと連れ立って教室へ向かうあいだ、ユベルは 自分の体に少しずつ力が戻りつつあるのを感じていた。 タバサの「心の闇」が、さっきユベルが彼女との間に作った「繋がり」を通して、ユベルの中に染み込んでくる。 実に心地良い 憎しみと悲しみ……哀れな娘だ。その短い人生で、いったい どれほどの苦痛と屈辱を味わってきたのだろう。 ユベルがタバサの心の闇から読み取った情報によると、タバサの母は エルフの薬によって心を壊され、人形を自分の娘だと思いこんでいるらしい。 そして、あろうことか 自分のことを誰よりも想ってくれているハズの実の娘をも敵だと思いこみ、激しく拒絶するのだそうだ。 そんな母を人質にとられている タバサこと シャルロット・エレーヌ・オルレアンは、現ガリア王朝に逆らうことができず、 「北花壇騎士・七号」として、服役... -
“微熱”の使い魔-03
前ページ次ページ“微熱”の使い魔 魔法学院の教室は、ザールブルグのアカデミーのそれとよく似ていた。似ていたが、アカデミーと比べると若干硬質というか、エリーには柔らかさが欠けるように感じられた。 それはおそらく、この学院が純粋な学問の場というわけではなく、“貴族”の教育機関としての側面を持ち合わせているためかもしれない。 アカデミーは真理の探究たる錬金術を学ぶ場所ではあるが、その基盤を作り上げた最大の功労者である、ある女性の気質を受け継いでか、学内には良い意味での柔和がある。 もっとも、それが災いしてか卒業試験に数年を費やすというとんでもない“つわもの”を輩出することもあったが。 それがさておき。エリーはちょっとおっかなびっくりで教室を見回していた。 教室には猫や犬、ネズミやカエル、蛇といった動物たちもいたが、田舎育ちであるエリーにとってはそれら... -
攻撃力0の使い魔-04
前ページ次ページ攻撃力0の使い魔 ここは、トリステイン魔法学院で最も背の高い本塔の中にある「アルヴィーズの食堂」。 ユベルが 自分に食事は必要無いと言って どこかへ行ってしまったため、ルイズは独りで席に着いていた。 食事もそこそこに、キュルケと別れたあとに廊下でしたユベルとの会話を 反芻してみる。 ――「ねぇ、ユベル。あなた、さっき『物は食べない』って言ってたけど……ホントなの?」 ――「……あぁ。ボクが食べるのは、人間の心の闇。苦しみや悲しみ…疑念・憎悪・殺意……キミたちのそういった感情が、ボクに力をくれるんだ。 ―― かつて ボクを手助けしてくれた者たちも、暗い暗い心の闇を持っていたよ……」 ――「……負の感情が力になる、なんて言われても…さっぱりわからないわ。お腹壊さないの? ―― たしかに、メイジの精神状態が魔法の威力に影響を及ぼすことは あるらし... -
魔物使いが使い魔-03
前ページ魔物使いが使い魔 リュカは現状を分析し終えると同時に、 ルイズも勉強を終えたのか、瞼を擦りながらベッドに倒れこむ。 「ルイズ」 「ひゃっ!」 リュカが耳元でルイズの名前を呼ぶと ルイズはビク!と反応しベットからずり落ちた。 「あっあっあんたねえ!ごっご主人様の耳元で息を吹きかけるんじゃないわよ!」 耳を真っ赤にしんがらルイズは大声で捲し立てる 「ごめんごめん、大声で喋ったら迷惑だろうと思ってね。」 優しく微笑みながらリュカはルイズに問いかける。 「どうもベットは一つしかないみたいだけど僕はどこで寝たらいいのかな。」 「何いってんのよ!あんたは使い魔なのよ!寝る場所なんて決まってるじゃない!」 そう言うとルイズはそのままビシっと床を指し示す。 どうやら床で寝ろと言うことらしい 「文句ある!?本当なら平民が貴族の部屋にいられるってだけでも... -
星界の使い魔03
星界の使い魔03 トリステイン魔法学院のとある廊下―― 一匹のハツカネズミがその小さな体から、とてもと思えないほどの速さで移動していた。 しかも、その洗練された動きはまさに隠密のそれであった。 学院の誰一人として、彼の移動を目にすることは不可能であった。 ちゅうちゅちゅう、ちゅう。 (俺の名前は『モートソグニル』コード・ネームは 静かなる溜息 だ。) ちゅ、ちゅうちゅちゅちゅちゅう。 (雇い主『オスマン マスター 』に雇われているしがない専属傭兵だ。 俺は雇われてから今日まで、数多の彼からの依頼 ミッション をこなして来た。) 静かなる溜息 は有り得ないほどの脚力で窓へと飛び込み、回転しながら外へ飛び出す。 ピタ。華麗なる着地、そのままの勢いで移動を続ける。目的の場所へ―― ちゅ、ちゅちゅちゅうちゅ。 (もちろん、雇... -
重攻の使い魔-03
前ページ次ページ重攻の使い魔 第3話 『決闘未満』前編 ルイズが教室を爆破したことで、せっせと後片付けをする羽目になっていたその頃、トリステイン魔法学院図書館、フェニア・ライブラリ内において、一心不乱に書物を漁る人物がいた。始祖ブリミルがハルケギニアに新天地を築いて以来の、全ての歴史が納められたこの図書館は非常に広い。高さが30メイルにもなる書棚が所狭しと屹立している様は圧巻の一言であった。 その中でも、機密性の高い書物や、著された時代が非常に古く、固定化の魔法を施してなお劣化を止める事のできない書物のような、貴重な書物が収められているのがフェニア・ライブラリである。教師以外の立ち入りが禁止され、その教師ですらそうめったには足を踏み入れないエリアにて、しらみつぶしに書物を調べていたのはコルベールだった。 なぜ彼がそのように必死になっているのかと言うと、昨日... -
オレンジ色の使い魔-01
前ページ次ページオレンジ色の使い魔 (1) クジン本星、族長狩猟公園。 元外交官にして現在は領地と個人名を持つクジン人貴族ハミイーは、獲物と対峙していた。 地球から輸入されたベンガル虎は、4本の足を地面につけていることとすらりとしていることを除けば体格と言い毛皮の色合いと言い、ハミイーと良く似ている。 少し離れたところで銃を構えて見守っているハミイーの長男が不安げに身じろぎした。 なんたることか、まだ幼いとは言えクジンの戦士たるものが敵前で動揺を見せるとは。 それとも、この俺がたかが虎一頭に負けるとでも思ったのか。もし長男がそう考えたとすれば歴戦の戦士たるこの俺への侮辱である。早めにケリをつけて問いただすとしよう。 ハミイーは爪を剥き出し、ベンガル虎へ向かって跳躍した。 しかし、その爪が虎の毛皮を切り裂くことは無かった。 ハミイーの長男は目をしば... -
使い魔は漆黒の瞳-03
前ページ使い魔は漆黒の瞳 使い魔は漆黒の瞳 3 「うっわ~! 見なよ! 月が二つあるよ!?」 「ピヨピヨ!」 「ほ、ほんとだーにゃ! それも、両方見たこと無い色に模様だーにゃ!」 「つ、つき…? あ、あれ? 月って、ほ、ほんとは…い、幾つだっけか?」 「グルルルルルル」 「え、え、一つだってばさ~」 「おつきさま、ふたつ? どっち、みたらいい?」 「ガウガウ」 「これは面妖な。やはりここはワシらの知らぬ大地なのかのう?」 「かつてリュカ殿は妖精の住まう世界に行った事があると聞く。そこは海の色も空の色も普通とは全く違っていたとか…やはり、そうであるとしか思えないな」 トリステイン魔法学園の一角。 大型の使い魔たちのため用意された厩舎の傍で、リュカと共に呼び出されたその仲間たちは、上天に昇った月を見て、わいのわいのと騒ぎ立てていた。 リュカが禿... -
鋼の使い魔
サガフロンティアⅡのギュスターヴ13世 本編 第一部『覚醒篇』 鋼の使い魔-01 鋼の使い魔-02 『ギュスターヴと学院』 鋼の使い魔-03 鋼の使い魔-04 『ギュスターヴの決闘』 鋼の使い魔-05 鋼の使い魔-06 鋼の使い魔-07 『剣と盗賊』 鋼の使い魔-08 鋼の使い魔-09 鋼の使い魔-10 『盗賊捕縛、そして』 鋼の使い魔-11 『教える者、教えられる者』 鋼の使い魔-12 『シエスタは何処へ?』 鋼の使い魔-13 『モット邸潜入』 鋼の使い魔-14 『舞台、その裏は…』 鋼の使い魔-15 『アンリエッタ来訪』 鋼の使い魔-16 『ラ・ロシェールへ向けて…』 鋼の使い魔-17 『秘かな疑惑を胸に』 鋼の使い魔-18 『襲来!土くれのフーケ』 鋼の使い魔-19 『ウェールズ邂逅』 鋼の使い魔-20 『前夜祭は静かに流れ』... -
蒼炎の使い魔-03
前ページ次ページ蒼炎の使い魔 場所は変わってルイズの部屋。 「何で「フライ」を使えたの?あなたもしかして貴族?」 「……」 「答えなさい。マスターの命令が聞けないの?」 「……」 ルイズは依然として何も話さないカイトに質問をしていた。 それでもカイトは話さない。いや、話せないでいた。 聞こえているし、何を言われているのかも理解できるのだが、 自分の知識に無い物を羅列されても、 「考える」ことを出来るようになった彼でも彼女の言っている意味がわからない。 「フライ」とは何だ。 「キゾク」とは何だ。 「マスタ-」とはこの女のPC名なのか。 自分の世界の知識はあっても何も知らない場所ではまったく役に立たない。 それは何なのか聞きたくても数えられるくらいの「単語」を発することしか出来ない。 「あんた... -
時の使い魔
クロス元はサガ・フロンティア、 時の君を召喚 時の使い魔-01 時の使い魔-02 時の使い魔-03 時の使い魔-04 時の使い魔-05 -
狂蛇の使い魔
「仮面ライダー龍騎」より浅倉威を召喚 狂蛇の使い魔-01 狂蛇の使い魔-02 狂蛇の使い魔-03 狂蛇の使い魔-04 狂蛇の使い魔-05 狂蛇の使い魔-06 狂蛇の使い魔-07 狂蛇の使い魔-08 狂蛇の使い魔-09 狂蛇の使い魔-10 狂蛇の使い魔-11 狂蛇の使い魔-12 狂蛇の使い魔-13 狂蛇の使い魔-14 狂蛇の使い魔-15 狂蛇の使い魔-16 狂蛇の使い魔-17 狂蛇の使い魔-18 狂蛇の使い魔-19 狂蛇の使い魔-20 狂蛇の使い魔-21 -
蒼炎の使い魔
「.hack//G.U.」のカイト(NPC) 蒼炎の使い魔-01 蒼炎の使い魔-02 蒼炎の使い魔-03 蒼炎の使い魔-04 蒼炎の使い魔-05 蒼炎の使い魔-06 蒼炎の使い魔-07 蒼炎の使い魔-08 蒼炎の使い魔-09 蒼炎の使い魔-10 蒼炎の使い魔-11 蒼炎の使い魔-12 蒼炎の使い魔-13 蒼炎の使い魔-14 蒼炎の使い魔-15 蒼炎の使い魔-16 -
風の使い魔
『NINKU―忍空―』から、キャラ『風助』を召喚。 原作FIRST STAGE終了後、釈迦の証を所持している状態です。 1章 輝きは君の中に 風の使い魔-01 風の使い魔-02a/b 風の使い魔-03a/b 風の使い魔-04a/b/c/d -
赤目の使い魔
「バッカーノ!」よりクリストファー・シャルドレードを召喚 赤目の使い魔-01 赤目の使い魔-02 赤目の使い魔-03 赤目の使い魔-04 赤目の使い魔-05 赤目の使い魔-06 赤目の使い魔-07 赤目の使い魔-08 赤目の使い魔-09 赤目の使い魔-10 赤目の使い魔-11 赤目の使い魔-12 -
爆炎の使い魔-02
前ページ次ページ爆炎の使い魔 「ちょっと、人間でも平民でもないってどういうことよっ!」 怒鳴るルイズに対して、ヒロは冷静に考える。 (見たところ、私が今までいた場所ではないようだな。遠隔召喚でもされたのかと思ったが 魔力の質がネバーランドのどの場所とも違いすぎる・・・まさか冥界というわけでもないだろう そういえばアキラはチキュウという場所から召喚された異界の魂だったな、 ここでは私が異界の魂ということか。今まで召喚する側だったはずだが、まったく因果なものだ。) 冷静に考えつつも苦笑をもらすヒロ、それに対しルイズは無視された上に馬鹿されたと感じたのだろう。 「ちょっと!アンタ何笑ってんのよ!!」 怒っているルイズ、ヒロはいきなりの大声に少し驚きながらも 「ああ、すまんな。何、色々と思うところがあるだけだ」 「もう、アタシが話してるん... -
黄金の使い魔
「聖闘士星矢」より「アイオリア」を召喚 黄金の使い魔-01 黄金の使い魔-02 黄金の使い魔-03 黄金の使い魔-04 黄金の使い魔-05-前編/後編 黄金の使い魔-06 黄金の使い魔-06.5 黄金の使い魔-07 黄金の使い魔-07.5-前編/後編 黄金の使い魔-08 -
呪いの使い魔-05
前ページ呪いの使い魔 教室内が大爆発を起こしたその時、花城花鶏は最大の危機を迎えていた。 朝食の後、ルイズと共に授業を受けることになった花鶏は面倒臭そうな顔で仕方なしに付いて行った。 教室内に入ると、やはり飛び抜けて美人である花鶏は嫌でも目立つ。 教室中の視線が花鶏へ集まる中、キュルケとタバサだけは彼女と微妙に目を合わさないようにしていた。 「おお……やっぱり凄い美人……」 「あれ?私どうしたんだろ?女なのにドキドキしてる……」 「何であんな美人がルイズの使い魔なんだ?」 彼女に対して様々な感想が教室内を飛び交う。 そんな中、少し太った中年の女性が教室内へ入り、教壇へと立った。 「え~、オホン。これより授業を始めます」 その一言で教室内は水を打ったように静まり返る。 それを見てご満悦そうににっこりと笑いながらその女性は言っ... -
爆炎の使い魔
スペクトラルソウルズ2終了時のヒロを召喚 爆炎の使い魔-01 爆炎の使い魔-02 爆炎の使い魔-03 爆炎の使い魔-04 爆炎の使い魔-05 爆炎の使い魔-06 爆炎の使い魔-07 爆炎の使い魔-08 -
滅殺の使い魔
CAPCOM VS. SNK2から『神人豪鬼(しんごうき)』 滅殺の使い魔-01 滅殺の使い魔-02 滅殺の使い魔-03 滅殺の使い魔-04 滅殺の使い魔-05 滅殺の使い魔-06 滅殺の使い魔-07 滅殺の使い魔-08 滅殺の使い魔-09 滅殺の使い魔-10 -
紙袋の使い魔
ギルティギアシリーズよりファウストを召喚 紙袋の使い魔-01 紙袋の使い魔-02 紙袋の使い魔-03 紙袋の使い魔-04 紙袋の使い魔-05 紙袋の使い魔-06 紙袋の使い魔-07 紙袋の使い魔-08 紙袋の使い魔-09 紙袋の使い魔-10 -
無情の使い魔
『バトルロワイアル』より桐山和雄を召喚 無情の使い魔-01 無情の使い魔-02 無情の使い魔-03 無情の使い魔-04 無情の使い魔-05 無情の使い魔-06 無情の使い魔-07 -
呪いの使い魔
『るいは智を呼ぶ』より花城花鶏を召喚 呪いの使い魔-01 呪いの使い魔-02 呪いの使い魔-03 呪いの使い魔-04 呪いの使い魔-05 -
狂蛇の使い魔-02
前ページ次ページ狂蛇の使い魔 第二話 「ここは……」 「ひっ! …あ、目が覚めたのね」 浅倉が見知らぬ部屋で目を覚ましたのは、召喚された翌日の朝であった。 「ここは、どこだ?」 「ここは私の部屋。そしてあんたは私の使い魔になったの」 昨日の騒ぎの後、ルイズたちが気絶した浅倉を苦労してベッドまで運んだことから、学院のこと、契約のこと、そして使い魔としての役割を話した。 話の途中途中で、浅倉の使い魔としての能力を確認していく。 昨日とは違い、ルイズの話におとなしく耳を傾け、応じるべきところは応じる浅倉。 当初警戒していたルイズは、やがてそれが無意味だったことが分かり、これもルーンの効力の表れなのか、と感心してしまう。 「感覚も共有できない、材料も探せない……となると、あとは身の回りの世話と護衛ね。まさか、それくらいはできるで... -
創世の使い魔-03
前ページ創世の使い魔 創世の使い魔 第3章 ―決闘― ルイズの寝起きが良いか悪いか、どちらかと言われれば『良い』の部類に入るだろう。 実技以外は優等生である彼女は、授業に遅刻した事など一度も無い。 クラスメイト達のを増長させないようにするため、という理由もそうだが彼女自身のプライドが遅刻などと言う不名誉な行為を決して許すことは無かったからだ。 しかしその高いプライドを発揮して『起きる』事はできても、『起き抜けの良さ』までは改善のしようが無かった。 「うにゅ…………」 形容しがたい声を上げながらルイズはむっくりと体を起こす。 眉間に深々と刻まれた縦皺は不機嫌だからではなく、朝の彼女のデフォルトである。 そんな表情も、バスケットの中にいる己の使い魔を見た途端に解消された。 ああ、そうだ。自分はとうとう召喚したのだ。 前日の喜びがト... - @wiki全体から「三重の異界の使い魔たち-03」で調べる