あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ内検索 / 「聖戦士イーヴァルディ伝説」で検索した結果
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聖戦士イーヴァルディ伝説-01
前ページ聖戦士イーヴァルディ伝説 第一話 「いまどき、お守りなんてさ」 自室の机の前、平賀才人は手に取った幸福のお守りとやらを眺めていた。何の変哲もない、漢字が縫い込んである普通のお守りである。 それは母が主婦仲間と遊びに行った温泉でのお土産である。才人もテレビで見た事のある名の知れた温泉であった。最近のブームとも言えるのか、 曰くその温泉のお守りは中々に効力があると朝のニュースでもよく耳にする。しかし、才人は男であり、16歳にもなったのである。世間の、主に女性の ブームには対して興味はなかったし、お守りを信じる程、子どもでもなかった。 そうは言っても、そのお守りを捨てずに持ち続けて、新しい携帯のキーホルダーにしているのだから、才人もそれなりに親孝行者であると言える。 これでもう少し勉学に力を入れてくれればとは家族全員の意見であり、才人と... -
聖戦士イーヴァルディ伝説
「聖戦士ダンバイン」より「ミ・フェラリオのシーラ」、「オーラマシン」を召喚 第一話 -
長編(五十音順)-03
... 48 (Sat) 聖戦士イーヴァルディ伝説 聖戦士ダンバイン ミ・フェラリオ、オーラマシン 2012-05-15 21 45 14 (Tue) サジタリアスの使い魔 聖闘士星矢 アイオロス 2009-10-03 21 31 26 (Sat) 黄金の使い魔 聖闘士星矢 アイオリア 2009-10-03 21 33 30 (Sat) 計算外な使い魔 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 オランピア 2011-02-26 20 46 40 (Sat) セクシーガンダールヴ外伝 すごいよ!!ルイズさん セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 花中島マサル 2007-09-01 09 43 15 (Sat) ゼロの花嫁 瀬戸の花嫁 瀬戸燦 2009-10-11 17 24 43 (Sun) ゼロギアス ゼノギアス グラーフ 2009-10-03 21 37 04 (Sat) ゼロの伝説 ... -
ウルトラ5番目の使い魔、第三部-70
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第70話 夢の先の旋律 バイオリン超獣 ギーゴン 登場! それは今ではない、しかしそんなに遠くない昨日の昨日のそのまた昨日の春の日の昼下がりです。 大きな大きな湖のほとり。そこにきれいなお屋敷がありまして、三人の親子が住んでいました。 今日はお空は晴れ、風は緩やかで寒くも暑くもないポカポカ日和。お屋敷のお庭にはテーブルが立てられて、温かな紅茶が湯気を立てています。 テーブルの前に座っているのは優しそうな貴婦人。そのひざの上には小さな女の子が座って、待ちきれないと一冊の本を差し出しています。 「ねえ、お母様。お父様もお母様もお休みの今日は、イーヴァルディの勇者の新しいお話を読んでくれるってお約束でしょ。早く早く、わたし楽しみにしてたんだからね」 「まあ、シャルロットったらお行儀が悪いわよ。そんな... -
ゼロのアトリエ-33
前ページ次ページゼロのアトリエ 「竜騎士を残して全滅…?あやつめ、たかが村一つに一体何を手間取っているのだ?」 艦砲射撃実施のため、タルブの草原上空三千メイルに遊弋していた『レキシントン』号の艦上で、トリステイン侵攻軍総司令官サー・ジョンストンは伝令の報告を受けて顔をしかめた。 「敵は何人だ?百人単位の部隊でも隠していたか?」 「サー。報告では、敵は剣士一人とメイジ一人、計二人であると」 「二人だと…?」 ジョンストンは、呆然と立ち尽くした。 直後、かぶった帽子を甲板に叩きつける。 「ふざけるなっ!あの男調子のいいことを言っておいて、たった二人に全滅!?冗談も休み休み言えっ!」 伝令が、総司令官の剣幕に怯えてあとじさる。 「それが…まず、メイジの方はワルド殿と共に作戦行動中のはずの『土くれのフーケ』殿らしいという話が…」 「何だと!?」... -
ウルトラ5番目の使い魔、第三部-71
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第71話 タバサのイーヴァルディ バイオリン超獣 ギーゴン 登場! あの日のことは、はっきりと覚えている。 まだ幼い、あの日。タバサがまだシャルロットという名前のみであった昔、彼女の一番の楽しみは父の奏でる演奏の中で母から物語を読み聞かせてもらうことだった。 そんなある日のことだった。シャルロットは父がいつも弾いてくれるバイオリンを、どうしても一度自分にも弾かせてくれとだだをこねて聞かなかった。父は仕方なさそうに、祖父から受け継いだという由緒あるバイオリンを持たせてくれた。 しかし、大人用のバイオリンをまだ小さな子供が弾きこなせるわけがない。持つことさえままならずに、シャルロットはバイオリンを床に落としてしまった。 「おとうさま、ごめんなさい、ごめんなさい」 「いいよ、バイオリンは壊れても直せ... -
ウルトラマンゼロの使い魔-111
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百十一話「永遠(とわ)なるイーヴァルディ」 邪悪生命体ゴーデス 迷子珍獣ハネジロー 登場 ルイズの“虚無”の魔法の力を目の当たりにして、一旦は飛んで去ろうとしたビダーシャル。 しかし眼下のアーハンブラ城が突然崩壊し、巨大生物が出現したことには、普段は冷徹なほど 落ち着いている彼も唖然とさせられた。 「な、何だあれは……」 風石の力で高度を保ったまま、巨大生物――ゴーデスを観察する。城を下から破壊して 出てきたということは、城の地下に潜伏していたということだろう。あんな巨大なものが。 「全く気がつかなかった……一体いつから……」 思案するビダーシャル。エルフである自分は、自然そのものといえる精霊の力と契約して、 その「声」を聞くことが出来るが、真下にあんな... -
毒の爪の使い魔-25a
前ページ次ページ毒の爪の使い魔 ――竜の吐き出す炎はイーヴァルディを容易く飲み込み、吹き飛ばしました―― ――炎が消えた後には、地面にボロボロになり倒れたイーヴァルディの姿が在りました―― ――竜は倒れたイーヴァルディに近づき、哀れみを含んだ目で見下ろしました―― ――「お前では我には勝てぬ。ここから立ち去れ、小さき者よ」―― ――竜はイーヴァルディに背を向け、洞窟の奥へと歩き出しました―― 広間には砕けた床の粉塵が、煙幕のように立ち込め、 それをビダーシャルは、微動だにしないまま見つめている。 やがて、入り込む夜風に粉塵が払われていき、視界が利いてきた。 広間の端まで吹き飛び、床に倒れたジャンガの姿が見えた。 仰向けに大の字に倒れたその姿は、見るも無残にボロボロだった。 あの巨大な石の拳を避ける事も出来ずに、まともに食ら... -
ウルトラ5番目の使い魔、第二部-52
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第五十二話 優しすぎる悪夢 超古代植物 ギジェラ 登場! タバサは快いまどろみの中で、夢を見始めていた。 「ここは……」 目の前に、暖かな春の日差しとともに懐かしい景色が蘇ってくる。 あれは、わたしの家……ラグドリアンの湖畔のオルレアン屋敷。でも、あれは今のものではない。 何十回、何百回と歩いた家への道を、タバサは吸い寄せられるように歩いていく。 あれは、わたしの家の門。でも、ジョゼフに汚されて、不名誉印を刻まれる前の、王家の紋章を誇らしく飾った美しい門。 その下をくぐった先には、父が大勢の友人と毎日を談笑していたころの、美しく、華やかな雰囲気に満ちた屋敷が見えてくる。 中庭にはテーブルが用意され、広げられた料理を前にして誰かが楽しそうに語り合っている。 「あれは、父さま、母さま!... -
Neverwinter Nights - Deekin in Halkeginia-76
前ページ次ページNeverwinter Nights - Deekin in Halkeginia ディーキンの呪文や『虚無』云々に関する話が一区切りつくと、一行は早速手分けをして、本題であるタバサの屋敷の捜索にとりかかった。 調べるのは、主に王の座を狙っていたというシャルル大公の遺した身の回りの品々。 当時の彼やジョゼフ王などの動向を詳しく知る手掛かりとなりそうなものを、くまなく探してまわる予定なのだ。 一行は、ディーキン、ルイズ、タバサの3人組と、シエスタ、オルレアン公夫人、ペルスランの3人組。 そしてキュルケ、トーマス、シルフィードの3人組の、計3チームに分かれて捜索している。 同じ場所を複数の目で3回に渡ってチェックすることで、見落としを防ごうというわけだ。 どのチームにも、屋敷内に詳しい者と、まったく知らないために先入観無く見れる者とを最低1... -
ゼロの黒魔道士-80h
前ページ次ページゼロの黒魔道士 『やがて別れの時がおとずれる。ゆえに今こそ、いつくしめよ』 (=ベルに記された警告=) 『死すべき定めの中でこそ、生きる意味を見つけられる』 (=天命を知る者・ミンウ=) 『夢に果てなきうちは、道もまた果てのなきもの。 さえぎるものが在るならば、それは 内なる『恐れ』、ただそれのみである』 (=鉄の尾・フラットレイ=) キィ、キィ。 鳥籠が音を立てて揺れていた。 キィ、キィ。 絞首台の死体のように揺れていた。 「ギャァアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」 また悲鳴が、鳥籠の中の少女の耳に届く。 また、知らない誰かの命が、奪われ吸い尽くされる。 やがて、自分も…... -
ひらけ!
「……何…こいつ……」 召喚されたのは、緑色の化物だった…竜のようで猿のようで、目つきの悪い生き物 ルイズがその生き物と契約のキスを交わすのにはとても勇気が必要だった、その生き物は醜かった その目つきの悪い緑色の使い魔は、鈍重な見た目に反して恐ろしき能力を発揮した 強力な魔法に替わってその緑の使い魔が得たのは、万能の力だった ギーシュとの決闘では「ジュウドウ」や「カラテ」「ケンドウ」の技でゴーレムを圧倒し ワルドの偏在を「CG」なる異世界魔法で退け、竜乗りや知的犯罪の看破、絵画や書歌にも才を発揮した 7万の軍と対峙した時には、ジョゼフの召喚した全身を赤い毛で覆われ、眼鏡をかけた使い魔と共に 歌で大軍を止め、戦争を終結させた 「♪想像してごらん…世界が…天国も地獄も無く…」 使い魔の活躍はトリスティンだけに留まらず、大陸ハル... -
長編(話数順)-01
... 50 (Thu) 聖戦士イーヴァルディ伝説 聖戦士ダンバイン ミ・フェラリオ、オーラマシン 2012-05-15 21 45 14 (Tue) ゼロの円卓の騎士団 SDナイトガンダム物語外伝 円卓の騎士団 2012-07-15 17 33 56 (Sun) ゼロの使い魔BW ポケットモンスター ブラック・ホワイト 主人公(男) 2012-08-09 22 27 51 (Thu) トリステイン魔法学院Z 超能力学園Z バーニー&ペイトン 2013-02-05 18 57 04 (Tue) 上へ -
罪深い使い魔-08
前ページ次ページ罪深い使い魔 「やあ、ごきげんよう。ミス・タバサ」 「…………」 オスマンの陽気な挨拶に、タバサは無言で答えた。オスマンの顔が引きつる。 青いさらさらのショートヘア。表情に乏しいが整った顔立ち。 そしてルイズよりもさらに一回り小さい、小柄な体格。 オスマンはそんなタバサが、怯える子供のように見えたのでわざと明るく振舞って見せたのだが、 どうやらその心配も杞憂だったらしい。 それを知ってオホン、とわざとらしく咳払いをした。 「あー、別に緊張することはないぞ。ワシは君を罰するためにここへ呼び出したわけではないからの」 「…………」 タバサは何も答えない。 オスマンは「やりにくいのう」と心の中で呟いた。 「呼び出した用件は他でもない。昨日君が目撃したであろう光景についてじゃ。覚えはあるかね?」 ... -
UM☆アルティメットメイジ 第1話
前ページ次ページUM☆アルティメットメイジ UM☆アルティメットメイジ 第1話 【アルティメット召喚第零号】 『起きるのだ・・・ ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ・・・』 「ン・・・」 落ち着いた、それでいてどこか幼びた印象を受ける声に呼ばれ、ルイズはゆっくりと瞳を開いた。 周囲にあったのは、血で彩られたかのような赤一色の光景。 どちらが上でどちらが下なのか、浮いているのか沈んでいるのかさえ分からない虚ろな空間。 意識は覚醒しているのに、夢の続きにいるとしか思えない非現実感がルイズを包む。 『目が覚めたようだね ルイズ』 目の前にいたのは、赤のボディスーツに身を包み、銀色のマスクを被った異形の巨人。不思議と怖さはない。 「あなたは?」 『私の名はUFOマン 君の求めに応じ 異世界より仔の地を訪れた... -
ゼロのアトリエ-35
前ページゼロのアトリエ 初めは、誰もが無力だった。 不死身の勇者も、高名なる錬金術士も王室料理人も 初めは何の力もないごく普通の人間だったのだ。 だが、彼らは誰よりも夢や希望を強く抱き、追い続けた。 だからこそ世に名を轟かすほどの存在になれたのだ。 夢は、追いかけていればいつか必ず叶うものなのだから… ゼロのアトリエ 35 ~グラムナートの錬金術士~ もうすぐ、約束しておいた雇用期間が過ぎる。 ロードフリードは空になった商品棚を眺め、掃除でもしておこうかとカウンターを離れた。 あの錬金術士は、今どこで何をしているのだろうか? 「ういーっす」 はたきをかけるロードフリードが次は掃き掃除だな、とほうきを視界に入れたあたりで、 くわを担ぎ、土だらけになったバルトロメウスが姿を現した。 「なんだまだ開... -
ゼロの黒魔道士-53
前ページ次ページゼロの黒魔道士 暗闇から、声がする。 「砂漠のお城に、騎士達か」 人をバカにするような、冷たい声。 「これはおもしろい。 囚われのお姫様は誰なのかな?」 お芝居のように、全てを語る声。 「だ、だだ誰だっ!」 ギーシュは慌てて剣を構える。 「ちょ、ちょっとやだ、エルフ!?心の準備が……」 モンモランシーおねえちゃんは、取り乱してギーシュの影に隠れている。 ボク?ボクは…… 「……待って」 ボクは、少なくとも、慌てたり、取り乱したりはしなかった。 「ビビ?」 でも、驚いてたんだ。それも、すっごく。 「……この声……」 だって、この声は……この声は…… 「フフ、お久しぶり、ビビ君……あと、デルフ君、だったね」 一番、聞きたくない、声だったから…… 「おー、あん時の兄ちゃんか!」 「……クジャ!」 ボクは、思いっきり、暗闇... -
美しき使い魔
ルイズが召喚したのは、この世のものとは思えないほど美しい機械だった 「なんて美しいんだ、ゼロのルイズが…美しい竜を召喚したぞ、竜のような船のような、そして美しい」 その後、ルイズはその美しい使い魔に乗り、ギーシュのゴーレムと決闘をする事になるが 美しい使い魔は美しく空を舞い戦った、吐き出す弾丸さえも美しく、ゴーレムを粉砕する 「ルイズの美しい使い魔がギーシュに美しく勝ったぞ!飛ぶ姿までも美しいぞ!」 使い魔品評会でも、その使い魔の美しさの前に他の使い魔など敵ではなかった そして美しい使い魔は美しくアルビオンまで飛び、ウェールズの手紙を美しく奪還する ある時は7万の軍と美しく対決し、またヨルガンムントを美しく倒し、世界扉を美しく開けた その使い魔の活躍と美しさは、後に「イーヴァルディの美しい勇者」として語り継がれた ... -
ゼロのアトリエ-28
前ページ次ページゼロのアトリエ 寝る前のわずかな時間、タバサのすることは決まっていた。 読み返されてボロボロになった、子供用の他愛のない物語… 『イーヴァルディの勇者』を、まぶたが重くなるまでもう一度読み返すのだ。 イーヴァルディは洞窟の奥で竜と対峙しました。 何千年も生きた竜の鱗は、まるで金の延べ棒のようにきらきらと輝き、硬く強そうでした。 竜は震えながら剣を構えるイーヴァルディに言いました。 「小さきものよ。立ち去れ。ここはお前が来る場所ではない」 「ルーを返せ」 「あの娘はお前の妻なのか?」 「違う」 「お前とどのような関係があるのだ?」 「なんの関係もない。ただ、立ち寄った村でパンを食べさせてくれただけだ」 「それでお前は命を捨てるのか」 イーヴァルディは、ぶるぶると震えながら、言いました。 「それでぼく... -
UM☆アルティメットメイジ 第3話 前編
前ページ次ページUM☆アルティメットメイジ UM☆アルティメットメイジ 第3話 【無能王の国大爆発5秒前!】 ~ イーヴァルディは竜の住む洞窟までやってきました。 従者や仲間たちは、入り口で怯え始めました。 猟師の一人が、イーヴァルディに言いました。 「引き返そう。竜を起こしたら、おれたちみんな死んでしまうぞ。お前は竜の怖さを知らないのだ。」 イーヴァルディは言いました。 「ぼくだって怖いさ」 「だったら正直になればいい」 「でも、怖さに負けたら、ぼくはぼくじゃなくなる。そのほうが、竜に噛み殺される何倍も怖いのさ。」 ~ アーハンブラ城の一室に、少女の透き通るような声が響き渡る。 青髪の少女・タバサが読み上げている本のタイトルは【イーヴァルディの勇者】 幼い頃、母の膝の上で聞いた冒険譚。 そして今や、自分... -
UM☆アルティメットメイジ 第4話
前ページUM☆アルティメットメイジ UM☆アルティメットメイジ 第四話 【さらばアルティメットメイジ】 「・・・やれやれ それにしたって夜勤ってのは退屈ですね 隊長」 「お仕事だよ お仕事! 無駄口叩いてないでしっかり見張れ!」 「へーい」 アルビオン大陸-ニューカッスル城。 かつて、アルビオン王家が一時的な滅亡を迎える事となった古城で、ゲルマニア兵達の暢気な声が響く。 旧主を滅ぼし、この城の主となった神聖アルビオン共和国皇帝 オリヴァー・クロムウェルも、既にこの世の者ではない。 トリステイン・ゲルマニア両国の侵攻と、大国ガリアの突然の軍事介入により、彼等の母体であった【レコン・キスタ】は、瞬く間に壊滅、 アルビオン大陸は列国に分轄統治される事となり、現在では、この城はゲルマニアの治めるところとなっていた。 近年のガリアの怪しげな... -
ゼロのアトリエ-34
前ページ次ページゼロのアトリエ トリステインの城下町、ブルドンネ街では派手に戦勝記念のパレードが行われていた。 聖獣ユニコーンにひかれた王女アンリエッタの馬車を先頭に、高名な貴族たちの馬車が後に続く。 その周りを魔法衛士隊が警護している。 そして、荷馬車を装飾して急遽作られたお立ち台の上に、イーヴァルディの勇者。 アンリエッタの馬車のすぐ後に、引きつった愛想笑いを浮かべて手を振るシエスタと、 豪華に着飾り、不承不承笑みを返すマチルダ・オブ・サウスゴータの姿があった。 狭い街路にはいっぱいの観衆が詰め掛けている。 通り沿いの建物の窓や、屋上や、屋根から人々はパレードを見つめ、口々に歓声を投げかけた。 「アンリエッタ王女万歳!」 「トリステイン万歳!」 「我らがイーヴァルディに栄光あれ!」 観客達の熱狂ももっともである。 なに... -
伝説を呼ぶ使い魔-07b
前ページ伝説を呼ぶ使い魔 夜、シエスタたちのいる台所にてしんのすけ皿洗い中。 「皿洗いいっちょあがりー!!」 「お、ごくろーさん。じゃあそっちに運んどいてくれ…。」 ガッシャーーーン!!! 「・・・・・・。」 「・・・・・・あー。ま、こういう日もあるさ!ドン小西!だゾ。」 ゴン!! 「それを言うなら…ドンマイだぜ…。坊主。」 マルトーのおやっさんの愛の拳もまた痛かった。 「ああ!大丈夫ですかシンちゃん!!」 シエスタがかけよる。見たら、人差し指を少し切っている。 「あ、やっちったゾ。」 「もう…。危ないですよ…。」 その次の瞬間だ。シエスタが傷ついた指を咥えた。 「おお!?あ…そんな…!」 シエスタ自身は特に変な意識はなかっただろうがしんのすけは年頃の少年なのだ。 医療行為とはいえ、過敏に反応してしまう。すでにしんのすけは万年... -
UM☆アルティメットメイジ 第2話
前ページ次ページUM☆アルティメットメイジ UM☆アルティメットメイジ 第2話 【必殺! キュルケ怒りの一撃!】 【トリステイン学院の秘宝・破壊の杖、確かに頂戴しました 土くれのフーケ】 全ては一枚の手紙から始まった。 トリステイン魔法学院跡地・学院長室の仮設テントには、学院の主だった教師陣、 そして、手紙の発見者である、ルイズ、キュルケ、タバサの3名が集合し、対策を講じていた。 「・・・この手紙に関しては 分からんことが二つ程あるのう 一つは 人知れずガレキの山から財宝を盗み出しながら なぜ犯行声明なんぞを残したのか?」 「・・・もう一つ とは?」 教師たちの質問に、オスマンが顎をしゃくる。 傍らにいたコルベールが、奇妙な物体をテーブルの上に置いた。 「これは?」 「正真正銘 本物の『破壊の杖』です ... -
Neverwinter Nights - Deekin in Halkeginia-67
前ページ次ページNeverwinter Nights - Deekin in Halkeginia タバサがディーキンらを連れてオルレアンの屋敷へ戻ってから、2日目の晩のこと。 屋敷の最奥、オルレアン公夫人の部屋では、最後の仕込みが行われていた。 「じゃあ、申し訳ないけどあんたはいつもベッドの上に居て、おかしくなったままのフリをしててね。 それと何かあったら、すぐにディーキンに連絡を入れて。わかった?」 「はい、心得ておりますわ」 先刻やっと完成した《似姿(シミュレイクラム)》のオルレアン公夫人が、ディーキンの指示に従順に頷く。 ディーキンはウンウンと頷くと、続けてもう一体のシミュレイクラムにも指示を伝えた。 「それから、あんたはこの人の世話をするフリを続けて。屋敷の掃除とかも、これまでどおりにちゃんとしてね」 「はい、しかと心... -
生まれえざる0
――生まれえざる0―― 「ふ…たった7万か……やれやれ、私は何処までも罪人なのだな…」 アルビオンから艦隊が退却する折、その殿を押し付けられた己の主に代わって、私がこれを迎え撃つ事になった。 「彼女は艦に乗せておいた、後は全てを殺し……いや、止める」 銀の髪の毛を風に遊ばせながら、長身の男が一人、覚悟を決めた。 私は、私が生まれた世界で数多の罪を犯した男だ。 世界を、つまらないし美しくも無い物であると決め付けて、目に付いた全てを殺し続けた。 世界を愛した姉さんをこの手で殺し、あの不思議な石版の力を我が物にした時から、私は狂っていたのだろう。 そんな私を止めてくれた男がいた。 最初に出会った時、彼は狼の力を持ち、しかしその力は私の腕の一振りで吹き飛んでしまうほど弱かった。 だというのに彼は何度でも立ち上がり、最後には、石版をおい... -
毒の爪の使い魔-25b
前ページ次ページ毒の爪の使い魔 ――竜が止めとばかりに炎を噴出した時、驚くべき事が起こりました―― ――イーヴァルディが握った剣が光り輝き、竜の炎を弾き返したのです―― ――イーヴァルディは飛び上がり、竜の喉に剣を突き立てました―― ――どう! と音を立てて地面に倒れました―― ――イーヴァルディは、倒れた竜の奥の部屋へと向かいました―― そこまで読み終えたタバサは、本から顔を上げた。 隣の母は安らかな寝息を立てている。 先程まで響いていた恐ろしい音はいつのまにか止み、静寂が辺りを包んでいた。 ――否、靴音が聞こえた。 タバサはその靴音に、ハッとなり、扉に顔を向けた。 聞き覚えのある…ありすぎる音だ。 何故…、何故この音が聞こえるのだろう? それも”こんな所”で…… ありえない… ... -
虚無のパズル-19
前ページ次ページ虚無のパズル 翌日……、朝食を終え、教室に入っていくと、すぐにクラスメイトたちがルイズを取り囲んだ。 ルイズたちは学院を数日開けていた間に、なにか危険な冒険をして、とんでもない手柄を立てたらしい、ともっぱらの噂であったからだ。 事実、魔法衛士隊の隊長と出発するところを何人かの生徒たちが見ていたのである。 教師の目のある朝食の席では我慢したのだが、何があったのか、クラスメイトたちは聞きたくてうずうずしていたのである。 キュルケとタバサとギーシュは、すでに席についていた。その周りも、やはりクラスメイトの一団が取り囲んでいる。 「ねえルイズ、あなたたち、授業を休んで一体どこへ行ってたの?」 腕を組んで、そう話しかけたのは香水のモンモランシーであった。 見ると、キュルケは優雅に化粧を直しているし、タバサはじっと本を読んでいる。 タバサは... -
蒼い使い魔-32
前ページ次ページ蒼い使い魔 夜、バージルがルイズの部屋へと戻り、ソファに座ると タバサから受け取った伝説が書かれている文献を静かに読み始める。 そうして本を読んでいるとその横にルイズが座り中身を覗き込むのもいつの間にか習慣になっていた。 「何を読んでいるの?」 「イーヴァルディの勇者…、子供向けの文献、童話か…こんなものなんの参考にもならんな…」 「その本、平民に人気がある本よね、あんたがそんなものを読むなんて思わなかったわ」 「…タバサが持ってきた本だ、こんな文献に興味はない」 バージルはそう言うと本をパタンと閉じ、テーブルに放り投げソファの背もたれに背を預ける。 「…ねぇ、ちょっと読んでみてよ」 ルイズはその本を手に取るとバージルに差し出す 「…なぜだ」 「いいから、私が聞きたいの、読んで聞かせなさい」 ルイズの要求にバージルは一瞬眉を顰めるも渋々... -
罪深い使い魔-09
前ページ次ページ罪深い使い魔 タバサとの接触から数日の間、達哉を取り巻く環境は比較的平穏と言えた。 相変わらずルイズのワガママは絶えないがそれも慣れ、シエスタの厚意で食事にも事欠かない。 昼はルイズの授業に付き合ってこの世界のことを学び、午後は図書館で調べ物をする。 そのくり返しは新鮮さに欠けるが、同時に安定した『日常』となりかけていた。 そんな日々に変化が訪れたのは元いた世界で言うところの日曜日、 『虚無の曜日』にルイズが発した第一声だった。 「街へ剣を買いに行くわよ」 「……いきなりなんだ?」 達哉は眉をひそめた。 「あんた剣が使えるって言ってたじゃない。最近よく言うこと聞くし、褒美を取らせて上げるわ。 忠誠には報いるべきところがないといけないものね」 ふふん、と得意気な笑みを浮かべるルイズ。 一... -
ナイトメイジ-31
前ページ次ページナイトメイジ 洞窟の奥。行き止まりで足を止め、ルイズ達はコルベールの持つ地図をのぞき込んだ。 「ここのはずなのですが」 それによると、この突き当たりに何かがあるはずなのだが、左右と正面の壁で魔法の光に照らされた自分たちの歪んだ影が踊っているものの特に変わったものは見あたらない。 「では、これならどうでしょう」 コルベールが自分の杖の先にある魔法の明かりを消す。 それでも周りが真っ暗になることはない。 キュルケとタバサもまた自分たちの杖の先に明かりを灯しているからだ。 魔法の明かりの代わりにコルベールはディティクトマジックを唱える。 杖を振り、やや右の前で止めた。 「このあたりに何かあるようですな」 と言われてもルイズには変わったものは見えない。 ただの岩壁が行く手をふさいでいるだけだ。 「ふむ、これは困りましたな... -
UM☆アルティメットメイジ 第3話 後編
前ページ次ページUM☆アルティメットメイジ 「形勢逆転ね・・・ どうする? 色男」 見晴らしの良くなった室内から、青き巨人の雄姿を臨みながら、キュルケが言う。 目の前のエルフが自分たちを人質に取る可能性も少なからず残っていたが、何故だかそれは、除外して良い可能性に感じられた。 「・・・どうもこうも無い 貴様等の勝ちだ 蛮人」 相変わらず感情の篭らぬ声で、ビダーシャルが答える。合理的なエルフらしい諦めの早さと言えよう。 やがて、その体が音も無く宙に浮き上がった。 「まあ ガリアの王への義理立ても この程度で十分であろう 後は蛮人同士 好きなだけ争うといい・・・」 「 ? どういう意味」 今度は問いかけには応じず、そのままビダーシャルは、空の彼方へと消えた―。 「蛮人同士・・・?」 キュルケが中空に呟く。程なく、トタト... -
Persona 0-16
前ページ次ページPersona 0 ペルソナ0 第十六話 自分はなぜこんなことをしているのだろう? 降りしきる雨にその体にいくつもの火傷と水疱を作りながら、雪風のタバサは夜の魔法学院を駆ける。 ある時は魔法で、ある時はその未発達な己の足で地面を蹴って、タバサは狂える獅子竜に向けて突き進む。 正確にはその足元の意地悪な従妹へと向かって。 その事実が信じられずタバサはウインディ・アイシクルで目の前の炎の相殺しながら心の中で首をかしげた。 自分にとってのイザベラは憎みこそすれどこうやって助けに入るような相手ではなかったはずだ。 「イーヴァルディ!」 いやむしろ死ねばせいせいすると言った類の相手だったはずだ。 なのに何故自分はこうして身を挺してイザベラを助けにいこうとしているのか? 奇妙だ、実に奇妙だ。 だが奇妙だと言うな... -
ゼロのアトリエ-32
前ページ次ページゼロのアトリエ 倒れ伏した少女二人を、見つめるものが二人。 「わが娘がまさか、虚無の担い手とは…」 高貴さを身に纏った紳士が、深い動揺を強い意志で覆い隠して呟く。 倒れ伏したうちの一人、黒髪の少女の手を取り、『固定化』のルーンを唱え、発現する。 「財務監督官殿、これは…」 心配そうな声で話す老齢の剣士に、財務監督官と呼ばれた男は動揺のかけらさえも見せずに説明した。 「『固定化』の応用です。これで全てを…そう、全てをなかった事にできるでしょう」 そう言った彼の視線と、剣士の視線が絡まり合い、無限とも思えるほどの時が流れ… やがて、剣士は黒髪の少女を背負うと、財務監督官の脇を通って、ゆっくりと歩き出した。 「ミセス・エスメラルダ」 その背中に、声がかかる。 「願わくは…願わくは、娘達の『虚無』の力が振るわれることの無い様... -
虚無の誇り-01
誰よりも気高く 誰よりも勇ましく そして誰よりも深い愛を持った男がいた その男は友を守る為に戦い 己の帰りを待つ者の為に抗い 己の誇りと夢を抱きしめ…散っていった いつの間にか雨は止んでいた。 視界一杯に広がるどこまでも澄んだ青い空。 悔いがないと言えば嘘になる。 エアリスは1人で寂しくないだろうか。 シスネが余計な事言ったからオフクロ舞い上がってるんだろうな。 クラウドと馬鹿騒ぎしながら酒を飲み交わしたかったな。 だがしかしもう涙は流さない。 ツォンなら自分の代わりにエアリスを守り抜いてくれる。 シスネも上手い事オフクロ達の面倒をみてくれるさ。 クラウドにだって夢と誇り、己の全てを託したのだ。 きっと大丈夫だ。 心配する事など何もない。 そうだ。 もう大丈夫なんだ。 ... -
毒の爪の使い魔-24
前ページ次ページ毒の爪の使い魔 清楚な作りのベッドの上で、タバサは目を覚ました。 目を開くと、眼前に白いシーツが飛び込んできた。ゆっくりと身体を起こす。 ベッドに突っ伏した状態で眠っていたようだ。 傍らでは母が安らかな寝息を立てている。 そんな母と、片手に持った本、ベッドに突っ伏した状態で眠っていた事から、タバサは状況を把握した。 どうやら、本を朗読しているうちに眠くなり、いつのまにか寝てしまったようだ。 今現在、タバサが母と共にいるのは実家のオルレアン邸でも、 ガリアの首都リュティスにあるグラン・トロワでもない。 エルフの住まう砂漠<サハラ>との国境近くにあるガリアの古城――アーハンブラ城である。 アーハンブラ城は砂漠の小高い丘の上にエルフが建築した城砦であり、もともとはガリアの物ではなかった。 千年近く昔…ハルケギニアの聖地回復連合軍が多大... -
黒夜のトッカータ-02
前ページ黒夜のトッカータ 目を覚ましたタバサは、天蓋のついたベッドに横たわっていた。 体を起こし、見回すと小物からベッドまで豪華な調度で整えられた寝室に、自分はいる。 おまけに自分が着ている寝具も、これまた公女時代にさえ一度も袖を通した事がないような豪華なものであった。 外はまだ夜が明けていないようである。 部屋の明かりは天井に設置されたシャンデリアからもたらされているが、その明かりはとても微かなものだ。 べッドの隣の小机の上に置かれていた自分の眼鏡をかけると、自分の体を改める。 どこも、異常はないようだ。 「お目覚めのようだな。シャルロット君。」 不意に響いてきた声のする方に顔を向けるが、誰もいない。 だが、この声は聞き覚えがある。確か――。 突如、ベッドの前に無数のコウモリ達が集まり、一人の人間を形作ってゆく。 ... -
ウルトラ5番目の使い魔、第二部-53
前ページ次ページウルトラ5番目の使い魔 第五十三話 悪夢を越えたその先に…… 超古代植物 ギジェラ 登場! ルイズたち一行がアーハンブラ城にたどり着く前の夜、タバサとロングビルは互いの存在理由を賭けて戦った。 そして、敗れたタバサは仲間たちのもとから去った。いや、逃げ出した…… 飛び出した後、どこをどう進んだのかは覚えていない。走ったのか、魔法で飛んだのか、あるいはどこかから転げ落ちたのか。 気がついたときには、タバサは見知らぬ原っぱの中で、土のベッドに雑草をシーツにして夜空をあおいでいた。 「ここは、どこだろう……」 全身疲れきり、鉛のように重くなってしまった体を投げ出してタバサはつぶやいた。 見慣れぬ風景、嗅ぎなれぬ風、北花壇騎士として方々を旅してきたけれど、初めて感じる空気。 いったい、みんなのいた場所からどれだけ離... -
虚無の闇-05
前ページ次ページ虚無の闇 トリスティン魔法学院の図書室は30メイルにも及ぶ本棚が乱立しており、質、量共にこの国でも1,2を争う蔵書量を誇っている。 その内訳は強力な魔法が込められている魔導書から、高度な論理を展開する専門的な技術書、ただ単に暇をつぶすための娯楽小説までと多岐に渡っており、まさに選ばれた貴族のための施設と言っても過言ではなかった。 完璧に近いこの施設の唯一にして絶対の泣き所と言えば、利用者が絶望的に少ないことだろう。 一日の平均入室者の数は限りなくゼロに近く、最大の利用者である青い髪の少女以外には殆ど役に立っていない。 この日タバサは机の端に座り、誰にも邪魔されずに趣味である読書を満喫していた。例の任務のため、余裕をもって休暇を申請しておいたお陰だった。 前のように夜通しシルフィードに乗って帰るという羽目にもならずに済んだ。内容自体はオーク鬼の討... -
ウルトラマンゼロの使い魔-109
前ページ次ページウルトラマンゼロの使い魔 ウルトラマンゼロの使い魔 第百九話「GOODLESS」 宇宙商人マーキンド星人 登場 老若男女様々な人間がエネルギーを取り囲む形になってテーブルに突っ伏している異様な光景。 シルフィードはどういうことかタマルに問いかけた。 「こ、これは……!? 何をやってるのね……!?」 「見ての通りですよ。何もしてません」 「何もしてないって……」 確かに言われた通り、座っている人たちは何もしていないが……。眠ったようにしながら 時を過ごしている。 「座ってるだけです。楽でしょぉう? 故に貴族の方々に大人気なんですよぉ」 「……あの光ってるのは何」 今度はタバサが質問した。それにマーキンド星人=タマルは、何でもないことかのように答える。 「さっきの装置を動かす、重要なエネルギーを採取してるんで... -
銀の左手 破壊の右手-01
前ページ次ページ銀の左手 破壊の右手 ――――どんなときでも、あなたは一人じゃないよ 春の使い魔召喚でルイズが召喚がしたのは岩に刺さった一本の剣と、一人の娘であった。 剣と契約など冗談ではない、そう思ったルイズは娘と契約しようとしその姿に息を呑む。 娘は美しかった、これがただ顔形が整っているだけならルイズはけしてコントラクト・サーヴァントを途中で踏みとどまったりはしなかっただろう。 実際、娘の服装や容貌自体はこれと言って珍しいものではない。 あえて言うなら長く伸ばして二つに束ねた青みがかった黒髪くらいのものだろう、だがそれ以外は至って普通。 着ている白と紫の服も、革の手袋と靴も、頭を飾る赤いカチューシャと揃いの硝子の髪飾りも。 その気になれば平民でも手に入れることが出来るだろう品だった。 だが娘は美しいのだ。 何処... -
サーヴァント
「なにこれ……」 私は現状の理解が極めて困難であることを確認した。 大陸を相棒と共に旅しまわった私だが、このような学校は始めて見る。 まず全員が何故か魔術師のようなマントをしている。そして肩を震わせている顔を朱に染めた少女を含め、指揮者のタクトのような杖を持っている。 もしやここは劇場団員の育成所なのかと類推するが、それにしては少年少女が大半で、大人と分かる人物は少々頭髪の後退が激しい男性のみ。 「さすがはゼロのルイズ! 使い魔に剣なんか召喚するなんてな!」 「おいおい、いくらサモン・サーヴァントができないからって、剣なんか持って来るなよ!」 「剣を使い魔にするなんて前代未聞だよ!」 下劣な叫び声が広場を駆け巡った。 私は其の声に耳を傾ける。 使い魔、召喚、サモン・サーヴァント。 観衆の粗野な野次の中から、いくつ... -
サーヴァント・オブ・ゼロ
「クイーンズ・ブレイド」シリーズより「冥土へ誘うもの」アイリを召喚 サーヴァント・オブ・ゼロ 第1話「冥土のメイド、召喚さる」 サーヴァント・オブ・ゼロ 第2話「冥土のメイド、キスをする」 サーヴァント・オブ・ゼロ 第3話「冥土のメイド、助っ人に会う」 -
サーヴァント・ARMS
「ARMS」より、高槻涼、神宮隼人、巴武士の三人をそれぞれ召喚 サーヴァント・ARMS-01:第1話 『遭遇』エンカウンター サーヴァント・ARMS-02:第2話 『異界』マジックワールド サーヴァント・ARMS-03:第3話 『授業』スクールレッスン サーヴァント・ARMS-04:第4話 『決闘』デュエル サーヴァント・ARMS-05:第5話 『任務』ミッション サーヴァント・ARMS-06:第6話 『芝居』フェイク サーヴァント・ARMS-07:第7話 『買物』ショッピング サーヴァント・ARMS-08:第8話 『舞踏』ダンスパーティ -
デジモンサーヴァント
「DIGITAL MONSTER X-evolution」からアルファモンを召喚 デジモンサーヴァント-01 第一節「ナイト・オブ・ザ・ミョズニトニルン」 デジモンサーヴァント-02 第二節「アイ・アム・ナッシングネス」 デジモンサーヴァント-03 第三節「デジタライジング」 -
ご主人様は承認せず! 前編
トリステインの平民ならば、当然知っているだろう! 巷を騒がす“あの噂”ッ! 魔力の限り好き勝手! ふんぞり返った貴族が今や、揃って肝を冷やしていると! ……『土くれ』のフーケ? そうそうまさにその通り! メイジ崩れの盗賊に、貴族の宝が大ピンチ! 愉快痛快我らの土くれっ! しかし! しかしだ諸君っ! その噂には続きがあるのだっ! 悪逆非道の貴族の屋敷! 抜き足差し足忍び足! 侵入を果たす謎の人影……ッ! 始祖をも恐れぬ悪行の確かな証拠を握り締め、寝ぼけ眼の貴族に向かい胸のすくような啖呵を一つ! 「狂った王国を監査するッ!」 君は見たかっ!? 月光を背に堂々たる、其はイーヴァルディの勇者の再来ッ! しかしてその姿はあまりに異様! 黒蝿のような奇怪なマスク! 腹に巻きたるレザーメイル! 亜人だ! 魔人だ! ... -
むしょくのつかいま
「むしょくのつかいま」 「ふぅ、お茶が美味しいわ……」 春の使い魔召喚から数ヵ月。いろいろなハプニングが続発したルイズの身の回りも、最近ではようやく落ち着いて……。 「たいへんだぁ! "ゼロ"の使い魔が、また、暴れてるぞー!」 ……たりは、全然しておらず、相変わらずトラブル続きだった。 「──はぁ……。また、アイツは……」 ズキズキと痛むこめかみを両手の人差し指で押しつつ、仕方なく立ち上がるルイズ。 二年生進級時に彼女が呼び出した亜人の使い魔は確かに強かった……亜人? いや、本当に亜人かどうかもわからないが、デタラメな強さを持っていることだけは確かだった。 召喚した翌日の決闘騒ぎでは、ドットとは言えそれなりの実力を持ったメイジであるギーシュを、7体のワルキューレごと文字通り"一蹴"。 学院の... -
長編(話数順)
... 50 (Thu) 聖戦士イーヴァルディ伝説 聖戦士ダンバイン ミ・フェラリオ、オーラマシン 2012-05-15 21 45 14 (Tue) ゼロの円卓の騎士団 SDナイトガンダム物語外伝 円卓の騎士団 2012-07-15 17 33 56 (Sun) ゼロの使い魔BW ポケットモンスター ブラック・ホワイト 主人公(男) 2012-08-09 22 27 51 (Thu) トリステイン魔法学院Z 超能力学園Z バーニー&ペイトン 2013-02-05 18 57 04 (Tue) 上へ -
未来の大魔女候補2人-08b
前ページ次ページ未来の大魔女候補2人 昼の城下街の大通りは、多くの人々で賑わっている。休日という事も相まって、通りの両脇には、多くの露店が軒を連ねている。 人の波でごった返す通りには、蒼髪の少女が2人、肩を並べて歩いていた。 片方は小柄で、自身の身長程もある長大な杖を携え、眼鏡をかけたその顔立ちは感情というものが殆ど読み取れない。まるで、凍り付いた湖面の様だ。 トリステイン魔法学院の制服に身を包んだその少女は、タバサであった。 もう片方は長身で、非常に女らしいメリハリのある身体つきをしており、タバサと良く似た蒼髪だ。顔立ちも、どことなく似ている。 その少女は、コロコロと表情を変えて、常にタバサに話しかけている。 「人がいっぱい、いっぱいいるのね。ゴミゴミしてるのね。わざわざ歩くのは、面倒臭いのね」 「…………」 「飛べばひとっ飛びなのね」 ... -
長編(五十音順)
... 48 (Sat) 聖戦士イーヴァルディ伝説 聖戦士ダンバイン ミ・フェラリオ、オーラマシン 2012-05-15 21 45 14 (Tue) サジタリアスの使い魔 聖闘士星矢 アイオロス 2009-10-03 21 31 26 (Sat) 黄金の使い魔 聖闘士星矢 アイオリア 2009-10-03 21 33 30 (Sat) 計算外な使い魔 世界樹の迷宮III 星海の来訪者 オランピア 2011-02-26 20 46 40 (Sat) セクシーガンダールヴ外伝 すごいよ!!ルイズさん セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん 花中島マサル 2007-09-01 09 43 15 (Sat) ゼロの花嫁 瀬戸の花嫁 瀬戸燦 2009-10-11 17 24 43 (Sun) ゼロギアス ゼノギアス グラーフ 2009-10-03 21 37 04 (Sat) ゼロの伝説 ... - @wiki全体から「聖戦士イーヴァルディ伝説」で調べる