「link to…」2
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「 ――― で、さあや先生は、まだ告白しないんでしょうか?」
「えっ…?」
さあやの視線が不自然に泳ぐ。
ベッドに腰かけて待っていたさあやのすぐ左隣に、同じく生まれたままの姿になったほまれが腰を下ろす。肌と肌が、微かに触れ合うほどの距離。
はな達との旅行で温泉に入った時に、お互いの裸は見ているのだが、こうやって部屋で、白々とした電気の照明の下で全裸を晒しあうのは、やっぱり恥ずかしかった。
でも、その非日常感に、少女たちは胸の奥を甘く疼かせる。
「ほまれっ、勉強は終わったんだから、先生呼びはやめて」
赤くなった顔をプイッとそらしたさあやが可愛くて、ほまれがさらにからかう。
「えー、今から特別な授業をしてくれるんでしょ? さあや先生」
「もうっ…」
ほまれの右手が伸びて、さあやのロングヘアを指先ですくった。
指と指の間から、つややかな髪がサラサラと流れ落ちていく感触を愉しむ。
「まずは前回の授業の復習がしたいかな。……さあや先生は、耳が感じやすいんだっけ」
身をすり寄せたほまれが、そう言って、さあやの左耳にくちびるを近づけた。
その動作だけで、さあやは反射的に、ビクッと、裸身をすくめ、両目を閉じてしまう。
「いくよ、さあや先生……」
ほまれが髪いじりをやめて、くちびるをすぼめる。
そして、綺麗な耳の丸みに沿って「フウッ…」と吐息を吹きかけていく。
「あっっ…、やだっ…」
ゾクゾクッ ――― と白磁の肌を粟立たせて、さあやが可愛らしい声で啼(な)いた。
「…ごめん、思ったよりもくすぐったかった?」
さあやの耳もとでクスクスと笑いをこぼして謝るほまれ。
「でも、さあや先生はくすぐったいの、嫌いじゃないよね。 ――― ほら、早く、気持ちよくなってる声、私に聞かせて?」
今度は「フウーー……」と細い息で、耳の内側の凹凸(おうとつ)をゆっくりとなぞり上げる。
さあやが「ひっ…」と短い悲鳴をこぼして身をよじらせる。
普段触られる事のない部分を這ってくる、くすぐったい愛撫。
まだ中学生の少女のカラダは、そのこそばゆさに、どう抵抗したらいいのか分からない。
「駄目っ、ほまれ、そこ……弱いから、あんまりイジメないで……」
「うそばっかり。こういう風にされるのを期待してたくせに……」
左耳の一番奥にある耳孔 ――― さあやの中へと繋がっている小さな穴に、「フウッ…」とくすぐったさを滑り込ませるみたいに、細めた息を吹きかける。
「ん゛っっ! やっ、くすぐったいっ……」
さあやの背筋が、くっ、と小さく跳ねて弓反った。
耳の奥が『ゾワッ…』とする感触。
うっすらと開かれた瞳は、もう既に潤み始めていた。
「ほまれ…」
「さあや先生、かわいい…」
ほまれの艶やかなくちびるが触れてくる。
くすぐったさにゾクゾクとざわめく左耳の縁を、そぉっ…と、優しくすべらせるようにタッチされて、さあやが上擦った甘い声を上げた。
「ああ…っ、本当にわたし…耳…、がまんできない…から……、あぁっ!」
「ねえ、さあやセ・ン・セ、……自分が、今、いやらしい声だしてるの、分かる?」
耳孔に吹き込まれるささやきで、鼓膜をくすぐられる。
「ほらほら、テレビの前のみんなに聞かせられないような声、もっと出してよ」
――― はむっ。
くちびるで挟みこむみたいに、さあやの耳たぶをくわえる。そして、飴玉を舐め溶かすように、ゆっくりと舌先を動かして、柔らかな耳たぶを愛撫。
「ひっ…!? うぅ……あぁっ! やっっ、それっ…、だめ……、ほまれ…」
口を閉じていられない。どうしても声が洩れてしまう。
ほまれの言った通り ――― 本当はずっと、期待していたから。
彼女に勉強を教えている時も、ほまれの横顔を盗み見て、官能のざわめきを胸に感じていた。
(だって、好きだから……)
耳たぶを這う舌先の動きに悶えつつ、さあやが「うぅぅっ…」と掠れ気味の声でうめいて、処女の股間に淫らな疼きを響かせた。
(わたし、ほまれと二人でいやらしいコトするの……大好きだからっ……)
誰にも見せられない、淫らな自分を自覚すると、さあやの気持ちは一層昂った。
ほまれの右手を、そっと握って、自分の太ももの上へ。
そして、彼女の手の甲に、自分の手の平を被せたまま動かす。
まるで、おねだりの仕草だ。
「んー? ……さあや先生、こっちにも欲しいの?」
ほまれの右手が、さあやの手の動きを離れて、優しく太ももを撫でさする。
すべすべの白い肌越しに、肉厚のやわらかさを味わう手付き。それが、スルリ、と太ももの内側へ滑ってきた。
「ん゛っっ…」
くすぐったかったらしく、ビクッ!…と身じろぎして、さあやが堪(こら)え気味の声を洩らした。
……でも、そのこそばゆさをガマンして、ゆっくりと両太ももを広げる。
恥じらいの視線で、ほまれを見つめて、小さくうなずく。
(ふーん…)
と、面白がる声を心の中でこぼしたほまれが、指先を『スーー…』と軽く滑らせるみたいに、大胆に太ももの内側をまさぐっていく。
――― 特にこそばゆさに弱い、他人の指にはとても敏感になってしまう部分を。
「んっ…、ふっ…」
ベッドに腰かけた女子中学生の尻が、びくっ…と、なまめかしく震える。
「さあや先生、声……ガマンしないで、ほらっ」
「うっ…、駄目」
「駄目じゃないでしょ? ほらほら、さあや先生、もっと…」
「ンッッ、あっ、うっ……ん゛っ、んっ!」
ほまれの指先が、内ももの表面をワザとくすぐったくなぞり上げるたび、びくっ…!びくっ…!と裸身を痙攣させて、喉の奥から込み上げてきた声を、喘ぎとして口から放った。
「あっ、駄目っ、ホントに……わたし……ああ、……あっ、あっ!」
内ももをさすられている間、さあやはずっと、しっとりと潤ませた瞳でほまれを見つめていた。
恥ずかしいけれど、視線は逸らさなかった。
彼女のまなざしのすぐ前で、こんないやらしく興奮した自分の顔を晒していると思うと……。
(見られてる……、ほまれにいっぱい見られてる……)
ゾクッ ――― と股間の響く甘い衝撃。
(ああ、これっ、すごく気持ち…いい……)
ほまれが、くすっ…、と笑って、まさぐっていた手を太ももの付け根まで滑らせて ――― 。
「…あっっ!」
さあやが思わず白い喉をのけ反らせて喘いだ。
まだ薄く恥丘を覆う程度の陰毛。それに隠れて、こっそりと潤みつつある処女の秘貝を、優しく撫でさすってくる指先の動きに、カラダの反応を抑えきれない。
「あれー? さあや先生、これ、何ですか?」
わざとらしく質問するほまれが、股間から引き抜いた右手を、二人の顔の前まで持ち上げる。
中指の先っぽをうっすらと湿らせた、淫らな蜜のヌメリ。
羞恥のあまり、顔を熱くほてらせたさあやが、それでも逃げることなく質問に答える。
「そ…、それは ――― 」
ごくり、と唾を飲みこんで続ける。
「わたしが、ほ、ほまれと一緒に、もっといやらしいコトをしたいって思ってる……証拠です」
「したくて……たまらなくなってるの? さあや先生のカラダ」
「…うん」
そう頷いて、自分の左手を、ほまれの太ももに。
うら若いフィギュアスケーターの溌剌とした太ももの張りを撫でる。
スベスベと、きめ細やかな肌をさする手の平に、みっちりと肉の弾力が跳ね返ってきて気持ちがいい。
「ああ…」
「フフッ、なんで触ってるさあやのほうが気持ちよさそうな声出すの? 変なの」
「だって、ほまれの太もも、すごい」
太ももの肉付きを、さわさわと撫でまわす手付きには、情欲の色がにじみ出ていた。
弾むようなしなやかさを備えた筋肉の感触は、さあやの手の平を熱く酔わせる。
「さあや先生、私の太もも撫でて、もっとたまらなくなっちゃった?」
「うん。……ねえ、ほまれは?」
素直にうなずいたさあやが、熱く濡れた目付きで訊ねる。
「ほまれも、わたしと……もっといやらしいコト、したくてたまらない?」
「たまらないっていうか ――― 」
さあやが可愛すぎて、辛抱できない。
「その、今からしちゃう……つもりだからっ!」
彼女を強く見つめ返しつつ、強い語調でほまれが伝える。
「私、さあやがおかしくなっちゃうぐらい……、すごくいやらしいコト、いっぱいするっ!」
「え、……うん」
ほまれの真っ直ぐな勢いに押されて、流されるように頷くさあや。
なんだか、胸がドキドキする。
(今の、ちょっとだけ……ビックリした。でも、ほまれも、そういう気分なんだ)
ほんのりと顔を赤らめて、ちょっと上目遣いになったさあやが、ほまれに尋ねる。
「その……ほまれの、したいっていう証拠も、見せてもらってもいいかな?」
一瞬、ためらいの色を瞳に浮かべたほまれ。
だが、すぐに「わかった」と返して、自分の股間に手を差し入れ ――― 。
「あ、そうじゃなくて」
上目遣いのまま、さあやが恥じらいの笑みを浮かべて言い直した。
「わたし、直接、証拠を見たいかな…って思って。……いいかな?」
「えーっと……。え゛っ?」
この場合、直接ということは、つまり……。
「~~~~~~~~~~~っっっ!!!」
ほまれが顔を真っ赤にして、自分の手を挟みつけるみたいに、ぎゅっ!と両太ももを固く閉じた。
「ほまれ?」
「いや、それはちょっと……さすがに……」
赤くなった顔をそらして、ぎこちなく言葉を濁す。
ベッドに入って、掛け布団の下でお互いに触り合ったことはある。
しかし、いやらしくなっている状態の恥部を、他人の目で観察されるなんて……。
生まれたままの姿で全身を縮こまらせつつ、ほまれが視線だけをさあやのほうへ向けて訊く。
「ち…ち、ちなみに、どれぐらいの距離から見る……つもりなのかな?」
「う~ん、10センチぐらい?」
「ムリムリムリっ! せめて10メートルぐらい離れてッ!」
「部屋の外に出ちゃうよッ!?」
「とっ……とにかくっ、きっと見て楽しいようなものじゃないし、だから……その…その……」
ほまれのあまりの恥ずかしがりように、きょとんとした表情になったさあやが、次の瞬間、胸を強く締め付ける感情に心を支配されて、バッ、と深く顔をうつむかせた。
さあやの知的な面立ちが、ガチガチにこわばっている。
(あああああっっっ、何っ? 何なの、この感情っっっ?)
心臓がバクバクと高鳴る。
混乱が収まらない。
うつむかせた時と同じ勢いで、バッ、と顔を上げ、隣のほまれを凝視するかのごとく見つめる。
(わたし、今、ほまれをすごくイジメたいっっっっ!!)
ブルッ…!と、柔らかな裸身が静かに震えた。
最終更新:2019年04月02日 20:09