未来へのイマジネーション 2 月と太陽




「・・・私は一体どうすれば」

夜 月を見ながらまどかは考えていた。自分に出来る事は何かを

「・・・えれな!?」

外に人影が見えて それがえれなだと分かりまどかは驚いた

「こんな遅くにごめんね(苦笑)」

「えれな・・・どうしたんですか?」

「今日の事でまどかの様子がちょっと気になってね」

「あなたには全てお見通しという訳ですか」

ひかるの事を気にしていながら こちらの方も見ている・・・やはりえれなには敵わないとまどかは思った

そういう優しい人だからこそ好きなのだと

「まどかも 何か悩み事・・・もしかして進路の事とか?」

「えれなは凄いですね・・・」

「え?」

「私はえれなと違って未だに道に迷っている。それに ひかるの為に何もしてあげられない 頼りない自分が情けない」

「頼りなくなんかないよ まどかは一番しっかり者だし頭もいいし」

悲しそうに話すまどかにえれなは言う

「そ、そんな事は( ; ゜Д゜)」

「それに 優しい・・・」

「え?」

「今だってひかるの事を考えて悩んでる・・・そうやって誰かの事を思えるのって素敵な事だと思うんだ」

「えれな・・・」

「進路のことだって 難しく考えなくてもいいと思うよ。私はもう決めたけどさ まだ時間はいっぱいあるんだから・・・焦らず じっくり考えて まどかが本当にやりたい事を見つければいい」

「ありがとう・・・えれなのおかけで少しスッキリした気がします」

まどかはえれなの笑顔に少し救われた気がした

「よかった まどかが笑顔になってくれて・・・それじゃあ 私はもう帰るね チャオ」

「ええ・・・ごきげんよう」



最終更新:2020年04月01日 19:43