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せつなとミユキと許されること




戦いが終わった。メビウスが人ではなく人間の作りだした機械だったことには驚いたし、サウラーとウエスターが復活して味方してくれたことにも驚いた。でも、本当にうれしかった。
突如としてできた高い塔もメビウスとともに爆発に呑まれ姿を消した。ラビリンスはこれから変わっていくだろう。いつか四つ葉町みたいな笑顔あふれる場所になってくれるはずだ。

死闘を繰り広げて誰もが疲労困ぱいしているが、みんな一様に笑顔だった。シフォンを無事とり戻し、世界も救うことができた。やっと終わった。ラブも、美希も、祈里も、そしてせつなも、泣き笑いになりながら抱きしめあっている。
ラビリンスの住人がプリキュアに駆け寄る。賞賛の言葉を口々にかけられあたふたしながらも照れくさそうにしている彼女たちの姿を、ウエスターはその場ににつかわしくない悲しそうな顔で見つめていた。

「どうしたの?そんな顔して」

住人に囲まれわいわいとしている輪から脱け出してきたせつながウエスターに話しかけた。

「…イース…」
「だから私はイースじゃないって…って何度このやり取りやらせる気よ。まあもういいけどねイースでも」

呆れながらもやっぱり嬉しそうな表情のせつなに、ウエスターはよくわからなくなった。なんでこんなに楽しそうなんだろう。そりゃあ支配から解放されて世界を守ることができたけど…けど…

「なあイース、お前はこの世界を救った。今の俺にはそれがどれほど価値のあるものか分かる。けどな、俺は素直に喜べない…」
「どうして?」
「メビウスがいなくなって、ノーザもクラインもいなくなった。だけどそれは…」

…それは同時にせつなに施されたウイルスの停止も不可能になったことを意味している。
処置を施したのはクラインだ。そしてそのウイルスは時限式のように体を蝕んでいく。せつなにウイルスを仕掛けたとクラインが言っているのを偶然聞いてしまってから、必死になってそのことを調べた。活字を読むのは嫌いだったが、それよりもイースがいなくなってしまうことの方が嫌だった。

うつむいて言いよどむウエスターに、「せつなはせつなだよ」と言ってくれたラブの言葉を思い出した。目の前にいる真っ白な服装の彼は、クリスマスイブの時敵として私の前に立った人でもある。見た目は大きく変わったが、こうやって心配してくれている所はあの時とまったく一緒だ。心の根底は変わることなくいつでもウエスターなのだろう。

「ウエスター」
「…なんだ」
「あの時も言ったけど、もう一度ちゃんと言うわ」

あの時ってどの時だ?と疑問に思いつつせつなの話に耳を傾ける。

「四つ葉町で私にラビリンスに戻るように言ってくれた時、それを受け容れることはできなかったけど、敵だった私を心配してわざわざ来てくれて、本当にありがとう。とても嬉しかったわ」
「ああ、そのことか」

ウイルスのことを知って、なんとかイースを連れ戻したくて四つ葉町に行った。結局、こいつの揺るぎない意志の強さに負けてしまい説得には失敗したが。
本当はあの時、力ずくでも連れて行こうと思っていた。無理やりにでもラビリンスに連れ戻す気持ちでいた。
でも、毒気を抜かれてしまった。全て分かった上でもあんな穏やかな表情をしていたから。

「私にはあと少ししか時間がないのだとしても、この状況に後悔なんてしてないわ。だって本当ならイースであったあの時に私は死んでいるんだもの。パッションになってここにいて、こんな素敵な光景を見ることができているだけで満足よ」

ドーナツをあげた小さな女の子と嬉しそうに話しているラブたち、それを見て笑っている大人たちの姿を、慈しむように見つめながらせつなは言った。つられてウエスターもそちらを見る。
まだ笑顔が不格好な人も中にはいる。けどそれも時間が解決してくれるだろう。少しずつ変わっていく様子を見守ることができないのは残念だけど、と思いながら続けて話す。

「ねえウエスター、お願いがあるんだけど」
「お願い?お前が俺に?」

幹部時代まで遡ってもお願いなんてされたことなかったような気がすると、少し驚きながら「なんだ?」と促した。

「二つあるんだけど、一つは私の体のことは誰にも言わないでほしい」

その言葉に集団をみていた顔をバッとせつなに向ける。先ほどまでのやさしい表情ではなく、真剣な顔でこちらを向いていた。

「おまえ…」
期限としてはあと三週間もない。自分の力だけではどうすることもできないから、サウラーにも事情を話してどうにかできないか相談してみようと思っていた。例えダメもとでもただ指をくわえているのは嫌だったから。
それなのにイースは誰にも言うなと口止めしている…わけがわからない…

「…おまえは死にたいのか?生きていたくないのか?」

言っていておかしなことを聞いていると思った。死にたいわけないだろ。さっきまであんなに嬉しそうにピーチたちを見ていたじゃないか。あいつらと離れたいわけないだろ。
…でも、あまりにも自分の死に潔過ぎて、今こうして目の前にイースはいるのに、地に足がついていないようにふわふわした存在に感じる。

「…そんなわけないじゃない。でも、どうすることもできないならラブたちに余計な心配はかけたくないの。悲しい雰囲気で残りの時間を過ごすのは嫌だもの」
「それに、やっとすべてが終わったんだから。水を差すようなことはしたくないわ」と言って再びラブたちに視線を向けた。

余計なこと…そんな軽い物のような言い方はやめてほしかった。人ひとりの命がかかっているというのに、なんでこいつは何よりも優先すべきことを後回しに考えているんだろう。あまりにも自分の存在をないがしろにしすぎだ。
これでは、潔いというより諦めてしまっているみたいじゃないか。世界を救うとあんなに意気込んでいたプリキュアが、自分の命はどうなっても構わないと思っているのだろうか…


………ああ、そうなのかもしれない。考えていて思った。イースはもともとキュアパッションとして蘇った。メビウスを倒し、戦う意味ももうない今、プリキュアであり続ける意味もない。ピーチもベリーもパインも、プリキュアの要素を除けばそれぞれ、ダンスが大好きでダンサーになりたくて、トップモデルを目指していて、獣医になりたい夢を持っていてと希望を持っている。
…ではイースは?プリキュアとして蘇ったイースの希望はなんだろう。イースの幸せはなんだろう

柄にもなく真剣に考えだしたウエスターだったが、「あ、あともう一つのお願いなんだけど…」という言葉に、考えを中断して意識をせつなに向ける。

「……なんだ?」
「あのね、ラビリンスのことなんだけど、この国を支えてあげてほしいの。投げ出すような形になってしまうけど、あちらの世界をよく知っているウエスターとサウラーに、楽しいことや嬉しいことがたくさんあるってここの人達にも教えてあげてほしい。私たち三人の中で一番あちらの世界を楽しんでいたあなたがきっとこの国には必要になるから。サウラーと一緒に支えてあげて」

「お願い」そう言ってこちらを見てくるイースに泣きそうになった。
なんでこいつは自分の命すら危ういのに他人の心配をするんだ。しかもこんな言い方…これじゃまるで遺言じゃないか…このままいけばそうなってしまうが、あまりにもそれらしくて、今にも消えてしまいそうな感覚に思わずせつなを抱きしめる。
「っ!…ちょ、ちょっと…!」
いきなり抱きつかれて驚いているせつなをさらに強く抱きしめた。存在を確認するように。



「…もうっ!」
少し怒っているせつなの横でウェスタ―がお腹を抱えて倒れていた。

「おい…っ!みぞおちに…膝蹴りって酷くねぇ…?」
「あんたがいきなり抱きついてくるのが悪い」
ふんっ!と倒れているウエスターを見下ろすせつなはなんとなくあのころのイースとダブって見えた。
「とにかく!私のお願い聞いてくれるわよね?」

構図がおかしい気がするが有無を言わせぬ気迫に、抵抗の意味で向けていた目線も空しく「……わかった…」
そう答えることしかできなかった。


「それじゃあ、私達は四つ葉町に帰るわ。きっとお母さんたちも心配してるだろうし。いろいろありがとう」
「ああ、僕たちはこちらに残って国の立て直しを手伝うつもりだ。しばらくはごたごたするだろうから、ひと段落ついたら連絡するよ。それまでそちらの世界でゆっくりしているといい」

せつなとサウラーのやりとり、ラブたちもウエスターやラビリンスの人達に挨拶を済ませ集まってくる。

「それじゃあ、ほんとにありがとー!」

笑顔いっぱいのラブの言葉とともに、せつなはアカルンで四つ葉町の公園を指定した

光に包まれて消えていく瞬間、せつなは見送るウエスターとサウラーに笑顔を向けた





―――――――
「ただいま――っ!!!」
大きな声でラブが玄関を開ける。少しもしないうちにバタバタと音がして二人が走ってきた。私たちの無事な姿に目を潤ませて駆け寄ってくるあゆみと圭太郎。もみくちゃにされながらみんなで笑いあった。
…それからはあゆみの手料理や圭太郎の肉じゃが、ラブとせつなの好物が所狭しとテーブルに並んでプチパーティーが始まり、もう隠す必要もないのでシフォンやタルトも楽しそうに食事をした。





もうすぐ日付が変わる頃、せつなはベランダにでていた。
ラブは戦いのこともあって早い時間に寝てしまった。タルトとシフォンもだ。お母さんとお父さんも私たちが無事に帰ってきたことで気が抜けたのか、いつもより早い時間に寝室へ入っていった。
今、この家で起きているのは自分だけ。物音一つしない家に、さっきまでのプチパーティーは嘘だったんじゃないかと思うほど。

…本当に嘘みたい。メビウスの野望を止めて、ラビリンスの人々を解放して、シフォンを助けて、誰一人欠けることなく帰ってこられた。
良かった…本当に。ラビリンスに行く時にラブは守ると誓った。お母さんには少し怒られてしまったけど、ちゃんと約束を守れた。
私の願いはメビウスを倒してシフォンを救うこと。願いは叶った。約束も守れた。もう何も思い残すことはない。そう…なにも……

あ、でも、ミユキさんにはまだイースのこときちんと説明しきれていなかったな。
あの時はかいつまんでしか説明する時間がなかったからちゃんと言いに行こう。ちょうど明日の午後からみんなで会うことになっている。その前に一対一で話を聞いてもらおう。
許されるためではない。これは置き去りにしていい問題じゃないから。私がしてきたことを伝える事は、やり残してはいけないことだ。

私はもうイースじゃない。でも、イースであったことも、してきたことも今でも思い出せる。私がいなくなるまでに、その罪を償うために何ができるんだろう…





「すみません。お呼びだてしてしまって。来てくださってありがとうございます」
「いいのよ。今日は一日オフだし午後からみんなに会う予定だったんだから」

ちゃんと話そうと決めた翌日、朝早くにミユキに連絡をとった。みんなで会いに行く午後とは別に、一対一で話がしたいので10時に公園に来てほしい。と

「よかったわ。みんな無事に帰ってきてくれて。ありがとう。この世界を救ってくれて」
その言葉に奥歯をグッと噛みしめる。
「…ありがとうなんて…言わないでください。私にはそんなこと言ってもらう資格なんてありません。その言葉はラブたちに言ってあげてください。本当に頑張っていましたから」
何かを耐えるようにそう言うせつなに、ミユキは悲しい表情になる。

「…あの、私の話を聞いてもらえないでしょうか?聞いていて怒りをぶつけたくなったらいつでも殴ってもらって構いません」
「……わかったわ」

せつなは自分がイースだった頃にしてきたことを話した。何度もトリニティのライブを襲った理由、ラブと仲違いさせようとしていたこと、任務のために、友達として迎えてくれていたラブをずっと騙していたこと。そしてイースの最期まで。全部話した。

「羨ましかったんです。ライブ会場でたくさんの人が幸せそうにしていたのが。ダンス大会でラブたちが楽しそうにしていたのが。憎くてしょうがなかったんです。だからすべてめちゃくちゃにしてやろうと思って、ドームを破壊しました。その後はさっきも話した通りです…
本当に、申し訳ありませんでした。」

今できる最大限の謝罪の気持ちをこめて頭をさげた。言えた。ちゃんと最後まで伝える事が出来た。気を抜くと体が震えだしてしまいそうだったけど、なんとかこらえて言い切った。もうひと息だ。

「…そう。事情はよくわかったわ」
「最後まで話を聞いてくださってありがとうございました。あの…一つお願いがあります。謝罪しておいてお願いと言うのも虫が良すぎるかもしれませんが……今話した通り、ラブたちは私に騙されて友人として行動を共にしていました。私に対しての怒りは十分承知の上ですから、これからは私との関係は切っていただいてかまいません。ですが彼女たちにはこれまで通りに接してあげてほしいんです。それが私からの最期のお願いです。どうかよろしくお願いします!」
「ちょ、ちょっと待って!」
せつなが最後の願いだと言って頭を下げたことに驚いてしまった。この子はほんとに…なんというか一直線だな。と内心苦笑いする。

待ってと言われたことに、せつなは自分の願いが聞き入れてもらえないかもしれないと慌てた。
私のせいでラブたちがこれから先ダンスを教えてもらえなくなったら最悪だ。それだけは避けたい。

「っ!…あの、ラブたちは私がしていたことを止めようと必死で、ライブ会場も観客も守っていました!彼女たちは何も悪くありません!恨むのは私だけにしてください!!ラブとの関係を…終わらせないでください…そのために私にできることがあるなら何でもしますから!」

…お願いだから!





「待ってっていってるでしょせつなちゃん!まったくもうっ!私はこれから先もラブちゃんたちのコーチはしていくつもりだし、普段の付き合いも辞める予定はありませんっ!!」

ぷくっと頬を膨らませながらそう言ったミユキにほっとした。よかった…私が原因でこれ以上誰かが仲違いするのは嫌だ。みんなには笑顔でいてほしい。

「それに、せつなちゃんとの関係も終わらせるつもりはありません!」

「………え…」

ミユキのその言葉にせつなは驚きで目を見開いた。今何と言った?ラブたちだけでなく私との関係も終わらせない?そんな…嘘だ。私は到底許されないことをしたんだ…そんなはずは…

「嘘じゃないわよ」
せつなの反応を見て、ミユキは心を見透かしたように言った。

「どう…して…?」
「どうしても何も、私がせつなちゃんとのつき合いを終わらせたいなんて思ってないからよ」
「どうして?だって私はあんなにひどいことしたのに…!」

訳が分からなくなって敬語も忘れて疑問をぶつけた。なんで?どうして?

「そりゃあ、イースがしたことはたくさんの人に迷惑をかけたし、危ない目にも何度かあった。ライブを中止させられたことは今でも少し怒ってる…」
「なら…」
「…ねぇ、今私の目の前にいるあなたは誰?町を破壊していたイースという女の子?…違うでしょ?あなたはせつなちゃんよ。何事にも精一杯に取り組んで、真面目でがんばりやで、他人のことを思いやれるやさしい子よ」
「で、でも、私がイースだったことに変わりはないんですよ…?」
「そうね。私も目の前にいるのがあの頃の、町を破壊することに疑問もなかったイースだったら、許してはいなかったわ。
…でもね、せつなちゃんだから。目の前で謝ってくれたのがせつなちゃんだったから私は許せると思ったの。
せつなちゃん。人は変わっていくのよ。私がこうして気持ちを変えられたように、あなたも変わっていけるの。いいえ、こうして反省できているのだからもうとっくに変わっているわね………………それとね…私はあなたのこと大好きよ。覚えておいてね」

そう言ってミユキに抱きしめられた。
…許してくれるのか?こんな私を。
憎悪をぶつけられたまま終わるのだと思っていた。そしてそれは当然のことだとも思っていた。でも、ミユキさんはこうして私を抱きしめてくれた。私はイースではなくせつなだと言ってくれた。

「ぅ…ぐすっ……あ、りがとう…ござ…います…」

たまらずに涙がこぼれてきて、嗚咽をあげながらでは言いにくかったけど、今の気持ちを言葉にした。





……あの後いったん家に帰り、今度はみんなで会いに行った。午前中のあの憂鬱とした気分が嘘のように足どりが軽い。
みんなはまだ私とミユキさんが仲直りできていないと思っていたので、二人で楽しそうに話をする光景を見て驚いていた。

カオルちゃんのドーナツを食べながら、ラビリンスに行ってからの事を話した。

「じゃあ、えーと、ウエスターとサウラー?も仲間になってくれたのね?」
「そうなんですよ!一緒に力を合わせて戦ってくれました!」

ラブが先ほどから嬉しそうに話している。それをみていると、こっちまで自然と表情が和らぐ。

「今彼らはラビリンスにいるの?」
「はい。あちらで復興の支援をしてくれています。本当は私も残るべきだったんですが、サウラーにしばらくこちらにいるといいって言ってもらえたので、こうしてラブたちと一緒にいます」

せつなもラブにつられて嬉しそうにそう話した。
今、彼らはどうしているのかな?昨日の今日だけどもう動き出しているだろうか…





―――――――――――――
ラビリンスでは、ウエスターとサウラーが、崩壊した建物のがれきを撤去する作業をしていた。

「ウエスター、そろそろ休憩しようか」
「……ああ…」

またか…戦いが終わってプリキュアが帰ってからどうも様子がおかしい。なにか考えているかのように返事もおろそかだ。
そう思って観察していると、さっきまで心ここに非ずだったウエスターがいきなり

「ぁあああああ!もういい!うだうだ考えるのはやめだ!」

そう言ってこちらをキッと見てきた。

「な、なんだい?さっきから。疲れているのか?」
「なあ、サウラー!今は休憩中だよな?」
「あ、ああ。そうだけど…?」
「俺はさっきまでの労働で喉が渇いたから飲み物を買ってこようと思う」
「そんな宣言しなくても買ってくればいいじゃないか」
「ところで、突然だが俺は昨日から日記を書き始めたんだ」
「…は?」

何言ってんだこいつ?なんで飲み物の話をしていたのに日記の話?突然どころの話じゃないんだが。しかも活字嫌いなウエスターが文章を書くなんて…漂白されると頭までクリアになるのか?

「そしてその日記を書いたノートがここにある。俺は今からこれをうっかりここに置き忘れていく。ほんとは中は見ちゃだめだけど、俺がいない間に読もうとしたならそれはきっとどうすることもできないだろう。そして俺は飲みたいものが見つからないかもしれないからしばらく帰ってこない」
「…はあ…?」

なんだ?つまりは中を読めってことなのか?まどろっこしい言い方はウエスターらしくないしなんか馬鹿っぽいけど、本人は至って真面目なようで、こちらを見つめている。

「じゃあ、しばらく留守にする」

そう言って歩いて行ってしまった。
よく分からないけど、活字嫌いな彼が日記を書いたんだ。その内容にも少し興味があるし、読んでやるか。
そう思って先ほどまで彼が座っていた場所に置かれた日記を手に取った。



最終更新:2013年12月25日 20:31