「チョコレート・ダウン」4
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掛け布団の下に熱気がこもる。ラブがいったん出ようと提案したものの、「ラブの泣き声が階下にまで響いてしまうから」という理由で却下された。
せつなの言葉を聞いても、そっか、泣かされるんだと他人事のように思ってしまうラブ。せつなの両腕に抱きすくめられた全裸のカラダが、心地よさにとろけてしまっている。
熱いキスでくちびるを溶け合わせる。愛しいという感情は、くちづけの快感を高める媚薬だった。二人のくちびるが恍惚感にみちびかれて、何度でもキスを繰り返してしまう。
「ふふっ、あたしとせつな、さっきからずっとキスばっかりしてるね」
仰向けのカラダで、柔らかに被さってくるせつなの体重を受けとめながら、またキス。大好きな相手の背中に両腕を絡め、ぐっと抱きしめる。彼女の熱い体温が自分の肌に密着する感触は、肉体的な快感以上に、ラブの心をよろこびで満たしていく。
せつなのくちびるが濡れた音を小さく鳴らしてキスを解き、ラブの耳もとで熱い吐息をこぼしつつささやいた。
「キスは飽きたの? じゃあ、そろそろ泣いてみる?」
いじわるな声音に、鼓膜がゾクッとした。ラブがうなずくよりも早く、その耳に「ちゅっ」とくすぐったい音を立てて最初のキスが降ってきた。「んんっ」と甘くうめいたラブが首をすくめる。
ちゅっ・・・ちゅっ、ちゅっ、ぢゅっ・・・ぢゅぢゅぅ・・・ちゅっ、ちゅっ・・・・・・。
こまやかなキスに交じって、強く吸い付いてくる感触。いったん耳から口を離したせつなが、上下のくちびるを舐めて唾液で濡らし、再び軟らかなキスの責めを行う。
「んんっ、んっ・・・あーっ、あ゛っっ!」
くすぐったさに、ラブがたまらず顔をそらそうとした途端、ほっそりした指にあごがつかまれて固定されてしまった。こそばゆいキスの責めは、さらに激しさを増した。
「んんんっ・・・やだっ、あっ、せつなっ・・・あぁんッ、もおっ、・・・ああっ!」
どうすれば女の子のカラダが気持ちよくなれるのか、さっきラブに教えてもらったばっかりだ。まだその興奮は、全身の肌の下で熱い温度を保っていた。
愛情の分だけ、いじめてあげる。
せつなの口から舌先が伸びて、キスで責め立てていた耳の輪郭を、ツーっと静かになぞってゆく。ラブが「んっ・・・ン゛ンンッ!」と両目をぎゅっと閉じてうめいた。
背中に巻きつくラブの両腕のチカラが、強くなったり弱くなったり・・・・・・。快感にカラダを溺れさせている彼女が可愛くて、せつなは口元を微笑のカタチに緩めた。
――― 大好きよ、ラブ。
「これから、もっと気持ちのいい部分をいじめてあげる。でも、その前に簡単なクイズ」
暗闇の中、ラブの顔を一瞬だけ見つめて、反対側の耳にもくちびるを沿わせる。
「さっきラブにいじめられていた時、私のカラダの中で一番変になった場所はどこ? ヒントが欲しかったら、自分のカラダに訊きなさい」
答えを待っている間に、ラブの耳の内側でちろちろと舌先を躍らせる。ブルッ・・・と震えるラブの裸身を自分のカラダで押さえ付け、濡れた耳たぶに「ちゅっ」と甘いキス。そのまま口を付け、唾液を絡めて「じゅるっ・・・ちゅるっ・・」と、わざといやらしく音を立て、ねぶるように耳をしゃぶり出す。
「ふあっ・・・あっ、きもちいいよぉっ・・・」
ラブの右肩の丸みに指をすべらせる。それに反応した彼女の背中の右側が、ぴくんっ、と小さく跳ね上がった。耳を責められているのに、ちゃんとこっちも感じてくれるのが嬉しい。
(ラブ、きれいな・・・・・・カラダ・・・・・・)
日々のダンスレッスンで磨き続けてきた少女の肢体。服の上からでは分かりにくいが、こうやって一糸まとわぬ姿になると、意外と隙のないプロポーションだった。今みたいに密着するほど強く抱き合えば、彼女のキメこまやかな肌を通じて、躍動性にあふれている柔軟な筋肉の付き方が伝わってくる。
せつなは溜め息をこぼしそうになった。このカラダ、自分だけのものにして毎日いじめてみたい。気持ちよさで泣かせてみたい。
せつなの背にすがりつく手が、ビクンッ、と震え ――― ぎゅっと強くしがみついてくる。耳孔を舌先でクリクリとほじられるのが、ひどくくすぐったかったらしい。
「せつ・・・なっ、答えるから・・・待って・・・・・・あっ」
「待たない。許してほしかったら、早く答えて」
ゾクゾクゾクっっ・・・とこそばゆさにうずいている部分を、さらにくすぐりまわす舌先の責め。耳が気持ちよさに狂わされてしまいそうで、ラブが無我夢中で答えを口走った。
「ひいっ! あ、赤ちゃんを・・・産む所・・・・・・せつなが赤ちゃんを産む所っ!」
自分にとって、せつなにいじめられるたび、一番よろこびにうずいてしまう場所がそこだから・・・・・・。
「じゃあ、答え合わせ」
耳から口を離したせつなが、背中に抱きついていたラブの右腕を優しくほどいて、自分の両太ももの間へとエスコートしてゆく。
「ここをさわって」
「うん」
緊張。
せつなの手に導かれる指先が、ぬるり・・・とした温かい湿り気に触れる。熱くとろけた肉の軟らかさ。暗闇で視覚が使えない分、触覚は鋭敏になっているのかもしれない。ふれられただけで、処女の秘所肉がピクンと喘いだのがハッキリとわかった。
「せ、正解よ、ラブ。ご褒美を・・・あげるわ」
声が震えているのに平静なふりを装うせつな。もう少しさわってあげたいと思ったけれど、くちびるを乱暴なキスに奪われて ――― 。
「く・・・うっ・・・」
口を固くふさがれたラブが、喉の奥でうめいた。あたしの手にさわられて興奮したのかな、と頭の隅で考える。今まで最も熱いキスだった。それがくちびるからあごへ、そして喉へ・・・・・・鎖骨に軽く寄り道してから、ついには胸まですべり落ちてきた。
「ああ・・・せつな・・・」
思春期の乳房のふくらみに、愛しげなくちづけが這う。やわらかな弾力を味わうくちびるは、何度もラブの乳房にキスを繰り返してきた。
「あっ、やっ、ああっ、くすぐったいよぉ」
「ふふっ、ラブったら、本当にかわいいっ」
くすぐったい快感に身をよじらせているラブの胸に、思わず顔を押し付けてしまう。まだ中学生の小ぶりな乳房だが、頬ぐらいなら乗せられる。瑞々しい柔肉のクッション。
「ふああぁっ!」
髪の毛がくすぐったかったらしく、ラブの肌が、ぶるるっ・・・・とわななく。
(ラブのために、今から面白い事をしてあげる)
せつなの口が、うら若き乳房の先端を甘くくわえる。キュッとこわばっている乳首を熱く濡れた舌で舐め転がしてから、上下の歯でそっとつまむ。
「んっ、くはっ、せつなっ・・・ああぁんっ、ふああああーーっ」
最初はキスかと思ったけれど、違った。
ラブがせつなに対して行った、指による胸の先っぽいじめ ――― これを彼女は歯と舌とくちびるを使ってやっているのだ。
「だめっ、あああっ・・・すごいっ、せつな・・・あう、んんッ・・・あはぁっ! ああっ、せつなぁっ」
強めに吸いしゃぶってビンビンに勃(た)たせた乳首を、チロチロチロっ・・・っとこまやかに舐め洗う舌の素早い動き。次は硬く白い歯も交えて玩(もてあそ)んだ。
尖らせた舌先で乳頭をクニクニといじりまわしながら、たまに甘噛みによる硬い刺激を与えてラブの興奮を煽る。せつなの予想通り、軟らかな舌で舐められている時は、甘くとろけた泣き声を上げているが、甘噛みしてやると、乳首を強く噛まれる痛みを想像して、急に声のオクターブを跳ね上げる。
――― こわがっている声だけれど、嫌がっている声じゃない。
逆にせつなのほうがゾクゾクと興奮を煽られて、腰の奥を熱くうずかせてしまう。
「ああんっ、ダメだよぉ、せつな・・・・・・、噛んじゃダメだよぉぉっ」
歯を当てて、噛むふりをしてやるだけでも効果はあった。せつなと同じ場所が熱くうずいて仕方ないのか、両太ももを蠱惑的によがらせる。
普段ダンスで溌剌とした汗を流しているカラダが、いやらしい肉の悦びに溺れ、もっとせつなに貶められたいと願っている。せつなの口がもう一方の乳房に移ると、今までいじめられていた乳房の先へせつなの手を招いた。
「そんなにいじめられたいの?」
「だって、せつなに愛されるのって気持ちいいもん。・・・あ゛あ゛あ゛あ゛あああっ」
乳房の先を「ぢゅぢゅぢゅぢゅッッ」ときつく吸引されて、ラブが白い裸身を弓反らせて喘いだ。
「あっ、ダメっ・・・せつなぁ・・・せつなぁっ!」
せつなの黒髪にあらっぽく手櫛を通して、何度も彼女の名を繰り返す。
左右の乳房の先で、甘い痺れが微弱電流のように這いまわり、15歳の少女のカラダに、淫らな肉欲に堕ちるよろこびを植えつけてくる。ダンスでは絶対にかかない妖しい汗で肌を濡らしながら、ベッドの上で、痙攣するみたい小さく跳ね悶え ――― 。
びびくぅっ・・・!!
いきなり腰の奥に、えも言われぬ快感の波が沸きあがった。ラブのカラダの震え方に驚いて、ただならぬ様子でせつなが乳房から顔を上げた。
「大丈夫っ、ラブっ? ――― ここなの?」
彼女の身を案じるせつなが、とっさに原因と思しき場所に手を伸ばそうと・・・・・・。しかし、それに気付いたラブが「待ってっ!」と自分の手で両太ももの付け根をガードした。
「待って、あたしのここ・・・・・・今、すごくいやらしくなってるから・・・・・・」
もしもさわられていたら ――― そう思うと、死ぬほど恥ずかしかった。カラダが小さく震えてくる。いったんは引っ込んだせつなの手が、それを感じて、ラブの背中とベッドの間に潜りこんできた。強く抱きしめられる。
「安心して。ラブのカラダはただ、大好きな相手の赤ちゃんを産みたがっているだけだから。なんてことのない、普通の現象なの」
簡単な生殖・出産の知識なら、せつなも持っていた。ラブの頬へ軽いキスを這わせて、恥ずかしがりながら言葉を続ける。
「私の赤ちゃんを産む所も、きっとラブと同じぐらいの状態よ。ラブを欲しがって、ガマンできなくて、すごく・・・いやらしい・・・・・・」
じっと黙って耳を傾けていたラブが、お返しのくちびるを「ちゅっ」とせつなの頬に重ねてから、深呼吸で恥ずかしさを取り払う。そして、顔をせつなにまっすぐ向けて伝えた。
「あたし、結婚させたい」
結婚したい ――― ではなく、させたい。
せつなにはすぐに意味が通じた。
「わかったわ。ラブ、わたしの言う通りにして」
最終更新:2014年02月25日 22:38