六章 異変
謎の場所
ルスト「ふう・・・わたくしとした事があらぬ失態を」
リーヴァ「あ~ら、あなたがてこずるなんて意外ねぇ」
グーラ「まあ、俺達もあいつらにゃ苦戦したからな」
ゴーマ「ふん!わしならひとひねりだ」
ルスト「余り彼女らを嘗めては行けませんよ。仮にも伝説の戦士です。・・・・・・ああ、それにしても あれ程の逸材 放って置くのは勿体ない!!」
リーヴァ「ちょっと・・・地が出かけてるわよ!」
ルスト「これは失礼。わたくしとした事が少々取り乱してしまったようです。」
ゴーマ「わしらの復活はまだ無理なのか?」
ルスト「そう簡単にはいかないんですよ。」
グーラ「プリキュアめ!!」
ルスト「それもありますが、それ以上に王女の存在が我が野望の妨げになるのです。」
ゴーマ「トランプ王国の王女か?」
ルスト「あの者はわたくしの気配を感じとれるようで・・・少々厄介なものなのです。ですから、慎重に行動しないといけないのです。」
リーヴァ「面倒臭いわねぇ・・・」
ルスト「もう少しすれば復活ができるはずです!!そうすればこちらのものですから、皆さんもうしばらく辛抱してください。」
闇の中で会話するジコチュー達。ルストの狙いは・・・?
四つ葉邸に集まるマナ達。しかし、いつもとは様子がちがう。
ありす「今日も・・・きませんね・・・」
まこぴー「学校にも来てないのよ」
マナ「・・・どうしちゃったんだろう、レジーナ」
あぐり「お父様もとても心配しています・・・六花は何か知らないのですか?」
六花「・・・・・・え?」
マナ「六花は何か知らない?あの場でレジーナと一緒にいたの六花だけだし」
六花「わたしにも何がなんだか・・・」
マナ「そっか・・・気絶してたんだししょうがないよね。」
六花「・・・ごめんね、力になれなくて・・・」
あの日、またジコチューが現れた。今度は六花とレジーナの目の前で。余程驚いたのかマナ達がかけつけた時、二人は気絶していたらしい。ジコチューはなんとか倒したが 、あの日以来レジーナは 誰とも話さなくなってしまった。そしてたびたびジコチュー騒動も起こり とうとうレジーナは自宅に篭ってしまったのだ。
ありす「・・・またしても、正体不明のジコチュー。一体何が起こっているのでしょう?」
あぐり「・・・もしかしたら、レジーナが関わっていたりするのでは」
まこぴー「あぐりちゃん 何言って!?まさかレジーナを疑ってるの」
あぐり「そんな訳では・・・・・・」
マナ「私も・・・あぐりちゃんの言う通りだと思う」
六花「マナ!?」
マナ「レジーナが召喚したのなら正体不明の説明もつくし、何よりレジーナが学校に来なくなったのも何か今回の騒動に関わってる証拠だと思う。それに・・・・・・」
まこぴー「例の事件の事も絡んでるかも知れない?」
マナ「うん・・・」
六花「・・・」
あぐり「例の事件?」
マナ「そっか、あぐりちゃんにはまだ話してなかったよね。実は・・・」
まこぴーにも話した事を 話すマナ。
あぐり「そんな事が・・・しかし、それと最近の事とどう関係が?」
マナ「詳しい事は私にもまだ分からない。でも、あの時のレジーナは様子が変だったから・・・。 だから何かあったんじゃないかって私、思ったの。」
あぐり「そうなのですか・・・・・・・」
ありす「あぐりちゃんはどう思いますか?」
あぐり「・・・気になる事があります。レジーナは何故怪我をさせてしまったのでしょう?」
マナ「それがわかれば苦労しないんだけどね・・・」
六花「・・・・・・」
あぐり「本当に単なる事故であるならばレジーナが気にする理由はありません。マナの仮説通り、やはりレジーナは何か理由があってやってしまったというのなら気にするのも仕方ありません」
六花「あぐりちゃんまでレジーナがわざとやったっていうの!?そりゃあ、あの子は我が儘だしまだまだ心配な所は沢山あるわ!!!だけど・・・」
まこぴー「六花、落ち着いて」
六花「あ・・・私ったらつい興奮して・・・ゴメン」
あぐりちゃんの発言に六花は机から乗り出して意見する。その姿にみんな驚いていた。
あぐり「誤解させるような言い方をしたのは謝ります。でも私はレジーナがわざとやったとは決めつけていません。あるいはそういう可能性も有り得るかも知れませんが」
まこぴー「どういう事?」
あぐり「もし、レジーナが本当はそんな事するつもりではなかったとしたら?」
ありす「例の事はレジーナさんの意思ではないと」
六花「・・・」
あぐり「あくまで可能性の話です。」
マナ「でも、ジコチュー騒動と繋げれば何となく背景が見えてくる」
まこぴー「・・・そうか!!何者かが、レジーナを操ってジコチューを召喚させていたのね!!」
ダビィ「クラスメートを襲わせたのも何者かの可能性があるって事ビィ?」
マナ「そういう事になるね」
シャルル「でもなんでそんな事させたシャル?」
ありす「もしかして実験的なものだったんではないのでしょうか?」
ランス「実験ランス~?」
ありす「レジーナさんが上手く操れるか試してみたかった。だから例の事件を起こさせた。」
まこぴー「ひどい・・・!!そんな理由でクラスメートまで巻き込んでレジーナを苦しめるなんて」
あぐり「そうですね。でもあくまでわたくしの考えですから。まだそれが真実かどうかは・・・」
マナ「レジーナはその事でずっと悩んでいたのかな?」
ありす「きっと言い出しづらかったのかも知れません。」
マナ「・・・レジーナはずっと助けを求めてたのかな?私といたがったのも、もしかしたら苦しくて不安だったからかな。 」
まこぴー「その状態でマナ禁止令なんてきついわね・・・」
あぐり「レジーナはマナと一緒にいると迷惑をかけてしまうと言っていました。・・・」
あの事を話すあぐり。
マナ「そんな!?私、迷惑だなんて一度も思ったことないし、これからどんな事があったって平気だよ!!」
叫ぶマナ。みんなまたびっくりします。
シャルル「マナ、ちょっと落ち着くシャル」
マナ「ごめん・・・」
ラケル「びっくりしたケル~・・・六花?」
マナ「どうしたの?」
六花「レジーナの気持ちも分からないで、マナから無理矢理突き放したりして・・・私、最低だわ。これじゃレジーナに嫌われて当然よね」
悲しそうに涙を流す六花。
マナ「そんな事ないよ!!六花はレジーナ事を心配して・・・」
六花「・・・あの時レジーナは何も言わなかったんじゃない。言えなかったのよ。私のせいで」
まこぴー「どういう事?」
六花「あの時私は、一方的に責めるようにしてしまったの・・・レジーナの気持ちも考えずに」
あぐり「そうだったのですか!?」
マナ「あの時は私だって驚いてたし・・・六花だって・・・」
六花「でも、私がレジーナを傷つけたのは変わりないわ。私がもっとレジーナの事考えてれば・・・」
マナ「六花・・・」
悲しそうにする六花を心配するマナ。
六花「禁止令だって、私の身勝手な事でしかなかった。レジーナを尚更追い詰めて、マナまで辛い思いを・・・」
マナ「私は別に平気だったし、六花はレジーナの事が心配だったからそうしたんでしょ。六花のした事が間違ってなんかないと思うよ。」
まこぴー「ちょっと厳し過ぎるとは思ったけど・・・わ、私も六花の考えは間違ってないと思ってたわ。」
まこぴーも慌ててフォローします。
六花「・・・ごめん、今日はもう帰るね。」
マナ「六花・・・」
そう言って六花は先に帰ってしまいました。
マナ「六花大丈夫かな・・・・」
ありす「レジーナさんの事に大分責任を感じていたようですし、心配ですね。」
マナ「六花が悪い訳じゃないのに・・・」
あぐり「六花の事も心配ですが、それ以上に・・・」
まこぴー「レジーナの事が心配ね」
マナ「レジーナ・・・」
ありす「レジーナさんはしばらく様子をみましょう。」
まこぴー「敵の正体や目的も気になるわね」
マナ「ジコチュートリオさん達なら何か知ってるんじゃないかな?」
まこぴー「ジコチューが絡んでいる以上あの三人が関係している可能性はあるわね!!!もしかしたら犯人って可能性も・・・」
マナ「いや、そこまでは言ってないけど・・・」
あぐり「しかし、肝心の居場所がわかりません。」
マナ「う~ん。あの人達って何処に住んでるんだろう・・・」
マナ達はトリオのその後の行動を知るよしもなかった。
ありす「その事については後日六花ちゃんも交えて考えましょう。」
マナ「そうだね。六花の意見も聞きたいし。」
ありす「今日はそろそろ解散しましょう。」
あぐり「・・・」
今日のお茶会は終わった。お茶会の後、あぐりは 家とは逆方向の道を進んで行った。ソリティアに向かう為に・・・・・・
パパ「レジーナどうしたんだい?みんな心配してるよ」
扉越しにレジーナに呼び駆ける父。しかし、レジーナは何も言いません。
あぐり「お父様」
パパ「おお、あぐり 来てくれたのかい?」
あぐり「レジーナは?」
パパ「この通りずっとこの状態なんだ」
あぐり「そうなのですか・・・レジーナ!!」
レジーナ「!?」
あぐり「いつまでそうしているつもりなのですか!みんな心配していますよ。」
レジーナ「もう、放っておいてよ・・・」
あぐり「みんなにもちゃんと話してくれませんと、私達は何もできません。」
レジーナ「何の事よ?」
あぐり「とぼけないでください。ジコチューの事です。あの時、あなたに何があったんですか?」
レジーナ「・・・やっぱり私の事疑ってるんじゃない。」
あぐり「そんなつもりは・・・」
レジーナ「やっぱり。わたしはアンタとは違う。わたしはジコチューなのよ・・・」
あぐり「レジーナ・・・」
レジーナの言葉に何も言えないあぐり。
パパ「そんな事ないよ。レジーナはレジーナだ」
あぐり「お父様」
パパ「私の大事な大事な娘だ。勿論あぐりもね」
あぐり「お父様・・・」
レジーナ「パパ・・・」
あぐりは父親のその言葉が嬉しかった。それはレジーナも同じだった しかし・・・
あなたは素晴らしいジコチューなのですよ。嫌ならみんな消してしまえばいいじゃないですか・・・
レジーナ「うっ!!」
謎の囁き声。突然苦しみ出すレジーナ。
あぐり「レジーナ!?どうしたのですか!!」
パパ「何処か具合でも悪いのかい!?」
心配するあぐりとパパ。
レジーナ「ううう・・・」
しばらくして何も聞こえなくなり、そして扉が開きます。
あぐり「レジーナ!?」
パパ「大丈夫かい・・・!?」
レジーナの様子に驚く二人。
レジーナ「・・・邪魔」
あぐり「お父様!!レジーナ一体何を」
レジーナ「・・・」
あぐり「レジーナ・・・」
あぐりはレジーナの異変にトラウマを呼び起こされる感じだった。父親も 同じように感じていた。 そう、今のレジーナはまるであの時のような・・・・・
六章 異変・完
最終更新:2014年08月26日 23:28