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七章 悪夢再び




マナ「レジーナー!!」

まこぴー「一体何処へ行ってしまったの!?」

ありす「駄目です・・・ 何処にもいません。」

六花「もう!何処へ行ったのよ・・・」

あぐり「レジーナ・・・」

あぐりから連絡を受け、マナ達がやって来た時には 既にレジーナの姿もなく、手分けをして街中を捜し回ったのだが見つかる事はなかった。

マナ「あぐりちゃん。一体何があったの?」

あぐり「私にもよくわかりません。レジーナが心配でソリティアに来たのですがレジーナが急に苦しみだして・・・部屋からようやく出て来たかと 思ったら いきなりお父様を襲いに・・・」

まこぴー「レジーナが大好きなお父さんに危害を加えるなんて・・・」

ダビィ「やっぱり何者かに操られているビィ!?」

あぐり「その可能性は非常に高いかもしれません。・・・レジーナが苦しみだした時、何か囁くような声が聞こえたのです」

シャルル「囁く!?」

ラケル「とっても怪しいケル!!」

ランス「なんて言ってたでランス~?」

あぐり「残念ながらはっきりとは聞こえませんでした。でも・・・」

六花「でも・・・何?」

あぐり「・・・」

ありす「どうしたのですか?」

あぐり「信じられません・・・」

まこぴー「あぐりちゃん?」

あぐり「あのレジーナの様子はまるで・・・まるであの時と同じでした。」

マナ「あの時って?」

あぐり「私があなた達と初めてあった時・・・つまり、エースとしてレジーナと初めて対立したあの時です。」

まこぴー「ちょっとまって!?それってつまり・・・」

あぐり「レジーナはお父様を思う気持ちでマナ達の敵になってしまった時と同じような感じになっていました。」

マナ「どうして・・・」

六花「(・・・やっぱり)」

マナ「六花?」

六花「え?・・・ううん、何でもないわ。それより、その声の主は誰なのかしら?」

まこぴー「ジコチュートリオの誰かじゃない?」

六花「は?」

ありす「ジコチューが関係しているのは確かですが、その方達と決めつけるのは些か時期尚早かと・・・」

ジコチューの復活。レジーナの変容、そして消失・・・一体何が起きているのだろうか?マナは達は疑問に思っていた。 だがそれ以上に気になる事がマナにはあった。

マナ「ねぇ・・・六花」

六花「・・・な、何?」

ソリティアからの帰り道マナは六花に言った。

マナ「今日の六花、なんか変だよ・・・」

六花「変って・・・何よいきなり」

マナ「六花、レジーナの事を気にしてるみたいだけどさ・・・」

六花「・・・」

マナ「レジーナの事で何か知ってる事あるんじゃない?」

六花「私は別に・・・」

マナ「あの時の事を話すと、凄く嫌そうにしてたよね」

六花「それは・・・私にも責任があった訳だし」

マナ「レジーナを責めたって話の事?」

六花「え、ええ。」

マナ「・・・そう言えば六花がレジーナの事を気にしだしたのってあの時からだよね」

六花「それがどうしたの!?」

マナ「別に。ちょっと気になっただけだよ。」

六花「そ、そう・・・それじゃあまたね。」

六花はまるでマナから逃げるように自宅へ向かった。

六花「・・・・・・はあ」

やっぱりマナは鋭い・・・六花は思った。何となく自分の隠し事に感づいている。最も私だって隠し事なんかしたくない。
      • でも、この事だけはどうしても言えない。 言いたくない・・・・・・
六花「はっ!!」

あの時の光景を思い出そうとして振り払った。・・・今は考えるのはよそう。それよりも、これからの事よ!!
六花はそう自分に言い聞かせた。

六花はどうして私に相談してくれないのだろう・・・マナは考えていた。 きっと六花なりの理由があるのかも知れない・・・マナはそう思った。

レジーナ・・・大丈夫かな? 今頃何処かで辛い思いをしていないかな?お腹すかしてないかな?

マナはレジーナの事が心配だった。


ありす「何か、証拠は・・・」
自宅で監視カメラの映像を調べるありす。
セバス「お嬢様、これを」
ありす「これは・・・!!」


あぐり「これがレジーナの部屋・・・・・・」

父親が心配だったあぐりは今日はソリティアに泊まる事にしたのだ。レジーナの部屋を見て彼女は思った。意外と普通の部屋ですわね・・・・・・
可愛らしいぬいぐるみや家具等、如何にも女の子らしい部屋といった感じだ。本や参考書は六花による物だろう・・・・・・
あの我が儘で子供っぽいレジーナが・・・ レジーナの成長は喜ばしいところだが、自分の知らないレジーナがいる事にあぐりは少し寂しさを感じた。レジーナが遠くに行ってしまうような感じがして不安な気持ちになった。

あんたとわたしは違う!!
その言葉があぐりの脳裏に蘇る。確かにその通りです・・・ 王女から生まれた存在とは言え、私達は歳も違うし、分身というだけで血の繋がりもない。それにかつては敵対した存在・・・ やはり私達は相対する事は出来ないのでしょうか。
あぐりは悲しくなった。

まこぴー「どうしたのあぐりちゃん。浮かない顔して」

あぐり「ま、真琴!?どうしてここに!!」

まこぴーの存在に驚くあぐり。

まこぴー「私もレジーナのお父さんの様子が心配でね。」

あぐり「そうだったのですか」

本当の所を言うと、まこぴーはあぐりが心配だった。

まこぴー「あぐりちゃん、何か悩んでる?もしかしてレジーナの事?」

あぐり「レジーナの事が分からない自分が悲しくて。」

まこぴー「私にも分かるわ・・・いつも仕事が忙しいから、あんまりレジーナとは一緒にいられなくて マナ達が羨ましいって思ってた。」

あぐり「真琴・・・」

まこぴー「あぐりちゃん・・・一人で抱え込まないで、私達を頼って。仲間なんだから」

あぐり「真琴、レジーナを姉妹だと思っていたのは私の思い込みでしかなかったのでしょうか?」

悲しい顔をするあぐり

まこぴー「そんな事ないわ。私もマナ達も二人は本当の姉妹みたいって思った。」

あぐり「でも、レジーナは・・・」

まこぴー「ねぇ、覚えてる?レジーナと初めてありすの家に集まった日の事を・・・」

あぐり「はい・・・」

それはレジーナがこっちの世界で暮らす事になってしばらくの事だった。
マナの提案でのお泊り会 ・・・レジーナは初めての事でとてもはしゃいでいた 、幼い子供のように。

まこぴーは思い出す。お泊り会での姉妹の姿を

あぐり「レジーナ!!それは私のお菓子です、返して下さい!!」

レジーナ「わたしはこれが食べたいの!」

あぐり「レジーナの分もちゃんとあるはずです」

レジーナ「もう食べちゃったもん。だからこれちょうだい♪」

あぐり「だめです!!それは私が食べる分なのです!欲張ってはいけません」

レジーナ「いいじゃん、どうせ食べてないんだし・・・」

あぐり「これは最後にとっておいたのです。」

レジーナ「さっさと食べたほうがお菓子も嬉しいでしょ」

あぐり「お菓子は味わって食べるものです!!だいたいレジーナは・・・」

レジーナ「ああ~もう!うるさいわね!!あぐりのけちんぼ、意地悪~」

あぐり「あなたにはレディーとしてのたしなみが足りませんわ!!」

マナ「まあまあ、二人共落ち着いて。」

喧嘩の仲裁に入るマナ

レジーナ「マナ~あぐりがいじめるー」

あぐり「私は注意をしただけです!!」

レジーナ「お菓子くらいくれればいいじゃないのよ!!」

あぐり「何故、私があげなければならないのですか!」

レジーナ「私のほうがあんたより年上だからよ。年上の言うことは黙って聞くもんよ」

あぐり「年上なら年上らしくちゃんとしてください(呆れ)」

レジーナ「生意気!!」

マナ「二人共、落ち着いて(汗)」

レジーナ「だってあぐりが!」

あぐり「あなたが悪いのでしょう!!」

尚も言い合いを続ける二人。しかし

六花「二人共、いい加減にしなさい。レジーナはお姉さんなんだから、我が儘言わないの!あぐりちゃんもむきにならない。」

レジーナ「六花はどっちの味方よ!!」

六花「どっちの味方でもありません!」

あぐり「何故、私まで怒られなきゃならいのですか!!何故、レジーナが姉なのですか!?」

レジーナ「あんたのが年下だからに決まっているでしょ♪」

あぐり「こんな姉がいてたまりますか!!」

レジーナ「何よ、私の事馬鹿にして~!!年下のくせに本当生意気!!」

あぐり「本当の事を言ったまでですわ」

六花「二人とも・・・」

レジーナ「あ・・・」

あぐり「り、六花・・・?」

六花「いい加減にしなさいって言ったでしょ!!」

レジーナ「だってあぐりが~><」

あぐり「人のせいにしないで下さい!!」

六花「喧嘩両成敗。お菓子没収するわよ!!」

あぐり「そんな~><」

レジーナ「六花の意地悪~><」

怒った六花にお菓子を取り上げられ凹む二人。

あぐり「どうして私まで・・・」

レジーナ「あんたのせいよ!!」

あぐり「最初に仕掛けたのはあなたのほうじゃないですか!!」

レジーナ「あんたがさっさとお菓子をくれればよかったのよ!!」

あぐり「だからどうして私の分をあげなければならないのです!!」

六花「二~人~共~!!」

あぐり「はっ!!」

レジーナ「しまった!!」

マナ「まあまあ、みんな落ち着いて(苦笑)私のお菓子あげるから」

レジーナ「流石はマナ♪♪あぐりもこれくらい優しければいいのに」

六花「マ~ナ~!!何甘やかしてるの!!」

マナ「まあまあ、今日の所はもうその辺で・・・」

六花「そうやって甘やかすから付け上がるんでしょう!!」

あぐり「その通りですわ!!」

六花「あなたも調子に乗らない!!」

あぐり「はい・・・・・・」


あぐり「全くレジーナには困ったものでしたわ・・・・・・」

思いだしてため息をつくあぐり。

まこぴー「ふふふ。でも二人共、如何にも姉妹って感じだったけど(笑)」

あぐり「そうでしょうか・・・」

まこぴー「こんな事もあったわね」


夜、そろそろ寝る時間になった頃・・・・・・

レジーナ「マナ~。」

マナ「あはは、くすぐったいよレジーナ♪♪」

マナに甘えるようにくっつくレジーナ。その姿は幼い子供のように思えた。その様子をあぐりは呆れて見ていた。

レジーナ「何よ?」

あぐり「・・・べつに」

まこぴー「もしかして、あぐりちゃんもマナの隣がいいの?」

あぐり「いえ、べつにそんな訳では」

レジーナ「駄目よ!!マナの隣はあたしってきまってるんだから!!」

マナ「レジーナ、意地悪言わないの!ほら、あぐりちゃんもおいで♪」

レジーナ「むぅ~」

膨れっ面になるレジーナ。

あぐり「別に結構ですわ」

マナ「それともレジーナと一緒がいい?」

あぐり「い、いきなり何を言い出すのですか!!」

レジーナ「そうよ!なんでこんなのと!!」

あぐり「こんなのとは失礼ですね!!こっちこそ願い下げです」

マナ「二人共~喧嘩は駄目だよ><」

六花「あなた達、いい加減にしないと追い出すわよ・・・」

レジーナ「それはいや~」

あぐり「仕方ありません・・・今回はこれくらいで許しますわ」

レジーナ「うわ、偉そう・・・」

六花に怒られて喧嘩はすぐに収まり、結局マナを 間にはさんで寝る形になった。※あぐり家出回の配置でまこぴーとマナの間にレジーナが入るイメージ。


あぐり「全くレジーナのせいでひどい目にあいましたわ」

まこぴー「二人共よく喧嘩してたわよね。喧嘩する程仲が良いっていうけど・・・」

あぐり「そんな事ありません。相性が悪いのです、レジーナと私は。」

まこぴー「私はそうは思わないけど。むしろ微笑ましく感じたし。」

あぐりちゃんは覚えてないだろうがあの後・・・


マナ「あ!」

まこぴー「どうしたのマナ?」

六花「いきなり何よ?」

マナ「ごめん、ごめん・・・。それより、ほら!」

ありす「あらあら(笑)」

まこぴー「可愛いい」

六花「全く・・・なんだかんだ言っても仲良しなんじゃない。」

まこぴー「こうしてみると本当の姉妹みたいね」

マナ「姉妹だよ、二人は。」

あぐり「むにゃむにゃ・・・レジーナ、いけません」

レジーナ「あぐりのいじわる・・・むにゃむにゃ」

六花「夢の中まで喧嘩してるなんて・・・(呆れ)」

マナ「本当に二人は仲がいいんだね♪」

ありす「さあ、私達も もう寝ましょう」

まこぴー「お休み・・・」

マナが一度、トイレで立った後 二人は何故かくっついて寝ていた。マナ達はそれが可愛く思えた。


あぐり「真琴?何を笑っているのです」

まこぴー「何でもないわ。それより・・・そんな風に暗い顔をしていたら 王女様もきっと悲しいと思うわ。」

あぐり「真琴・・・」

まこぴー「レジーナもきっとあぐりちゃんの事嫌いじゃないと思う。だから・・・絶対に助けましょう!!」

あぐり「・・・はい!!」

まこぴーのおかげで気持ちが少し楽になったあぐり。

まこぴー「私、そろそろ行くわね」

あぐり「あの・・・今日はもう遅いですし、よかったら」

まこぴー「?」

あぐり「独りは何だか不安なのです・・・」

まこぴー「あぐりちゃん・・・」

心細そうなあぐりを見て まこぴーは思った

ダビィ「明日は予定がないからべつに大丈夫ビィ♪」

まこぴー「・・・わかった。今日は一緒に寝ようか♪」

あぐり「・・・はい♪」

嬉しそうにするあぐり。 やっぱり二人は似ている、まこぴーはあぐりのその姿にレジーナを重ねて そう思った。

七章 悪夢再び・完



最終更新:2014年09月02日 23:14