九章 捕われの燕
・・・ここは何処? 気がつくとそこは真っ暗闇で何も見えない。私は 確かレジーナに会って・・・・・・!!
六花「レジーナ!!レジーナは何処なの!?いるなら返事をして・・・」
我に返り、レジーナの心配をする六花。
???「おや?ようやくお目覚めですか」
何者かの声が聞こえた。
六花「あなたは誰!!」
???「あなたに名乗る必要はありません。」
六花「どういう意味よ!!」
???「賢いあなたならこの意味理解出来ると思いますけど(笑)まあ、この事件の黒幕と言ったところでしょうか」
六花「レジーナは!!あの子は無事なの!?」
???「勿論。私達の大事な仲間ですからね♪」
六花「ふざけないで!!」
謎の人物のふざけた言動に、怒る六花。
???「おお~恐い恐い!!人間とは野蛮なものですね(笑)でもおとなしくしていたほうが身のためですよ♪」
六花「どういう事・・・」
???「あなたは人質という事です♪心配いりません。お仲間とはすぐに会えますから(笑)」
六花「何を企んでいるつもり!!」
???「幸せの王子でしたっけ(笑)大好きなお友達がピンチとなればきっと必死になって助けに来るでしょうね・・・自分の命なんて顧みずに(笑)」
六花「マナは負けたりしない!!私達はプリキュアよ!!必ずレジーナを取り戻してあなたの野望も打ち砕く!!」
不適に笑う謎の人物に強気で言い返す六花。
???「いつまでその気持ちを保っていられますかねぇWWWWWW」
六花「(マナ・・・)」
強気ではいるものの、心の中ではマナを心配している六花だった。そんな
事は知らないマナ達は・・・・・・
ありす「どうですか?」
あぐり「駄目です・・・」
まこぴー「そんなに都合よくはいかないわよね・・・」
マナ「いい考えだと思ったんだけどな~」
あぐり「申し訳ありません・・・」
まこぴー「あぐりちゃんのせいじゃないわ。だから、そんな顔しないで」
マナはゴールデンクラウンなら何か分かるかも知れないと、唯一使えるあぐりちゃんに試して貰っていました。しかし、非常に残念な事にクラウンは何も教えてくれませんでした。
マナ「なんでも知ってるはずなのにクラウンでも教えてくれない事ってあるのかな?」
まこぴー「知りたい情報を教えてくれるのよね・・・まさか、あぐりちゃん真実を知りたくないとか思ってない?」
あぐり「まさか!!私は一刻も早く本当の事を知りたいのです!!私は悪くありません!!」
まこぴー「ご、ごめんなさい。冗談よ」
慌てて謝るまこぴー。
ありす「クラウンが使えないとなると、どうすれば」
マナ「お兄さんのほうは進展ないの?」
ありす「あちらもまだ調査中みたいです」
ラケル「六花・・・」
ダビィ「大丈夫!!きっと何とかなるビィ」
シャルル「マナ達を信じるシャル!」
ランス「六花達も必ず助けてくれるランス~♪」
マナ「そうだよ!!必ず見つかるよ♪♪」
まこぴー「全く、その根拠のない自信は何処から湧いてくるのよ・・・」
呆れるまこぴー
ありす「マナちゃんらしいですわ♪」
ラケル「ケル~♪」
沈んでいた雰囲気がマナの一言で明るさを取り戻しました。ただ一人を除いて。
あぐり「・・・」
まこぴー「あぐりちゃん?」
あぐり「な、なんでもありません!!」
明らかに元気のないあぐり。それを気にするまこぴー。しかし、
シャルル「・・・これは!!」
ランス「ジコチューランス~!!」
ラケル「六花がいないこんな時に・・・」
マナ「力を合わせれば大丈夫だよ!」
あぐり「そうですね」
ありす「場所は何処です?」
セバス「クローバータワー付近に複数の反応が!」
まこぴー「複数?」
マナ「とにかく、急ごう!!」
ジコチューの急な出現の為、あぐりを心配してる 余裕はなかった。
クロバータワー付近にマナ達が来ると、数匹のジコチューが暴れていた。
まこぴー「こんなに沢山。」
あぐり「キングジコチューと戦った時に比べれば対した数ではありません。」
ありす「でも油断は禁物です」
マナ「みんな、行くよ!」
マナ達は変身してジコチューと戦います。
ソード「次から次へと!」
エース「しかし、これまでのジコチュー程強くはありません。」
???「何処のお邪魔虫かと思ったらやっぱりあなた達ね」
???「何回俺達の邪魔をすれば気が済むんだ!」
ハート「あなた達は!」
エース「リーヴァとグーラ!」
なんとハート達の前にはあの二人組がいました。
ロゼッタ「ジコチューを召喚したのはあなた達なのですね!」
ハート「どうして今更こんな事を、もうプロトジコチューはいないんだよ!」
グーラ「そんな事は関係ねぇ!俺達はやりたいようにやってるだけさ。」
リーヴァ「アタシ達はジコチュー。好きなようにやるだけよ!」
エース「あなた達の目的はなんなんです!!」
リーヴァ「そうねぇ・・・強いてあげるなら復讐かしら(笑)」
ソード「復讐!?」
グーラ「お前達に倒された恨み、今でも忘れてないぜ!!」
リーヴァ「あの時の借りはきっちり返させて貰うわ!!」
そう言って襲いかかる二人。
エース「二人は私とロゼッタでお相手します。」
ロゼッタ「ハート達は残りのジコチューを!」
ハート「わかった。行こう、ソード」
ソード「ええ。二人共、きをつけて。」
二手に別れ戦うハート達。
リーヴァ「アナタ、前から気にくわなかったのよ。私より美しいなんて生意気!」
エース「身勝手な行為で人々に迷惑をかけるあなた達には美しさのかけらもありません!」
グーラ「オラオラァ!モタモタしてると食べちまうぞ!!」
ロゼッタ「大切なものを守る為、ここは一歩も引きません。」
互角の戦いが続く二組。
ソード「プリキュア・スパークルソード」
ハート「プリキュア・ハートシュート」
ハート達は次々とジコチューを浄化していきました。
シャルル「大分いなくなったシャル?」
ダビィ「まだまだいっぱいいるビィ・・・」
ソード「全く・・・どれだけいるのよ」
ハート「でも、そんなに強くはない・・・!」
シャルル「どうしたシャル?」
ハート「気のせいかな・・・いまあそこにレジーナが・・・」
ソード「え!?」
ソードもハートのいたほうを見る。しかし、レジーナの姿は何処にもない。
ハート「見間違えだったのかな・・・」
ソード「私が見逃しただけかも知れないわ。」
レジーナの姿を見た感じがしたハート。それは彼女だけではありません。
エース「・・・くっ!」
リーヴァ「よそ見をするなんて随分と余裕ねぇ」
ロゼッタ「どうかしたのですか!」
エース「いえ、なんでもありません(今のはレジーナ・・・?)」
グーラ「人の心配をしてる場合かぁ?」
ロゼッタ「はあっ!」
エース「(・・・今はとにかく戦闘に集中しないと。考えるのは後です)」
リーヴァ「中々しぶといわねぇ・・・あらあ!?」
ロゼッタ「どうやらあちらは片付いたようですね」
エース「こちらも一気に決めますわよ!」
リーヴァ「今日の所はこれくらいにしといてあげる」
グーラ「覚えてやがれ!」
そう言って二人は消えてしまいました。
エース「逃げられましたか・・・できれば色々と聞き出したかったのですが」
ハート「エース、ロゼッタ~」
ソード「そっちは平気?」
ロゼッタ「ええ。そちらも片付いたようですね」
エース「あと一歩の所で逃げられてしまいましたわ」
ハート「・・・」
ラケル「ハート、まだ気にしてるケル?」
ロゼッタ「何かあったのですか?」
ソード「ハートがレジーナを見たらしいの」
ロゼッタ「本当ですか!?」
エース「やはり見間違いではなかったのですね・・・」
ソード「もしかしてエースも!?」
エース「ええ。先程レジーナらしき姿を見かけました。一瞬でしたので見間違いだと思ってましたが・・・」
ロゼッタ「やっぱりレジーナさんはいたのでしょうか?」
エース「だとしても何故私達の所にこないのでしょう?」
ソード「また敵になってしまったとしたら、私達を倒す為に何か仕掛けて来るくらいあるはずよね・・・」
エース「その通りです。ハートはどう思いますか・・・ハート?」
ラケル「レジーナが本物だと確信して捜しにいっちゃったケル・・・」
いつのまにかハートはいなくなっていました。
エース「全く・・・」
ロゼッタ「ハートらしいですわね(苦笑)」
ソード「今は止める人がいないからね・・・」
ハート「レジーナ・・・」
シャルル「マナ!少し落ち着くシャル。」
ハート「ごめん。でもレジーナの事考えたらいてもたってもいられなくて・・・」
シャルル「気持ちは分かるけど、闇雲に捜しても駄目シャルよ」
ハート「分かってるけど・・・」
シャルル「だったら・・・ハート?」
ハート「レジーナ!?」
レジーナを見つけて駆け寄るハート。
レジーナ「・・・」
ハート「よかった、心配したんだよレジーナ」
レジーナ「・・・」
ハート「みんなも待ってるよ。さあ、帰ろう♪」
悲しそうな顔をするレジーナ。
ハート「どうしたの?」
レジーナ「・・・」
ハート「大丈夫♪みんなレジーナの事嫌いになんかなってないよ。みんなあなたの事を信じてるから。」
そう言ってレジーナに近づこうとするハート。しかし・・・
レジーナ「・・・っ!」
ハート「レジーナ・・・?」
レジーナはハートを振り払います。そして・・・
シャルル「ハート!危ないシャル!!」
ロゼッタ「プリキュア・ロゼッタリフレクション!!」
ハート「ロゼッタ!みんな・・・」
レジーナの攻撃をロゼッタが防ぎます。
ソード「やっと見つけた!」
エース「レジーナ!!」
レジーナ「・・・」
ハート「レジーナ・・・どうしちゃったの?」
ロゼッタ「何か様子がおかしいです」
ソード「まるであの時のような・・・」
エース「レジーナ!・・・きゃっ!」
ソード「エース!!」
レジーナはエースに攻撃をする。
ハート「レジーナ!こんな事は止めて!!」
レジーナ「・・・うるさい!」
エース「レジーナ?」
レジーナ「うるさいうるさいうるさいうるさーい!!」
ハート「レジーナ、落ち着いて!」
レジーナ「私の前から・・・消えろ!プリキュア!!」
容赦なく攻撃を食らわすレジーナ
ソード「レジーナ!」
ロゼッタ「レジーナさん!」
あぐり「レジ・・・ナ・・・」ガタッ
ソード「あぐりちゃん!?」
ハート「レジーナ!!」
レジーナ「しつこい!!」
ハート「お願い、もうこんな事は止めて・・・元の優しいレジーナに戻って」
変身が解け、倒れるあぐり。ハートの悲痛の叫び。レジーナの攻撃は尚も続きます。
レジーナ「消えろ・・・ 」
ハート「お願い・・・目を覚ましてレジーナ!!」
レジーナ「これで、止めよ・・・っ!!」
ソード「あれは・・・」
???「やれやれ、とんだ邪魔が入ったようですねぇ・・・まあジャネジーはたんまりと手に入ったのでいいでしょう。」
六花「・・・」
???「おや?まだ正気を保っていたんですか。あなたも往生際が悪いですねぇ」
六花「レジーナを助けるまで、私は負けない!!」
???「いい加減、楽になったらどうです?」
六花「何を企んでいるの!!」
???「これはこれは、人聞きの悪い。私はただあなたを救おうとしているだけですよ(笑)」
六花「救う?」
???「ずっと辛かったのでしょう?苦しかったのでしょう?それならば、彼女のようにジコチューに身を委ねるのです。」
六花「それってレジーナの事!!」
???「さーてどうでしょうか(笑)」
六花「あなたレジーナに何をしたの!!」
???「苦しみから解放してあげたのですよ」
六花「ふざけないで!!」
???「ふざけてなどいません。さあ、今度はあなたの番ですよ・・・」
六花「私は、ジコチューに屈しない!レジーナもきっと・・・」
???「これは彼女が望んだ事なんですよ」
六花「そんな・・・嘘よ!!」
???「彼女をここまで追い詰めたのは、誰です?」
わざとらしく問う謎の者
六花「それは・・・」
六花は言い返す事ができなかった。
???「おやおや?心当たりがあるようですね~(笑)」
六花「・・・」
六花は後悔していた。レジーナの事を気づけなかった事。助けるどころか 尚更傷つけてしまった事。だから、言い返す事ができなかった。
???「誰かを気にするから悩むのです。それも全て愛のせい。ジコチューになれば誰かに嫉妬する事も、誰かを気にして悩み傷つく事もない。」
六花「・・・」
???「それでいいのです・・・さて、次の作戦へと進みましょうか。」
レジーナ「・・・」
???「これから素晴らしいショーが始まります(笑)もちろん、あなた達にも協力して頂きますよ♪♪」
六花に何が起こったのか!?ハート達の運命は如何に!!
九章 捕われの燕・完
最終更新:2014年09月21日 00:20