十二章 愛を取り戻せ! ハートVSダイヤモンド
ダイヤモンド「こないで!!!」
ハート「大丈夫だよ、六花」
苦しみ、攻撃するダイヤモンドに動じず近付こうとするハート。。
ダイヤモンド「わたしは・・・わたしは、レジーナを守れなかった」
悲しそうな顔をするダイヤモンド
ハート「そんな事ないよ!!」
傷をおいながらハートは言います。
ダイヤモンド「私、何もできなかった。約束したのに、私はレジーナを裏切ってしまった」
ハート「レジーナはそんな風に思ってないよ」
ダイヤモンド「マナだったらあの時、レジーナを助けられたかも知れない。でも私は・・・あの子を守ってあげられなかった。」
ハート「六花!!・・・くっ」
シャルル「ハート!?」
ハート「私は平気!それよりも・・・・・・」
六花・・・ダイヤモンドの攻撃により、ハートはさらにダメージを受けます。
しかし、それ以上にダイヤモンドの心のほうが苦しみを抱えているとハートは感じました。
ハート「早く、六花を助けないと・・・うわあああ!!」
六花「マナ・・・!?」
ハート「六花・・・大丈夫・・・?」
自分の目の前で倒れるハートを見てショックを受けるダイヤモンド。
六花「私のせいで、マナが・・・。私が・・・私が弱いからレジーナも守れなかった・・・マナを傷つけた・・・」
ラケル「違うケル!!六花は何も悪くないケル!!」
必死に呼びかけるラケル。しかし、ダイヤモンドには聞こえていません。
ダイヤモンド「いやあああああ!!!」
シャルル「六花!?」
ショックの余り、ダイヤモンドの心が暴走します。暴走したダイヤモンドの力により辺り一面が凍り付きます。六花は尚更 苦しみます。
ハート「泣かないで六花・・・」
六花「マ・・・ナ・・・?」
ハートは起き上がってダイヤモンドを抱きしめます。
ハート「友達が悲しいと、私も悲しいよ・・・。」
六花「でも、私のせいであなたが・・・レジーナが・・・」
ハート「私はこれくらい、へっちゃらだよ♪レジーナの事だって感謝してるし、むしろ私のほうが謝りたいくらいだよ。」
六花「どうして・・・」
ハート「わたしじゃレジーナに甘くなっちゃうから、六花がいて助かったって思ってるし、勉強も六花のほうが教えるの上手いし。」
ハート「それに・・・六花がいてくれて私も助かってるから。」
ダイヤモンド「マナ・・・」
涙を流すダイヤモンド
マナの愛が六花に届きました。
ダイヤモンド「マナ・・・マナ・・・(涙)」
ハートに泣きつく六花。
ハートは笑顔で言いました。
ハート「六花が無事でよかった。」
六花「マナ・・・」
ラケル「六花~><」
ラケルが六花に飛び付きます。戸惑いつつも六花は嬉しそうです。
六花「ラケルもごめんね。」
六花はラケルを優しく抱きしめます。
ラケル「僕は六花が無事ならそれでいいケル~♪」
ハート「六花、いつもありがとう。それからごめんね、レジーナの事もっとちゃんと私が考えてあげてればこんな事にはならなかったのに」
六花「ううん。私こそ大事な事だったのに黙ってて、本当はちゃんと話しておくべきだったのに・・・」
ハート「あの時の事、話してくれる?」
落ち着いた後、ハートが聞きます。
六花「あの時、レジーナはクラスメートと揉めていたのよ、そしてあの子はクラスメートを・・・」
ハート「レジーナはいじめられていたんじゃない?」
六花「どうしてそれを!?」
ハート「やっぱり・・・。あの事件の事が気になって、調べたの。他の子から聞いた話だとレジーナはクラスのある子達と仲が悪かったみたいだね。」
マナが聞いたのは、その子達は何故かレジーナを嫌っていた事。度々ちょっかいを出したり、意地悪をしたりしてレジーナと揉めていた事、そしてあの事件はそんな事態が続いている中での出来事だったという事です。
マナ「六花はその事を知っていたんだよね。何故なら・・・」
六花「何度も注意してたからね・・・あの子達の喧嘩は。度々注意してたけど、まさかレジーナが一方的に酷いいじめにあってたなんて思ってなかったわ。レジーナも平気そうにしてたし。」
レジーナの性格にも問題はあるのだが・・・。 六花はレジーナの為に色々な事を教えている。勉強も勿論。しかし、それが大いに問題だった。
勉強が出来る事は別に悪い事ではない。しかし、勉強が出来るだけではだめなのだ。レジーナはクラスの子達が言っていたように、友達を作ろうとしなかった。
でもそれは六花にも原因があった。六花は毎日レジーナに勉強を教えていた、学校に追いつく為には仕方ない事だ。それに、レジーナはマナが好きだから いつもマナとべったりだった。
それ故に自然と新しい友達を作る時間なんてなかったのだ。失態だった。 知識を追いつかせるのに 真剣で、他の事に気が回っていなかった。
もっと早くに気がついていればレジーナをこんなにも苦しませる事はなかっただろうに。結果、成績はいいのはよいが、レジーナはクラスで一人 浮いてしまった。
レジーナに悪気がある訳ではない。しかし、自分達の事を下に見てるとか、釣り合わない自分達にはきっと興味がないんだろう・・・とか、そういう風にレジーナの態度を 感じてしまう生徒達もいるかも知れない。
成績は優秀、自分達との 付き合いはないのに、先輩達とは親しくしてる(よりによって学校でも有名な私達だ。仕事のせいか、まこぴーとの学校での付き合いが少なかったのがまだ不幸中の幸いと言えるけど)そのせいで尚更悪い印象を与えているのだろう。
レジーナとマナを突き放したのは、レジーナを守る為でもあった。しかし、それがもっと大問題だった・・・・・・
六花「最初は本当にただの喧嘩だったと思うの、だけど・・・」
ハート「喧嘩を止めようと仲裁に入ったせいで余計に問題が生じた。」
六花「ええ。あの子達はきっとレジーナが特別扱いされてるとでも感じたんでしょうね。レジーナの対応にも多少の問題があったんだと思うけど」
ハート「何か言ったんだね、レジーナが。」
マナにも大体予想は出来た。レジーナは正直な子だ・・・誰に対してもはっきりと発言するタイプである。ただ、決して悪気がある訳ではない。純粋で素直なだけである。
しかし、それが誤解を招く恐れもある。
六花「レジーナは自分の意見を言っただけよ。それをあの子達は不快に感じて、それから一層レジーナを嫌うようになったようね・・・」
六花がいじめの事を知っているのは勿論、その現場を一度だけ 見かけたからである。レジーナ自身も余り気にしてる様子はなく、平気そうだったからその時は六花もまだ心配してはなかった。
しかし、やはりレジーナも辛かったんだろう。あの事件がきっかけでようやく六花はそれを知った。レジーナはもう我慢の限界だった。知らず知らずの内にレジーナがジコチューに狙われやすい状況を作ってしまった事に 六花は後悔していた。
ハート「六花、違うよ」
六花「マナ・・・?」
ハート「確かに、レジーナがジコチューになったのはあの時の事件やいじめが関係してたのかも知れない・・・でも、レジーナはあの時はまだジコチューにはなっていなかったんだよ」
六花「あなた、気づいてたの?」
六花はマナの発言に驚いた。六花は分かっていたのだ、あの時はまだレジーナは利用されていないと。
ハート「やっぱり、六花はその事、分かってたんだね。私達はずっと勘違いしていて、気がつくのに時間が掛かったけど。でも、気づけたおかげでやっと真実に辿りつく事が出来たんだ」
六花「真実?」
ハート「六花は辛かっただろうね。レジーナが悪気はなかったとは言え、誰かを傷つけた姿を見て。」
六花「・・・」
ハート「私達が事件の事を話してる時、様子がおかしかったのもその事があったからだよね。業とじゃないって思いたいけど、実際には詳しくはどんな状況だったなんて分からないから、ずっともやもやしていたんじゃない?」
六花「私、レジーナを守れなかった。あの時私が躊躇わずに止めに入っていればきっとこんな事には・・・」
ハート「躊躇ったのは様子がおかしいと感じたからじゃない?」
六花「そうよ・・・よく分からないけど、相手の子達の様子がなんか、怖かったっていうか、気迫がね・・・」
ハート「それはきっとルストの仕業だね」
六花「どういう事!?」
ハート「最初からレジーナを操るなんて不可能だったんだよ。レジーナは昔と違ってジコチューな気持ちは薄れていたから。」
六花「もしかしてクラスメートを操ったのは・・・」
ハート「レジーナにもう一度ジコチューになるきっかけを作る為だと思う。レジーナを嫌う気持ちを利用してクラスの子を操り、レジーナを苦しめる事によって、再びジコチューに陥らせようとしたんだよ」
マナの言う衝撃の事実に 驚く六花。
ハート「だからね、あの時のレジーナには悪意なんてなかったんだよ。六花が思っていた通り。」
六花「よかった・・・でも、私がレジーナを追い詰めていた事には変わりないわ。」
ハート「それも違うよ。レジーナは六花のせいだなんて思ってないはずだよ。」
六花「どうしてそんな事が言えるの?」
ハート「レジーナは私達に心配かけたくなかったんだよ。だからいじめの事も言わなかったんだと思う。でも、心の何処かで助けを求めていたのかも知れない。私達の側にいたがったのもきっとその為だよ。」
六花「でも、私が突き放したからレジーナは・・・」
悲しそうな六花。
ハート「それはレジーナを思っての事だよね。レジーナも同じ気持ちだったと思うよ。」
六花「え?」
ハート「レジーナは私達と一緒だと、きっと私達にも迷惑が掛かる。自分だけならともかく、私達にまで危害を与えたくなかった。だからこそ、六花の提案には文句は言いつつも一番賛成だったと思う。」
六花「そんな・・・でも、レジーナは私の事を・・・」
ハート「嫌いになんかなってないよ。あの時のレジーナの目、悲しそうだった。レジーナは辛くて、ついきつい事を言ってしまったのかも知れないけど、きっと本心ではないよ。」
六花「マナ・・・」
ハート「ねぇ、六花。レジーナに会いに行こう。それでちゃんと話そう、私達の気持ちを。」
六花「でも、私は・・・」
ハート「大丈夫!きっとまた分かり会えるよ♪だってレジーナはみんなの事が大好きなんだもん♪」
六花「全く・・・本当あなたには敵わないわ。一緒に行きましょう、レジーナの元へ!」
プリキュア・ラブリンク!六花も再び変身して、二人はレジーナの元へ向かった。
十二章 愛を取り戻せ!ハートVSダイヤモンド・完
最終更新:2014年10月16日 22:39