十四章 姉妹喧嘩
プリキュア・ハートシュート!
プリキュア・ダイヤモンドシャワー!
ジコチューを倒しながら進むハート達。
ダイヤ「まだ道が続くわね!」
ハート「大丈夫、きっと出口はあるはず・・・ダイヤモンド!!」
ダイヤ「しまった!!」
プリキュア・ロゼッタリフレクション!
ハート「ロゼッタ♪ソード♪」
ロゼッタ達が合流しました。
ロゼッタ「ダイヤモンド、無事でよかったですわ♪」
ダイヤ「二人にも色々心配かけたみたいね。でももう大丈夫。みんなでレジーナを助けに行きましょう♪」
再開を喜び合う少女達。 しかし、その喜びもつかの間。
ソード「ハート、エースには会っていないの!?」
ハート「うん・・・私が会ったのはダイヤモンドだけだよ。」
ロゼッタ「そうですか・・・」
ソード「エース・・・」
ハート「大丈夫、きっと会えるよ。もしかしたら先にレジーナに会っているのかも知れないし。」
ダイヤ「ソードはやけにエースを心配しているようだけど・・・あの子に何かあったの?」
ソード「あぐりちゃん、レジーナの事で随分思い詰めていたから・・・」
ロゼッタ「無理もありません。あぐりちゃんにとってレジーナさんは実の姉妹のような存在なのですから」
ソード「ハート達からいじめの事を聞いた後も、何か深刻になってて私、心配で・・・」
ダビィ「今日、ここの情報をロゼッタから聞いた後、いてもたってもいられなかったのか、すぐにいなくなってしまったビィ。」
シャルル「ハートと同じシャル。」
ダイヤ「全く、あなたって人は(呆れ)」
ハート「すみません・・・」
ロゼッタ「あらあら(笑)・・・ソードどうかしましたか?」
ソード「あぐりちゃん、レジーナの事で何か知ってるんじゃないかって私は思うの。」
ダビィ「本人は否定してたけど、ダビィもそう思うビィ!」
ダイヤ「そう言えば・・・」
ラケル「ダイヤモンドどうしたケル?」
ダイヤ「詳しくは分からないけど、レジーナと揉めていた時、相手の子達が妙な事を言っていたのよ。」
ハート「妙な事?」
ダイヤ「確か、妹がどうとか、それを聞いてレジーナも怒ってたみたいだけど・・・」
ソード「はっきりとは分からないの!?」
ダイヤモンドに詰め寄るソード。
ダイヤ「お、落ち着いて(焦り)悪いけどその時は遠目に聞いてたからよく聞き取れなかったのよ。レジーナも何も言ってくれなかったし。」
ソード「もしかして・・・あぐりちゃんが関係してるのかも・・・」
ソードが言います。
ダイヤ「妹だからレジーナに関係してる事だとすれば間違いないわね。」
シャルル「レジーナが怒るくらいだから、きっとあぐりの悪口を言ったのシャル!!」
シャルルが怒ります。
ロゼッタ「でも、どうしてレジーナさんに妹がいるという事を知っていたのでしょうか?」
ハート「そう言えばそうだね・・・」
レジーナとあぐりは姉妹 ではある。しかし、それを知っている人間は限られている。レジーナが誰かに言ったというのなら分かるが、今の心境でレジーナがこれまでに誰かに話をしたというのはとても考えにくい。
ソード「その子達はきっとあぐりちゃんの知り合いなのよ。だからあぐりちゃんを知っていたのよ!!」
ダイヤ「その可能性は有り得るわ!!あぐりちゃんのクラスメートとかにはレジーナは知られていたみたいだし。」
ハート「そう言えばそうだったね。・・・でも、悪口を言ったって事はその子達はあぐりちゃんの事を嫌ってたって事かな?」
ダイヤ「そうかも知れないわね・・・・・・」
ソード「あぐりちゃんは責任を感じてたのかしら?だからあんなにも思いつめて。」
ダビィ「ソード・・・」
悲しそうにするソードを 心配するダビィ。
みんなが真剣に話し合っている時、二人は戦いを始めていました。
レジーナはエースに襲い掛かる。エースはその攻撃を素早く避ける。
レジーナ「ちょこまかちょこまかと!!」
エース「攻撃に無駄がありすぎですわよ!」
レジーナ「うるさ!あんたこそ避けてばっかいるんじゃないわよ!!」
攻めては避け、攻めては避け・・・同じ攻防が続く。エースはあの時のようにレジーナを傷つける つもりで挑んでいる訳ではない。だからこそ、防戦一方なスタイルな訳だが・・・
レジーナは?エースを倒すつもりなはずなのに、どうも様子がおかしい。 寸前の所で躊躇って、狙いを外してしまっている・・・エースにはそのように感じた。
エース「あなたは本当は誰も傷つけるつもりはないのでは?」
レジーナ「何言ってるのよ!私はみんなが嫌い!特にアンタはだいっ嫌い!!だから!!・・・」
エース「でも、何処かにまだ躊躇いがある。本当はみんなの事も好きだから。誰も傷つけたくなんかない!・・・違いますか?」
レジーナ「うるさいうるさいうるさーい!!アンタに何が分かるのよ・・・アンタに何が・・・」
戸惑い叫び出すレジーナ。
エース「分かります。姉妹なのですから」
真剣に答えるエース。
レジーナ「また、そんな適当な事を・・・」
エース「私は真剣です。あなたは嫌だと思っていても、私はあなたの事を本当の妹のように思っています・・・これからもずっと・・・」
レジーナ「・・・私は・・・・」
エースの言葉に何も言えないレジーナ。
エース「・・・まずは謝らなければいけませんね。」
レジーナ「何よ、いきなり!!」
エース「私のせいであなたを苦しませてしまったばかりか、あなたの苦しみに気づいてあげられなかった事、本当にごめんなさい。」
レジーナ「どうしてアンタが謝るのよ!!」
急にに謝罪するエースに困惑するレジーナ。
エース「あなたの苦しみはそもそもあの日の出来事が原因だったんのでしょう?」
事の始まりは、レジーナが例の事件を起こすよりも前のある日の出来事だった・・・・・・
あれは、まだレジーナが この世界に住む事になって間もない頃の事。
あぐりはレジーナと一緒にいた。ソリティアの入居手続きやらで父は忙しく、マナ達もレジーナの 為に必要な物を揃えたり してくれていた。自分達だって忙しいだろうに。
レジーナ自身も、自分の事だから自分でも何かしたかったのだけど、マナ達の気遣いか何故かあぐりと二人きりで買い物と、いう事になってしまって少し不満げだった。
とりあえず買い物は無事済んだ。レジーナが駄々をこねたり、おやつの事で揉めたりと少し、大変だったりしたが・・・
後はソリティアに帰るだけ・・・しかし、ここで 問題が発生した。あぐりは前方に誰かを見つけて、嫌そうな顔をした。 前から歩いてくるのは、 あぐりの知り合い・・・ というか、学校で注意した事がある上級生だ。
あぐりは誰に対しても一歩も引かない。はっきりと意見をするタイプだ。 正義感が強いという事なんだが、それが必ずしも 認められるとは限らない。例え正しい行動であっても、あぐりの態度から 偉そう、とかウザい、生意気等と感じてしまう生徒達も何人かいるのだ。
あぐり自身はそんなつもりはなく、ただ間違った事を正してるに過ぎない。だからそういう風に言われるのは正直きつい。
余り気にしないようにしてはいるものの、やはり傷つくものである。
その上級生とは余り目を合わせないようにしてすぐに去るつもりだった。
しかし、上級生の嫌みのような一言であぐりは胸が締め付けられるような 感覚になった。学校の時と同じ・・・言い返したくても喉が詰まったように言葉が出ない。
レジーナがあぐりの異変 を感じとり、上級生達に 食ってかかっていた。 あぐりは唖然となっていた。
あぐりに謝って!!
レジーナが自分の為に怒ってくれている・・・あぐりは嬉しさと少し複雑な気持ちでいっぱいだった。上級生達は突っ掛かって来たのが噂のあぐりの姉であるとわかって、今度はレジーナにちょっかいを出して来た。
あの激しい戦いの後、色々あったがレジーナとお父様はしばらくあぐりの家に同居している形となっていた。御祖母様もずっといても構わないと言っていたのだが それでも二人はソリティアでの暮らしを選んだのだ。
別にあぐり達が嫌いな訳じゃない。迷惑をかけられないと気をつかっているのと、二人きりで暮らすのも悪くないと思ったからというだけだ。
しばらく居候していた事もあって、あぐりに姉がいた!と言う真事実はクラスメート達にも知られた。クラスメートからの評判は悪くない。むしろあぐり以上に人気があり、あぐりが少し嫉妬してしまうレベルだ。
とりあえずみんなの前ではレジーナを姉としているが、あぐり的にはやはり自分が姉だと思っている。
しかし、レジーナの評判はいいものばかりではない。変わってるとか、普通の人間じゃないみたい。とか、色々と変な噂も たつ始末・・・間違ってはいないのであぐりとしては複雑な気持ちである。本人は平気なようだが ・・・
上級生達も悪口を言っていた側だ。あぐりの事で揉めてる今も、レジーナをからかっていた。
レジーナは気にも止めず、いい返す。
勝手な事を言わないで!!
あんた達は何も知らないからそんな事を平気で言えるのよ!!あんた達と違ってあぐりは嫌な子なんかじゃない!!
上級生達はたじろぐも、 ちょっと文句を言ったくらいでいきなり割り込んで来て、失礼なやつだと 言った。そしてこう言った・・・妹が妹なら姉も姉、ヒーロー気取りで自己中な子だと。
ヒーロー気取り・・・それはどの文句や悪口よりもきつい一言だった。
偉そうに人にいい子ぶっちゃって、どうせ自分が 褒められたいだけでしょう(笑)
わたくしはそんなつもりは・・・
やっと口を開いて出た言葉がそれだった。それ以上は何も言えなかった。 目からぽろぽろと涙が溢れるばかりで、あぐりは何も言い返せなかった。
バシーン!!
レジーナが上級生一人の頬を思いっ切りひっぱたいた。これには上級生どころかあぐりも驚いた。
悪い事したあんた達が悪いんでしょ!!自分達の事は棚に上げてあぐりの事ばっかり悪く言って、あんた達本当に最低ね!!
凄い剣幕でレジーナは言った。
ムッとした上級生はレジーナを突き飛ばした。 倒れながらもレジーナは キッと上級生を睨んでいた。
生意気なやつ・・・そう言って上級生達は去ってしまった。
その後あぐりはわんわん泣いた。何も言わずにレジーナは優しく抱きしめてくれていた。そして言った。みんなには内緒だからねと。その後、ソリティアに戻ってレジーナの怪我を驚かれたけど、 レジーナはちょっと転んだだけ♪とごまかしていた。
エース「マナ達からあなたのいじめの事を聞いて確信しました。あなたはあの時の出来事がきっかけでたまたま同じクラスになったあの方達と揉めてしまったんでしょう?」
レジーナ「・・・だったら何よ!」
エース「あの時、私を守ったりしなければ、あなたはこんな苦しむ事はなかったかも知れません」
レジーナ「何が言いたいのよ!!」
エース「あなたは私を憎んだでしょうね。」
レジーナ「・・・」
エース「あなたはずっと苦しんでる内に、いつしか私を憎むようになった。私に攻撃をしたのも憎み故ですよね」
レジーナ「そんなの関係ない!!ムカムカしたからよ!!」
エース「本当に申し訳ありませんでした・・・。もう、私の為に苦しむのは止めて下さい!!」
レジーナ「勝手な事、言わないでよ!!」
レジーナは攻撃をします。エースは防ぎながら続けます。
エース「いい加減目を覚ましなさい!!あなたはこんな事を望んでなんかないはずです!!」
レジーナ「うるさいうるさいうるさい!!ああ、そうよ私はあなたが嫌いよ!!!憎いわよ!!だから、倒そうと思ったのよ!!」
レジーナはそう叫びます。しかし、エースは納得しない様子で言います。
エース「まだ、嘘を続けるのですね・・・」
レジーナ「はあ!?」
エース「私はあなたが人を憎むような子じゃないと分かっています。」
レジーナ「私はジコチューになってるのよ!!」
エース「何故ジコチューになったのですか?」
レジーナ「みんなが憎いからよ!!」
エース「そんな嘘が通じると思うんですか!!」
レジーナ「適当な事、言わないでよ!!」
エース「いい加減認めなさい!!いくら無理をしても、そんな演技、私にはバレバレですのよ!!」
レジーナ「なんの事よ!!」
エース「あなたもルストに利用されてるに過ぎません!!あなたはジコチューになんかなっていないはずです!!」
レジーナ「私がジコチューを召喚した所を見たでしょう!!これはどう説明するのよ!!」
エース「私が見たのはジコチューの目の前で気絶するあなたの姿です!」
レジーナ「私じゃなかったら、誰だっていうのよ!」
エース「私は最初はあなたが召喚したものとばかり思っていました。でも、違ったのです。あの時はアイちゃんが急に騒ぎ出した事と、いきなりジコチューが再び現れた事に動揺して混乱していました。」
レジーナ「・・・」
エース「あの時、ジコチューを召喚したのは・・私だったのです。」
エースから放たれた驚愕の事実。この騒動の裏に 隠された真実とは一体!?
十四章 姉妹喧嘩・完
最終更新:2014年10月29日 23:37