十八章 ルストの正体
ハート達は驚きました。 ルストの真の姿に・・・
ハート「プロトジコチュー・・・」
その姿は紛れも無くかつて、キュアハートが倒したプロトジコチューそのものでした。
ソード「どうして・・・あいつはハートが倒したハズなのに!?」
困惑するソード
ロゼッタ「ジャネジーを集めた事により、再び復活したという事でしょうか・・・」
ルスト「半分正解です。あなた達とあうのは初めましてと言うべきか、久しぶりと言うべきか・・・」
ソード「どういう意味・・・?」
ダイヤ「・・・もしかして、あの時のあなたは本物じゃなかった・・・そういう事なの?」
ルスト「流石は英知の光、察しがいい。あの時は所詮、ジャネジーの集合体でしかなかったのです。私という本体が無かった。まあ、ベールが本体になろうとしてたみたいですけど・・・10000万年早いですよ(笑)」
ハート「どうりで・・・」
ロゼッタ「ハート?」
ハート「あの時手応えがなかった訳だ。」
ルスト「ふふふ♪♪完全に力を取り戻した私に、もはやあなた達の勝ち目はありません(笑)」
嘲笑い、ハート達を見下すプロトジコチュー。
ダイヤ「くっ!(ルストの状態で私達の必殺技が軽い牽制程度にしかならなかった。プロトジコチューの状態だときっともっと・・・)」
険しい顔付きをするダイヤモンド。
ハート「確かに、あなたは手強いかもしれない。・・・でも、私たちは負けないよ!」
ソード「そうね・・・ここで引き下がる訳にはいかないわ!!」
ロゼッタ「みんなの笑顔は私たちが守ります!」
ダイヤ「・・・まったく、ハートには敵わないわ(呆れ)でも、幸せの王子がやるっていうなら私はどこまでもお供するわ燕だから!!」
ハート「みんな・・・。」
ハート達は気持ちを一つにプロトジコチューに立ち向かいます。
あぐり「私も・・・くっ!」
レジーナ「体が・・・」
さっきのダメージで、体が動かない二人。
ソード「二人共、無理しないで。」
レジーナ「でも・・・」
ダイヤ「大丈夫!あなた達の分まで私たち四人で頑張るわ♪」
ロゼッタ「二人は休んでいて下さい。」
ハート「安心して、待ってて♪」
あぐり「みなさん・・・」
みんなと戦えず悲しそうなあぐり達。今の二人にはみんなを信じて待つ他ありません。
プロト「愚かな・・・たった四人で私に勝てるとでも(笑)」
ハート「みんなで力を合わせれば不可能はない!!」
ソード「私達はあなたに負けない!!」
プロト「口だけなら何度でも言えますよ!!」
ソード「・・・っつ!」
ロゼッタ「ロゼッタリフレクション!!・・・大丈夫ですか!」
ソード「ありがとう!」
ダイヤ「油断は禁物よ!!」
プロト「最初の威勢はどうしたのですか(笑)」
プロトは強く、劣勢なハート達。防戦一方な感じです。
ハート「プリキュア!ハートシュート!」
プロト「ふん!!」
ダイヤ「ダイヤモンドシャワー!」
プロト「くっ!」
ダイヤ「今よ!」
ソード「スパークルソード!」
プロト「ハアッ!!」
ソード「スパークルソードが効かない!?」
プロト「この程度ですか?ハアッ!!」
ロゼッタ「プリキュアロゼッタリフレクション・・・きゃああ!!」
ハート「ロゼッタ!!」
シャルル「なんて強さシャル!?」
ラケル「ハート達の攻撃が通じないケル・・・」
ランス「手強い相手ランス~><」
ダビィ「みんな、しっかりするビィ!!」
アイちゃん「きゅぴ・・・」
あぐり「みんな・・・」
レジーナ「・・・どうして動かないのよっ!もお(泣)」
一向に不利な戦況に不安になる妖精達。力になれず悔しさを感じる二人。
二人共・・・聞こえますか・・・
あぐり「アン王女!?」
ハート達を心配する二人に王女が話をかけて来ました。
プロトジコチューは伝説のプリキュアが苦戦した強者。ソード達が勝つにはかなり厳しい状況です。
あぐり「そんな!?」
レジーナ「嘘よ!!キュアハート達が負けるはずないもん(涙)」
王女の言葉にショックを受ける二人。
落ち着いてちょうだい。勝てない訳ではないの。しかし、あの者を倒すには三種の神器を使うしかありません。でも、それでもうまくいくかどうか・・・
あぐり「三種の神器・・・」
確かに、かつてエンプレス達が使ったそれらを使えばプロトに対抗するのも可能だろう。しかし・・・
マジカルラブリーパッドはあぐりがいない為、合体技が出せない。それぞれの技もどの程度効き目があるか不安な所だ。 一番頼みであるミラクルドラゴングレイブは、レジーナもこんな状態じゃ 使う事は出来ない。
可能性はある、例えどんなに低くても。しかし、 可能性を試す事が出来なければ仕方がない。・・・ルストはその事を予測していたのだろうか?だからこそ、私たちを動けなくしたのか?
- そんな事はどうでもいい。どっちにしても 何も出来ないのは変わらない。
あぐりは再び落ち込んだ。
レジーナ「エターナルゴールデンクラウンは!?」
レジーナが言った。王冠の力を借りれば何か、糸口が開けるのではないか?。
確かに、戦う事は無理だが 王冠を被る事は出来る。しかし、王冠が何かを教えてくれるだろうか? あぐりは不安だった。一度失敗していたから。
あの時は真琴の言う通り、知るのを無意識に拒否していた可能性もある。レジーナの事を考えると不安だったから。
今度は?もしかしたら大丈夫かも知れない。そう思ってあぐりは王冠を被って見ました。
レジーナ「どう?」
あぐり「・・・これは、嘲笑うルスト?プロトジコチューではなく何故?」
王冠が見せた映像はルストだった。レジーナと自分を嘲笑っていたあの時の姿の。あぐりにはしばし、その意味が理解出来なかった。プロトジコチューの事を知りたいのに なぜ、そっちのほうなのか?
レジーナ「もしかして、プロトジコチューの中にあいつがいたりして。」
レジーナの発言に、あぐりははっとする。そうか、そういう事だったのですね。
あぐり「レジーナ。いい発想です。恐らく本体は中にいるルスト自身なのです。プロトジコチューの正体はルストがジャネジーに身を包んで造りだした物に過ぎないのです。」
レジーナ「そうか!だからハート達が何度もプロトジコチューを攻撃しても効かなかったのね。」
あぐり「恐らくプロトジコチューの姿は身を守る為の殻のような感じなのでしょう」
レジーナ「じゃあ早くそれをハート達に・・・」
あぐり「待って下さい。確かに弱点はわかりました。しかし、神器が使えない今、どうやってルストを倒す事が出来るのでしょう?プロトジコチューごと貫通する威力の技を使うか・・・」
レジーナ「パパの時みたいにプロトジコチューの中に入るのは?」
あぐり「まず、どうやって侵入するのか?そしてあの中は入っても大丈夫なのか?それが問題です。お父様の時だって大変だったのですから・・・まして相手はジコチュー、お父様以上に手強いですわ。」
レジーナ「結局、どうにもならないじゃないの~!!あ~私が動ければ・・・」
結局どうにも出来ず、悔しがるレジーナ。
あぐり「どうすれば・・・」
二人にお願いがあります。
二人が悩んでいると、今まで黙っていた王女が真剣な声で言います。
これは私の賭けです。あなた達を巻き込むのは心苦しいですが、そんな事は言っていられません。
あぐり「王女?」
レジーナ「なんか怖いよ?」
今から言う事をよく聞いて下さい。
あぐり「わかりました・・・方法がそれしかないのなら!!」
レジーナ「そうね・・・私もみんなを助けたいもん!!」
二人共、ありがとう・・・
ロゼッタ「ロゼッタリフレクション!!・・・くっ!」
プロト「どうしたのですか?息が上がっていますよ(笑)」
ソード「なんて強さなの・・・」
ダイヤ「本当に勝てるの?」
ハート「諦めなければきっと、なんとかなるよ!」
ハート達は今も尚、プロトジコチューに苦戦していました。
プロト「いつまでそんな態度でいられますかねぇ(笑)」
余裕の表情で嘲笑い、攻撃を続けるルスト。
ソード「ハートの気持ちは分かるけど・・・くっ!このままじゃマズイわ。」
ダイヤ「何か・・・弱点はないの?」
プロト「いくら考えても無駄ですよ!私に弱点等存在しないのだから!」
ロゼッタ「ロゼッタリフレ・・・きゃあああああ!!」
ランス「ロゼッタ!!」
プロト「頼みの盾もボロボロですよ(笑)」
ソード「そうだ・・・!ラブリーパッドの力なら。ソードハリケーン!!」
三種の神器の力なら・・・そう思い、パッドの力を使うソード。しかし
プロト「おやあ?何かしましたか(笑)」
ソード「そ・・・ん・・・な・・・」
プロトにはパッドの技も効きません。ソードはショックで震えています。
プロト「まさか、これが神器の力だなんて言いませんよねぇ~(笑)」
ダイヤ「ラブリーパッドの技でも傷一つないなんて・・・」
ロゼッタ「これが、ジコチューのボスの力」
ダイヤモンドもロゼッタも驚いていました。
ハート「たあああああ!!」
ダイヤ「ハート!?」
プロト「こしゃくな・・・まだどこにそんな力が!!」
みんなが絶望する中、プロトジコチューに一人、勇猛果敢に向かって行く ハート。驚くも、プロトは跳ね返します。
ダイヤ「もう!なんて無茶をするのよ!!」
ハート「まだ、まだ!!たああああ!!」
プロト「何という無謀さ、飽きれますね(笑)」
また向かって行くハート 。やはりプロトには簡単に跳ね返されますが。
ハート「はあ・・・はあ・・・」
ロゼッタ「大丈夫ですか!?」
ダイヤ「一人で無茶し過ぎよ!!」
ハートを心配するダイヤモンドとロゼッタ。ハートは立ち上がると笑顔で言います。
ハート「大丈夫♪これくらい、へっちゃらだよ!」
ダイヤ「ハート・・・」
プロト「この期に及んでまだ自分のおかれてる状況が理解出来てないようですねぇ・・・」
まだ立ち上がるハートに 飽きれるプロトジコチュー。ハートは平気そうな顔で言いました。
ハート「あなたが凄い強いって事はよーく分かってるよ・・・でも、私達は負けない!」
プロト「何故、そんな事が言えるのです」
ハート「だって、キュアエンプレス達はあなたに負けなかったんでしょ?だったら・・・私達もきっと勝てる!!」
ダイヤ「・・・」
ロゼッタ「・・・」
シャルル「・・・」
ラケル「・・・」
ランス「・・・」
ダビィ「・・・」
ハートの発言にみんな唖然となります。
プロト「実にくだらない。その根拠のない自信・・・飽きれ通り超して哀れです」
ダイヤ「本当呆れちゃうわよね・・・でも」
ロゼッタ「マナちゃんらしいですわ♪」
ダイヤ「私達もマナに負けてられない!」
さっきまでプロトの脅威に焦っていた二人も、立ち直ります。
プロト「全く・・・何ておめでたい人達なんでしょう。だが・・・」
ソード「・・・・・・」
ショックから立ち直れておらず、状況が把握できない状態のソードはまだ、立ちすくんでいました。プロトはそれを見逃しません。
ハート「!!ソード、危ない!!」
プロトジコチュー「まず、一人(笑)」
ソード「きゃあああ!?」
そうはさせません!!
プロト「なんだ、この光は!?」
ソード「え・・・!?そんな・・・まさか・・・」
ソードは思わず涙を浮かべていました。だってそこにいたのは・・・
十八章 ルストの正体・完
最終更新:2014年11月17日 22:59