ノアの方舟

【組織】神々と人類の希望の象徴〈ノアの方舟〉
【構成する主な種族】神、人間、亜人種、悪魔、天使etc…
【概要】
ラグナロクの黎明期。数字に表すと開戦から十年、一柱の神・リウスという男に依って創立された組織。
創立最初期は創立者リウスと異種族である数名の仲間で構成されており、到底組織と呼べる程の規模ではなかった。
然し、いずれ世界を相手取る事にもなり得ると考え、あらゆる種族から有志を募るべくして一年の間世界を渡り歩いた。
そして世界を巡りめぐった末、思想を同じくする数多の有志が集い、組織は一つの勢力として形を成した。
駆け出しの勢力ながら世界を相手に猛威を振るう様が神々と人類の間に知れ渡るにはそう時間は掛からなかった。年を追う毎に美名と悪名が轟き、次第に組織は組織らしく形成し、所属する者は改めて確固たる意思が生まれた。
公に広く名が知れることにより自ら所属を志願する者、裏切りを働く者、真っ向から壊滅を目論む者……と多種多様な者が関わり、組織としても勢力としても賑わいを見せるようになっていったという。
【解説】
  • 拠点について
本拠は空の海に浮かぶ箱船型の移動式拠点にある。「方舟」「大空拠点」と通称される。
成層圏に近い高度に位置するがゆえ、人であっても神であっても直接乗り込むのは現実的ではない。
外観は木造の箱船そのもの。戦艦ほどの全長を誇り、収容人数は優に数百人を超える。
この拠点は成員の集会所として一つの交流の場として使われる他、幾つかの併設された施設があるため、所属する者はそれらを利用する事で様々な恩恵が受けられる。
以下は施設の種類とその解説。施設の殆どは無償で提供されるが一部有償。
大広間:屋内に置かれた大勢の成員と顔を合わせられる大部屋。主に拠点に足を運んだ者同士の交流や情報交換が行われている。
客室:五畳ほどのモダンな客室が約百部屋設けられている。長期の宿泊には向かないものの一晩を過ごしたり、活動を終えた者が休息の場として活用する際にはこの部屋が役に立つ。
酒場:この拠点にある施設の中では珍しくこじんまりとした雰囲気の酒場。飲食物は有償だが比較的懐に優しい値の品物が多い。未成年の立ち入りは禁じられているが、種族によって定義が異なるため割と容易に誤魔化せるかもしれない。
工房:活動の際に必要な武器や防具といった装備品の受注・製作・販売を行う工房。あらゆる注文に対応できる腕利きの職人が戦闘に用いる刀剣や銃火器から、それぞれの活動内容に見合う仕事道具までオーダーメイドの品を製作する。
試用エリア:工房の傍らに設置された武器の試用を目的としたエリア。刀剣の試し斬り、銃器の試し撃ちなどが行える。武器のメンテナンスも此処で可能。その場合は自身でやるのは勿論、専用の職人にオーダーしても良い(但し有償)。
書庫:他所の盛況ぶりとは打って変わって静寂に包まれる書庫。大まかな分類としては科学について記された専門書と神や魔法について記された魔術書の二種類の書物が置かれている。二十四時間開放され、利用も無償。但し原則として書物の持ち出しは許可されない。
食糧庫・武器庫:有事の際を想定し、大量の食糧と武器が完備された倉庫。地下に造られており基本的に関係者以外の立ち入りは厳禁とされる。尚、警備も厳重に配備され、盗み出す事はおろか侵入すら並大抵の手段では許されない。

もう一つの拠点がラグレイク近くの孤島に位置する。
島にはモダンと幻想が綯い交ぜになった外観の天を衝く建造物が一棟あり、これが地上に於ける拠点である。通称は「地上拠点」「絶海の摩天楼」。
空の拠点との異なる点はこちらは主に所属のための手続きを行ったりする事務作業を処理する目的で作られたということ。故に客室や酒場などの施設が無く、代わりに来訪者の往来がより盛んとなっている。
此処で身元が証明でき次第、特殊な転移装置の使用が許可される。この転移装置を使うことによって空の拠点まで瞬間的な移動を可能とする。異常がなければ転移先は拠点内部の「大広間」となる。

  • 所属について
組織に所属する際は定められた「受付」を済ませる必要がある。この受付は地上の拠点にて行う事が可能。
種族、職業、年齢等の身分は基本問われず、特別な審査も必要としない。一応組織ではあるため書類に個人情報を書き留めたり、身体検査など諸々の検査は行われる。
組織に属する者の「証」として受付時に個々人の希望した形の物品が与えられる。魔法石であるガーネットが嵌め込んでありこれは全ての証に共通する。首飾りや腕輪のような装飾品、得物や所持品の一部に埋め込む等々特注の形で即時に製作される。
最終更新:2016年05月13日 01:28