荒らし国とは何だったのか ― 元幹部が語る内部の恐ろしい実態
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arasikyoueiken
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荒らし国とは何だったのか ― 元幹部が語る実態
私はかつて、「荒らし共栄圏」と呼ばれたDiscordサーバーの「紅衛兵」と呼ばれる幹部メンバーとして活動していました。現在そのサーバーは「荒らし国」と名を変え、まるで別の団体であるかのように活動を続けていますす。しかし中にいた私が断言します――名前が変わっても、中身は何も変わっていません。
名前を変えても変わらない本質
リーダーの「ワッパステイ」が逮捕された後、サーバーには当然のように悪評が広がりました。表向きは解散したように見せかけながらも、残ったリーダー層はすぐに活動を再開。名前だけを変え、まるで別団体を装うことで、再びネットリテラシーの薄い中高生たちをターゲットに引き入れているのです。
私はその再出発の時期に幹部として内部にいました。そこで見たのは、変わらぬ思想と手口。そして、次第に強まっていく洗脳とも言える同調圧力でした。
個人情報の抜き取り
新規メンバーに対しては、ある種の“忠誠心テスト”のように、マルウェアを仕込んだファイルを踏ませるのが慣例でした。例えば「社会主義論文.exe」といった、明らかに怪しいファイルを配布し、それを開かせるのです。
内部ではそのファイルを「グラバー」と呼んでいました。感染したデバイスからは、パスワード、写真、クレジットカード情報などがごっそり抜かれます。そして恐ろしいのは、それが「裏切り防止」の材料として保管されるという事実です。
私自身も、入ってきたメンバーにこれを仕掛ける役割を担ったことがあります。罪悪感はありましたが、リーダー層の命令には逆らえませんでした。そういう空気だったのです。


犯罪行為の強制
「紅衛兵」と呼ばれる幹部層は、ただのチャット管理者ではありませんでした。私もその一人として、実際に以下のような“仕事”を命じられました
- 殺〇予告、爆〇予告の書き込み
- CCと呼ばれる違法に入手されたクレジットカードの販売
- 裏切り者の自宅への侵入、家族の盗撮
はじめは抵抗がありました。しかし「これも荒らし活動の一環」「こちらの説明通りやれば捕まらないよ」といった言葉で、次第に感覚がマヒしていきます。実際に逮捕され内部の実態を自白したメンバーもいましたが、それすら「反対派によるデマ」として隠蔽される異常な空間でした。
以下の画像は、実際に他のメンバーへ脅迫を行っている様子や、元幹部達の発言です。






荒らし共栄圏による多数の大規模犯罪行為
私が入った当初誇りのように語られていた「実績」は、今思えばただの痛々しい犯罪の武勇伝に過ぎません。
- e-Tax詐欺事件
- ロレックス詐欺事件
- 楽天モバイル不正契約事件
- 日本介護協会のWebサイト改ざん
https://news.yahoo.co.jp/articles/5dc32a0a1f629847d20462365c48ccf2159d556b
これらのいくつかは本当に警察が動き、逮捕者が出ています。にもかかわらず、残った幹部たちは「自分たちは捕まらない」と高をくくっていたのです。私もその慢心に取り込まれていました。
これらのいくつかは本当に警察が動き、逮捕者が出ています。にもかかわらず、残った幹部たちは「自分たちは捕まらない」と高をくくっていたのです。私もその慢心に取り込まれていました。
なぜ私が抜けたのか
一度はその世界にどっぷり浸かっていた私ですが、ある日突然、自分の個人情報までもが「保険」として取られていることを知りました。それに気づいたとき、背筋が凍りました。
「仲間」だと思っていた連中が、平気で私を“切り札”として扱っていたのです。
怖くなった私は、連絡先を全て消し、SNSも削除し、リアルでも引っ越しをして、ようやく抜け出しました。ですが、あのサーバーには今も新しいメンバーたちが引き込まれている――それが現実です。
怖くなった私は、連絡先を全て消し、SNSも削除し、リアルでも引っ越しをして、ようやく抜け出しました。ですが、あのサーバーには今も新しいメンバーたちが引き込まれている――それが現実です。
最後に:絶対に関わらないでください
「荒らしだけなら・・・」「ちょっと面白そうだから・・・」――私も最初はそう思っていました。しかしその先にあったのは、取り返しのつかない加害者としての人生でした。
この文章をここまで読んでくれたあなたには、私と同じ道を歩んでほしくありません。荒らし国(=荒らし共栄圏)は、名前こそ変わっても犯罪と洗脳の温床です。