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エリンに伝わるマビノギ - (2006/01/22 (日) 17:05:23) のソース

パララが祝福の光を照らすこの地、エリンに<br>
偉大な神、アートン・シミニーが愛する存在である人間が繁栄し<br>

我ら人間はその名を称え記憶すべし<br>
エリンの美しい自然は、人間のために準備されたし<br>
ここは我らが永遠に生きる地<br>
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長い時間の平和と<br>
楽園の時代が訪れると<br>
エリン全土に自らの生活の拠り所を広げる人間を妬む存在が現れ<br>

人間はその名を記憶し呪うべし<br>
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魔族ポウォール<br>
鋼鉄の肉体に呪いの爪を持つ者たち<br>
我らの兄弟と親を害し<br>
我らの姉妹と子供達を奴隷にした者たち<br>
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しかし、人間の力はあまりにも微弱であり<br>
彼らの武力と暴政の前に我らの抵抗さえ無為に帰す<br>
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アートン・シミニー<br>
我らが神のご加護は人間を去らず<br>
その力は強き者達を照らし<br>
使命に目覚めた者たち、聖戦の旗をひるがえす<br>
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高潔な勇気は剣に塗りこまれ<br>
魔族の心臓をつらぬき<br>
自由を願う英雄達の意思は<br>
戦場の魂となり各地に轟き<br>
この世界に平和の歌として刻まれた<br>
そしてまた、エリンは人間の地になった。<br>
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敗北した魔族たちが残したのは人間への呪い<br>
神の権威を祈る軟弱な被造物よ<br>
貴様らはもともと不完全な存在<br>
欲望が貴様らの心に渦巻き<br>
紛争と戦乱が過ぎ去っても、貴様らを追い続けるだろう<br>
貴様らの心に悪が立ち上がった時<br>
ポウォールは帰ってくるのだ<br>
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その言葉のとおりであった<br>
彼らの呪いのようにその後にも戦争は続いた<br>
邪悪な魔法使いの登場で、都市と町は燃え上がり<br>
魔族と契約した者たちが、善良な人々を殺した<br>
そのたびに魔族は再び現れ<br>
人間の世界をまた手に入れようとした。<br>
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今また、各地で戦争の業火が燃え上がり<br>
戦乱の渦がエリン全土を巻き込んだ<br>
あの空の星のような、無数の英雄達が現れなかったら<br>
我らはまたポウォールの支配下で嘆いていたであろう……<br>

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賢者の統治と、勇敢な英雄達の活躍で<br>
ポウォールは去り<br>
エリンにまた戻ってきた平和と繁栄の時代に<br>
偉大な神のご加護があらんことを<br>
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この地に訪れたあなたにも<br>
この地に訪れたあなたにも<br>