■アテナ
- 戦いの女神。
反乱軍対オリンポス軍 (11巻内「覇王」の星座宮より)
- 天幕内で地図を見ていたが、大神到着の報告を受け、すぐに出ていった。ゼウスを出迎えて即、「大神様 申しわけありません 私の力がいたらぬばかりに」と、謝罪した。
- 気に病むなと、言ってくれるゼウスに、早速、「詳しい戦況お話しします 私の天幕へ―――」と、ゼウスを自分の天幕へと案内した。
- 敵の動きを見抜き、ワナをはったゼウス。敵襲とは切り立つ崖の淵で隔てれられた場所で、ゼウスの背後に、アポロンやアポロンと共に付き従い、あらかじめ布陣されていたアレスの戦況を見守っていた。
- ゼウスの天幕に、抗議に行ったアレスを待ち構えるかのごとく、天幕から出て来てすぐのアレスに、「さっきはご活躍だったな」と、声をかけた。
- アレスに、「夜明けまえには出撃開始だ少しでも休んでおけ おまえには先陣を務めてもらうからな くれぐれも功をあせらぬことだ いいなアレス」と、伝え立ち去ろうとしたが、アレスからは敵将の首を取ってみせると言い放たれた。
- アレスの言葉を聞き、彼の方を首だけで振り向きつつ、「おまえに取れる首ならば この戦はとうに終わっておるわ 敵を見くびるな」と、言い置いて今度こそ、その場を後にした。
- 夜明け前、馬上からゼウスに出撃準備が整ったことを報告した。ゼウスから了解の返事を返され、その後ゼウスより全軍に向けて、反乱軍鎮圧の出陣命令が下され、進軍が開始された。
- 敵の姿が見えはじめた。ゼウスに、波動の戦術だと報告すると、ゼウスからは、「わかっている 鷲翼の形をとれ」と告げられた。自分は中央・左翼・右翼の内の中央を任され、決して戦列をくずさいないようにと、指示された。
- ゼウスの指示どおり中央前線で指揮をとりつつ、自身も刃を交えていたが、砦が崩れた後に敵陣に突っ込んで行くアレスの姿に気付き、慌てて、「バカ!!アレス戦列をくずすな!!」と、怒鳴ったが遅かった。
- アレスが先走ったため、くずれた戦列の左側の方から攻めこまれ、一旦退いて態勢を立て直すように兵士に指示を出す。
- ゼウスが切り込んで行ったのに続き、「ゼウス様が敵陣に切り込まれた!!我々も続けっ!!」と、兵士達に指示を出し、ヘルメスにも後方部隊も進め!!と、心話で指示を送った。
- 戦が終わり、無事にオリンポス神殿に帰還したゼウスの後ろに付き従っていると、ヘラが嬉しそうに、ゼウスを出迎えた。ヘラが去った後、ゼウスから、兵士への十分なほうびと休息を与えるように指示され、「はい ありがとうございます」と、了解の言葉を伝えた。
- その後ゼウスに、「地下牢の捕虜は いかがいたします?」と、問いかけたが、「そのことはおって沙汰する おまえも休め」と返事をされ、「はい」と、答えた。
- 謁見の間で、皆が集まり居並ぶ中に居た。そんな中アレスが、ゼウスに向かって、大声でプロメテウスの処刑の願いを行ないはじめた。
- 黙するゼウスに対し、アレスは、プロメテウスの存在の危険性を指摘し、ついには、「一族すべてを処刑してしまうべきだ!!」とまで、過激な発言を続けた。その発言にざわめく皆の中、ポーカーフェイスを貫いていた。
- 皆の中を歩み出てアレスに話しかけたヘルメス。その後の、アレスとヘルメスのやり取りにも、口出しせずに見守っていると、アルテミスがゼウスに声をかけ、ゼウスの命令でプロメテウスが連行されて来た。
- 不慣れな両手でアレスの剣を握ったままのヘルメスが、プロメテウスを前に躊躇している様子が伺い知れたが、アレスの怒鳴り声とは裏腹に、「剣を捨てろ―――私は こんなことは望んでいない」と、ヘルメスに告げるゼウスに微笑みを浮かべていた。
■?
- 現世名不明
- 日本人。設定年齢は23歳。アレスのことを小バカにしてるように見えるが、実は「出来の悪い弟ほど可愛い」と思っている。 (17巻「天空の星座宮」巻末より)