セリアの前に現れた
ロバート・ラスターを名乗る存在。
外見・人格・能力ともに本物のロバートそのものであり、相違点は時折映像が霞むように姿がぶれることのみ。
「未来は自分で掴む」と
追憶の扉を開かずに背を向けた
セリアに、扉の向こうから自ら蹴り開ける形で出現。
そのまま背後から強襲し、手に持ったナイフで反応が遅れたセリアに瀕死の重傷を負わせる。
血塗れとなって苦しむセリアに「生きているのか死んでいるのかハッキリしろゲロ野郎」と吐き捨て追撃し続け、
セリアの「何故、貴方は私だけ救ってくれなかったのですか」という問いに「嫌いだから」と返答した。
しかしセリアに全力で殴られ出血した瞬間、一瞬の驚愕の後に急に興味を失ったような表情となり、
遂には「消えろ、クズ野郎」という言葉と共に「人間放棄」を発動したセリアを見て、
「つまらねえ、化け物が」と吐き捨て、無数の攻撃を避けもせずにそのまま"惨殺"された。
その正体は、セリア自身のロバートの記憶と、
「現在」の
特異点因子に僅かに残っていたロバートの存在の名残が結びついてうまれたもの。
つまりロバート本人ではなく、謂わば
『ロバート・ラスターの残骸』である。
厳密には「現在」の特異点ではないにも拘らず因子を多く有し、
また
ダウナーズでもなかった彼だからこそ起きた、本来なら生まれないはずの存在である。
ノーネーム以上の『世界の歪み』の結晶体と言える存在であり、
長く存在し続ければそれだけで世界の寿命を吸い取ってしまう性質を持つ。
(なお、"彼"はロバートの記憶を受け継いでいるためか、自身がそのような存在であることを知らない)
最終更新:2011年10月11日 18:53