全世界で共通の認識がある。
それは、「神々は空からやってきた」ということである。
ここで少し想像、そして空想してみよう。
科学なんてない時代。全ての現象が「精霊」などによって起きていると考えられていた時代。そこに、一隻の「着陸用の宇宙船」が降り立った。
人々は怯える。それはそうだ。見たことが無い流線形に、爆音を立てるジェットエンジン。しかも巨大なのにも関わらず、それは宙を自在に飛んでいるのだ。
そこから、見たことが無い素材で構成された服(宇宙服)を着た連中が出てくる。
さて、その状況で、現地の人々はそれをどう思うだろうか。
当然のこと、「科学」なんて存在しない。ならば、こう考える。否、それ以外に思考の余地は存在しないのだ。
そう。「神」だと。
一方で、その「神」は困惑する。
なぜなら、自分たちはあくまでも「調査」のために地球に来たのだから。
しかし、原住民たちに「この星の外からきた」と言っても理解できるはずもない。「地球」という概念そのものを持っていない連中に何を言っても理解できるわけがないのだ。
そこで乗務員達がとる行動がいくつかある。
①無視して作業続行
②自分たちを神として作業を効率的に進める
③とりあえず自分たちの上司(もしくはそれに準ずる存在)に報告して待つ。
①の場合、原住民にしてみたら、「ああ、この不思議な力を操る御方達には我々なんて眼中にないのだ」となるし、②では、高度な技術に裏打ちされた様々な作業を目にし、さらに「我々は神である」と言われ、「彼らは我々を超える存在なのだ」となるし、③に至っては「我々を守ってくださる」となる可能性がある。
その話が数千年の時を経て、「神」に昇華したとしても、特に不思議はない。
最終更新:2008年12月21日 14:22