変人の集まり
「第6陸戦部隊へようこそ。まぁ精々がんばってね」
と、長い髪の毛を片方で纏めて、無骨な対物狙撃銃の分解整備をしていた女性――高町なのは隊長は言った。
「お話は地獄で聞くから」
落とされる引き金。高速の大口径弾は戦場を容易く支配する。
「お金の為に入隊。人間としてどうなんだろう」
「さぁね。だが嫌なら辞めてもらっても結構だが」
理想とは? 戦う意義とは?
「支援! 支援を!」
混乱する戦場。
「隊長、どうしますか?」
「うん。私があの戦闘ヘリを一撃で落とせば全て解決するってことね」
狙撃の悪魔は銃を構える。
「全員に命令する。死ぬことは絶対許さんからな。生きて帰れ、以上」
書いてしまった。後悔している。
最終更新:2009年03月07日 19:27