SDK! SDK! SDK! SD(ry




はい。今回は大ヒットゲームPS2の「SIREN」に関する考察を、というか自分の考えを纏めて書いてみたいと思います。超絶ネタバレパラダイスにつき、プレイしていなかったり、読みたくない人はすぐさま回れ右ということでお願いしますー。


1、堕辰子とはなにか?

  • 異なる世界から落ちてきた神様の一種。
  • 日光に弱い。
  • 宇理炎に弱い。木る伝を宿した焔薙に弱い。
  • 「タツノオトシゴ」がモデル。
  • いんふぇるの、という世界に行くことができる。

う、うーむ。これだけで考察するのは難しい。
しかししなくてはならない。俺の本能が叫んでいる。

異なる世界とは、つまり永遠不変の国、「いんふぇるの」だと考えて良さそうだ。
だがちょっと待った。ゲームでは、他の神様の姿が見えなかった。
「いんふぇるの」が神の国なら、当然他の神様が居てもいい筈なのだ。
人以外の姿を映し出すという眞魚岩にもその姿を見ることが出来なかった。
それだけで居ないと決め付けるのも早いが、兎に角あそこには堕辰子しか居ないと言う事なのだろう。

つまり、「いんふぇるの」とは堕辰子の世界ということになる。
だがそれでは可笑しい。堕辰子は異なる世界から落ちてきた神様の一種。

異なる世界から落ちてきた

自分だけの世界からワザワザ落ちるような馬鹿がいるのだろうか?
まさか伝承にあるように「自らの身体を飢えた人間に差し出した」などということではあるまい。何かしら落ちてこなければならない理由がある、無ければならない。

ここで注目すべきはみんな大好き俺も大好き宇理炎の存在だ。
元ネタはウリエルらしいが、今は兎に角考えないことにする。

これは、力が生まれたときに同時に生まれる相反する力」を宿した神の武器

これはいつから羽生蛇村にあったのかは不明だが、相当昔からあったことには間違いない。
まさか堕辰子が作ったと言うことはありえない。自分を殺せる武器を作るような真似はしない。俺だってしない。人間が作ったとも考えにくい。

そこから導き出せるのは、他の神が創造したということ。

つまり、堕辰子のほかにも神族が存在するということ。
堕辰子とは、一神教の神ではないのだ。


さて、ここまで分かった。しかし足りない。堕辰子とは何か。更に考えてみる。


堕辰子の力は強大だ。不老不死であり、世界を渡ることすら可能という、某あかいあくまが涎を垂らしそうな能力を持っている。村一つを別の世界に飲み込み、「赤い水(血)」を村中に雨として降らせるということもホイホイやってのける。
一般的な解釈で言うなら邪神だろう。
だが、赤い血を摂取すると、世界が非常に美しく見えている辺り、邪悪の一言で切り捨てるのもなんだか、と言う感じ。


では、他の視点から見てみる。
赤い水を摂取して、定期的にサイレン(堕辰子の鳴き声)を聞くと、海送り(赤い海に向かっていって、赤い海と一体化すること)を行う。

これ、何かに似ていないだろうか。
近代に作られた神話であるクトゥルー神話に酷似しているのだ。
海に属するあたりもクトゥルー神話だし。


深きものども(ディープ・ワンというクトゥルー神話のバケモノ的存在がある。
簡略化するが、最初は普通の人間で、徐々に半魚人と化して海に行く。その彼らは最初は嫌がっているが、徐々に悦びに満ちて――。

ほらそっくり
となると堕辰子はクトゥルー神話でいう、知識を奪われて追放された神々ではないのか。

旧神に反乱を起こした旧支配者。指揮したのはアザトースという破壊神。しかし、旧神に旧支配者は勝てず、ことごとく追放や処罰を受けて、アザトースは知性と理性を奪われた……というのがおおまかな所。本から得た知識なので不鮮明。

これを堕辰子に当てはめると、追放された先が人間界だったと考えてはどうだろうか。知識と理性がないから喋ることが出来ないでサイレンのような鳴き声しか上げられず、SDKこと須田君に満足な攻撃が出来なかった。

そう考えるのはどうだろうか。
尤も、今までのは全部妄想なので信用しないほうが…。



2、宇理炎とはなにか

キタコレ! 大好きうりえんうりえんかわいいようりえんうりえんk(ry

それはとにかく。神も殺せる武器である宇理炎とは一体何か。考察したい。


剣と盾の紋様が刻まれた2体の土偶。二つで一つと言うことではなく一つでも神を殺せる。

ゲーム内では「煉獄の炎――俺の命と引き換えだ」と、青い火炎を地面から噴出させていた。はて……煉獄

煉獄とは死後地獄へ至るほどの罪はないが、すぐに天国に行けるほどにも清くない魂が、その小罪を清めるため赴くとされる場所……ウィキより。

……う、うーん。
これは微妙な……すると宇理炎とは神を滅することが出来ないような……。
だって対象は人間ですよねぇ……。


え、ええい! この際コレは関係ねぇ!
そう――――単純明快 宇理炎とは対極の神様の作った武器なんだよ!
って誰にでも分かるジャン……(泣)。


しかしこんなイカす(死語)武器を一体全体誰がSIRENの村に置いたと言うのだろうか。まさか神の世界に行って取ってきたとかは無い。神様がくれたと考えるのが妥当だが、その神とは何者なんだろう。その神をとする。

たぶん、最初はそのXが信仰の対象だったんだと推測できる。
途中でキリスト教がはいってきて、その宇理炎に「ウリエル」に近い発音の名前をつけたのだろう。後付ということ。途中までは神の化身かなにかとして祭られていたはずだ。


だが大飢饉があって堕辰子が落ちてきて、それをムシャムシャ食っちゃった八尾 比沙子が広めた眞魚教に押されて廃れてしまったのだろう。




――で結局宇理炎ってなんなの? それは俺も知りたい。
自分の頭ではコレくらいが限界でした…。
最終更新:2009年06月03日 18:21