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第一話_カタフィギオの悲劇

#01 カタフィギオの悲劇

ガチャン

ルフィア「行って来ましゅ」

俺はルフィア・カマーノ 16歳
好きなものは数学、特徴は自慢のリーゼントかな。そんな一見モテなさそうな俺でも女友達はいる。

ルフィア「ごめん。待った?」

リン「遅いわよ。」

そうこの16に見えないほど小柄で少女のような幼なじみの
リン・ソウゲンだ。

リン「あんた成長しないよね。小さい頃からいっつも待ち合わせには遅刻するし、だいたい…」

ルフィア「だからごめんってば。」

リン「全くもう…」

幼なじみというシチュをみんな羨ましがるけど本当はそんなにときめくものではない。

ルフィア「そんなことよりはやくMS工場いこうぜ。」

リン「何よその言い方。付き合ってあげてんのに。だいたい…」

ルフィア「ああもーわかったから先行くぞ。」

リン「あ、ちょっと」

こんなのは俺らにとってよくある日常であった。しかしもう神のイタズラは始まっていたのかもしれない。

ルフィア「それにしても、まさかMSを見学させてもらえるなんて」

「リン全く。私に感謝しなさいよ」

ルフィア「うん。リンのお父さんに感謝するよ」

リン「むきー(●`ε´●)」

勿論、MS工場は軍の機密情報だから一般人への公開は頻繁には行われない。

でもリンのお父さんは腕の立つ整備士だ。先の戦争で活躍したユートピアに乗り、戦場へ向かうMSの整備を担当していた程の腕前だ。
そのリンのお父さんは今、僕らの住むコロニー「カタフィギオ」で新しいMSの試験的運用だのよく分からない事をやっている。
とりあえずMS関係の仕事をしている。
MSに憧れてる僕はリンの計らいで新たに開発されたというMSを見せてもらえることになり、こうして工場に向かっているのだ。

モブ「大佐ッ!カタフィギオでデータに無いMSが造られたという情報が」

モブ「カタフィギオに不穏な動きがあるという出所不明の情報は間違っていなかったみたいだな」

?「こんな美しいコロニーで、また戦争を起こそうとしているのか……」

?「エアド・ラマー大佐、我々の部隊に出撃許可を。悪い芽は早く摘まなければ」



ピカンッ



ルフィア「ん?」


リン「どうしたの?」

ルフィア「いや、なんか頭の中に……なんでもないよ」

リン「ここからは重力がなくなるから気をつけてね。」

リンはそう言いながら衛兵にカードキーを渡す。
そして開いた扉の中に入って行く。

衛兵「お気をつけて」

そう衛兵が言うのが聞こえた。
―そうか…やっぱりリンは凄いんだな。物心ついたときからリンとは一緒に遊んでいたのだが、養子としてカマーノ家に引き取られた自分とはつい距離を感じてしまう。

2ブロックほど進むと一人の男が

?「お待ちしてました。」
と丁寧に言った。

その身なりから彼もメカニックであることは容易に知れる。


リン「あれ、パパはどうしたんですか?」

?「お父さんは、ちょっち新型のMSに不具合があって緊急で出払っちゃってて。代わりに僕が来たんです。それで君が…」

すかさず

ルフィア「ルフィアでしゅ」
と答えると

ニキ「ルフィア君。そうかルフィア君だったね。僕はニキっていうんだ。よろしく頼むよ。」

モブ「敵の戦力も分からぬままコーダ少佐に出撃を許可なさるんですか?」

エアド「コーダは信頼できるやつだ。きっと何とかやってくれるはずだ。」

モブ「はぁ…。」

確かに敵の戦力も分からぬままに戦闘を吹っかけるのは、部下が言っていたように得策ではない。だから不満そうにしているのも十分理解できたが、長年、彼の部下として働いてくれたコーダには絶対の信頼を置けた。

コーダ「よし、出撃許可が下りたぞ。敵の戦力が不明なため、各機なるべく見つからないよう行動しろ。いいな。私も出る。」

「少佐。カタフィギオに取り付きました。」

「よし、発砲を許可するただし、コロニーは壊すなよ。敵の新型を引き出すのが今回の目的だということを忘れるな。」




そうこう話しながら歩いている間に工場見学も終わった。

ニキ「楽しかったかい?」

リン「私はよくわかんなかった。ルフィアは?」

ルフィア「ものすごく楽しかったよ。こんな近くでMSを見られたなんてホント夢のようだよ。」

やっぱり新型のMSを見せてもらうことは叶わかったけど、楽しかったというその気持ちに全く嘘はなかった。

ルフィア「ありがとうございました。今日は本当に楽しかったです。」

リン「じゃ、ニキさん。私たちこれで帰るね。」

そういったその時、コロニーが爆音とともに大きく揺れた。




エアド「港を破壊しろ!敵戦力を外へ出すな。突破口を開いた後コーダ、テッチ、クニフはを5分後にクパァを自爆するように設定しろ。敵の新型MSは3機のはずだ。一人1機ずつ起動コードを解析した後、速やかに戻れ。極力戦闘は避けろ、機体を傷つけたくないからな。」

コーダ、テッチ、クニフ「了解。」

ルフィア「なんだ、この音は?」

リン「知らないわよ。でもこれはMSのテストとかじゃない、何か変だわ。とりあえずお父さんを探しましょ。」

そして二人は港へ向かった。奥の方でリンのお父さんが誰かと話しているのが見えた

リン「お父さ~………」

ドカァァァン

その時ルフィア達の前で激しい爆発が起こった。
ルフィアが辺りを見回すと前は炎で包まれていた。

ルフィア「リン、大丈夫か?」

リン「お父さん…は……?」

ルフィアはリンのお父さんが倒れているのを見つけた

ルフィア「あそこだ!」

リン「お父さん!お父さん!しっかりして」

お父さん「ユートピアへ……」

ルフィア「(こんなところにあのユートピアがあったのか)」
リン「お父さんも一緒に行くのよね?ね?」

お父さん「私はもう…」

リン「嫌よ!お父さんも…」

ルフィア「そうですよ。僕の腕につかまってください」

お父さん「もういいんだ。ルフィア君、リンを頼む。」

リン「ダメよ…」

お父さん「行くんだ!すまないがルフィア君ちょっと話が」

リン「お父さん!」

ルフィア「リン、行くんだ!お父さんの気持ちを無駄にするな。僕もすぐに行くから」

リンは泣きながらユートピアへ向かった。

お父さん「ありがとう、ルフィア君。それで話なんだがここにはガンダムという新型MSが3機ある。そのMSのうち黒いガンダム以外の2機破壊して欲しい。MSの近くにパネルがあるからそれで自爆装置を作動させるんだ。パスワードは3624。敵はガンダムを奪いに来るだろう。敵に渡すくらいなら破壊した方がマシだ。」

ルフィア「わかりました。」

その時リンのお父さんが僕に銃を向けた。

パンッ!

リンのお父さんの銃は僕の後ろにいた兵を打ち抜いていた。兵の無線から何か聞こえる。

「………テッチ…………どうした……応答しろ……」

お父さん「ZARTZの兵士か…。もうこんなところに。じゃあ頼む………」

そうしてリンのお父さんは息を引き取った。

コーダ「テッチは失敗したか。まぁいい、二人で残りの1機も持ち帰る。」

クニフ「了解。」

コーダ「カタフィギオからイノーが出てきた。気をつけろよ。あの隕石に隠れるぞ」

二人は隕石に隠れたが、しばらくすると敵のイノーが2機近づいてきた。

コーダ「見つかったか。仕方ない、交戦するぞ。」

二人は隕石から飛び出した。コーダは素早く1機落とした。しかし、コーダがもう一方のイノーを見たとき、クニフのコックピットにビームサーベルが直撃した

クニフ「うわぁぁぁぁぁ~~~~~」

クニフは大声で叫び、機体は爆発した

コーダはすぐにもう一機撃破した

コーダ「クニフもやられたか…」

コーダ「大佐、二人がやられました。私一人で潜入します。」

エアド「そうか…。しかし一人で行けるのか?」

コーダ「出来れば2機のデータを取ったあと破壊し、1機だけ持ち帰ります。」


ルフィアはMSのもとへたどり着いた。


ルフィア「これが……………ガンダム………」

ルフィアはリンのお父さんに言われたことを思い出し、自爆装置を作動させるためパネルへ近づいた。

ルフィア「パスは…3 6 2 4……よし、これでいい。でも残りの一機はどうすれば……」

その時後ろで銃声がした。

コーダ「止まれ!」

ルフィアは物陰に隠れた。

ルフィア「(ヤバイ…あれはZARTZの兵士だ。今動いたら殺されるかもしれない。さっきの場所へはもう戻れない。残るは………ガンダム……)」

ルフィアはガンダムのコクピットへと走った。ZARTZ兵がルフィアに向かって銃を撃ってくる。
ルフィアはコクピットへ乗り込んだ。

ルフィア「入ったはいいけどどうすればいいんだよ!操縦なんて分からないし…このボタンかな」

ルフィアがボタンを押すと目の前の画面が光り、周りに外の様子が映し出された。
ZARTZ兵は左のガンダムに乗り込もうとしている。

ルフィア「こうなったら!」

ルフィアは手元のレバーを力いっぱい押した。するとガンダムの足が動いた。



ピカンッ



ルフィア「(前からガンダムを知っているような気がする)」

ルフィアはなんとかガンダムを立ち上がらせた。自爆装置に気づいたのかZARTZ兵は宇宙へ逃げて行った。

コーダ「申し訳ありません、大佐。2機のMSに自爆装置が作動していて残りの1機は何者かに奪われてしまいました。」

エアド「そうか。失敗など珍しいな。まぁいい、このまま追撃する。こちらまで戻れるか?」

コーダ「なんとかバーニアは持ちます。気にしないで下さい。」

エアド「わかった(そろそろ私が出るとするか)」

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最終更新:2010年10月01日 14:51