8話 ゲーム大好き少年とふしだらおおかみくん
夜中故に視界も利かない、なら無理して動く事は無いだろう。
それならどこかの民家に隠れておいた方が良い、と、黒い学ランに身を包んだ少年、
長沼陽平は思い、
田園地帯のとある民家に立ち寄っていた。
玄関に鍵は掛かっておらずすんなり中に入る事が出来た。
他人の家に土足で上がり込むのは少し気が引けたが文句を言う者もいない筈。
「ああ、うう……」
「え……」
しかしどうも先客がいるらしい。
奥の部屋から男の喘ぎ声が聞こえる。
殺し合いに乗っていたらまずいと、陽平は逃げようと思ったが、喘ぎ声を発している主が何をしているのか気にもなった。
恐る恐る、奥の部屋――どうやら和室らしい――の戸を少しだけ開けて中を見る。
「気持ちイイ……ッ」
畳の上に寝転がり、ほとんど全裸になった黒か青の狼獣人の青年が、
股間のいきり立った息子を涎を垂らしながら激しく扱いている。
(うわあ、マジかよ……)
陽平は男の性的な様子には興味が無いためその光景にはただただ引くしか無かった。
殺し合いの最中に自慰に耽るとは余程の大物か余程の馬鹿かどちらかであろう。
「あっ、イっちゃうっ」
狼の青年がビクビクと身体を震わせた直後、モノから勢い良く大量の液が迸った。
液は天井に届きそうな程高く噴き上げ、狼の腹や胸、顔、周囲の畳を汚した。
「あうぁ~……いっぱい出ちゃうよぉ……気持ちイイのぉ」
「……」
「あれ……誰かいるの」
「!」
気付かれたらしい、陽平は固まる。
逃げようか大人しく姿を見せようか悩んだが見た限り危険人物には見えないので、
姿を見せる事にした。
戸を開けて精液臭い和室に入る。
「……あんた、何してるんだ? こんな殺し合いの時に」
「いつ死ぬか分からないからさ、ヌける時にヌいておこうと思って……思ったより興奮出来ちゃうよ。
えへっ、恥ずかしいなあ、オナってるトコ見ちゃった?」
「見た……恥ずかしがってるようには見えないんだけど」
「恥ずかしいよ? 恥ずかしくって、あっ、また大きくなっちゃうっ」
「……」
狼青年の言う通り彼の股間のモノはあれだけ大量の汁を噴き出した直後の筈なのにもう硬さを取り戻している。
発言からしてこの狼青年はかなりの変態のようだ。
果たして関わって良かったのだろうか、と、今更ながらに後悔し始める陽平。
「俺、
舩田勝隆……君は?」
「長沼陽平……」
「そうか陽平で良いかな」
「ああ」
「俺の事は勝隆で良いよ……」
「そうか、なあ勝隆、その……服着てくれ」
先述したように陽平は男の淫らな格好になど全く興味は無い。
いつまでも種汁塗れの狼青年の全裸など目にしたく無いのである。
勝隆当人としてはいくらでも自分のいやらしい所を見て欲しかったが、
陽平が嫌なようなのは流石の勝隆も理解出来たので、残念に思いつつも、勝隆は服を着る事にした。
その前に身体を拭かなければいけなかったが。
【深夜/D-4/田園地帯福田家】
【長沼陽平】
[状態]健康
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???
[思考]1:殺し合いはしたくない。
2:勝隆と行動?
[備考]※勝隆が変態であると認識しました。
【舩田勝隆】
[状態]健康
[装備]???
[持物]基本支給品一式、???
[思考]1:殺し合いをする気は無い。
2:陽平と行動?
[備考]※特に無し。
《参加者紹介》
【名前】長沼陽平(ながぬま ようへい)
【年齢】15歳
【性別】男
【職業】中学生
【性格】少し引っ込み思案
【身体的特徴】黒髪、目の下にクマ、三白眼
【服装】黒い学ラン、スニーカー
【趣味】テレビゲーム
【特技】攻略法丸暗記
【経歴】小学校中学年の頃からゲーマーの道を歩み始める
【備考】テレビゲームや携帯ゲームばっかりやっているゲーマー。
RPG、アクション、格闘、シュミレーション等得意分野は多岐に渡る
【名前】舩田勝隆(ふなた かつたか)
【年齢】18歳
【性別】男
【職業】高校生
【性格】善人だが変態でマゾ
【身体的特徴】紺色の毛皮の狼獣人。程良く筋肉の付いた身体、巨根
【服装】学校制服の青色ブレザー、グレーのズボン
【趣味】野外露出、発展場通い、窒息自慰
【特技】セルフフ*ラ
【経歴】中学生の頃から淫乱になる
【備考】変態狼君。掘られるのが好きだが女性にも欲情出来るのでバイセクシャルのよう。
自分の痴態を撮影しネットに公開したりもしている。固定ファンがいるらしい。
もっとEX俺オリロワのキャラ、碑文谷直紀の同級生で面識もある
最終更新:2013年10月08日 23:52