家族・思い出 - (2007/03/09 (金) 21:39:29) の最新版との変更点
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ルリ「姉さんたちは今日の晩御飯、何か食べたいもの
ありますか?」
レイ「…今日は、散らし寿司が食べたい」
有希「おおいに賛成」
ルリ「でも高くついちゃいますよ?
あっ!!そういえば今日ののチラシで駅前のスーパーがタイムサービスがありましたね」
有希「三人で今すぐ行くことが最良」
ルリ「急ぎますよ」
レイ「ルリ…目の色が変わってるわ…」
有希「…変わっていない」
レイ「本気になってるとかそういう意味らしい…」
ルリ「何してるんですかー?」
レイ「ちょっと待って」
有希「今行く」
・
・
・
・
ルリ「もうすぐご飯ですから、コタツの上、片付けてくださいねー」
有希「わかった」
レイ「台は拭いておくからルリを手伝ってきて」
有希「了解」
・
・
・
・
991 名前:家族・思い出2[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 01:17:49 ID:hRyRxBoc
レ・有・ル「いただきます」
ルリ「でもどうしたんですか、レイ姉が散らし寿司を食べたいだなんて」
レイ「今日、学校でみんなの子供のころの話を聞いていたの…
『誕生日に手作りケーキを作ってもらった』、『お祝いで散らし寿司を食べた』
『みんなで手巻き寿司をした』とか楽しそうに話しているのを…」
レイ「私は今までそんなことがなかったから…ちょっと憧れたわ」
ルリ「レイ姉…」
ルリ「実は私もです…ネルガルでそういう話になったときは居心地が悪くて…
胸が苦しいほど締め付けられて…」
有希「ルリ…泣いているの?」
ルリ「ぁ…ごめんなさい」
有希「あやまることはない…ルリ
もうそのように苦しむ必要はなくなる」
レイ「そうよ、ルリ…今、私たち三人は『家族』じゃない
お金がなくて贅沢はできないけど、私はあなたたちと『家族』になれたことを
とても幸せだと思うの…」
992 名前:家族・思い出3[sage] 投稿日:2007/03/09(金) 01:21:09 ID:hRyRxBoc
有希「同意、三人で過ごすようになってから『温もり』をあなたたちから与えられた
そして『寂しさ』を理解した…」
有希「だから、私は三人でたくさんの『思い出』をつくることを望む
泣いたり、怒ったり、ケンカしたり、苦労したり、ふざけあって、笑いあう
他の誰にも胸を張って言える…そんな当たり前の『思い出を」
レイ「だから、今日は散らし寿司をみんな笑顔で食べようって有希と話したの…」
ルリ「もう、私だけ仲間はずれにして、姉さんたちなんか、姉さんたちなんか
…大好きです!世界で一番…大好きです!」
レイ「私もあなたたちを愛しているわ」
有希「私も二人が好き…」
ルリ「それじゃ、ゆっくり食べましょう」
こうしてこの『家族』は、お互いにしかわからない満面の微笑みで
小さな家の大きな幸せをゆっくりと噛みしめたのでした
ルリ「姉さんたちは今日の晩御飯、何か食べたいもの
ありますか?」
レイ「…今日は、散らし寿司が食べたい」
有希「おおいに賛成」
ルリ「でも高くついちゃいますよ?
あっ!!そういえば今日ののチラシで駅前のスーパーがタイムサービスがありましたね」
有希「三人で今すぐ行くことが最良」
ルリ「急ぎますよ」
レイ「ルリ…目の色が変わってるわ…」
有希「…変わっていない」
レイ「本気になってるとかそういう意味らしい…」
ルリ「何してるんですかー?」
レイ「ちょっと待って」
有希「今行く」
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ルリ「もうすぐご飯ですから、コタツの上、片付けてくださいねー」
有希「わかった」
レイ「台は拭いておくからルリを手伝ってきて」
有希「了解」
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レ・有・ル「いただきます」
ルリ「でもどうしたんですか、レイ姉が散らし寿司を食べたいだなんて」
レイ「今日、学校でみんなの子供のころの話を聞いていたの…
『誕生日に手作りケーキを作ってもらった』、『お祝いで散らし寿司を食べた』
『みんなで手巻き寿司をした』とか楽しそうに話しているのを…」
レイ「私は今までそんなことがなかったから…ちょっと憧れたわ」
ルリ「レイ姉…」
ルリ「実は私もです…ネルガルでそういう話になったときは居心地が悪くて…
胸が苦しいほど締め付けられて…」
有希「ルリ…泣いているの?」
ルリ「ぁ…ごめんなさい」
有希「あやまることはない…ルリ
もうそのように苦しむ必要はなくなる」
レイ「そうよ、ルリ…今、私たち三人は『家族』じゃない
お金がなくて贅沢はできないけど、私はあなたたちと『家族』になれたことを
とても幸せだと思うの…」
有希「同意、三人で過ごすようになってから『温もり』をあなたたちから与えられた
そして『寂しさ』を理解した…」
有希「だから、私は三人でたくさんの『思い出』をつくることを望む
泣いたり、怒ったり、ケンカしたり、苦労したり、ふざけあって、笑いあう
他の誰にも胸を張って言える…そんな当たり前の『思い出を」
レイ「だから、今日は散らし寿司をみんな笑顔で食べようって有希と話したの…」
ルリ「もう、私だけ仲間はずれにして、姉さんたちなんか、姉さんたちなんか
…大好きです!世界で一番…大好きです!」
レイ「私もあなたたちを愛しているわ」
有希「私も二人が好き…」
ルリ「それじゃ、ゆっくり食べましょう」
こうしてこの『家族』は、お互いにしかわからない満面の微笑みで
小さな家の大きな幸せをゆっくりと噛みしめたのでした
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