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  • 「”代数学の浮かす” ~法衣の女・羸砲ヌヌ行の場合~」 4

SS暫定まとめwiki~みんなでSSを作ろうぜ~バキスレ

「”代数学の浮かす” ~法衣の女・羸砲ヌヌ行の場合~」 4

最終更新:2012年03月29日 20:21

furari

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 何年か経ち。

 両親の希望もありヌヌ行はとある大学を受験。首席で合格した。

 ある日の放課後。彼女は呼び出しを受けた。場所は使われていない教室だ。行った。ドアを開ける。がらんとした机の群
れのなかに男子生徒がただ1人。中肉中背。流行を手堅く捉えた服装。そして髪型。顔面の造形も中の中。普段友人と
バカな話(バイト先のオーナーへの愚痴とか友人の失敗談とか)しかしてない気軽な青年。しかしいまの顔面たるや空間を
染め上げる朱色に負けぬほどだ。彼はヌヌ行を認めると深く息を吸いいよいよ堅さを増した。これで用件が分からねば朴
念仁。ヌヌ行は内心溜息つきつつ踏みだした。


 西陽が毒々しいまでに行きわたった教室。そこを泳ぐしなやかな体はひどく幻想的だった。呼びだし人がいよいよ接近す
るヌヌ行を動揺混じりに眺めたのはその姿態にある。
 身長は170cmほど。すらりと伸びた体に繊細かつ長い手足。いでたちときたら法衣でどこかの教徒かというぐらい肌を
見せぬ。だが……下世話な話をすれば肉付きときたらまったく豊麗を極めていた。ゆったりとした服の上からでもなお学校
一と分かるバスト。ウワサによればむしろコンプレックスに思い敢えて『小さく見える』矯正下着を着用しているらしいが真偽
の程は分からない。
 ただしこの男子生徒が苦心惨憺のすえ手に入れたアドレスめがけ制作時間5時間23分の呼び出し文──時間をかけた
わりにはひどく簡素な。「明日○○で会えない? 大事な話が」。まったく面白味のない──を発信したおもな理由はバスト
ではない。
 平たく言えば佇まい。怜悧と不敵を束ねた鋭い美貌。一度何かの話し合いのとき、小さな眼鏡をくいと直しつつ発された
余裕たっぷりの反問。身長182cmの懐で行われた上目遣い。痺れたのはそれだ。声は女性にしてはやや低いが舌鋒た
るや熟練した時計技工士が歯車を叩き込むような調子だ。常に一部のズレもない。話すたび滑らかな音階が世界を美しく
しているよう。変人のウワサも高いが──出身高校は銀成学園。変人揃いで有名な学校。これもウワサだが彼女はそこで
おかしな部活を作り部員や『ヒワタリ』なるヤクザ顧問と相当ヤンチャをやらかしたらしい──告白する価値はある。

 もっとも彼は女神の過去を知らない。まさか小学校時代は勇気ある告白さえ一蹴される並以下の見た目だったとは。

 告白に端を発した地獄のようなイジメ。
 それを自力で切り抜けたがゆえの自信と反省はヌヌ行に更なる奮起をもたらした。
 美貌。例の土建屋の娘ほどの執心はないがしかし学校生活なる容赦なき品評会へ並以下の容貌を出し続ける危険性、
まったく身を以て気付いた次第だ。気付いた瞬間彼女なりの垢ぬける努力を始めた。すると元来の勤勉さや例の時間跳
躍で培った観察力と達成力は次から次に奏功をもたらした。幸運にもその時期は第二次性徴期と重なった。生物の神秘、
中学を卒業するころにはヌヌ行もう他の誰よりも──イジめた人間よりも。傍観していた連中よりも──美しく花開いていた。
 古巣たる銀成学園では彼(か)の早坂桜花に次ぐとさえ言われている美貌がいま近づいてくる。

 跳ね上がる鼓動。舞い戻る記憶。告白にまでこぎつけたのは平凡な青年の平凡なりの努力がある。
 サークル。ヌヌ行が所属していたのは刑事を研究するナントカとかいう集まり。そこへ途中参加し不眠不休で資料を集め
どうにかヌヌ行のレベルに追いついたのが8か月目。そこからさらに半年ほど発表やら論文やらで貴重な青春を削りに削り
容貌もスタイルもA-な女子からの告白さえ涙ながらに断わりつつ飲み会を点々、親密とは断言し辛いが冗談を言い合える
仲にはどうにかなった。でなければメルアドめがけ呼び出しなど送らない。凡庸は凡庸なりに下積みをし準備をしたのだ。
 これで芳しくない結果ならば14か月の涙ぐましい努力は水泡。
 恐怖する間にも金髪がさらさらと近づいてくる。成人式とともに突如変色した……そんな根も葉もない風聞が漂っている髪。
長さはほどよいくびれと安産型の綺麗な丸みの境界線まで。先端から30cmの辺りで枝別れをし大雑把な房を作っている。
夕日の中にいる男子生徒が半ば恍惚とヌヌ行を見たのは房のせいである。如何なる光学的原理があるのか。正面だけで
6つ以上あるその房は実にカラフルだった。胸部の辺りで異様な盛り上がりを見せる2つは水色と黒い青。そこから外側
へ移るにつれ赤、黄、紫、白……まとまりなく変わっている。肩の後ろに落ち行く奔流はカッパーとダークブラウンそして黒。

「青い鳥はいなくてね」
 え。息を呑んだのは眼鏡直しを見たからだ。小さな眼鏡が白い指に、「くい」。いつもの所作。好意が芽生えた最初の挙措。
しかし今ばかりは萌え立てぬ。予兆。告白なる人間的機微が論理のメスに蹂躙される気配。
「厳密に言うとだね? 鳥に青い色素はない。カロテンとかの赤はあるが青はない。カワセミとかが青く見えるのは構造色っ
てやつさ。羽毛の中の空洞やら何やらが光を反射した結果なのだよアレは」
 それが我々人間の知覚のなかで色を帯びているに過ぎない。いつもの調子を淡々と奏でた彼女は最後に「我輩の髪も
まあそれさ。確かケラチンだったかな。髪の材質自体が妙でね。特別な構造を有している」とだけ言った。
 本当か、どうか。目を白黒させる男子生徒は次の瞬間ドキリとした。
「話は変わるけれどもだ。キミはエピクロスを知ってるかい?」
 ヌヌ行の顔が懐にある。そこで悪戯っぽい上目遣いだ。加速する鼓動。締め付けられる痛み。期待と恐怖の同時攻撃。
「ヘレニズム時代の哲人さ。最初こそプラトン派だったが少々快楽主義が過ぎてね。ストア派やダンテに攻撃された」
 白い手が机で踊る。最初ぺとりと密着していたそれは上背の盛り上がりとともに柔らかく伸びやがて机を飛び立った。
 そして横を過ぎるヌヌ行。
 金縛りにあったがごとく立ちすくんだのは受け答えの術を持たないからだ。呼ぶ。告白する。一本調子のプランなどとうの
昔に瓦解済。心にあるのは悔みの言葉。哲学の授業を代返のみで乗り切った昨年への自己弁護そして後悔。
 通り過ぎた残り香。味わう余裕などあるべくもなく。
「エピクロスいわく性愛の喜びは何ら利益をもたらさないらしい。むしろ性欲が消滅したら喜ぶべきとさえ言っている。つま
り節度ある快楽主義……理想の一つさ。我輩の、ね」
 歩く音。躍るような明るい声。軽やかなる音の世界。
 それが振り返り……トドメの一言。

「で、用件はなんだい?」

 泡を喰った「なんでもないです」が発動してから数秒後。遠くでドアが閉じた。次いで誰か駆け去る足音。泣き荒びさえ轟く
世界でヌヌ行は溜息1つ。手近な椅子を引いた。

「やれやれ。ベルクソンは言ったよ。時間は遅延そのものだ。ずっと言えず貯め込めば、「久遠」だったのだがねえ」

 机に広げたのはハイネの詩集。そこに目を落とす彼女にはもうあの男子生徒など──1年以上の付き合いはあるが──
存在していないように見えた。
 赤く染まる教室の中、羸砲ヌヌ行はただ黙然と本を読み。
 読み。

 読み──…

 突然コキリと項垂れた。


(うぅ。時々思うんだけど私イタいキャラになってる)


 本を立てる。両足をパタパタさせる。机に顎を乗せる。
 両目の下は忸怩たる赤に染まっていた。


(もうやめようよこの癖! 話してた人がいなくなったあとそれっぽい独り言吐くの!! なんか独特な雰囲気醸し出すの!!)


 やがて首だけニューっと伸ばし(窓際の席だった)窓枠を覗き込む。
 居た。遥か下、目に前腕部を当て駆け去っていくのはまさに例の男子生徒。

(ゴメンよ。ゴメンよ。私には心に決めてる人が……!)

 泣きたい気分だった。





.
 ほとんどの事象がそうであるが、イジメもまた多かれ少なかれ影響を残す。取り沙汰されるのは人間関係という”分かりや
すい”ジャンルで顕在するからだ。分かりやすい。尊厳云々と絡めて喧伝し易いからこうも関連書籍が出るのではないか。
 小学校卒業まで1年となったある日ヌヌ行が抱いた感想である。
『うやむやな勝利』。タイムパラッドクスを孕んだ戦勝記念日。そこからの学校生活は決して完全なる満足はなかったがマイ
ナスでもなかった。人生に対するおぞましい負債はないが莫大な利益もない……。
 良くも悪くも普通の生活を手に入れた彼女がまず気付いたのは、裡に眠る恐ろしいまでの人間不信だった。
 見た目を磨き始めて間もないころ。ゾッとした予感が全身を貫いた。
 もしこの努力が実を結ばなかったら? もし学校で見咎められたら? お前なんかが努力してもムダ。そう言われミソをつけ
られたら?
 まだ少女のヌヌ行にとって悪口(あっこう)はまだ恐ろしい。無痛では耐えられないのだ。時間跳躍という強大な力を持ち、
正々堂々切り抜けんとする気概さえしっかと秘めているヌヌ行だが一方では惨め極まりない劣等感が充満している。心象
風景はひどい有様だった。脳細胞のあちこちが腐り黒い糜爛の粒粒があちらこちらでヘドロ汁をブチ撒いている。武藤夫
妻を思うときだけそれらは光の中に溶け消え絶望感が消え去るのだがクラスの女子の何気ない一言! 深読みし裏読み
し、敵意の有無を探るとき心は再び黯藹(あんあい)なる癌世界へ引き戻される。「こうきたらこうしよう」。傍目から見れば
まったく無用の対応策さえ十重二十重に用意する。

 一言でいえば、人間が怖い。

 美容に良いだけのクソまずいサプリを毎食後欠かさず5種18錠飲めたのも毎朝14kmのランニングを土砂降りの日さえ
中断せず続けられたのも美白液を買うためランニング前の新聞配達を3年続けられたのも総て総て人間に責められぬため
である。
 劣っていれば責められる。だから劣っていたくない。
 本能的な危機感は次から次に劣等感を打破し始めた。もともと成績だけは良かった彼女である。ひとたび解決策をひり
出せばイジメ克服で培った精神力で必ず達成しまた新たな自信を獲得する。それがさらなる原動力を生み、しかし根本的な
変化のなさを痛感する。つまるところを努力は弱みを隠すための所業なのだと気付いてしまう。弱味を隠す方にのみ進化し
ている。ただそれだけだと分かりながらもさらけ出せないジレンマ。着のみ着のままありのまま。劣等を劣等と気付かぬまま
存在していた子供のころ。弱味を露骨にまでさらけ出していたから責められた。イジメに、あった。
 強くなぞるほど深まる因果。きっと最後に克服すべきなのはそれ……弱味を他人にさらけ出す。ありのままの自分を見せる。
それができたとき自分は本当の意味で武藤夫妻になれると分かりながらもできない矛盾。

 長ずるにつれヌヌ行の口調がやや浮世離れしたものになった理由は以上である。

 常に余裕を。常に冷静を。トゲのない口調で相手を受け流す。超然たれ。ずっとずっと超然たれ……。
 そういう『ウソ』の中にまだ居た。囚われていた。


 夕日が消えた教室の中。暗闇の中でヌヌ行はうろうろしていた。

 細長い影。金髪だけが淡く輝くそれは机に用があるらしい。
 教科書などを入れるスペース。手を突っ込んではうむうむと頷き次へ移る。
 奇妙な行為。10ほどそれを繰り返した辺りでシルエットは∑(シグマ)を飛ばした。

(わああああああ! まただ!! また盗聴器探してるー! だからないんだってばそんなの!! 誰も私陥れようなんて
してない!! コッソリ盗聴器仕掛けて私の素を暴露して! またイジメようとか! する訳ないでしょ!!)

 軽く呻き頭を抱える。豊かすぎる胸をぐにゃりと押しつぶし前のめりになった彼女が突如背筋を伸ばしたのは……

(は!! いま教壇の下の方でヘンな音!! まさかやはりの盗聴……ないないない!! どれほど自意識過剰なのよ!!
いい、盗聴器ってのは高いの!! 高いの買ってまでイジめる価値はないの!! 大学生はもっとこういろいろほかにやり
たいコトあるし就職だって控えてるんだからそんなの使う訳……あああ。理性ではそう分かってるのに「でも実は」とかビク
ついて盗聴器探すこの習性! 侘しい……我ながら侘しすぎだよ)

 おろおろと首を振りながら目的地に向かい始める。

.

(いやいや。しゃんとしようよ私。失敗してないでしょ。むしろ前向きに捉えよー。凄いよね凄いよね!! 教壇からした小さな
物音さえ見逃さぬ耳の良さ。誇っていいよね。ね。ね!! そうだよ誇ろう私はスゴい結構スゴい!! ふっふっふー! 私
の聴覚を舐めたらあかんよ!! 人気のない所で少女漫画読んでる時だって警戒は怠らない!!誰か近づいてきたらす
ぐさま鞄にあるハイネの詩集と入れ替えるのよ!! イメージは大事だもん! 漫画読んでたらここまで頑張って築いてき
た私のイメージ崩れるもん! でも本当はハイネとかよく分からないし可愛い女のコがカッコいい男の人とドキドキワクワク
な関係築いてく漫画の方が好きなのさー)

 やがて仁王立ちに教壇を覗きこんだヌヌ行、ただ無表情で頷いた。

「みー。みー」

 小さく鳴く生物は三毛猫だった。生後半年ぐらいだろうか。
 人慣れしているようで、ヌヌ行が屈みこむと掌に顔をすりつけた。
 保護欲をかきたてる仕草だがヌヌ行の表情は厳しい。仏頂面だ。口角ときたら異様な歪みを帯びている。

「と、とんだチェシャキャットが迷い込んでいるね。この棟には調理室だってある。衛生学上好ましくない。発見者の責務だ。
つまみだすとするかな」

 両手で抱え立ちあがった。口調は硬い。知る者が見ればいつものヌヌ行だと納得するだろう。
 だが彼らは知らない。この女子大生の……意外な側面を。

 ヌヌ行はいま、こう考えていた。

(ネコさんネコさんどこから来たの? 学生さんのお友達なのかにゃー。にゃーにゃーにゃー。私こういうの口に出して言え
ないから内心で言いまくりだにゃー。ほれほれー。耳こちょこちょ攻撃ー!気持ちええやろー。ネコのツボとか結構研究し
てるんだにゃ私!! ほれ見ろノド鳴ったノド鳴った。ごろごろー!!!! ごろごろー!! わーい!! わーい!!)

 本心をさらけ出せず成長してきた少女。その中身は見た目からは想像もつかないほど……幼かった。


 故に彼女は気付かなかった。


 後に見聞する『3人以上』の時空改変者。小札零を含む錚々たる能力者たちの中でもトップクラスに位置するヌヌ行。
 通常ならば確実に気付いていた異変……いま芽生えつつある時空の裂け目を。

 羸砲ヌヌ行は見逃していた。




 ネコを抱えたまま彫像になるコト1分。再動後まずとった行動は咳ばらい


 異変の始まりは月並みだが『音』。独特の高周波が薄暗い教室を揺るがした。睨むように首をねじったのはまったく反射
的な行動だ。もしかすると前世──最初の改変者──は転生してなお即応できるほどその音に苛まれていたのかも知れ
ない。白紙の脳裏に愚もつかぬ絵画を描きつつも状況を静観。手は核鉄に。ポケットの中に。指にかかる力がやや強く
なったのは黒板のせいだ。白くけぶった緑色の大長方形はいよいよ廊下側から3分の1の地点を袈裟掛けに斬られそし
てズレた。三角の積み木同士で正方形を作ったかの如く断片を滑らせているのは虹色の切れ目。下品な工業用油と揶揄
したくなるほどギトギトに輝く空間の傷口から遂に黝堊の影が飛びだした。明滅。何らかの時空的干渉か。それまで消えて
いた総ての蛍光灯が前から後ろへサーっと灯り午後6時28分の夕闇を消し去った。

「……」

 スタリ。軽やかな身のこなしで着地したのは……少年、だった。
 青い髪。動きやすそうな白い服。オレンジのマフラー。鋭い目。年のころはヌヌ行より5つほど下。前述したもろもろのパー
ツは何故だか傷や煤けに塗れている。よほど過酷な環境からきたのだろう。微かに息を上げながらただ黙然とヌヌ行を見て
いる。敵視こそしてないが友愛もない。機密事項を見た一般人をどう言いくるめるか考え中のエージェント。正にそんな峻厳
きわまる目つきだった。
.



 ただしヌヌ行の頭をまず掠めたのは

(!!!!!!!!!!! 見られた!? いや待て待て変な表情とかしてないはずだぞ私!! アルジェブラ発動!!
……よし。大丈夫だ。さっきの私におかしな部分はない。ただ微笑してネコ撫でてただけだ。いつも思うけど凄いな私。
内心はっちゃけまくりなのに一切オモテに出ていない。だからクールすぎるってみんな打ち解けてくれないんだけど。
くすん。本当はもっとバカな話したいよぉ)

 なんとも間の抜けた思慮でそれが通り過ぎるといつもの如く眼鏡を直しこう述べた。

「やあ。待っていたよ」

 少年の顔がさざめいた。息が微かにつまり吊りあがり気味の瞳が大きく開いた。その光に好奇のニュアンスを見つけると
更に一言。「流石我輩の前世。ズレはない。刻限通りに送ってくれた」。
 そう実はヌヌ行この時点で相手の正体に気付いていた……という訳ではない。相手が時空の裂け目から来た以上、『前
世』の関係者たる公算が高いと見ただけだ。だからとりあえずウソを吐いた。敵ならば気勢を削げるし味方なら弱味を見せ
ずに済む。もっとも問題なのはまったく無関係な時間旅行者だった場合で……

(待ってた!? 何をどう!? ちょちょちょ! 今のこれ外角高めを狙いすぎでしょ!! もし私目当てじゃなかったらどう
するのよ。何!? またいつものように小難しい話してこじつけていかにも運命的に出会ったみたいな誤魔化しするの!!?
もうやめようよそういうの!! 痛いよ!! 普通がイチバン!! 普通に話すのが一番なのになんでこうなるかなー!!)

 内心のヌヌ行は両目丸ごとバツにしかめ頭をぽかぽか叩いていた。
 混乱が加速したのは少年の顔がやや曇ったからだ。後で分かるがそれはどう事情をまとめようか考えあぐねていただけ
だけである。ただし内心が活発なときほど猜疑心のカタマリなのがヌヌ行──ウソ吐きという自覚があるため何より露見を
恐れる──だ。ただビビまくりまりカオスになった。

(表情が崩れた!? まさか内心がダダ漏れ? でででっでもっ! 口動かさないようにしてたよ私!! サトラレって
コトもないs……ふわああああああああああ!! そだ!! しまった!! 私この人の武装錬金特性しらない!!!!
もしテレパシー的なアレならすっごいマズいよすっごい!! やばいやばいやばい、考えるのをやめようと考えるとすごい
怖いの。止まらなくなるというか「考えてるだろ」「考えてるだろってのを考えてるだろ」みたいな1人ツッコミのループが
始まって思考崩壊心臓バクバクっ!! とここまで表情は変わりなし。大丈夫かも知れないけど確認。やーい変な前髪ー。
それ寝ぐせー? まさかふぁっしょんー? どれだけの整髪剤使って固めてるのー。……。……。……。っしゃ!!!!
怒った様子なーし!! さてはお主読心術の使い手じゃないな!! やろー! ビビらせやがって。にゃろー)

 などという心のさざめきは一切表に出さずヌヌ行は微苦笑した。

「名前」
「……?」
「既知だから一方的に呼びつける。できなくもないがそれじゃキミの尊厳というやつが揺らぐじゃないか」
 一般人の文法でいう「お名前を教えてください」である。何か1つ聞くにも所持こんな調子のヌヌ行だ。些か横柄だと思っ
たらしく少年は軽く瞳を尖らせたがすぐ口を開いた。


「ソウヤだ。武藤ソウヤ」


 ヌヌ行の世界に花火が上がった。

(キタ!!)

 悟られぬよう腰にまわした拳はとても強く固められており感動のほどがうかがえた。

(キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!)

 内心に住まう少女ときたらグニャグニャなバンザイをしながらムーンウォーク。そんなヌヌ行が前から前から次々と湧きフ
レームアウトする様はまったく狂喜乱舞。頭が沸騰しそうなほどうれしかった。

(あのときのあのコ!! 私の希望!! ああもう大きくなって、立派になってえ!! お姉さんは嬉しいぞ!!)
.


 かつて遭遇した武藤夫妻。交際はまだ続いている。赤ちゃんのソウヤをあやしたコトは数度に収まらない。かなり人見知り
をするコで最初のうちはヌヌ行を見るだけで号泣した。実のところ『この時系列』ではおよそ10以上の年齢差がありいまは
小学校高学年か中学生のソウヤ。年賀状で見る彼ときたら斗貴子譲りの短髪ばかりで男のコというよりちょっと生意気な
女のコという感じだ。赤ちゃんの時の泣き虫ぶりと相まって「イジメられてりしてないだろうか」、折にふれ”らしい”心配を
せざるをえないほど可愛らしい武藤ソウヤ。年齢差から鑑みるに未来またはそれに準拠する時系列からやってきたと
思しき今のソウヤ。まったくヌヌ行の心配がムダに思えるほど男らしく成長している。

(頭わしゃわしゃしたい!! わっしゃわっしゃにしたい!!)

 思春期辺りで変更したのだろう。カズキ譲りの無造作ヘアーに内心垂涎、瞳キラキラのヌヌ行だ。

(ああもう顔はご両親半々なんだからもう。ブスリとしてるけど笑うとめっちゃ可愛くなる顔だにゃー)

 ソウヤに対してはいろいろな思いを抱いているヌヌ行だ。希望を見ているという点では両親以上という自負もある。だがそ
れだけに『小学校5年生のときお母さんのお腹にいた』レベルの年齢差は恋愛感情を意図的に排するに十分だ。例え年賀状
のソウヤがどんなアイドルよりも愛しく思えても首を振り懸命に断ち切ろうとするほどに。
 だがいま目の前に現れた未来のソウヤ!! 年齢差はおよそ5! 問題はない。世間的によくあるレベル。
 そんな思いが秘められた想いのフタをどこかへふっ飛ばた。


(見たい~。このコの笑顔。すごい見たい~)


 心の中は恍惚で涎をじゅるじゅる垂らしているが表情はまったくの鉄面皮。そこに勿体つけた笑いをトッピングすると

「悠久の時を超えてようこそ。我輩の名は羸砲ヌヌ行。キミの知る時空改変者の異性体だ(異性体って使い方合ってるのかな?)」

 手を差し伸べた。


 やがて握手が終わるとソウヤは自分がなぜココに来たか述べ始めた。
 ヌヌ行のウソは名前だけでなく事情まで労せずして引き出す効果があった。






「分かりやすい説明をありがとう。情報というのは時に切り口を変えるのも必要だ。視点を変えれば見えなかった部分も
見えてくる……」

 話を聞き終えるとピカピカのマグカップをテーブルに置いた。洗いたてのそれに入った『家で一番高い紅茶』を不承不承
すするソウヤの姿に内心キュンキュンするヌヌ行。

 場所は変わり……自宅。異性を招いたのはもちろん初めての経験で、内心は帰宅以降ずっとずっときゃんきゃん鳴いて
いる。

「ふむ。真・蝶・成体を斃した後、ソウヤくんは未来に戻った。そこでご両親と対面し、しばらく普通に暮らしていた。しばらくは、ね」

「だが……ある日気付いてしまった」

「私の『前世』……過去にソウヤくんを送った人物が、消失、しているコトに」

「他の人物は誰もそれに気付いていない」

「私の『前世』たる人物が……存在していたコトさえ」

「忘れていた」

 やがてソウヤは気付く。

 それはただの忘却ではない。もっと悪い現象……『存在そのものがなかったコトにされている』。

「いったい誰の仕業か? 調査するソウヤくんの前に現れたのは」

 1人の少年と……1人の少女。

「ウィルと名乗る少年とその恋人」

 戦いは熾烈を極めた。だが時空改変の前にソウヤは消失の危機を迎え──…

「すんでのところで我輩の前世に助けられた」

 あらゆる時を渡り反撃の機を窺っていた『前世』。彼または彼女はソウヤをその旅に同行させた。

「が」

 相手は2人の時空改変者。遂に力及ばず敗北するときがきた。

「そのとき逃がされたソウヤくんが長い旅のすえ辿りついたのがあの教室で」

 負けた『前世』は最後の力でヌヌ行という転生先を造り上げた。





 言葉を吐き終えたヌヌ行はあらゆる総てが符号するのを感じた。




 言うまでもないがソウヤの事情というのは総てが初耳だ。どうもヌヌ行の前世はソウヤ関連の情報を意図的にシャット
アウトしていたフシがある。理由は恐らくヌヌ行自身にモチベーションを与えるためだろう。
 時空改変者の1人であるヌヌ行。しかし思いだしても見て欲しい。

 かつて土建屋の娘に呼び出されたとき、その運命はどう改変を目論もうと変えようがなかった。思い返せば戦いはその時
から始まっている。核鉄を得た。どうにもならぬ呼び出しを受けた。
 追い詰められたヌヌ行は自殺未遂をしそれが武藤夫妻との出会いを呼んだ。

 まだお腹にいるソウヤに希望を見出し支えにし、過酷な運命を過酷な対処で切り抜ける原動力とした。
『前世』は知っていたのだろう。いずれ来るウィルとの戦い。もっとも必要な力は武藤ソウヤ。だから彼とともに戦うモチベー
ションを用意した。カラクリに気付いても打算抜きの助力ができる激しい感情を……ヌヌ行に与えた。
 もし前世と武藤ソウヤの関係を知っていたらどうだろう。武藤夫妻自体には感銘を受けただろうが一方で何か胡散臭い
ものを感じ、今ほどの感動や求心力は持ち得なかった。



「まったく巧妙だよ我輩の『前世』は」
「???」
「武装錬金の限界を知っている。だから人の心に賭けたようだね。漠然とじゃないよ。改変能力というカードをフルに活かし
ソウヤくんと共に闘うに最適なバックボーンを整えた。これから出逢う人たちの真心。味わうであろう純粋な感動。総て総て
読み切った上で計画に組み込んでいる。目的のために利用せんとしている……。まったく。エピクロスに傾倒した豊かな人
生を送りたかったというのにそれさえ許してくれないらしい」
 くつくつと笑う。すでに立ちあがっているソウヤは険しい目つきをある一点にブチ込んだ。

「ま、追われていたからね。来るのも必然といえる」

 虹色の裂け目がヌヌ行の部屋を切り裂き異形の影が複数、現れた。
「「”代数学の浮かす” ~法衣の女・羸砲ヌヌ行の場合~」 4」をウィキ内検索
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更新履歴

10/15/08 保管した本スレが表示されない不具合復旧
とはいえ、原因は不明、なんでしょうね?

10/10/08 トップページのみ。
ごめんなさい忙しくて、全然更新できないです。
不景気いくない。
スターダストさん、ふらーりさん、ありがとうございます。
スレ保管のトラブルの方は現在問い合わせ中。
もう少しお待ちください。


07/11/08 57-172まで。
NBさんの今回の更新が、このWikiの通産666ページ目でした。
さすが不吉を呼ぶブラックキャット


0619/08 トップ頁の現行スレのとこだけ更新。
とりあえず帰ってきました。
スレに書き込めなかったのでこちらで。
スパムフィルタで書き込めないとのことだったので調べてみたら、新たにスパムフィルタが導入されたようです。
とりあえず認証だけに設定して様子見です。

しかし、予告より帰還が遅くなってしまって申し訳ありません。
また、そんなにたくさんは更新が出来んと思うので、これからもご迷惑をおかけするかと思いますが、ご容赦を。


10/17/07 51-477迄
正直ね、アフリカ南部の国っていわれてもなぁ。

10/08/07 51-449迄
結構間が空いてしまって申し訳ありません。
スレの方はまた元気が出てきて何よりです。
私事ですが、久しぶりに日本に帰れそうで楽しみ。


9/13/07 51-262迄
すこし間が空きましたがとりあえず更新。
どうやら停滞期脱出か。
ふら~りさんの作品が終わりそうなのが少し寂しいです。


8/20/07 51-108迄
バキスレ恒例の停滞期でしょうか。
ちょっと元気がない日々です。
でもちらほらと上向きの力が感じられます。


8/5/07 51スレへ
50スレ保管。


7/30/07 50-417迄
ようやくリンク修正完了
ご迷惑をおかけしました
いろいろありがとうございました
→お世話になった方々

7/25/07 50-394迄
アレックス参上!!!!!(違
例によってリンク修正はまた明日
スターダストさん目お大事に

7/22/07
出張中で思うように更新できてません。
日本時間で水曜に帰るのでそのときに更新します。
スマソ



取得中です。
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