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「ヤッホー、お迎えだよ、センセー。」
社会科準備室の扉が開いて、キリノの顔がぴょこんと飛び出す。
「おう、キリノ。今行く。」
そんな見慣れた光景を見て、日本史の先生が茶々を入れる。
「いやー、石田先生。いつまでも新婚で羨ましいですな。」
「「いや、新婚だなんてそんな」」

シンクロでとまどう二人を見て、日本史の先生のツッコミが加速する。
「そんなふうに呼吸にぴったりなのが、ますます新婚さんらしいじゃないですか。」
「でも、あたしたちもう結婚してから半年近く立つし。」
キリノの返事にたいして、ニヤニヤしながら、ツッコミが加速する。
「いやいや、公正取引委員会の指針では、半年までは『新発売』と言って
いいんでしょ?石田先生。」
「いや、新婚と新発売を比べられても…」
いつもとは違う日本史の先生の攻勢に辟易しながらも、コジローは帰る用意を
済ませると、社会科準備室の入り口まで来た。

「「それじゃ、お先に失礼します。」」
声を合わせて、二人は社会科準備室を出ていった。
後に残された日本史の先生が、
「うーん…新婚ネタより、バカップルネタの方がよかったかな?」
と言いながら、自分で自分の右肩をトントンとたたいていた。

校舎を出て、駐車場へ歩いていく。
「ねー、センセー。」
「なんだ?」
「たまには外食しようよ。」
「まぁ、たまにはいいかな?キリノ、そう言うからにはアテがあるんだろうな?」
「うん。お母さんにいいお店を教えてもらったよ。」
「どんな店だ?」
「屋台のラーメンだって。」
「ラーメンか…ま、いいだろ。」

これまでのキリノの母親の行動パターンからして、キリノの母親推薦の店と
言うことに若干の不安を感じたコジローだったが、空腹には勝てなかった。

「えっとね、次の信号を右。」
「右だな。」
コジローは、キリノのナビに従い、ハンドルを動かす。
「もうすぐ左手にスーパーの駐車場が見えるから、そこに出ている屋台が
目標の店だって。」
「スーパーねぇ…ここかな?」

コジローはハンドルを切って駐車場に車を止める。そして屋台に向かって歩いていく。
人気店なのか、少し行列ができている。でも、四、五分すると、コジローたちの順番
となった。
「えーと、俺は特大にしようかな。」
「あたしは小で、トッピングは温泉卵!」
「ハイよ、特大に小温泉、番号札105番でお待ちください!」
店員の威勢のいい挨拶とともにコジローは、番号札を受け取る。

二、三分もすると、番号札が呼ばれて、コジローたちはラーメンを受け取る。
小さな腰掛けに座り、一口すすろうとすると、コジローの鼻を刺激する香りが。
「キリノ…えらくニンニク臭えな…」
「え、だって、スタミナラーメンだもの…」
「お義母さん、何でまたこんな店を…」
「え?センセーにたっぷり元気をつけて、かわいがってもらえって…」

一口もすすらないうちに、コジローはブハッとラーメン鉢めがけて吹き出していた。

「ただいまー、さて、お風呂の用意…」
「それよりも、トトトト、トイレ…」
キリノを押しのけるかのように、コジローはトイレに駆け込む。調子にのって、
追加のニンニクをドカドカ入れすぎたせいか、腹に来たようだ。

「もう…センセーらしいな。」
キリノは苦笑しながら、コジローを見送る。そして風呂場に向かい、軽く湯船を
洗ってから、湯船に湯をため始める。

キリノが居間に戻ると、トイレから戻ってきたコジローが待ちかまえていた。
「それじゃ、お義母さんの期待に応えるべく…」
そう言いながら抱きつこうとしてくるのを、キリノは押しとどめる。
「もうセンセー。そんなニンニク臭い口でキスされる身にもなって欲しいな…」
「おまえ、自分であんな店に連れていっておきながら…」
「えーい、四の五の言わずに、まずお風呂!」
そう言いながら、コジローの背中を押して、風呂場においやる。

「うーん…これはこれでさっぱりするし正解かも。」
コジローは、水に近いお湯をかぶりながら、頭や身体を洗う。さらには口に水を含み
うがいをする。ガラガラペッを二、三回繰り返す頃、浴室の扉が開き、キリノの姿が
浴室に現れた。

「ハーイ、センセー。おっちんしようね。」
キリノはそう言うと腰掛けをポンポンとたたく。
「おいおい、子どもじゃあるまいし…」
コジローはそう言いながらも腰掛ける。
「えへへへへ。それじゃ、お背中を流しますねぇー…」
キリノの声を聞いたコジローの脳内に、ひらめきが走る。

「キリノ?」
「ん?なに?」
「いや、お前が来るまでに、身体は洗ったんだわ。」
「えー、そんなぁ…」
「だから、キリノには別のところを洗ってもらおうかな。」
「別のところって…」

コジローは立ち上がると、キリノの方を向いて、湯船の縁に腰掛けた。
そして天を突き刺すかのようにそそり立つ自分の男根を指していった。
「ここを、パイズリで。」

普段なら、つきーつきーつきーとなるはずだが、いつもと違う雰囲気のせいか、
キリノは頬を赤らめながらも、コジローに近づく。そしてボディソープの瓶を手に取り、
数回ポンプを押して液体を手に取り、胸に塗りたくる。
「それじゃ、いくよ?」
キリノはそう言うと、豊かな胸を持ち上げて、コジローの男根を挟む。

なにぶん勝手が分からないから、初めはゆっくり。そして徐々にスピードを上げて。
「キリノ。」
「何?」
「舐めてくれないか…」
返事をするまでもなく、キリノは亀頭をチロチロとなめ回す。かと思えば、チュッと
キスをしたりする。

キリノの初々しい動きに、コジローもドンドン高ぶる。
(頭をつかんで、もっと深くくわえてもらおうかな…)
とは思うものの、前回のラブホテルでの一件があるので、調子に乗ってキリノを
フィーバーさせてはいけないと、思いととどまる。

しかし、ボディソープ、キリノの汗、キリノの唾液、コジローの先走りなどが複雑に
絡み合った液体によって潤滑される、キリノの胸の肉布団の刺激にコジローは限界を迎える。
「うっ、くはっ」
コジローのうめき声とともに、白い粘液がキリノの顔を、髪の毛を、胸を汚していく。
「キャッ?もう、センセーったら…」
「スマンな、キリノ。あまりにも凄くて、我慢できなかった。」
「もう、久々だから飲みたかったのに…」
「それじゃ、残り物でスマンけど、きれいにしてくれ…」
返事より先にキリノが動いて、舐めとっていった。

「それじゃ、今度は下の口に…」
「もう、そんな…」

ベッドルームに戻ると、コジローはさっそくキリノを押し倒して、結合しようとする。
キリノも、口では抗議をあげるもの、そのまま受け入れる。

最初は浅く、ゆっくりと。徐々にスピードを上げて、深く激しく。
「ふっ、はっ、キ、キリノっ。」
「あん…ふわぁ…センセー、センセー…」
パンパンという音に混じって、二人のうめき声が聞こえる。髪を振り乱し、
真っ赤な顔で嬌声をあげるキリノに、コジローの興奮はますます高まる。

一瞬、コジローが動きを止める。
「ふぇ?」
とまどうキリノを後目に、コジローはキリノを抱きかかえると、対面座位に移行する。
「あ、あああん!」
キリノは、コジローの肉棒によって、まさに入り口から子宮までを貫かれる。
しかも下から、子宮口を直接ノックされる動きに、キリノの興奮も高まる。
それだけでなく、コジローはキリノの胸をもみしだいたり、乳首をなめ回したりと、
新たな刺激をくわえる。

いいように性感を開発されることに、若干悔しさを憶えるキリノではあるが、
それを上回る、快楽に堕ちろという女の欲望、雌の本能が動きをますます加速させる。

「キ、キリノ、も、もうっ!」
「あん、あああん、あ、あたしもっ!」
コジローが最後の気力を振り絞って叩き込んだ一撃によって、キリノの限界が決壊する。
「ふぁぁぁぁん!」
胎内に広がる暖かみを感じながら、キリノは絶頂を迎えた。

「おねーちゃん、おにーちゃん、こんにちは。」
「あ、いらっしゃーい、あがって、あがって。」

翌日は土曜日。結婚して家を出てから、滅多に会えないからと、キリノの妹が
遊びに来た。
「やぁ、いらっしゃい。」
「お義兄さん、おじゃまします。」
「いや、ちゃんと挨拶ができるじゃないか、たいしたもんだな。」
「えへへへ。いやいや。」
「ま、すわって、すわって、まずはお茶でも。」
「はい、いただきます。」
そう言うと彼女は椅子に座って、お茶を一口飲む。コジローとキリノも、
続けて一口飲む。その時彼女が口を開いた。
「それよりも、お義兄さん、おねーちゃん。」
「なに?」
「昨夜はお楽しみでしたね?」

ブハッと二人はお茶を吹きこぼす。あわててキリノは台ふきんを探しに台所へ行く。
「ど、どこでそんな言葉を…」
コジローの問いに、無邪気に答える。
「え、お母さんが、お義兄さんに言ってごらんって…」
「な、何を考えているんだ…」

文字通り肩を落とすコジロー。つづけて彼女が追い打ちをかける。
「あ、お義兄さん、これお母さんからのおみやげ。」
そう言いながら、小さな紙袋を渡す。

(今度はいったいどんな策略が…)
戦々恐々となりながらも、心のどこかで期待しながら、コジローはその紙袋を受け取った。

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最終更新:2008年06月23日 23:05