翠星石6 - (2006/01/16 (月) 00:10:29) の1つ前との変更点
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雛苺「フゥ、やっと今日も眠りの時間になった~!…まったく、バカのフリするのも疲れるよ」
翠星石「キャハハそれ超分かるw言葉使いとかいちいち気ぃ使うのだるいよねw」
真紅「…あの、今日もお疲れさまでした…ペコリ 明日もよろしくお願いします」
雛苺「おう、お疲れ!明日も早いから早く寝ろよ」
翠星石「明日は、雛苺とおやつの取り合いするから、いつも通りよろしくね♪」
真紅「…はい、分かりました、頑張ります…おやすみなさい」
雛苺&翠星石「おやすみぃ、また明日♪」
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翠星「水銀燈、そろそろ帰るですよー。」
水銀「えっ?あぁちょっと待っててぇ、後少しぃ。」
翠星「さっきから何読んでるんですか?・・・月間の料理雑誌・・・です?」
水銀「そうよぅ、料理は多く作れたほうが良いに決まってるわぁ。」
翠星「そ、そうなんです・・?(良し!明日ジュンに手料理持ってこう)ってそろそろ帰るですよ!」
水銀「はいはぁい~薔薇水晶もお腹減らしてる頃だしぃ。」
水銀「~~~~♪(今日はオムライスにしてあげよぉ。)
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翠「どうしたですかちび人間、顔がゲッソリしてるですよ」
J「ちょと。昨日考え事しててさ・・それで、寝れなかったんだ・・」
翠「はあ、とりあえず私にも話してみるです。(これでジュンとの距離を縮めて、キャー)」
J「寝れない時羊数えるだろ?あれって柵を越えてる羊を数える訳じゃないか」
翠「まあ、そうなるですね」
J「なんでその羊を見てる奴は逃げていく羊を止めないのかなと思ってさ・・」
翠「は、はあ・・」
J「普通は止めるだろ?それか、数える視点が泥棒かと思ったんだけど、それはそれで変だろ?数えずに連れて行くだろ?」
翠「まあ、言われて見たら。そうかもしれないです」
J「で、結局色々考えてたら。朝だっんだよ」
翠「はあ、ちび人間も色々大変なのですね。今度から寝れない時は私を呼ぶです(わわわ、私は何を言ってるですか!」
J「え、何かしてくれのかい?」
翠「その・・・子守唄を・・・歌ってやらない事も・・ないです・・・(恥ずかしいです/////」
J「そうか、楽しみにしてるよ!」
翠「そ、そうです。た、楽しみにしとけです!(何となく良い結果だったので○ですぅ!」
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翠「あー、また負けちまったですぅ」
蒼「僕、こう見えても結構ジャンケン強いんだー♪
じゃあ約束どおり、負けた方が勝った方に膝枕して♪」
翠「いい歳して膝枕ですかぁ……ま、まあ今回は特別ですぅ」
蒼「あったかい……」
翠「3分経ったら終わりにするですよー」
蒼「分かってるよー」
~3分後~
蒼「――スー……スー……」
翠「……3分って言ったのに寝ちゃったですぅ……(いつもどおり、寝顔も可愛いのですぅ」
蒼「スー……スー……(寝たフリなのに、騙されやすいんだね……♪」
翠星石は、どこか母性のような感情に満ちた瞳で眠る蒼星石を見つめ
優しくその短い髪をナデナデした。
蒼「スー……スー……(やったwwww翠星石にナデナデしてもらっちゃったwww」
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2人はいつも一緒だった。ご飯を食べる時、一緒に登校する時、休み時間を過ごす時
たまに寝る時すら一緒の時もあった。
薔薇乙女第3ドール翠星石は、双子の妹である代4ドール蒼星石が桜田JUMと親しげに
話しているのを寂しげな眼差しで見ていた。蒼星石のあの笑顔……普段はクールな彼女は、よほど
親しい者でなければあんな素直な笑顔は見せない。今までで蒼星石があの笑顔を見せる程心を開いた相手は
双子の姉である翠星石だけだった。
「……?」
姉の視線に気付いた蒼星石と目が合ってしまい、翠星石は慌てて目を伏せ目の前にある教科書を広げ
それを読むフリをする。
「どうしたの? 僕の顔に何か付いてる?」
「!」
「知らないですよ。……す、翠星石は蒼星石の方なんてこれっぽっちも見てないのですぅ」
「……ふーん」
教科書を見ながら、そう言う双子の姉を見て蒼星石は首を傾げた。翠星石は平静を装っている
つもりなのだろうが、舌を噛んだり頬を赤くしたりと、慌てているのは容易で分かる。
その理由は何なのかは知らないが。
「教科書、さかさまだよ」
「い、言われなくても分かってるですぅ!」
そう告げて、JUMの所へ戻っていく蒼星石の背を、今にも泣きそうな目で見たが
周囲に悟られる事を危惧し、机に突っ伏してしまった。
「……蒼星石……」
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蒼星石ぃー、明日翠星石とお買い物に行くですよー」
自宅で食器を洗っている蒼星石に、翠星石はそう声を掛けた。
「あ、ごめん……明日予定があるんだ」
「……どんな予定ですか?」
翠星石は寂しげに目を伏せると、そのままそう尋ねた。蒼星石の手が止まる。
「友達と出かけるんだよ……」
「翠星石も……一緒に行っちゃダメですか……?」
「あ……そ、その……ごめんね」
どこか困ったような引きつった笑みを浮かべ、蒼星石は謝った。
それを聞くと、翠星石は寂しげな表情を消すと、今度は無表情になって言った。
「そーですよね。蒼星石はジュンとどっか行っちまうんですから、翠星石は邪魔者ですぅ……」
「そ、そんな事……」
「うるさいですぅ!」
翠星石は何も言わず、小走りで自室へと戻って行ってしまった。
翠星石は自室のドアを勢いよく閉めると、そのままベッドに突っ伏してしまった。
前は自分に隠し事なんてしなかったのに、いつも一緒に居てくれたのに、ジュンと親しくなった途端
蒼星石は冷たくなってしまった。もう自分は、蒼星石にとって価値のないドールなのだろうか?
そんな事を考えている内に、気付いたら嗚咽を漏らし泣いていた。
「蒼星石は……翠星石のこと嫌いになったですか……?」
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