FU2内検索 / 「B_SS02」で検索した結果

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  • B_SS02
    清々那 帰莢ss『清々那帰莢』      ◇◇◇  わたし世界には人間と魔人、二種類のヒトがいる。  何の能力ももたず、魔人を恐れて、ひそひそとただの人間たちは、魔人を蔑んでる。  わたしの養父(ちち)もその一人で、わたしを拾ってくれたヒトは、そんな養父と結婚した。  そのヒト、養母(はは)は、魔人でありながら、ただの人間として生きた。一日一日が幸せならそれで十分だと言っていた養母は、最期まで魔人としての特異な能力を私に見せることはなかった。養父も、わたしに養母のようになって欲しいと思っている。けど、そんな幸せがいつまで続くのだろうか、とわたしはふと不安に駆られる。  虚構だ。外を歩けば、魔人を差別する声は、テレビやラジオ、さまざまなスピーカーを通して町中に響き渡っているし、人間たちと魔人の小競り合いはどんどんエスカレートして言っている。世界はまるで平和であるように取...
  • B_SS01
    清々那帰莢(すがたなきさや) SS『prolog』  月影をビルが覆い隠している。  人気を失った商店街の大通り。コートを纏ったその男は、真っ赤な体液を滴らせ、呼吸も満足にできないほどに弱っていた。  男の両腕には影よりも闇に近い、男の胸にすっぽり収まるほどの真っ黒な箱が抱えられている。 「く、クソ……」  弱々しい足どりのためか、それともその抱えた荷物のためか、男は自らの足につまずき、路上に転がった。転がりながらもしっかりと箱を抱きかかえ、男はすぐさま後方へと目をやり、 探るようにじっと闇の中を凝視した。  男のその額からしたたり落ちた細かな滴が、コンクリートに真黒な円を作っていく。  影の中から現れた女性のシルエットを男は確認し、その表情に小さく安堵の色が浮かび上がろうとした。 「大丈夫おじさん」  その影の中から少女の声が響く。  その声に、男は飛び上がり、再び...
  • B_SS05
    風紀委員会SS第一話 「あなたね、一体どういうつもりなの!?」  麗しい少女の、その容姿とは不釣り合いな怒声が、風紀委員会室に響く。彼女、黒姫 射遠(くろひめ-いおん)は、立ち上がり、机に両手をついたまま、目の前の少女を問い詰めている。男子生徒の含み笑いを除くと、しんと静寂に包まれる一室の中、黒姫 射遠と相対するその少女、清々那 帰莢(すがたな-きさや)はと言うと、その場の空気を一切意に介する様子もなく、無愛想に彼女を見返していた。  一触即発、その光景を見ていた一年生委員たちの誰もが、その二人の様子を心中でそう表現していた。  怒れる虎に、それを見下ろす龍(不気味な存在)、そのおどろおどろしい構図に、二年生委員でさえ、そのほとんどが、息を呑んでいた。唯一、汚水(よごみず) ぎゃん――彼だけがクスクスと、不敵な笑みを浮かべながら、その様子を見守っている。  三学期に入り、三年生が...
  • B_SS08
    フランとゴリラの大冒険! 第2話『VS白金遠永』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は学校の裏山に行って木の実をいっぱい集めましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが裏山に行くと、眩い光に包まれて白金遠永が未来からやってきました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 「貴様はジョン・コナーか?」 「違います。」 「ウホウホ。(作品が違う)」 「この冷刀・火喰の錆びになりたくなければこの俺には近づかないことだな。」 「冷凍カジキ?おいしそうです。」 「ウホウホ。(食べていいか?)」 「それともこの炎刃・漸界で焼き尽くしてくれようか。」 「エンジン全開?速そうです。」 「ウホウホ。(俺のドリフト走行について来れるかな?)」 フランとゴリラはすっかり転校生...
  • B_SS06
    総合名簿VS赤月の瞳 これまでのあらすじ 赤月「うちは一族でも無い低俗な忍がその乳首を見せびらかすなぁ!」 総合名簿「なんて攻撃スピードだ。万華鏡で飛ばさなければやられていた」 赤月「まさかうちはでも無いあんたが万華鏡を開眼してたとはな」 総合名簿「分かるってばよ。俺たちは一流の忍びだから一緒に死ぬってばよ」 色々あって、第7次ハルマゲドンで決着をつけようと言う事で合意に至った宿命のライバル「赤月」と、この俺「総合名簿さん」。 学生時代、常に(カンニングで)成績トップだった赤月。あの時の俺はまだ一流じゃ無かったから、お前の気持ちなんて分かんなかったってばよ。 大学受験に失敗して、自暴自棄になってブラック企業に就職しちゃった赤月。あん時の俺もまだ一流じゃ無かったから、お前の気持ちが分かんなかったってばよ。 そのあと、死んだ兄貴のバイト先の先輩にそそのかされてマルチに...
  • B_SS03
    雑魚アタッカー姉弟SS 『無関係な人たちが、今回の真相について、あれこれ考える→犯人は雑魚アタッカー、動機は知らない』 「始まりますね」  中性的な容姿の少年――玄葉杏(くろは-あん)が、地下の天窓から、外の様子を窺っていた。慌ただしい生徒たちの騒ぎ声が、この地下に作られた隠し部屋にまで響きわたる。  彼は振り返り、もう一人の少年の方を見る。  もう一人の少年――九郎可明楽(くろべし-あきら)も、深刻な表情を浮かべながら外を窺う。 「この感じゃあ、ここもじきに暴かれるかもなあ……」  明楽は、どこか他人事のようにそう言う。それよりも、と明楽は、話しを続ける。 「山乃端一人は、いったい誰に殺されたんだ? それが分からないうちは、この学園に安全はないぞ」  杏は首を軽く傾げる。何か思案しているようでもあったし、検討もつかないと、首を捻っているようにも見えた。  暗幕により生...
  • B_SS04
    黒姫射遠SS 山乃端一人の殺害から数日後、携帯を片手に次々と増え続けるトラブルの対処のため学園内を駆けまわる黒姫射遠の姿があった。 相手は同じ風紀委員会に所属しているメンバーである。 「非常にまずい状況ですね。対処も難しくなってきましたし」 一番深刻なのはそれが生徒会と番長グループ間の疑心暗鬼によるものだということだ。 今はまだ小規模な争いに収まっているが、このままでは休戦協定が破られ大規模な紛争が起こるのも時間の問題だろう。 「これは誰かが対立を煽っていると見るべきではないですかね?さすがに少し不自然な感じがします」 山乃端一人の存在は確かに大きい。彼女の死が衝撃的だったことも否定はできない。射遠自身あの事件に関してはショックが大きい。 だからと言ってここまで深刻な事態になるものだろうか?別に山乃端一人は生徒会や番長グループと対立していたわけではないのだ。 双方に...
  • B_SS07
    フランとゴリラの大冒険! 第1話『vs木下』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は河原の土手をお散歩しましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが河原に行くと、橋の下には木下がいました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?木下の様子がおかしいです。 何やら元気がないようです。 「どうしたの?」 「ウホウホ。」 「いつもはみんなからパンを恵んでもらってるんだけど、今日は肌寒くて外出する人が少ないから今朝から何も食べてないんだ。」 そう言うと、木下はため息をついて横になってしまいました。大きなお腹の虫がグゥグゥと鳴いています。 「可哀相だね。」 「ウホウホ。」 「そうだ、こんなところにバナナがあるわ。」 「ウホウホ。」...
  • B_SS09
    フランとゴリラの大冒険! 第3話『VSアキカン』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日はゴミ拾いをしながら学校の周りをお散歩しましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラがゴミ拾いをしていると、道端にはアキカンが転がっていました。 「メカラッタ!」 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?アキカンの様子がおかしいです。 なにやらあちこち傷ついて体がヘコんでいます。 「どうしたの?」 「ウホウホ。」 「みんなにカンケリで蹴られてボコボコにされたメカ。」 「可哀相。」 「ウホウホ。」 「そうだ、こんなところにバナナがあるわ。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラはバナナを取り出すと、それをアキカンの目の前で全て平らげバナナの...
  • S_SS02
    the first game 妾が【】で語ることは全て真実! そこに証拠も理由も議論も疑惑も必要ない。 the first game a man in the darkness まばゆい光が差し込まれ、ついに「彼」は助け出されました。 いえ、助けられなかったと言った方が正しいでしょう。 なぜなら「彼」は死んでいたからです。 死因は溺死。 完全な密室の中で「彼」は溺死していました。 【彼は溺死である】 【部屋は密室であった】 【彼の生前、部屋の内部に彼が死ぬに足る水は存在しない】 なぜ彼は溺死したのでしょう。 その答えが明かされるまで、彼は暗闇に囚われたままです。 どうか彼に何があったのか明らかにしてください。 それだけが、私の願いです。
  • B_SS33
    ダンゲロスFU2プロローグSS1『新・フランとゴリラの大冒険 その1』 ラーメン屋の階段を上った先の、三階の八号室。 一歩足を踏み入れれば、冬場でもクーラーの冷気が肌を刺し、 見渡せば入口を除いた全ての壁が機械類で埋まっている。 そんな、訪れる客の事などまるで想定していないかのような一室。 そこに『NEET探偵事務所』はあるのだ。 そんな部屋の中央で、ベッドの上に座り込む人形が言葉を発した。 「……ふむ。話は分かった。要はそれがきみの依頼というわけか。  『みんなにSSやイラストを書いてもらいたい』と」 正確には人形ではない。白い肌に長く美しい黒髪の、人形のような少女。 この奇妙な探偵事務所の主、ニート探偵アリス。 そして、毛布に包まる彼女と向かい合うのは。 「白金遠永さんのアドバイスで能力を作ったけど、  やっぱりみんなSSを書いてくれ...
  • B_SS20
    フランとゴリラの大冒険!EX2 VS津島紗奈 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも二人でお散歩するの。 「今日は屋上で日向ぼっこしましょう」 「ウホウホ」 そこには津島紗奈がいました。 彼女は困っているようです。 「ごきげんよう。バナナ食べますか?」 「ウホウホ」 「今それどころじゃないの。リップクリームを落としちゃって…… 何か代わりになる物があればいいんだけど」 彼女の能力はリップスリップといって、リップを塗って口づけしたものを滑らせるものなのですが、 そのリップクリームを無くしてしまったようです。 このままでは能力が使えないので、グループの仲間に迷惑をかけてしまいかねません。 「大変ですね」 「ウホウホ」 「バナナの皮はどうでしょう」 「ウホ」 「それなら滑らせることが出来るわ!もらってもいい?」 ...
  • B_SS34
    ダンゲロスFU2プロローグSS2『魔界十人 その1』 夜の帳に包まれる、希望崎学園の体育館壇上。 この7度目の戦乱の引き金となった事件の現場で―― 闇の中から現れた一対の革靴が、今もなお夥しく残る『被害者』の血痕を踏みにじる。 彼だけではない。何人かが闇に潜んでいる。 血痕を踏みにじりながら、胡乱な声がその一人に向かって投げかけられる。 「清掃員は仕事をサボってんのか?」 「はい?」 「え? だから汚いだろ……?  クレンザーで落ちないなら床を張り替えるべきだろ……  こんな汚れ見落とすはずないんだからよ。汚れてんだろ。どう見ても。  モップの代わりに白い杖でも突いてたってか?」 「し、しかし、山之端一人は――」 「でかいホコリは死んでも学校を汚すんだよなぁ……  廃液撒き散らしちゃってさ、ホント……あ~あ」 踏みに...
  • B_SS36
    ダンゲロスFU2プロローグSS3『新・フランとゴリラの大冒険 その2』 フランとゴリラとアリスはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 だけど、おやおや? アリスの様子がおかしいです。 「お散歩しよーぜ!」 「ウホウホ」 「なッ……きみ達の脳は豆腐で出来ているのかい!  ぼくは筋金入りの引き篭もりのニート探偵だぞ!  散歩などきみ達だけでやりたまえ!」 何やらアリスは気合の入ったニートなので家から出ようとしないようです。 これは大変です。なんとかしてアリスを家から外に出さなければいけません。 「だけど、どうやったらアリスを部屋から出せるのかしら」 「ウホウホ」 「そうだ、こんなところにバナナがあるわ」 「ウホウホ」 とりあえず2人がバナナを食べながら待っていると、 闇の秘密研究機関『至高科学(ヴィッセンシャフト)』の実験体であ...
  • B_SS35
    ダンゲロスFU2プロローグSS3『新・フランとゴリラの大冒険 その2』 フランとゴリラとアリスはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 だけど、おやおや? アリスの様子がおかしいです。 「お散歩しよーぜ!」 「ウホウホ」 「なッ……きみ達の脳は豆腐で出来ているのかい!  ぼくは筋金入りの引き篭もりのニート探偵だぞ!  散歩などきみ達だけでやりたまえ!」 何やらアリスは気合の入ったニートなので家から出ようとしないようです。 これは大変です。なんとかしてアリスを家から外に出さなければいけません。 「だけど、どうやったらアリスを部屋から出せるのかしら」 「ウホウホ」 「そうだ、こんなところにバナナがあるわ」 「ウホウホ」 とりあえず2人がバナナを食べながら待っていると、 闇の秘密研究機関『至高科学(ヴィッセンシャフト)』の実験体であ...
  • B_SS37
    ダンゲロスFU2プロローグSS5『新・フランとゴリラの大冒険 その3』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 今日も、結局部屋から出なかったアリスの事務所内に 腐るほどあったドクターペッパーを飲んで遊びに出かけにいきます。 「なんだ、また帰ってきたのか」 「アリスは前回から何してるの? ニートなの? 死ぬの?」 「ウホウホ」 「きみ達の方こそぼくの仕事を邪魔する以外の仕事を探したまえよ。  昨日はニート探偵団の協力者に連絡を取っていたのだ。  結昨日篭という。今は学校に引き篭もっているらしい」 「ふーん。直接会えばいいのにね」 「ウホウホ」 「ニートも大変だね」 「ウホウホ」 さて、引き篭もりのニートは放っておいてお散歩です。 フランとゴリラが木の葉の里を通りがかると、そこには赤月の瞳と清々那帰莢がいました。 「...
  • B_SS38
    全(じゃない)FU2選手入場!! 白金「第7次ダンゲロスハルマゲドンを見たいかーッ!!」 「オーーーーー!!!!」 白金「ワシもじゃ!ワシもじゃ、みんな!!」 全(じゃない)FU2選手入場!! リア充殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!! 「リア充しね」 !! 黒凪青里だァ――――!!! データベースはすでに我々が完成している!! 総合名簿さんだァ――――!!! 行動しだい否定しまくってやる!! 山乃端一人殺害「真犯人」代表 流樹苗だァッ!!! 暗殺による魔人の救済なら我々の歴史がものを言う!! 暗殺の宗派 暗殺魔僧 阿針!!! 真の王者の闘気を知らしめたい!! 獅子神家 獅子神龍弥だァ!!! 非団地潜行時は卑劣漢だが団地潜行時なら高潔な精神だ!! 団地潜行者 関もどる...
  • B_SS11
    フランとゴリラの大冒険! 第5話『vsぽぽ=ゲンジン』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日はお買い物をしながら駅前の大通りをお散歩しましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが駅前を歩いていると、そこにはぽぽ=ゲンジンがいました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?ぽぽ=ゲンジンの様子がおかしいです。 何やら魔人公安と話してキョトン?としています。 どうやら、獣の皮を纏っているだけというあまりにも時代錯誤なぽぽ=ゲンジンの姿を 不審に思った近所の人の通報を受けて駆け付けた魔人公安に職質を受けているようです。 「お名前は?」 「オレサマ、はじめ魔人!!」 「身分証明書は?」 「???」 「職業は何をされている方で?」 「オレサマ、勇敢...
  • B_SS30
    フランとゴリラの大冒険!りたーんず!第6話『新必殺技開眼』 番長グループはとっても仲良し。 いつも引篭もりの結昨日の教室に集まって放課後おしゃべりタイム。 だけど今日は番長の汚水ぎゃんの姿が見当たりません。 「お散歩ついでに探してくるね。」 「ウホウホ。」 阿針「良い娘じゃのう。」 黒姫「ええ。あの子にだけは死んで欲しくないです。」 アリス「ふん。ぼくたちがついているんだ。危険なことなど何も無いさ。」 汚水ぎゃんは裏山に居ました。 「秘技!皆殺しフリスビー蓋!!」 掛け声とともに汚水がマンホールの蓋を投げると、蓋は樹を切り倒しながらぐるりと旋回して元の位置に戻ってきます。 その蓋を寸前でヘッドスリップして避ける汚水。 「ダメだ。クソッ、こいつを受け止められるようにならなければ。」 「ごきげんよう。」 「ウホウホ...
  • B_SS19
    事前交渉 「ようこそ、転校生さん」 「いきなり斬りかかるなよ、こっちに敵意はないっての。」 「君が来たのが偶然屋上で、君が揮ったのが偶然炎の方で、君が斬ったのが偶然貯水タンクでなければ、僕は焼け死んでいたかもしれないんだぜ?」 「だから氷の方を構え直さないでくれよ、物騒な。  今度は肩口を焼き斬られるだけじゃ済まなくなるじゃないか」 「君が来ることは知っていた。僕は君と取り引きがしたい――説明がこれだけじゃ不服かい」 「まあ簡単に言うとだね、君の手助けをしてやるから、僕に協力をしてくれってだけさ。  今日は下見に来ただけだとみているけど、いずれもう一度、完全な形で次元を渡って来るつもりなんだろう?」 「帰りの船代はこっちで工面するつもりなんだろ、そいつを肩代わりしてあげると。  悪い話じゃないと思うけどね」 「帰るのかい。物分かりがよくて助かるよ。...
  • B_SS32
    もしもハルマゲドンが麻雀だったなら。 ~プロローグ~ 3月20日 AM7時 番長Gのメンバーは、拠点である番長小屋に集まっていた。 寝ている者、談笑をしている者、静かに本を読んでいる者、各々の思うように 過ごしているが、皆、緊張は隠せないでいた。 この時間、生徒会、番長Gの代表による、戦闘以外の対戦方法が話し合われているのだ。 番長Gからは、番長である汚水ぎゃん、そして黒姫 射遠が話し合いに参加していた。 3月20日 AM8時 大きな音を立て、番長小屋の扉が開く。 そこには、全員の予想通り、汚水ぎゃん、黒姫 射遠の姿があった。 「やあ、みんな、お待たせ」 緊張感の欠片も無い様子で、汚水ぎゃんは口を開いた。 「くくくくく。面白いことになったよ。あんな提案をしてくるとは、流石は生徒会長だね」 もったいぶって話すのは、汚水ぎゃんの癖である。 ...
  • B_SS27
    フランとゴリラの大冒険!りたーんず!第3話『VS風紀委員』 フランとゴリラはいつも一緒。 やっと学校に戻ってこれました。 「あれ、まだ教室に誰かいるみたい。」 「ウホ?」 外はもう真っ暗なのに、ひとつだけ明かりがついている教室が有ります。 「ごきげんよう。」 「ウッホウホー。」 中にいたのは布団にくるまって携帯をいじっている結昨日篭でした。 「…なんだよ。誰だお前。」 「フランソワ・パリジェーンヌと申しますわ。」 「ウホウホ(マタンゴリラだ)。」 マタンゴリラはチョークで後ろの黒板に字を書いて自己紹介します。 「あっそ。俺は結昨日篭だ。」 「篭さんは居残りですか?給食を食べ終わってないんですか?」 「ウホウホ。」 「…卒論が終わってねえから。」 「作文みたいなものですか?だったら私とリレーSSかこーぜ」 「ウホー!ウ...
  • B_SS12
    フランとゴリラの大冒険! 第6話『vs期末試験』 「あっ……。」 「ウホウホ。」 フランが屈んで、落とした消しゴムを拾おうとしていると 新島マリオが男子生徒をレイプしながら消しゴムを拾ってくれました。 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 だけど、おやおや?今日はフランとゴリラの様子がおかしいです。 何やら難しい顔をしてずっと教科書やノートとにらめっこをしています。 それもそのはず、もうすぐ期末試験なのでみんなで試験対策の勉強をしてるのです。 「今日は散歩にいけそうにないね。」 「ウホウホ。」 教室では多くの生徒が勉強していました。 「I am studying English raping a schoolboy now.でごわす!  I can do the sexual intercourse ...
  • B_SS31
    フランとゴリラの大冒険!EX7 VS黒凪青里 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は雨が降りそうなので高速で帰宅しましょう。」 「ウホウホ。」 ところが、いつもなら起立、気をつけ、礼でみんなが顔をあげる前には教室を出ている黒凪青里が頬杖をついて曇り空にため息をついています。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵かこーぜ。」 「ウホウホ。」 「もう描いたから。放っといて。」 「なにか悩みでもあるんですか?」 「ウホウホ。」 「別に。」 「バナナ食べます?」 「セクハラですか。やめて下さい。」 「ウ、ウホッ…^^;」 「ウホッとかキモイんですけど。」 「バナナが気に入らなかったらキノコもあるよ。」 「セクハラですよね。訴えますよ。大体体中からキノコが生えてるって何なんですか。」 「...
  • B_SS26
    フランとゴリラの大冒険!りたーんず!第2話『VS魔女』 フランとゴリラはとっても仲良し。 次元の狭間をお散歩するの。 「今日こそ帰れると良いね。」 「ウホウホ。」 「お腹減ったね。」 「…ウホ」 バナナはとっくに無くなったので 仕方なくゴリラは頭から生えているキノコを一本とってフランに手渡します。 「二人ではんぶんこしよ。」 「ウホ」 「あんまり美味しくないね」 「…ウホ」 キノコの栄養素は元々宿主であるゴリラの物なので フランがキノコを食べる度に、ゴリラはどんどんやつれていくのです。 この頃ではキノコもしなびて元気がありません。 「あ。人だ。」 「ウホウホ。」 人に会うのは何日ぶりでしょう。 しかもそれは希望崎学園の制服を来たS県月宮でした。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「希望崎学園にはどうやったら...
  • B_SS28
    フランとゴリラの大冒険!りたーんず!第4話『VS番長G』 今回はダイジェストでお届けします。 番長の赤月の瞳を筆頭に、珪有と珪無の桂姉妹、邪教ヴァンデルカントの幹部でもある幻霞、変装狂の彦一など 未知数の力を持つ恐るべき番長Gと戦うことになった風紀委員達。 話の流れで暗殺魔僧阿針に加えて、三八九繁次、フランとゴリラも協力することになった。 赤月「俺の乳首と貴様の瞳術。どちらが上か決着を付ける時が来たようだな。」 アデルの瞳によって明らかにされた写輪眼の真実。 それは表にATBスレが立っても完全無視して陣営掲示板で作戦会議を続行すればいいだけだった。 赤月「ま、まさか何の関係もないSSで能力をバラされるとは、ウギャアアア」 幻「どうやら私たちの負けのようね。」 番長グループの正体はただのハッタリ集団だった。 清々那「それでは山之端を殺した...
  • B_SS29
    第5話『鍋食おうぜ!』 フランとゴリラは番長グループ。 今日はみんなで鍋パーティです。 汚水「生徒会のヤツらと一戦交える前に、親睦会も兼ねてパーっと行こうじゃねえか。まあ俺たちも色々あったが水に流して仲良くやろうや。ガッハッハ」 月宮「ちょっとお兄ちゃんどいて、肉が食べれない。」 阿針「拙僧、ベジタリアンゆえ肉は最初から入れておらぬぞ。」 黒凪「すいません。見たいアニメがあるんですけど帰っていいですか。」 結昨日「…おい、テメエら。誰に断って人の部屋で宴会始めてんだ(怒)」 津島「あ、あのあの…ごめんなさい。怒らないでください。」 フラン「キノコが煮えたよー。ハイ。」 結昨日「ムグッ…アフッ!アフアフ!ゴクン。てめえっ何しやがる。もう完全にぶち切れたぞ。俺様の能力で全員ぶっ殺してやる。」 結昨日が気合を込めると周囲1マスの大気が大きく揺らぎ始...
  • B_SS22
    フランとゴリラの大冒険!EX4 VS結昨日篭 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも二人でお散歩するの。 ところが、今日は大雨。お散歩は諦めた方がよさそうです。 「今日はパソコン室に行きましょう」 「ウホウホ」 そこでは結昨日篭が引きこもっていました。 どうやら落ち込んでいるようです。 「ごきげんよう。どうしたんですか?バナナ食べますか?」 「ウホウホ」 「ああ、ありがとう」 結昨日はバナナを食べながら語り始めました。 「みんながおれの能力をマンチキンだとかヤマンチリサイタルだとか言うんだ。 なんでそんな風に言われなきゃならないんだ……」 「大変ですね。キノコも食べますか?」 「ウホウホ(うまいぞ)」 「うん、ありがとう。でも、真剣に聞いてくれてる?おれはどうすればいいんだろう」 悩み続けている結昨日ですが、キノコを齧って...
  • B_SS39
    フランとゴリラの大冒険!EX8 VS美化清掃 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は近くの公園をお散歩しましょう。」 「ウホウホ。」 公園には津島紗奈と悠久の語り手、千夜がいました。どうやら公園を掃除しているようです。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?二人の様子がおかしいです。 何やら困っているようです。 「どうしたの?」 「ウホウホ。(まだリップスティックが出てこないのか)」 「リップスティックは出てきたのよ。そうじゃなくて最近、公園にゴミを捨てる人が多くて困ってるのよ…下手に注意して人間関係に摩擦を生じさせたくないし…」 「私はその手伝いよ。ボランティアっていいことありそうだと思わない?」 どうやら、公園の美化活動のようです。 千夜にはあわよくば自分のイメ...
  • B_SS14
    フランとゴリラの大冒険! 第8話『VSドラゴン』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は学園の地下にあるダンジョンをお散歩しましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラがダンジョンに降りると、勇者ヤスヒロと魔法使いううううがいました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?二人の様子がおかしいです。 なにやら困った顔をしています。 「どうしたの?」 「ウホウホ。」 「ドラゴンを退治して伝説の剣を手に入れるクエストに挑戦したんだけど、酒場で仲間を募集しても集まりが悪いんだ。」 「このままではドラゴンどころか雑魚モンと戦うだけでも一苦労です。」 「可哀相。」 「ウホウホ。」 「そうだ、こんなところにバナナがあるわ。」 「ウホウホ。」...
  • B_SS25
    フランとゴリラの大冒険!りたーんず!第1話『VS武術部員』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は武道場の裏まで花見に行きましょう。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや? 桜の木どころか、武道場がありません。 「道を間違えたかしら」 「ウホウホ」 「あの人に聞いてみましょう」 「ウホウホ」 「九万九千九百九十八、九万九千九百九十九、十万ッ!…ふう。」 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「押忍。自分に何か用ッスか」 「武道場はどこでしょうか。」 「ウホウホ。」 「え?武道場ならここに…ってあれ??」 湯気でホカホカしていた男の顔が急激に青ざめました。 「またやっちまったッスーーー!!」 「どうしたの?」 「ウホウホ。」 「それが…。この能力のおかげで、巻藁は吹き飛ばすわ部員達は...
  • B_SS10
    フランとゴリラの大冒険! 第4話『VS SRR』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は屋上でお弁当を食べましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラがあちこち散歩して、お弁当を食べるために屋上に行くと、そこにはSRRがいました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?SRRの様子がおかしいです。 何やらクスクスと笑っています。 「どうしたの?」 「ウホウホ。」 SRR本人は本来は笑えないのですが,どうやらすららのわずかにある人格が 珍しく活発に表に出てきて何か思い出し笑いをしているようです。 「よくわからないです。」 「ウホウホ。」 それはそうと、フランとゴリラはお弁当を食べることにしました。 お弁当の箱を開けると、そこ...
  • B_SS16
    フランとゴリラの大冒険! 第10話『VS鏡子先生』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 だけど、おやおや?今日はフランとゴリラの様子がおかしいです。 何やらゴホゴホと咳をしています。 どうやら前回の雪合戦で風邪をひいてしまったようです。 「仕方ないわね、今日は保健室でおとなしく寝ていましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが保健室に行くと、鏡子先生が他の生徒をレイプしていました。 「ゴホッげんよう。」 「ゴホッゴホッ。」 「絵描…ゴホッゴホッ。」 「ゴホッゴホッ。」 「いらっしゃい。」 そう言うと鏡子先生はフランとゴリラをレイプしました。 「どうしたの?」 「風邪をひいたのでお薬をください。」 「ウホウホ。」 鏡子先生は男子生徒の陰茎を手淫しながらフランとゴリラの体温を測ると...
  • B_SS17
    フランとゴリラの大冒険!第11話『そしてFU2へ……』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は河原の土手をお散歩しましょう。」 「ウホウホ。(そこはこの間行った)」 「じゃあ、今日は学校の裏山に行って木の実をいっぱい集めましょう。」 「ウホウホ。(そこももう行った)」 「じゃあ、大体のところはもう行ったから今日は学校の廊下をブラブラ散歩しましょう。」 「ウホウホ。」 廊下では多くの生徒が行き来していました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、今日はなんだか学校の様子がおかしいです。 何やらみんなプンプン怒っています。 「大変だ!山乃端 一人が死んでるぞ!!やったのは番長グループの奴らに違いない!  許せねーぜブッ殺すブッ殺す!!」 ...
  • B_SS24
    フランとゴリラの大冒険!EX6 VSハルマゲドン フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日はハルマゲドンへ行きましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラがハルマゲドンへ行くと、すでに戦いは始まっていました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?みんなの様子がおかしいです。 戦いに夢中で、誰もフランの話を聞いてくれません。 その時、生徒会の一人がフランとゴリラに襲いかかってきました。 「危ない!!ゴリラ!!」 生徒会メンバーの攻撃を受け止めたフラン。 逆に、相手の動きを封じ、行動不能にします。 ゴリラはその隙に、相手に殴りかかります。 が、誤ってフランを殴ってしまいました。 「ウホウホー!!(う、うわあああっ!!フランを殴ってしまっ...
  • B_SS18
    フランとゴリラの大冒険!EX フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日はどこに行こうかな。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが考えていると望月コン太がフランとゴリラのほうへ走ってきました。どうやら生徒会の魔人たちから逃げているようです。 フランとゴリラは望月と並走しながら話しかけます。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 「こっちはそれどころじゃないよ。追われてるんだから」 「大変ね。」 「ウホウホ。」 「そうだ、こんなところにバナナがあるわ。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが皮を撒くと生徒会の魔人たちはバナナの皮でみんな転んでしまいました。 その隙に誰もいないところに逃げ出します。 だけど、おやおや?望月の様子がおかしいです。 うまく逃げきれたという...
  • B_SS21
    フランとゴリラの大冒険!EX3 VS暗殺魔僧 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも二人でお散歩するの。 「今日は番長小屋に行きましょう」 「ウホウホ」 そこには僧侶風の男がいました。 彼はなにやら怪しげな術を唱える練習をしているようです。 「あら?お化けみたいなのが見えます」 「ウホ!?」 マタンゴリラは震え出しました。お化けが嫌いなようです。 フランソワは気にせずお化けの絵を書き始めました。 二人に気付いた男が、念仏を止めると、お化けのようなものは消えてしまいました。 「そなたらが番長グループの新入りかな? 儂は暗殺魔僧の阿針と申す、よろしゅう頼む。  暗殺による魔人の救済を目指しておる」 「挨拶しましょうの阿針さん? 挨拶による魔人の救済?  私と同じ目的ですね、仲間がいて嬉しいです」 「ウホ」 「いや、...
  • B_SS13
    フランとゴリラの大冒険! 第7話『VS野球部』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は野球場の周りをお散歩しましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが学校の野球場付近を歩いていると、野球部が強化合宿をしていました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?部員のみんなの様子がおかしいです。 なにやらひどく落ち込んでいます。 「どうしたの?」 「ウホウホ。」 部員のみんなが言うには、彼らの守り神であった野球神様がある日突然いなくなって困っているようです。 野球神様は野球、もしくは野球と言う概念そのものという存在だったのですが、 球技大会でミラーと呼ばれるコピー能力者と対戦した際、野球神とミラーが野球という概念そのものとなり 野球という概念...
  • B_SS15
    フランとゴリラの大冒険! 第9話『雪合戦』 フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 その日もフランとゴリラが外に出てお散歩に行こうとしていると、外には雪が積もっていました。 「今日は校庭で雪合戦をしましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが校庭に行くと、すでに多くの生徒達が雪合戦をしていました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 esは自分の周りの温度を下げて凍てつかせ、敵のチームを通せんぼしています。 雪女は氷の吐息で周りの敵を次々に氷漬けにしています。 白クマはおいしそうに飲茶あJを捕食しています。 外腹チェ子とその部隊はキューバ仕込みのゲリラ戦術で相手チームを襲撃し、 片平 大砲はVI号タイガー戦車を駆って校庭の中央部を制圧、銃々ゐくよは自軍最奥部で固定砲台として敵軍...
  • B_SS23
    フランとゴリラの大冒険!EX5 VS雑魚アタッカー フランとゴリラはとっても仲良し。 いつも一緒にお散歩するの。 「今日は番長小屋へ行きましょう。」 「ウホウホ。」 フランとゴリラが番長小屋へ行くと、ハルマゲドンに向けたスタメン会議をしていました。 「ごきげんよう。」 「ウホウホ。」 「絵描こーぜ。」 「ウホウホ。」 だけど、おやおや?番長グループのみんなの様子がおかしいです。 スタメンを決めるのに夢中で、誰もフランの話を聞いてくれません。 「よし、スタメンはこの布陣で行こう。」 <初期配置> |/||一|二|三|四|五|六|七|   |栄||_|_|_|■|_|三|黒| 三:三八九 黒:黒凪 |美||_|_|_|_|_|僧|射| 僧:阿針 射:射遠 |死||_|_|_|■|_|結|月| 結:結昨日 月:月宮 |泥||_|_|_...
  • S_SS08
    真野五郎SSその1 山乃端 一人が殺害された二日後、普段は人が立ち入ることなどない職員校舎の屋上に二人の男が立っていた 一人は、痩せているを通り越して「貧弱」と形容するしかないような体型の 希望崎学園高等部3年の真野恭火髏、 もう一人は歳は行っているが筋肉質な、今年からの新任教師真野五郎である。 先に口を開いたのは恭火髏のほうである 「山乃端 一人が殺されたことで、番長G,生徒会ともにかなり疑心暗鬼になっています。 いつもよりも問題も多く起きていますし、休戦協定が破棄されるのは時間の問題だと思われます。」 囁く様な声で恭火髏は言う。 「これからハルマゲドンを止めるのは山乃端 一人を殺した犯人を見つけるしかないでしょう。」 「現状そっちは何の手がかりもない。はっきり言って相手はかなりのやり手だ。休戦協定が破棄されるまでに見つけるのは困難だろう。 だからと言って犯...
  • S_SS03
    叛逆の徒 スイガラ・R・サイファーというのは“出来た”魔人である。 この者は性格も温和で、特に誰々から恨みを買うということは一切無い。 公正取引委員会に属し、その上で味方のみならず敵方にも物資を流通させているにもかかわらずだ。 常ならば、味方と敵を公平に扱うという利敵行為に、味方の誰しもがR・サイファーを疎んじよう。 なれど、 ―R・サイファー ヲ 害ト見ナス者無シ― それは能力に起因している。「フェイタル・リベリオン」。 これにより、恩恵を受けた魔人は数知れず。 魔人の枷とも言うべき「制約を変える」というものは、R・サイファーの信頼を提示するのに一役買っていた。 「制約が変わる」ということは、ある種の「弱点克服」にも似た昂揚感をもたらしたのだ。 そして、この能力がいかに危険なものなのか。 使用した者は能力を失う。これは魔人にとって屈辱であ...
  • S_SS09
    無題 酸素!酸素!酸素!酸素ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!酸素酸素酸素ぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!酸素たんの限りなく透明な全身をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!全身モフモフ!フガフガモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! ボンベの中の酸素たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! 今日も快晴で良かったね酸素たん!あぁあああああ!かわいい!酸素たん!かわいい!あっああぁああ! 今日も呼吸できて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃあ...
  • S_SS01
    良く解る園芸用語集 総合園芸 形式にこだわらない異種園芸術でいわゆる「造園(ガーデニング)」。 基本的に何でもあり(バーリ・トゥード)。園芸好きにとっては常識。 「夢見る遺伝子(メルヘンメンデル)」  遺伝子組み換えを行う能力。主に新種の草花を開発する為に使う葉子の魔人能力。 コアな園芸ファンには常識の様なモノ。 造園術(ガーデニングアーツ) 園芸戦士の持つ恐ろしい力の事。園芸界では常識である。 「全国高等学校園芸選手権」  通称「園芸甲子園」。高校園芸での目標はこの大会の優勝が常識。 園芸戦士 園芸戦士は園芸戦士であるというのが園芸戦士における基本的常識。 園芸騎士団 ガーディアンナイツ。世界トップレベルの園芸集団。 園芸界を陰で操ると言われている。 知る人ぞ知る常識。 園芸スタイル  園芸戦士にはそれぞれ園芸スタ...
  • S_SS05
    second game 妾が【】で語ることは全て真実! そこに証拠も理由も議論も疑惑も必要ない! second game a favor of the rain witch 雨がしとしと降っていました。 しとしとしとしと降っていました。 雨をしとしとしとしとしとしとしと降らしていました。 ふと見ると男が六人歩いています。 おや、そこにいるのはなんていい男なのだろう。 雨の魔女たる私を虜にするとは。 私が気に入った以上、雨に濡らせるわけにはいきません。 私はその男にのみ雨を降らすのを止めました。 しかし他の五人は知りません。 だってタイプじゃないんだもの。 結果、気に入られた男は雨に濡れず目的地へつきました。 他の五人はずぶ濡れです。そして風邪をこじらせ死んでしまいました。 【気に入られた男は一切濡れていない】 【他の五人は確...
  • S_SS07
    third game 妾が【】で語ることはすべて真実! そこに証拠も理由も疑惑も議論も必要ない。 third game カミカクシ 私はずっとこの土地を鎮守してきました。 それゆえ許せないのです。 あの無粋な鉄の塊が。 なぜニンゲンの都合でこのような不快を味あわされねばならないのでしょう。 全て死ね。 みんな死ね。 私の土地を汚すものは皆死ねばよい。 これは神罰だ。 そしてその無粋な鉄の塊は消え失せました。 【無粋な鉄の塊とは電車のことである】 【消えた電車を2とする。それの直前、直後の電車をそれぞれ1と3とする】 【2はB駅を発車した】 【直前のA駅では確かに止まった。Bの次駅であるC駅には止まらなかった】 【直前、直後の電車である1と3はA駅を出た後、B駅に止まりC駅にとまった】 【A,B,Cを繋ぐ路線は単線である...
  • S_SS06
    無題 「ズバリモテ男はガソリン被って火達磨になっていたのよ! しとしと程度の雨なら塗れずに済むわ!」 「おーい、処刑人カオルの正体の目立たない男子生徒―、次体育だぞ」 そうだ、次は体育だった。私はクイズ本を閉じ目的を果たす為にポーズを決める! 「変・装!!」 ではここで私が処刑人カオルになるまでの変装過程を説明しよう! 服を素早く脱ぎ全裸になりすね毛の目立たない黒ストッキングに足を通す。 コルセットでウェストを締め付けカツラを被る。 最後にゴスロリメイクで完成!! この間皆に手伝ってもらって僅か4分!!持つべきものは友達だね!! 「さーあ、サッカーで同じ組にシークレットがいればしめたもの。 能力条件を満たし犯人発見にまた一歩近づくぞっと」 「お前とシークレットはなるべく学校行事で同じ班にはしないからな。 そういうのは生徒会と番長の戦争だけ...
  • S_SS04
    『真相は闇の中/再生』 「あの事件」が起こって何日が経ったであろうか。 日々繰り返される生徒会と番長Gの小競り合い。 それとは無縁に学園に通う一人の少女がいた。 豊田芹香。文学部に通う一般生徒。能力は「読んだ本の内容を具現化する」。 彼女はもちろん戦争とは無縁であり、山乃端一人という生徒が殺害されたことも知ったことではなかった。 だが彼女はたまたまある生徒の手記を手に入れてしまい、 たまたまそれをある人物に見られてしまい、 そしてたまたま真実を知ることのできる能力を持ってしまっていた。 かわいそうな彼女はなにも知らないまま殺される事となり、 死の間際にある人物と出会った。 『彼』は彼女に近寄ってつぶやいた。 「酷いものだ。全くこの学園の者は余程戦争が好きらしい」 その後ろから女性の声が聞こえる。 「ホントねぇ。せっかく『山乃端事件』のスクープだと思...
  • S_SS18
    extra game なんとか処刑人カオルの追撃を逃れることが出来たベアトリーチェ。 しかし次なる脅威はすぐ近くにあった・・・ extra game a crisis of the golden witch 「ハァハア・・・なんなのだあやつは・・・」 処刑人カオルの追撃を何とか振り切り、ベアトは一息ついていた。 しかし、彼女のショックは計り知れない。 同じ陣営と思っていたカオルから殺されそうになるんだから。 … …? ククク、んなわけねえええええええ!!!! 「なんで妾がこんな目に次会ったら返り討ちにしてくれる!!」 流石、千年を生きる黄金と無限の魔女ベアトリーチェである。 多少のことではへこたれない。 そしてベアトは気を取り直して宣言した。 「妾が【】で語ることは全て真実!そこn・・・」 嫌な気配がした。 ...
  • S_SS13
    ハルマゲドンに至るまでの小競り合いの一幕 「追いつめたわよ、コソ泥」 「品のない……せめてこう呼んでほしいものだな――“怪盗”と」 彦一は微笑んだ。 初春の冷たい夜風が吹き抜ける屋上で、3人の生徒会委員に囲まれながらも、余裕は崩さない。 常に不敵であるということ。それが彼の憧れる怪盗のスタイルだ。 「しかしよくぞ俺の変装を見破れたものだ。褒めてやろう」 「自分と同じ顔がいればそりゃ気付くわ! 頭脳が間抜けなんじゃないの?」 「変装の対象は既に帰宅したと思っていたのだがな」 自分が化けた当の本人が戻ってきてしまうとは予想していなかった。 おかげで生徒会室を物色した直後に鉢合わせしてしまった……しかし、それも悪くない。 特殊メイクを施した顔の皮膚を掴み、大きく腕を振って引き剥がす。 次の瞬間、彼は黒のマントを纏った怪盗の姿になっていた。 「変身能力使いの魔人……」 ...
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