フウキンのお世辞録 > 第8回

新章

 「ついに待ちかねましたぞ…この時が!我が世の春が来たぁーーーーっ!!」
 「……今は秋ですがね」
 いよいよ風騎軍が新世代に移行と称して大規模なメンバーチェンジを行う日が来た。
 本来ならば、第八回WBR終了後に行うはずだったのだが、フウキンが予想していたよりも進行が遅かった事。
 そしてディルオンが予選敗退の為、また大方準備は出来ている為に月変わりに行うことになった。
 実際には前日に第八回WBRに終了した為、丁度良く行うことが出来るようになったが。そしてヴィルエッジの予想は外れた。
 大規模なメンバーチェンジとは裏腹にヴィルエッジ、ディルオン、アルツイルシア、フウキンを除いたメンバー以外は全員解雇。
 そっくりさん…いわゆる版権キャラを除くと5人だけになった風騎軍。
 しかし新たなる戦士たちが風騎軍にやってくるのだった…。

第一の隠しキャラ達

 「さぁついに、新世代の到来ですぞ!風騎軍のそっくりさんを除く大半が脱退してしまいましたが、
  それを埋め合わせる人員は全員分おりますので安心してくだされ。
  さて、気になる新たなる戦士達でありますが、一気に風騎軍に加入するとは限りませぬ。
  風騎軍恒例の所謂隠しキャラ制度で、条件を満たせれば風騎軍に加入しますぞ!
  まず最初は……『四神将』ですぞ!
  四神の名の通り、青龍・朱雀・白虎・玄武をモチーフにした戦士達が登場しまする。あまり深くは関連しませんがな。
  特定の条件を満たせれば、通常解禁して、風騎軍に加入しますぞ。つまり普通に登場出来るわけですな。
  但し…ヴィルエッジ殿、ディルオン殿、アルツ殿、イルシア殿、各々らの個人の活躍によって該当する戦士が解禁されるという仕組みですぞ。
  所謂個人プレーが鍵を握りますな。四神将全員が解禁すれば新たなる戦士たちが到来しますぞ。
  なお、私は再び隠しになりまする。これら新たなる戦士たち全員が解禁すれば、私が条件を提示しそれを満たせれば、私は再び加入しまする。
  それでは、御武運をお祈りいたしますぞ!」

 「はい、カット」
 椅子に座っているフウキンが真っ直ぐ見据えているのは、ビデオカメラを構えたヴィルエッジの姿だった。
 事務舎のリビングは真っ暗でスポットライトの光がフウキンを映し出していたが、やがてリビング全体に光が行き渡った。
 「しかし何で録画しなければいけないことか」
 「いいではありませぬか、謎のビデオレターのようで。その方が臨場感ありますぞ」
 「これを誰に見せるんです?ディルオン達ですか?」
 「そうですなぁ…記念にとっておきましょう」

いかに三日坊主なのかがわかる 
 「しかし、フウキンさん。私たちは何かを忘れているような…」
 「はて、なんか忘れておりましたかな…」
 二人の間をしばらくの沈黙がよぎる。
 「確か基地作りでしたね。あれはどうなされましたか?」
 「そういえば………もうあれはどうでもよくなってしまいましたな」
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最終更新:2010年11月01日 16:04
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