フウキンのお世辞録 > 第7回

第八回WBRについて(最初で最後)

 それは第八回WBRの予選A組終了後から数日後の事務舎での事。
 「結局ディルオン殿の結果は?」
 「7位…ですね。一人全く出場していなかったので事実上の最下位という事でしょうか」
 「残念ですなぁ…もっぱら出場決定戦の結果を見て薄々駄目な気はしておりましたが」
 「予選でも終始4勝以下…凡退でしたっけ?それが多かったですからね」
 「仕方ないね。まぁダーマ殿なんて出場決定戦で5連続凡退ですので予選でも結果は見えておりますからなぁ」
 「リベンジの話じゃないと」

 それから少しの時が過ぎた。
 「ヴィルエッジ殿。今回のWBRは誰が優勝すると思いますかな?」
 「そうですね、やっぱりキングオブバトルロイヤルとか呼ばれているあの人ですね」
 「…やっぱりな。もはや彼や皆勤賞の方々がいてこそのWBRですからなぁ」
 「私的にはほかの皆勤賞の方にも一度は優勝してほしいものです」
 「そういう貴方も昔は皆勤賞ではありますまい?」
 「私がお立ち台に立つなんて到底あり得ませんよ…フフ…」

風騎軍新世代へ向けて

 風騎軍では近々新世代…大規模なメンバーチェンジを行う事になっていた。
 10月辺りを予定していたのだが、第八回WBRの出場を優先する事になり第八回WBR終了後までに延期になった。
 新世代でも続投するヴィルエッジらは予選A組でのタッグ出場を最後に一旦休暇が送られた。
 「ヴィルエッジ殿。これまでの長きに渡る激闘をお疲れ様でした。新世代に向けて羽を休ませてくだされ」
 「はぁ…どういう事です?新世代って」
 「前にも仰いましたが…アニメでいう第2期って感じですな」
 「一区切り…って事ですか」
 「そうですな。古き良き親友たちと別れを告げ、新天地へ向かう…といった感じでしょうかな」
 「なんというマンネリ化…」
 「嫌ですなぁ。それを言っちゃお終いですぞヴィルエッジ殿」

 それからしばらく経つとフウキンがある一枚の紙切れを持っていた。
 「…またオーナーからですか」
 それを察知したヴィルエッジが解ったように問いかけた。
 「ビンゴですぞ。読んでみてくだされ」
 フウキンが紙切れをヴィルエッジに渡すとそれをヴィルエッジが読み上げる。
 「『SSSのメンバーの加入を検討中』…これは一体?」
 「SSS…確か『死んでたまるか戦線』か『死んだ世界戦線』だったような…」
 「…何ですそれ」
 「言える事は所謂そっくりさんの集団ですな。ここの世界ではなく別の世界で活動しているという…」
 「死か…しかし世の中不思議ですね、私もまだまだ知識不足です」
 「まぁこれはあくまで検討との事らしいのであまり期待しない方が身のためですぞ」

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最終更新:2010年10月17日 19:17
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