132 - (2005/11/03 (木) 18:29:11) の1つ前との変更点
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ローグは素っ頓狂な声をあげる。
「は? いきなり何言い出すんだお前?」
「私達がこうして今、居られるのも皆お前のおかげだ。
そして先の見えないこの現状に絶望していないのも……お前がお前のままで居てくれるから。
何処までいっても、何をしててもお前がお前で居てくれるから」
♂ローグは目を大きく見開いて言葉も出ない。
♀クルセは柔和な顔で♂ローグを見つめる。
「お前は♂BSが相手の時も、そしてこうして皆で騒いでいる時も、変わらずずっとお前のままでいてくれる。
それが、とても安心出来る……」
ふいっと後ろを向く♂ローグ。
「お前の感想なんて知るかよ。俺は俺、いつだってそーだ。んなもん当り前じゃねーか」
小さく吹き出す♀クルセ。
「照れ屋な所も、お前だな」
「どやかましい!」
そんな♂ローグの背中、そして突き放すような話し方。
それは、かつて自分が憧れた聖騎士のそれとはまるで違う物であるが、その時に似た感情を♀クルセにもたらす。
『……なんであろう? 胸が……少し苦しい……だが、それは……決して不快なものではない』
<ローグPT迷宮の森を抜ける>
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