バトルROワイアル@Wiki

NG2-42

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284.ワイルドカード[三日目午前]

ジョーカーは考えた。
ゲームに参加するにあたり、自分はどのような姿になろうかと。

(まず、もともとの自分の姿そのままで出て行くのは流石に論外でしょう。
生存者の誰かの姿を借りるのが現実的ではありますが、当人と鉢合わせた時が面倒なんですよね。
まぁそこから始まる混乱がゲームを面白くする可能性はありますが、
そんなドタバタは見てるから楽しいのであって、自分が出演者になるのはねぇ。
このゲームに参加してない人間に化けるのも悪くはないですが、そんな事なら
当人をそのまま連れてくればいいだけの話なのですし。
……ならば、死者に化けるのはどうですかね?)

このゲームのルール上、定期的に死亡者の情報は流しているので
普通に考えれば死人に化けて人前に出れば、怪しまれる事は間違いない。
その結果、自分の正体が露呈する可能性はもちろん、そうでなくとも、
生きてるはずのない異常を理由に真っ先に排除されるべきとして潰される可能性が高い。
「ならば敢てハードなゲームをして見るのも面白いでしょう。
それに…思わぬ方法で私たちに痛撃をいただいたあの人への意趣返しにもなりますしねぇ」

ワイルドカードの名を冠された存在として何処までいけるか、ひとつ試してみましょうか。
幸い、彼女については例の件があったせいで興味を向けていまして、
その人柄や能力はいままでの資料から調べさせていただきましたし、物まねくらいならできるでしょう。

◇◇◇◇◇◇

♀ハンターは狂ったように…いや、実際に狂って矢を放ち続ける。
グラサンモンクと♂セージはそんな彼女を救う(というか潰す)タイミングを計っていた。
矢の鋭さと悪くない狙いは脅威ではある…が、矢というのはいつか尽きるものなのだ。

それからさほど待つことなく、間断なく続いていたその掃射が止まる。
遠目から、彼女がフェイントを狙っているのではなく、からになった矢筒をまさぐっている事を
確認し、グラサンモンクはいまこそと決意し、一歩目を踏み出した。
彼女は予備の矢筒を取り出し、矢を番えようとしていた。
こちらの間合いに入るまでに一発は撃たれるだろうが、しかしその一発で殺されるつもりはない。
両手をクロスさせて頭部を守り突進するグラサンモンク。
そのグラサンモンクを目標に、♀ハンターは弓を引き絞り一矢を放った。
放たれた矢は狙い過たずグラサンモンクへまっすぐ飛んでいく。

だが、矢は彼の目の前でその軌道を変え、横を飛び過ぎて力なく木に突き立った。
「なっ…!?」最も驚愕したのは目の前で矢の不可思議な軌道を見たグラサンモンクだった。
矢を撃った♀ハンターも、わずかに動揺しているように見えるのは彼の目の錯覚だろうか?
ニューマか。一方の♂セージは後ろから俯瞰していたので状況がよくわかった。
♀ハンターが矢を放ち、グラサンモンクに到達する筈だった矢はニューマに防がれた。
…だが、誰がニューマを使ったのだ?
二人は少なからぬ動揺を催した。

そのため、木陰からちいさな人影が♀ハンターへ向かって走り、彼女の爛れた腕をつかみ、
彼らから離れるように♀ハンターを引っ張っていくその姿を見ながらも、動けなかった。
「♀ハンタさん、逃げますよ」と速度増加を自らと彼女にかけて走り去る、
小柄なノービスと、妙に従順にその指示に従う♀ハンター。
その二人の姿が完全に見えなくなった後に、ようやく体が動くようになった。
「今のは…スーパーノービスか?」
「そうでしょうね。ただ問題は…彼女は今日の朝までに死んでいるはずだという事です」
♂セージは考え込んだ。
♀スパノビが何故生きているのか?いやすでに死んでいて何らかの方法で動いているのか?
それとも何者かの偽装なのか?もしそうならば誰が、何のためにそんな事を?
そもそも偽装など可能なのか?ニューマとそして速度増加を使用した事実を含めて可能性を検討すると?
いや、そもそも…
「おい」
グラサンモンクに肩を叩かれ、♂セージは我に返る。
「とりあえず奴らは消えた。俺たちも行くぞ」
「…ええ、そうですね」
正直なところ、あの二人を追って事態を把握したい感情はあったが、
今はそれ以上に急がなければならない状況を抱えている。
最後に、周囲に再び攻撃してくるような気配はない、と確認し、二人は仲間の下へ戻るべく、
それぞれに負傷者を背中に担いで移動した。


<♀騎士>
現在地:E-6
所持品:S1シールド、ツルギ
外見:csf:4j0i8092 赤みを帯びた黒色の瞳
備考:殺人に強い忌避感とPTSDを持つが、大分心を強く持てるようになる。刀剣類に抵抗感 笑えるように
状態:気絶 負傷多数 重篤?

<♂モンク>
現在地:E-6
所持品:なし
外見:アフロ(アサデフォから落雷により変更)
スキル:金剛不壊 阿修羅覇凰拳 発勁
備考:ラッパー 諸行無常思考 楽観的 刃物で殺傷
状態:腕に裂傷、JTを複数被弾、意識不明、通電によるショック症状

<♂セージ>
現在地:E-6
所持品:ソードブレイカー 島の秘密を書いた聖書 口紅
容 姿:マジデフォ黒髪
スキル:ファイアーボルト ファイアーボール ファイアーウォール ナパームビート ソウルストライク フロストダイバー
備 考:FCAS―サマルトリア型 ちょっと風変わり? GMジョーカーの弟疑惑 移動再開

<グラサンモンク>
現在地:E-6
所持品:緑ポーション5個 インソムニアックサングラス 種別不明鞭
容 姿:csm:4r0l6010i2
スキル:ヒール 気功 白刃取り 気奪 指弾 発勁 金剛 阿修羅覇王拳
備 考:特別枠 右心臓 したぼく二号 悪ケミを護る ♀ケミに疑念 デビルチを警戒 移動再開
状 態:掌と肩に打撲 SP微妙に枯渇
参考スレ:【18歳未満進入禁止】リアル・グRO妄想スレッド【閲覧注意】
作品「雨の日」「青空に響く鎮魂歌」よりモンク(♂モンクと区別するため便宜的にグラサンモンクと表記)

<♀ハンター>
現在地:E-6から移動(後の人に任せます)
所持品:スパナ、古い紫色の箱、フォーチュンソード、+2バイタルシュールドボウ[3]
    (所持品は全て寄生虫の体内にいたため痛んでいます)
    オリデオコンの矢筒、消費→オリデオコンの矢499本(数えるのめんどいので多数、でもいいですね…)
外 見:全身の皮膚が半分溶けた異様な姿
スキル:ファルコンマスタリー、ブリッツビート、スチールクロウ、集中力向上、ダブルストレーピング
備 考:対人恐怖症、鳥と会話が出来る、純鷹師、弓の扱いはそれなり
状 態:発狂 自我崩壊 ♀スパノビ(ジョーカー)により救出

<ジョーカー(♀スパノビに擬態)>
現在地:E-6から移動(後の人に任せます)
外見:csf:4j0610m2
所持品:なし
スキル:集中力向上、ニューマ、速度増加、ヒール (♀スパノビに準じる)
備考:生前の♀スパノビと最も接触の多い♀ハンターを救出。
   まずはを利用できる程に自分がちゃんと真似をできているか確認しましょうか、という所。
   ジョーカーの♀スパノビについての理解度はスキル情報、会話ログは調査済み。
   (実際どのくらい知ってるかについては後の人に任せます)
状態:無傷 ♀ハンターを救出

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