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Multiple CoA - (2005/12/02 (金) 15:26:01) の編集履歴(バックアップ)


Abstract

現在のMIPv6の仕様によれば、MNがもってよい各自のCoAは一つだけで、プライマ
リCoAと呼ばれ、HAとCNに登録することができる。しかし、帯域や遅延等のコス
トに関しては、MNに複数の利用可能なIPv6CoAを割り当てられることは、同時に
複数のアクセスメディアを通してインターネットにアクセスするMRに有用である。
従って、我々はMIPv6拡張として、一つのHomeAddressについての唯一のCoAに対
して、複数にのCoAの登録を関連付けることを提案する。その場合において、受
信機が同じHomeAddressと対応する登録情報の間の関係を見分けるために、登録
情報それぞれに新たな識別番号を運ばなければならない。これらの拡張は
MobileIPv6に関するNEMOベーシックサポートがターゲットです。

Abstract 2

1. イントロダクション                                                 4

2. 関連用語                                                      6

3. プロトコル概要                                                    8
    3.1. 複数CoA(マルチCoA)の登録   . . . . . . . . . . . . .      8
    3.2. 複数登録(マルチバインド)の管理  . . . . . . . . . . . .    9
    3.3. Homeへの帰還   . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .    9

4. Mobile IPv6 への拡張                                              10
    4.1. Binding Cache の構成と管理        . . . . . . . . .   10
    4.2. Binding Update の構成と管理        . . . . . . . . .   10
    4.3. メッセージフォーマットの変更 . . . . . . . . . . . . . .   11
          4.3.1. Binding ユニークな識別子のサブオプション. . . . .   11
          4.3.2. Binding Update  . . . . . . . . . . . . . . . . .   12
          4.3.3. Binding Acknowledgment  . . . . . . . . . . . . .   12
    4.4. 動的 Home Agent アドレス発見      . . . . . . . . . .   13
          4.4.1. DHAAD 要求   . . . . . . . . . . . . . . . . . .   13
          4.4.2. DHAAD 応答  . . . . . . . . . . . . . . . . . . .   13
          4.4.3. Home Agent 情報オプション   . . . . . . . . . .   14

5. Mobile Node の動作                                               15
    5.1. CoAとBinding識別子の管理  . . . . . . . . . . . . . . . .   15
    5.2. Binding Updateの送信   . . . . . . . . . . . . . . . . .   15
    5.3. 登録解除     . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .   16
    5.4. Alternate CoAの利用       . . . . . . . . . . . . .   17
    5.5. Binding Acknowledgmentの受信    . . . . . . . . . . . .   17
    5.6. Binding 更新要求の受信       . . . . . . . . . . . .   18
    5.7. Binding エラーの受信   . . . . . . . . . . . . . . . . .   18

6. Home Agent と Correspondent Node の動作                         19
    6.1. Binding Cache の Binding 識別子番号の参照 . . . . . . . .   19
    6.2. Binding Updateの受信    . . . . . . . . . . . . . . . .   19
    6.3. Binding Acknowledgmentの送信   . . . . . . . . . . . . .   21
    6.4. Binding 更新要求の送信      . . . . . . . . . . . . .   21
    6.5. Binding エラーの送信  . . . . . . . . . . . . . . . . . .   21

7. Network Mobility への適用                                       22

付録    23

A. A Scenario:  Carrier Packet Network と Internet へのアクセス    23

B. 構成例                                                    24

C. 変更点                                                            27

参考文献  28


1.イントロダクション

MNがいくつかのアクセスネットワークを経由して移動を行う時に、インターネッ
トへの常時接続はいくつかのアプリケーションに要求される。例えば、車で高速
道路を走行しながら異なるアクセスネットワークから音声や動画のストリームを
受信するとき、インターネットへの接続が維持されることが望ましい。そのよう
な刺激に対して、複数接続や、その利点については[4]での議論が大きい。マル
チホームノードの問題提起は[7]に要約される。

あいにく、インタフェースは大規模な接続性の保証を持たない。それゆえ、MNは
広範囲のネットワーク接続性を得るために、様々なタイプのインタフェースを利
用するべきである。加えて、ユーザは訪問先のネットワーク環境(それぞれのネ
ットワークインタフェースの持つコスト、パフォーマンス、帯域、レンジ、確実
性があり、無線ネットワークは変化しやすく、有線より信頼が低い)によって充
当するインタフェースを決めるべきである。ユーザは通信タイプにあった充当な
インタフェースを選ぶことができる。例えば、TCPトラフィックでは無線インタ
フェース上で伝送を行うべきであるのに対して、UDPではTCP接続のわずらわしさ
を回避するために有線インタフェース上で伝送を行う。

多重CoA(MCoA)を一つのHomeAddressに関連付けることで、インターネット接続
への耐久性が与えられるだろう。例えば、MNが一つのインタフェースにおいてイ
ンターネット接続を失った時に、次のインタフェースがバックアップインタフェ
ースとして利用でき、そこからインターネット接続性を維持する。加えて、MNは
それぞれの通信フローを個別のインタフェースに送ることができる。これは通信
帯域の消費に有用である。ユーザはアプリケーションに適したインタフェースを
選択できる。CNもまたMNの一つの登録が無効になる時、MNの登録の再選択をして
通信を回復する。登録情報の選択を可能にするポリシーは、MNが明確な通信タイ
プに関して、特定の登録情報を利用できる。もし、MNが通信を行うのに十分な帯
域を持たないなら、ネットワーク帯域を得るために双方の登録情報を役立てるこ
とができる。その上、MNは全ての利用可能なインタフェースを経由して特定のフ
ローのパケットをやり取りしてもよい。

IPv6[1]のコンセプトでは、インタフェースに与えられたいくつかのアドレスを
持つことを認める。MobileIPv6[5]の概念では、多重HomeAddressを提供する基盤
として、HAがMobileプレフィックス要求と広告を行いプレフィックスを管理する
機能がある。しかし、インタフェースに与えられる一つのHomeAddressの割り当
ては、複数のアドレスを割り当てるよりも有利である、なぜならアプリケーショ
ンには複数のアドレスが必要ないと気づいているからである。もちろん、アプリ
ケーションはアクティブなHomeAddressを通信に利用することも知っている。TCP
レイヤでは、TCPのHomeAddressは通信制御においてソースアドレスのように保持
される。アプリケーションは、MNが通信を行うインタフェースを切替えた時に、
接続情報の更新を行わなければならない。

しかしながら、セクション11.5.3のMobileIPv6[5]の詳細によれば、MNは一つの
HomeAddressに対して複数のCoAを登録することを認めない。もし、MNがそれぞれ
のCoAにBUを行うなら、CNは一番遅くに受信したBUに含まれるそれで、常に受信
したCoAでBCを上書きするかもしれない。このように、MNがCNのBCに複数のCoAを
登録することはできない。

この文章では、Binding Unique Identification(BID)と呼ばれる新たな識別番
号をBCのエントリーに定義することで、多重登録に適応させる。また、BIDのBC
への登録制御を拡張し、BUでBIDを運ぶサブオプションを提案する。BIDはインタ
フェースか、CoAに関連するMNの一つのHomaAddressに割り当てられる。MNはBUで
HAとCN両方にBIDの意味を通知する。CNとHAは自身のBCにBIDを記憶する。BIDは
それぞれの登録情報でMNと同一とみなされるので、HomeAddressのようにMN自身
を見分けることができる。BIDを使うことで、多重登録を見分けることができる。

ユーザのMNはBIDにいくつかのポリシーを含むことができてもよい。ポリシーは
フロータイプによって複数インタフェースにフローを分けるのに利用する。配布
方法やポリシーの作成はこの文章の範囲外。


2.関連用語

この文章で利用する用語は[5][6]で定義される。新たに定義したものは以下に示
す:

Binding Unique Identification number (BID)

BIDは、MNの複数登録の内容を見分けるのに識別番号を利用する。明確なBIDの指
定は、MNに登録情報の内容に与えられたHomeAddressと複数の情報を登録するこ
とを許す。BIDはある方法でBCに与えられたアドレスにおいて、複数の登録情報
に変換すが、他のBIDによる複製はできない。ゼロの値や、否定的な値は使って
はならない。MNで変換された後、BIDはBUリストに登録され、BUのサブオプショ
ンを意味するものとして、MNによって送信される。MNはプライバシーを守るため
に、BIDの値を管理ポリシーに一致すればいつでも変更してもよい。

登録情報を変更する状況でも、同じ登録で、同じBIDを利用し続けるための選択
を実装することによってBIDはCoAかインタフェースのどちらかに割り当てること
ができる。さらに詳しいことはセクション5.1で。

Primary care-of address(PCoA)

[5]では、Primary care-of addressは「MNのHomeAddressと共に登録されるCoAを
Primary care-of addressと呼ぶ」と定義されている。この文章では、「主とし
てHomeAddressと関連があるようなCoA」のように再定義する。

MNは常にPCoAを持たなければならない。一つのPCoAが無効になったら、MNは設定
された他のCoA(またはその時に自身で行うかも)からPCoAを再選択しなければ
ならない。

Primary Interface(PIF)

PCoAが割り当てられるIF。一つのIFが無効になると、MNは自身にインストールさ
れたIFからPIFを再選択しなければならない。

Binding Unique Identifier sub-option(BUIS)

BIDを運ぶのに利用する。

Multiple Care-of Addresses Flag (B flag)

上のオプションが含まれていることを示す。


3.プロトコル概要

複数CoAに関係がある同一のHomeAddressを見分けるために新しく識別子番号を提
案する。MNが複数登録を行う手順は以下で説明する。

3-1.複数CoAの登録

一つのMNが明確なIFにいくつかのグローバルなIPv6アドレスを手に入れることで、
セクション11.5.3[5]のように。アクティブなアドレスからPCoAを選択しなけれ
ばならない。選択後、MNのためにIFはPCoAを得ることで、PIFになる。

PCoAを選択した後、MNはHAに登録を行わなければならない。もし、MNがHAに複数
登録を望むならば、PCoAとBUリスト情報に含まれるデータのためにBIDを変更し
なければならない。MNはBUと共にBUISを送信することでPCoAをHAに登録する。BU
のフラグフィールドにBフラグをセットしなければならず、BIDはBUISに格納され
なければならない。BUが受信された後、HAは要求と自身のBCの登録内容の記録を
確認するもし、新たに定義されたサブオプションがBUで提供されれば、HAは登録
情報の該当するフィールドへのBUからBIDのコピーを行わなければならない。

Homeへの登録の後、MNはHAのCoAの登録を残すべきである。たとえ、すでにMNの
登録があっても、HAはBUISに含まれるBIDを蓄積するために、新たな登録情報を
登録しなければならない。この登録プロセスは、PCoAの登録と同じである。MNは
複数CoAの登録は独立して行わなければならない。

もし、MNがCNに登録を望むなら、BUを行う前に到達性確認の作業を開始しなけれ
ばならない。MNはCoTIをそれぞれのCoAに送信しなければならず、それぞれのCoA
でCoTを受信しなければならない。また、MNは個別の登録のようにそれぞれのCoA
を登録するためにBIDを変換する。この登録段階では、[5]で定義される他のサブ
オプション同様にBUISを使うのが良いため、計算が行えると証明できる場合を除
き、Home登録と同じようなことである。

3-2.複数登録の管理

BIDはBCで、対象となる情報を検索するキーとしてHomeAddressに付け加えるのに
利用する。HAがMNのためにBCをチェックした時に、HomeAddressと望みの情報か
ら、対象となる登録情報を検索する。望みの情報はフィルター情報とポリシーで
選択することができる。望みの登録を検索を可能にする能力はフローの分離にお
けるload-sharingとQoSです。しかし、選択とフローの分離はこの文章の範囲外。
もし、望む登録が無いならば、MobileIPのようにBCデータベースのHomeAddress
を検索してもよい。初めにマッチした情報を発見したとしても、MobileIPv6のよ
うにBCのHomeAddressを検索するかもしれない。

もし、ノードが複数の登録を持ち、パケットがMNに正確に届かないことを意味す
るなら、ノードはただちに通信を回復するためにMNの登録情報を変更することが
できる。ノードは、パケットロスかICMPエラー(ICMP_UNREACHABLEのような)に
よって、登録の無効化を検出する。これはMobileIPv6には供給過剰です。

一つのCoAが変更された時、MNはBUと共に新たなCoAと対象となるBIDを送信する。
BUを受信して、BIDが受信したBUISに含まれるBIDと一致した時、登録の更新を行
う。MNはBIDについて、未払いの各登録を独立して管理できる。

もし、MNが登録する情報を一つだけ決めたなら、BフラグとBUISを取り除いたBU
を送信する。BUを受信すると、MNのために一つの情報だけを登録する。もし、複
数登録なら、一つの情報を登録して他のBIDや休止している登録を削除する。

3-3.Homeへの帰還

MNがHomeに戻った時、二つの状況があり、なのでHAは代理近隣広告を利用するこ
とでMNのHomeAddressを支持する。一つのIFがHomeLinkに、他のIFが他のリンク
に接続している時、全てのIFを利用することは不可能です。もし、HomeAddress
のための代理近隣広告を停止するなら、パケットは常にHomeLinkに接続したIFに
送られる。もし、代理が停止しなかったら、パケットはHomeLinkに接続したIFに
送られない。

PIFがHomeLinkに接続している時が最初の状況です。この場合、送信するBUのラ
イフタイムを0にしたなら、MNは全ての登録を削除しなければならない。MNはパ
ケットにBUISを含めてはならない。その時、受信者はBCデータベースから全ての
登録を削除する。他の方法として、もしMNがそれぞれの登録情報を削除したいな
らば、全てのBIDに複数登録削除BUを送信する。それらBUにおいてMNはBUISを記
録しなければならない。CoAのPrimaryが一つで目的がHAの時だけ、HAにおいてMN
に代理処理を停止することを示し、MNもまたBUISにPフラグをセットする。Pフラ
グは、BUの目的地がHAの時だけ有効です。

PIFでないものがHomeLinkに接続しているのが次の状況です。PCoAは休止中のア
ドレスを超えて上位にたつ。MNがHomeLinkに接続するIFの利用を停止し、残った
外部ネットワーク接続するIFを維持する。この場合、MNはBUISと共に登録削除BU
を送信する。MNはBIDをBindingに登録して、Pフラグをサブオプションにセット
してはならず、HAかnotを気にかけない。それゆえ、登録削除Buの受信者はBCデ
ータベースからその登録情報だけを削除する。HAは近隣広告の代理処理を中断し
ない。

4.MobileIPv6の拡張

このセクションでは同じHomeAddressに対してMIPv6が複数登録を持つことを認め
るように変更を行うことについて説明する。

4-1.BCの構成と管理

BCの構成について追加項目のが必要である、このような:

 -BC情報のBID。BIDはBUサブオプションの意味をMNに通知する。BUがBIDを含
  まないなら値を0にしなければならない。

4-2.BUの構成と管理

BUの構成について追加項目のが必要である、このような:

 -BID:HomeAddressについてMNが複数登録をする時には変換しなければならな
  い。
 -PrimaryFlag:CoAがPrimaryのならば設定しなければならない。

4-3.メッセージフォーマットの変更

4-3-1.Binding Unique Identifier sub-option(BUIS)

BUISはBU,BAck,BindingRefresh要求,必要ならBindingエラーに含まれる。

    0                   1                   2                   3
    0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1
                                   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
                                   |   Type = TBD  |   Length = 4  |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |     Binding Unique ID (BID)   |P|       Reserved              |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-------------------------------+

Type:BU識別子を割り当てた後で
Length:常に4
Binding Unique ID (BID):BIDはBUのサブオプションと共に運ばれ登録に割り当
             てられる。
Flag:代理近隣広告を停止するPフラグ
   このフラグが設定された時、HAは代理近隣広告を停止する。
Reserved:15bit、0が設定される

4-3-2.Binding Update

Bフラグがセットされなければならず、BUISが含まれているならば、Mは与えられ
たHomeAddressに複数CoAを関連付けることを望む。


                                   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
                                   |          Sequence #           |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |A|H|L|K|M|R|B|  Reserved       |           Lifetime            |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |                                                               |
   .                                                               .
   .                        Mobility options                       .
   .                                                               .
   |                                                               |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

Multiple Care-of Addresses フラグ (Bフラグ)
  複数CoAを登録するのに利用する。
Reserved:9bit

4-3-3.Binding Ack

BAckのメッセージフォーマットは変更しない、しかしこの文章ではオペレーショ
ンリスト下に追加を行う。

受信者は、Aフラグがセットされるか、Home登録が行われる場合にはBフラグを含
むBUを得た受信機はBAckで返答をしなければならない。BUやサブオプションをセ
クション4.3.2で説明されるように処理した時にエラーで終了したなら、受信者
はBAckに対象となるエラーコードと共に送信しなければならない。

もしBUがBフラグを持ち、BUISが提供されるなら、受信ノードはBUISを含むBAck
と共に返答を行わなければならない。MNは、BIDにセットされた特定のCoAに対し
てBAckを処理できる。

新たなBフラグの操作の定義

TBD(144):通常の登録と、BCのBIDの登録の矛盾を暗示する。通常の登録はBIDフ
     ィールドの登録を持たない。

4-4.動的HAアドレス発見

Dynamic Home Agent Address Discovery(DHAAD)はRFC3775[5]で定義され、複
数CoAの登録サポートをMNかMRにHAの複数登録についてのみ拡張を行う。

しかしながら、CNにだけ複数CoAを登録しようとしている複数CoAの登録をサポー
トMNに解決策を提供しない。

4-4-1.DHAAD要求

新たにBフラグをDHAADメッセージに導入し、HAは複数CoAの登録をサポートする
ことを悟るように要求する。

   0                   1                   2                   3
   0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |     Type      |     Code      |            Checksum           |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |          Identifier           |R|B|        Reserved           |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

複数CoAフラグ(Bフラグ)
このフラグはMNがHAに複数CoA登録サポートを知って欲しい時にセットされる。

4-4-2.DHAAD応答

新たなBフラグをDHAAD応答メッセージに導入する。HAが複数CoAサポートをする
フラグがセットされたDHAAD応答メッセージを受信した時、HAがサポートする複
数CoA登録のリストを返信しなければならない。DHAAD応答にはBフラグをセット
しなければならない。

   0                   1                   2                   3
   0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |     Type      |     Code      |            Checksum           |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |           Identifier          |R|B|         Reserved          |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |                                                               |
   +                                                               +
   .                                                               .
   .                      Home Agent Addresses                     .
   .                                                               .
   +                                                               +
   |                                                               |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

Mobile Router フラグ(Rフラグ)
これはNEMO[2]で提案されている。

複数CoAフラグ(Bフラグ)
このフラグはHAが複数CoA登録のメッセージサポートをリストする時にセットさ
れる

4-4-3.HA情報オプション

新たにBフラグをHA情報オプションに導入する。HAが複数CoA登録をサポートする
ならフラグをセットするべきである。

   0                   1                   2                   3
   0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |     Type      |    Length     |R|B|       Reserved            |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
   |     Home Agent Preference     |      Home Agent Lifetime      |
   +-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

Mobile Router フラグ(Rフラグ)
これはNEMO[2]で提案されている。

複数CoAフラグ(Bフラグ)
このフラグはHAが複数CoA登録をサポートする時にセットされる。

5.MobileNodeの動作

5-1.CoAと登録識別子の管理

MNがいくつかのCoAを持つときの二つの場合がある:

-MNはいくつかの物理的IFを利用し、それぞれのIFに対してCoAを得る

-MNは一つの物理的IFを利用するが、リンク上で接続しているIFに複数のプレフ
 ィックスが通知される。いくつかのグローバルアドレスは、通知されたプレフ
 ィックスによりそれぞれのIFに構成される。

この2つの異なる場合の間には、物理IFの数だけでそれほど重要でない。識別番
号は、MNによって識別子番号がそれぞれのCoAに割り当てられ、複数登録を見分
けるのに利用する。どのように割り当てるかは上で実装されている。

HomeAddressにいっせいに登録したい時にMNはそれぞれのCoAにBIDを割り当てる。
値は1~65535の間で変更され右べきである。0と負数はBIDは取れない。もし、
MNが一つのCoAしか持たないなら、複数CoAを持つまでBIDを割り当てる必要は無
い。

5-2.BUの送信

MNがHAにBUを送信し、BUが登録の削除を意図する時、MNはBUに含まれているCoA
がPrimaryかどうかチェックしなければならない。もし、CoAがPrimaryの一つな
ら、BUISにPフラグをセットする。Pフラグの詳しい説明はセクション5.3。

MNがBUを送信した時、複数CoAを登録するかどうか決めなければならない。しか
しながら、この判断は文章の範囲外。もし、MNが複数CoAを登録しないと決めた
なら、通常のMIPv6[5]となる。

この場合、もしMNが複数CoA登録を必要とすると、BIDを常に利用しなければなら
んない。MNはBフラグをBUに設定し、BUのオプションフィールド内にBUISを加え
る。BIDはBUリストからBUISにコピーされる。もしMNがCNに登録するなら、複数
CoAのために複数CoTIを送信しなければならない。CoTを受け取った後、一つ一つ
のCoAにBフラグとBUISを設定したBUを送信する。いずれかの場合、MNはBUにAフ
ラグをセットしなければならず、セクション5.5で説明されるように登録が成功
したことを確認するBAckを待たねばならない。

注意として、シングルBUを利用して複数CoAを登録できるようには最適化されて
いない、なぜなら現在のMIPv6仕様はシングルBUを意味して複数登録を認めてい
ない。

5-3.登録削除

MNがHomeAddressについての全ての登録を削除しようとする時、Bフラグをセット
しないでBUISを排除した通常の登録解除BUを送信する。6.2に概要。

もし、MNが、HAとCNから特定の登録の削除を望むなら、以下で動作を説明する。

MNが一つのIFでHomeLinkに接続する時、適切な登録を削除しなければならない。
もし、MNがHomeに戻ってから登録しているPCoAが無効になったなら、BUISにPフ
ラグをセットしなければならない。他の方法では、Pフラグをセットしてはなら
ない。もし、Pフラグがセットされたら、HAはMNへの代理近隣広告を停止する。P
フラグが無視されたらHAに受信されない。

MNのPIFがHomeLinkに接続する時、MIPv6で示されるようにMNはHAに登録削除処理
を行わなければならない。HAは全てのMNの登録を削除し、MNへ向かうパケットの
代理受信を停止する。けれども、MNはCNのPrimaryでないIFの動作への登録を静
かに保つことができ、CNの登録情報を削除しなければならない。そのような場合、
MNはルート最適化によって外部リンクに接続したPrimaryでないIFでパケットを
静かに受信する。また、MNはCNがルート最適化を利用しない時、HomeLinkに接続
したPIFでパケットを受信します。

他の方法として、MNがPrimaryでないIFでHomeLinkへ戻って接続した時、MNはHA
やCNから特定の登録だけ削除しなければならない。HAは全ての登録削除を行わず、
MNへの代理近隣広告も停止しない。そのうえ、MNはHomeLinkに接続したPraimary
でないIFで長くパケットを受信しない。全てのパケットは外部リンクに接続され
た他のIFに転送される。もしMNがHomeLinkに接続したPrinmaryでないIFでパケッ
トの受信を望むなら、PrimaryのようにIFを再選択する。

5-4.Alternate Care-of Address(代理CoA・ACoA)の利用

MNは通信を行っている段階でACoAを利用できる。

一つのCoAが無効になったら削除しなければならない。その場合、MNはCoAからの
BUができない、なぜならIFの接続は失われているからです。MNは、あるアクティ
ブなIFを経由して登録解除をリモートで登録する必要がある。

MNは複数IFを持ちつが、IFで広帯域な特性を持つ場合、特定のインタフェースか
ら全てのCoAにBUを送信したい。MNは、帯域は不十分な場合、IFを経由してたく
さんの制御メッセージを送信したくない。

この場合、MNはACoAサブオプションとBUISと共にBUを送信する。ACoAの処理は、
MIPv6の仕様で説明されている。もしACoAがあるなら、BUISに含まれるBIDはACoA
サブオプションでCoA割り当てられる。。

5-5.BAckの受信

BUの証明はMIPv6と同じ。BUの送信処理は6.3で説明。

もしMNがBUISと共にBUを送信したなら、BAckはMobilityオプションフィールドに
BUISを持たねばならない。もしサブオプションが無いなら、BAckの製作者はBUIS
を認めないかもしれない。MNはBUISによる複数CoAの登録を停止すべきだ。もし
製作者がHAなら、MNは複数CoAの登録をサポートするあらたなHAをサポートする
ためにDHAADを実行してもよい。

もしBUISが提供されるなら、MNはBAckのステータスフィールドをチェックする。
もしステータスコードに成功を示す登録(128以下の)があるなら、MNが成功し
たことで製作者は登録情報とBIDを記憶する。

もしステータスコードが0でなくてBAにおいてBUISの有効性にかまわないなら、
MNはステータスコードに沿った適切な処理を進める。

もしコードが144なら、MNはBUISとBUで送信する以前に、すでに通常の登録に登
録がしてある。この場合、MNはBIDを除くBUの送信を停止すべきだ。

5-6.登録更新要求(BRR)の受信

BRRの証明はMIPv6と同じように。BRRの送信は6.4で説明。

もしMNがBUISと共にBRRを受け取るなら、このBRRはBIDによる登録の指定を要求
する。MNは登録要求のみ更新を行ってもよい。MNはBUにBUISを設置しなければな
らない。

もしBRRに提供されるBUISが無いなら、MNは要求したノードにBUリストに従って
BUを送信する。他の方法として、MNは要求ノードのためのBUリストの登録をもた
ないなら、MNは登録制御ポリシーによって一つの登録か複数の登録に登録を行う
必要がある。

5-7.登録エラー(BE)の受信

MNがBUISとともに登録エラーを受信したとき、BID内のBUISによってメッセージ
のための登録を示す。textを除いて更なる動作は[5]のように以下で示す。BEの
送信動作はセクション6.5で説明される。

MNがステータスフィールドに2をセットしたBEを受け取ったとき、複数CoAや
MIPv6の動作のようにPrimaryCoAの登録の試みを停止してもよい。

6.HAとCNの動作

6-1.BCの登録識別番号(BUIN)の参照

もし、CNがBCデータベースにMNのための複数登録を持つなら、MNと通信するのに
いくつかの登録を利用できる。BCデータベースからどのようにして最適な登録を
検索するかはこの文章の範囲外。

HomeAddressについてCNがBCを検索するたびに、対象となるBIDを知っているなら、
HomeAddressとBIDを検索キーのように利用するべきだ。BCデータベースでの
HomeAddressに対する複数登録の例を以下に示す。もし、CNがHomeAddressとBID2
で登録を検索するなら、MNのbinding2をえることができる。

         binding1 [a:b:c:d::EUI  care-of address1  BID1]
         binding2 [a:b:c:d::EUI  care-of address2  BID2]
         binding3 [a:b:c:d::EUI  care-of address3  BID3]

BUISを受信するとき、CNは通常、BIDを知っている。そのとき、CNはBUから
HomeAddressのBCデータベースとBIDを探し出し回収しなければならない。もし、
CNがBIDを知らないなら、MIPv6の動作のように登録のHomeAddressのみを研検索
する。その場合、最初にマッチする登録を見つける。もし、CNがMNに複数登録の
利用を望まないなら、BIDを簡単に無視できる。

6-2.BUの受信

もしBUにBフラグも登録識別子もないなら、[5]のように通常のBUの処理を行う。
しかし、受信してもHomeAddressに対してすでに複数登録をしているなら、受信
した登録でMNの動作している登録を全て書き換えなければならない。その結果、
受信したノードはMNにだけ登録を持たなければならない。もしBUが登録削除なら、
受信者はMNの全ての登録を削除しなければならない。

他の方法として、もし、BUがBUISかBフラグの設定を持つなら、受信者は以下の
ような動作追加を認める。

-受信ノードは[5]のセクション9.5.1に沿ったBUを承認しなければならない。

-もし、BUがフラグフィールドにBフラグを持つなら、BUのMobilityオプション
 フィールドにBUISを提供しなければならない。

-もしBUISにBフラグがセットされないなら、受信ノードは静かにBUを落とす。

-もしBUISが提供されたら、受信ノードはBUを処理しなければならない。

-もしLifetimeフィールドが0でないなら、受信ノードはMNの登録のようにBID
 を含めて情報の登録を行う。

 *もし受信者がMNの複数の登録を持たないなら、BIDを付け加える時に登録を
  行う。

 *受信者がMNのBIDを持たないで、通常の登録を持つなら、通常の登録を削除
  して、BUに従いBIDを含んでいる新たな情報の登録をする。その場合、受信
  者はステータスコード144を設定したBAckを送信しなければならない。

 *もし受信ノードが、要求するBIDにマッチする場合、すでの登録情報を持っ
  ているなら、BUにより情報の更新を行う。その間に、もし要求するBIDにマ
  ッチする登録情報を受信者が持たないなら、BIDの新たな登録を行う。

-Lifetimeフィールドが0なら、受信ノードはBIDが送信したBUIDと同じように
 登録された情報を削除する。もし受信ノードがBIDがBUにマッチするときに適
 切な登録を持たないなら、登録削除BUを拒否しなければならない。受信ノード
 がHAなら、ステータスフィールドに133をセットしたBAckをMNに返すべきだ。

注意、もしMNが異なるBIDを含む複数BUを同じCoAでなければ送信しないなら、受
信者はBC内の両方の情報に登録するべきだ。

6-3.BAckの送信

BUがBUISを含まないなら、受信者(CNかHA)は[5]のセクション9.5.4に従って
BAckを返信しなければならない。その上、BIDサブオプションを提供する時はい
つも、受信者は以下の追加動作に従う。受信者は、BAckにAフラグがBUにセット
されいるかどうか返事をしなければいけない。

受信者がBIDを蓄積するためにBUISでの登録に成功したなら、ステータスフィー
ルドに成功を示す値(0~128)をセットし受信したBUからBUISをコピーしてBAck
返答する。もし、受信者がBIDを持たず、BIDの新たな登録に登録を行おうとする
時、動作している登録を削除したなら、ステータスフィールドに144を設定した
BAckを返す。他の方法して、ノードがBUを処理する間にエラーに出くわすなら、
[5]で説明されるエラー番号を返す。BIDはBAckにとって有用なら、ノードはBUIS
をセットすべきです。

6-4.登録更新要求(BRR)の送信

CNかHAのいずれかの登録情報の期限がすぐに切れそうなことに気づいたとき、
BRRを送るべきです。登録情報がBIDを持つとき、CNはBRRにBUISを持つべきです。
そこで、CNはBUISを含むBUを受け取ることができ、特定の登録にだけ更新ができ
る。もし、登録情報がBIDを持たないなら、CNがサブオプションを持たないBRRを
送信する。

6-5.登録エラーの送信

CNがステータスフィールドに2を設定した登録エラーを送信するとき、Mobility
オプションフィールドにBUISを設置してもよいのなら、BIDは受信した登録メッ
セージを利用できる。

CNがHOめAddressの目的地のオプションを含むデータパケットを受信した時、
IPv6ソースアドレスフィールドを確かめる。もしCNのBCにソースアドレスの登録
が無いなら、CNはステータスコードを0に設定した登録エラーを送信する。CNは
BUISを設定できない、なぜならソースアドレスへのBC登録を持たないからである。

7、NEMOへの適応

複数のIFがあるMRに関する問題や他のmultihoming構築方は[8]の文章で。

登録管理メカニズムはMIPv6のMN動作と同じで、MRのためのNEMO Basic
Support[2]動作から、我々の拡張もまた複数のMRからの複数CoA登録送信を扱う
のに利用できる。

HAがMRを目指すパケットを捕まえるのに代理近隣広告を利用してはいけない時、
MRはPフラグを利用してはいけない。HomeLinkが[10]で紹介されるHomeAddress拡
張と同じくらいの仮想的なHomeLinkを構成したとき、それは起こります。



A.Aシナリオ:パケット搬送ネットワークとインターネット両方への接続

[4]で説明されるように、この計画はいくつかのシナリオについて実用的にでき
ます。さらに、この計画の特別に要求するところはシナリオが明確なところにあ
る。

たびたび、インターネットから独立なネットワークへの輸送を提供する。例えば、
日本のキャリアはNTTでユーザーにADSLやFTTHを提供する。Fletsネットワークは、
インターネットから分離され、ISPからも独立だが、NTTのADSLやFTTH物理回線か
らのみ接続できる。

よく似たサービスとして無線ネットワークサービスが期待されている。図1で説
明されるネットワーク環境とMNがW-CDMAと802.11bを持つとき、アプリケーショ
ンサービスはW-CDMAセルラーネットからの接続のみに制限される。

その場合、たとえMNがMIPv6を身に着けたとしても、802.11bからのアプリケーシ
ョンサービス接続は拒否される。もし、MNが知的にアプリサービスのために
W-CDMAを選択するとMNは他の通信に802.11を利用できる。MNは簡単にこの計画を
利用できる。

                             +-------------------------+
                             |   +-------------+       |
                             |   |appl. servers|       |
                             |   +------+------+       |
                +----+       |          |              |
                | CN |       |   service networks      |
                +--+-+       |   ----------------      |
                   |         |          |              |
               +---+------+  |       +--+-+            |
        +------+ Internet |--+---+---+ HA +--+         |
 802.11b|      +----------+  |   |   +----+  |         |
    CoA2|                    |   |        Home Link    |
     +--+--+                 |   +        ---+------   |
     |  MN +=============Access Servers                |
     +-----+ CoA1            |                         |
           W-CDMA            +-------------------------+
                                 W-CDMA Packet Network

図1:パケットネットをインターネットの組み合わせによる
    サービスの動作

B.構成例

このセクションでは、MNが複数IFを持ち、HomaAddressに対応した複数CoAを持つ
ときの一般的なシナリオを説明する。

MNのHomeAddressはa:b:c:d::EUIです。MNは3つの異なるIFを持ち、利用可能な
CoA1-3(CoA1,CoA2,CoA3)を得る。MNはそれぞれのCoAにBID1,BID2,BID3を割り
当てる。

図2はMNの全てのIFが外部のネットワークに接続した場合のシナリオを示す。登
録を行った後、HAとCNは図2の彼らのBCデータベースに登録情報リストを持つ。
MNは全てのIFを利用できる。

                +----+
                | CN |
                +--+-+
                   |
               +---+------+          +----+
        +------+ Internet |----------+ HA |
        |      +----+---+-+          +--+-+
    CoA2|           |   |               |   Home Link
     +--+--+        |   |         ------+------
     |  MN +========+   |
     +--+--+ CoA1       |
    CoA3|               |
        +---------------+

BCデータベース
HA内の登録情報(代理近隣広告が実行されている)
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address1  BID1]
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address2  BID2]
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address3  BID3]
CN内の登録情報
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address1  BID1]
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address2  BID2]
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address3  BID3]

図2:複数IFが外部NWに接続

図3はMNがPIFでHomeLinkに接続した場合のシナリオを示す。

情報の登録が成功した後、HAとCNは図3の彼らのBCデータベースに登録情報を持
つ。MNはHomeLinkに接続したPIFを経由してのみHAと通信できる。他の方法とし
て、MNは経路最適化を利用してCNと通信できる。さらに、MNがHomeLinkに接続し
ている時、他のアクティブなCoA(CoA2,CoA3)のためにBUを送信することができ
る。もし、CNが登録を持つなら、それぞれのCoAに直接パケットを送信する。ど
んなパケットでもHAに到達しPIFに送信される。

               +----+
                | CN |
                +--+-+
                   |
               +---+------+          +----+
        +------+ Internet |----------+ HA |
        |      +--------+-+          +--+-+
    CoA2|               |               |   Home Link
     +--+--+            |         --+---+------
     |  MN +========+   |           |
     +--+--+        |   |           |
    CoA3|           +---|-----------+
        +---------------+

BCデータベース
HA内の登録(代理近隣広告停止)
無し
CN内の登録
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address2  BID2]
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address3  BID3]

図3:PIFがHomeLinkに接続

図4はMNのPrimaryでないIFがHomeLinkに接続する場合のシナリオを示す。

HAとCNは図4の彼らのBCデータベースに登録情報リストを持つ。MNはHomeLinkへ
の接続にPrimaryでないIFを利用できない、なぜならHAは代理近隣広告によって
MNのHomeAddressを守るからである。HomeLinkへ送信された全てのパケットは、
HAに代理受信され、登録情報に従って外部NWに接続した他のIFにトンネルされる。

               +----+
                | CN |
                +--+-+
                   |
               +---+------+          +----+
        +------+ Internet |----------+ HA |
        |      +----+-----+          +--+-+
    CoA2|           |                   |   Home Link
     +--+--+        |             --+---+------
     |  MN +========+               |
     +--+--+ CoA1                   |
        |                           |
        +---------------------------+

BCデータベース:
HA内の登録(代理近隣広告が実行されている)
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address1  BID1]
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address2  BID2]
CN内の登録
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address1  BID1]
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address2  BID2]

図4:一つのPrimaryで無いIFがHomeLinkに接続している

図5はPIFとPrimaryで無いIFがHomeLinkに接続する場合のシナリオを示す。HAと
CNは図5の彼らのBCデータベースに登録情報のリストを持つ。MNがPrimaryでな
いIFで外部NWに接続できない場合を除いて、CNはPraimaryでないIFのための登録
を持つ。HAに到達した全てのパケットは、MNに接続した一つのIFに転送される。
例えば、フィルターやポリシーを利用して、HAはいずれかのIFを決定する。

               +----+
                | CN |
                +--+-+
                   |
               +---+------+          +----+
        +------+ Internet |----------+ HA |
        |      +----------+          +--+-+
    CoA2|                               |   Home Link
     +--+--+                 --+----+---+------
     |  MN +===================+    |
     +--+--+                        |
        |                           |
        +---------------------------+

BCデータベース:
HA内の登録(代理近隣広告停止中)
無し
CN内の登録
binding [a:b:c:d::EUI  care-of address2  BID2]

図5:PIFとPrimaryでないIFがHomeLinkに接続する

C.変更

-更新パケットフォーマット。[11]で示されるようにMフラグをBフラグに名前を
 変更

-複数CoAの登録をサポートするHAを発見することによってDHAADパケットに動作
 拡張を加える。


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