枝に結ぶ願い / Akhuta
芯の
千の槍 で背 を穿 て降り止まぬ雨の如 く
万の鎚 で腹を破れ吹き荒 ぶ風の如く
蓋 を暴き逢 を隠せ蕾 悉 く尽 れゆけ
万の
彼岸の空
雲と散り露 と消えた来 し方の無数の思慕
果てなく慈悲 無き鬼遊びの手
隠れ過ごせ手折 られぬように
隠れ過ごせ
星々の眼差しを繋ぎ
絡む枝の先
願いを結んだら片道の扉を開く
枝に星は宿り標 となり導く
旅路へと
旅路へと
新たに煌 めく星がまた一粒
ふたつの影を孕 む
ふたつの影を
(編者注)「錆」は金偏に青と書く異体字(参照ページ)が本来の歌詞上の表記。