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傭兵入門 - (2006/12/09 (土) 14:20:29) の1つ前との変更点
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*傭兵とは
アトルガン皇国にたどりついた冒険者たち(プレイヤー)が、
強制的にならざるを得ない職業的肩書きのことです。
皇国の存亡をかけ、さまざまな公務をこなすことになります。
*傭兵になるには
アトルガンミッションを進める必要があります。
ミッションを受けられるのは、ジュノ大公国にある天晶堂という、
うさんくさい貿易業者の本部内です。
*傭兵の条件
「アトルガンの秘宝」のプレイ理念として、
公式では「Lv50以上のプレイヤーを対象としている」
とありますが、実際には、
「アトルガン皇国にたどりつける実力があるプレイヤーが対象」
であると言えます。
「実力」すなわち、金かレベルか人脈、いずれかのことです。
*実録:しぇるちゃん、アトルガンへ渡る
フレの一人、しぇるちゃんは、今年(2006年)の2月からプレイを始めたばかり。
(キャラはタルタル♀)
いまどきの若者にしてはすれておらず、実の弟よりかわいくてついついかまってしまう。
ある日、こんな決心を。
「あこさん、オレ、パソコンでもいいからアトルガンいれます!」
この日から、しぇるちゃんの傭兵ロードが始まった。
**プレイ環境
しぇるちゃんがプレイに使っているパソコンは、元々親のもの。
親がパソコンを使ってるあいだはFFがプレイできない。
レベルがあがってくると、そんな環境に不満もあり、
PS2でプレイしようと、深夜バイトにも熱がはいってたようす。
**アトルガンへの誘い
深夜バイトをしながら夜間大学へ通い、親のパソコンを借りてプレイ、
というしぇるちゃん。なかなかログインもままならなかったのが、
8月あたりからちょくちょくLSに顔を見せるようになった。
知り合ったのはバレンタインイベントがきっかけで、初期ジョブを黒でスタート。
黒が32になったあとは、忍者と戦士を交互にレベルあげ。
8月といえばちょうどビシージ凶悪パッチの前後で、
一人でも戦力が多くなれば、そんな思いもあり、
なにかにつけて「ビシージ面白いよー、しぇるちゃんもアトルガンおいでよー」
と誘惑してみた。
**ビシージって?
何度か話題に出すうちに、
「ビシージってなんですか?」
と興味を示すようになったしぇるちゃん。
そこでごく簡単に、
「大量のモンスターが街に攻め込んでくるんだよ!」
と説明。
「ええぇぇぇっ!強いの?」
「強いよ。Lv75でも即死するくらい」
「オレすぐ死んじゃうよ・・(ノД`)」
「だいじょぶ、私もすぐ死んでるから (・ω・)」
なにがだいじょぶなんだか説得力ないまま話はつづき、
「攻め込んできたモンスターを、大勢のPCと協力して倒す」
というわかりやすいツボにはまったらしい。
なによりまずは情報収集。そこで、ビシージ発生を察知(?)する秘伝を伝授。
…まあ、メニューにある「リージョン情報」見れば発生状況わかるよ、
ってことですが。
**ハードがない!
どうせアトルガンをプレイするならPS2で、
と、しばらくしてからPS2版オールインワンパッケージを購入したらしい。
しかし、そこで問題が。
…PS2本体が買えない。
しぇるちゃんが住んでるあたりでは、新品のPS2だと薄型しかないらしい。
薄型じゃFFXI はプレイできない。
そのうえ、BBパックの中古品をおいてる気のきいたゲームショップもなく…
**戦士45に
あいかわらず、夜間大学、深夜バイト、帰宅してから寝る前にプレイ、
という日々のしぇるちゃん。忍者30になったあと戦士あげに専念し、
9月のなかばごろにはLv45まで成長していた。
「コルセアやりたい!」とも言ってたしぇるちゃん、
なかなかPS2を買えずにいたけど、とうとう、
「パソコンでアトルガンやる!」と決心。
ついでに所属国であるウィンダスのミッションもすすめようと計画。
「アトルガンの秘宝」インストールに先がけて、
ウィンダスミッション「星読み」をクリアしたあと、
アトルガン皇国へ向かうのに必要な「渡航免状」を発行してもらうために、
発行手数料ともいうべきアイテム集めに出発。
(星読み遂行中、魔封門があくときの演出にしぇるちゃんが感激してたのはナイショ)
**実力相応の
発行手数料がわりのアイテムは、PCの実力に応じて何種類か設定されていて、
モノによって1個でOKなのもあれば6個セットでないと受け付けてくれなかったり。
LSで話を聞いていた私の相方(赤75)が、
「渡航アイテムなら、獣人拠点のカギか偉大なジョブの証なら1個ですむし、
ドロップもそれほど悪くないから」と、
一路、獣人拠点のひとつ、ベドーへ向かう。
最奥で獲物を狩ること1時間・・・
「出ないよ、じゅん。やっぱりサポアイテムのがいいんじゃ・・」
「うーん、こんなに出ないもんかなぁ?」
Lv75の3人ならともかく、75に満たない二人がいたんじゃ、殲滅速度だって鈍る。
獲物のレベル自体が60~65と、私としぇるちゃんの上いくわけだし。
「他の渡航アイテムっていうと、Lv50以上推奨のガリスンアイテム3個、
Lv60以上推奨のソ・ジヤのチップ3個、それか50万ギルで買う・・・」
「オレまだLv45です・・やっぱり自分のレベルにあったのがいいのかも」
ということで、Lv30以上推奨のサポアイテム6個収集に切り替え。
**そろった!
ベドー最奥からテレポメアで一気にタロンギ渓谷へ。
所持金があやういしぇるちゃんにあわせ、走って隣接エリアのブブリム半島へ。
エリアにはいるなりまずはウサギ狩り。ほどなく1個目「野兎の尻尾」をゲット。
続いてダルメル狩り。15分ほどで「ダルメルの唾液」をゲット。
今度はテレポデムでグスゲン鉱山へ。
ここなら、サポアイテムの2つ、「血染めの衣」「呪われたサレコウベ」を落とす
アンデッドモンスターがいつでもうろうろしている。
さっそく、アイテムを落とす Ghoul、Bogy を狩ること30分。6個中4個がそろった。
最後はテレポホラと徒歩でバルクルム砂丘へ。
海岸付近やオアシスなど分散してカニを狩り、「陸ガニのふんどし」ゲット。
最後のアイテム、「ガガンボの腹虫」をゲットし、喜ぶしぇるちゃん。
サポアイテム集めの所要時間、移動も含めて2時間かかりませんでした。
まあ、テレポあったしね。ないと船で移動とか、もっと時間かかるけど。
とにかく、アイテムがそろった。あとはインストールだっ!
**インストールとバージョンアップ
次の週末、アトルガンをいれたあと、渡航に付き添う約束をした。
それまでに、フレの協力でデルクフの塔を制覇したしぇるちゃん。
無事、ミッションランク4に昇格。
そして週末。
「おはよー」
インストールとバージョンアップをすませたしぇるちゃんがログインしてきた。
(あらためてWin版を購入し、なぜかレジコードはPS2版を使用したそうだ)
「2時間かかったよ・・」
「おつかれー "(・・、)ヾ(^^ )"」
しかし、ここで新たな問題が!
(またか)
**会員証
「もう渡航免状もらった?」
「まだです。これから行くところ・・・えっと」
「ん?」
「渡航免状ってどこでもらえるんですか?(o・。・o)」
「ジュノ下層にある天晶堂本部内だけど…しぇるちゃん?」
「はい」
「天晶堂の会員証持ってる?」
「なんですか?それ」
「………」
**名声
まったくもって盲点だった。
アトルガンに行ける冒険者なら持ってて当然な「だいじなもの」だけど、
しぇるちゃんのようにこれから行こうとする冒険者では、
持ってないこともありえる、というのがすっかりぬけていた。
天晶堂の会員証がないと本部内に入れない。
本部内に入れないと、渡航免状はもらえない。
…やれやれ。そしたら今すぐ入会クエストを…
「…ちなみに自国の名声どれくらいかわかる?」
「名声・・」
「…とりあえず、下層に行ってみようか」
天晶堂の入会クエストは、ある程度の名声がないと発生しない。
下層にある「海神楼」という宿屋の受付嬢に話しかけてみると・・
「一番下の、何も書いてないとこ選択できる?」
「できません」
「…名声が足りないね。クエストこなさないと」
「渡航免状もらえないんですか?」
「ウン。まず天晶堂の会員にならないと。
名声が低いと会員になる資格がなくて入会クエスト受けられないし。
名声あげるにはクエストこなしていくしかないんだけど・・
ちなみに今いくつくらいクエストクリアしてる?」
「お花をあげるのくらいかな」
…渡航免状もらえるのはまだまだ先だな。
「ちなみに次のミッション、飛空艇パスもらえるやつ、
天晶堂会員であること、は必須だからね」
「ええぇぇぇっ!!」
**クエスト三昧
アトルガン渡航と並行して飛空艇パスゲットをねらっていたらしいけど、
ともかくクエストこなして名声あげないことには先に進めない。
まずはウィンダスに飛んで名声を確認。案の定、「聞いたことがない」。
今後のことも考えると、自国の名声をあげるのが一番メリットが大きい。
しかし、ウィンダスのクエストは、連続だったり条件が多かったりと
クリアしづらいものが多い。とにかく手当たりしだいにやるしかない。
ってことで、それからほぼ毎日、ログインしてはクエストの手伝い。
初期クエのイワシマラソンに始まり山猫クエもやり、
「ある愛のうた」でサンドに飛んだり、「とがった石」を探しにバスに飛んだり。
他国行くならバリスタ免許もとっとこうとお偉いさんに会いに行ったり。
ウィンダスに戻っては「名声は?」「まあまあになりました!」と名声の確認。
「入会クエストは、自国名声がそこそこ、が目安だからね。もうちょっと」
「がんばります (*^o^*)」
**飛空艇(魔晶石)ミッション
次の週末。
同時にミッションもすすめられるようにと、ベドーに飛んで
「クゥダフのト占甲」「クゥダフの呪符」を入手。
二人だけでもどうにかなるけど、万全を期してマイフェロー、Zoldof に手伝ってもらう。
ジュノに戻ったあと、ランクポイントをあげるために、
しぇるちゃんはジュノの親衛隊にクリスタルをトレード。
これは知らなかった。
名声は・・
「そこそこなりましたっ! \(*^▽^*)ノ」
「おめでとうっ! p( ´∇` )q」
初めて入る天晶堂本部内。係のNPC、Faursel を見て、
「オレ、このにーちゃんがいいな ( ' - ' *)」
どうやら、フェローのフェイスのことらしい。
ランク4になってるし、と、フェロークエもやってみたが…
なぜかエル♂黒髭フェイスになったらしい。
とにかく、アトルガンミッションを受け、渡航アイテムをトレード。
あとは日付が変わるのを待つばかり。その間に飛空艇ミッションを進めてしまおう。
準備を整え、二人だけでミッション遂行開始。
ベドー、ダボイ、オズトロヤの順に魔晶石を集め、無事ジュノへ帰還。
そこでしぇるちゃんがタイムリミット。パソコンが使えなくなるらしい。
日付変わったあとにログインすると約束をして私もログアウト。眠い…。
**念願の渡航免状
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傭兵とは/傭兵になるには/傭兵の条件
実録:しぇるちゃん、アトルガンへ渡る/おさらい
*傭兵とは
アトルガン皇国にたどりついた冒険者たち(プレイヤー)が、
強制的にならざるを得ない職業的肩書きのことです。
皇国の存亡をかけ、さまざまな公務をこなすことになります。
*傭兵になるには
アトルガンミッションを進める必要があります。
ミッションを受けられるのは、ジュノ大公国にある天晶堂という、
うさんくさい貿易業者の本部内です。
*傭兵の条件
「アトルガンの秘宝」のプレイ理念として、
公式では「Lv50以上のプレイヤーを対象としている」
とありますが、実際には、
「アトルガン皇国にたどりつける実力があるプレイヤーが対象」
であると言えます。
「実力」すなわち、金かレベルか人脈、いずれかのことです。
*実録:しぇるちゃん、アトルガンへ渡る
フレの一人、しぇるちゃんは、今年(2006年)の2月からプレイを始めたばかり。
(キャラはタルタル♀)
いまどきの若者にしてはすれておらず、実の弟よりかわいくてついついかまってしまう。
ある日、こんな決心を。
「あこさん、オレ、パソコンでもいいからアトルガンいれます!」
この日から、しぇるちゃんの傭兵ロードが始まった。
**プレイ環境
しぇるちゃんがプレイに使っているパソコンは、元々親のもの。
親がパソコンを使ってるあいだはFFがプレイできない。
レベルがあがってくると、そんな環境に不満もあり、
PS2でプレイしようと、深夜バイトにも熱がはいってたようす。
**アトルガンへの誘い
深夜バイトをしながら夜間大学へ通い、親のパソコンを借りてプレイ、
というしぇるちゃん。なかなかログインもままならなかったのが、
8月あたりからちょくちょくLSに顔を見せるようになった。
知り合ったのはバレンタインイベントがきっかけで、初期ジョブを黒でスタート。
黒が32になったあとは、忍者と戦士を交互にレベルあげ。
8月といえばちょうどビシージ凶悪パッチの前後で、
一人でも戦力が多くなれば、そんな思いもあり、
なにかにつけて「ビシージ面白いよー、しぇるちゃんもアトルガンおいでよー」
と誘惑してみた。
**ビシージって?
何度か話題に出すうちに、
「ビシージってなんですか?」
と興味を示すようになったしぇるちゃん。
そこでごく簡単に、
「大量のモンスターが街に攻め込んでくるんだよ!」
と説明。
「ええぇぇぇっ!強いの?」
「強いよ。Lv75でも即死するくらい」
「オレすぐ死んじゃうよ・・(ノД`)」
「だいじょぶ、私もすぐ死んでるから (・ω・)」
なにがだいじょぶなんだか説得力ないまま話はつづき、
「攻め込んできたモンスターを、大勢のPCと協力して倒す」
というわかりやすいツボにはまったらしい。
なによりまずは情報収集。そこで、ビシージ発生を察知(?)する秘伝を伝授。
…まあ、メニューにある「リージョン情報」見れば発生状況わかるよ、
ってことですが。
**ハードがない!
どうせアトルガンをプレイするならPS2で、
と、しばらくしてからPS2版オールインワンパッケージを購入したらしい。
しかし、そこで問題が。
…PS2本体が買えない。
しぇるちゃんが住んでるあたりでは、新品のPS2だと薄型しかないらしい。
薄型じゃFFXI はプレイできない。
そのうえ、BBパックの中古品をおいてる気のきいたゲームショップもなく…
**戦士45に
あいかわらず、夜間大学、深夜バイト、帰宅してから寝る前にプレイ、
という日々のしぇるちゃん。忍者30になったあと戦士あげに専念し、
9月のなかばごろにはLv45まで成長していた。
「コルセアやりたい!」とも言ってたしぇるちゃん、
なかなかPS2を買えずにいたけど、とうとう、
「パソコンでアトルガンやる!」と決心。
ついでに所属国であるウィンダスのミッションもすすめようと計画。
「アトルガンの秘宝」インストールに先がけて、
ウィンダスミッション「星読み」をクリアしたあと、
アトルガン皇国へ向かうのに必要な「渡航免状」を発行してもらうために、
発行手数料ともいうべきアイテム集めに出発。
(星読み遂行中、魔封門があくときの演出にしぇるちゃんが感激してたのはナイショ)
**実力相応の
発行手数料がわりのアイテムは、PCの実力に応じて何種類か設定されていて、
モノによって1個でOKなのもあれば6個セットでないと受け付けてくれなかったり。
LSで話を聞いていた私の相方(赤75)が、
「渡航アイテムなら、獣人拠点のカギか偉大なジョブの証なら1個ですむし、
ドロップもそれほど悪くないから」と、
一路、獣人拠点のひとつ、ベドーへ向かう。
最奥で獲物を狩ること1時間・・・
「出ないよ、じゅん。やっぱりサポアイテムのがいいんじゃ・・」
「うーん、こんなに出ないもんかなぁ?」
Lv75の3人ならともかく、75に満たない二人がいたんじゃ、殲滅速度だって鈍る。
獲物のレベル自体が60~65と、私としぇるちゃんの上いくわけだし。
「他の渡航アイテムっていうと、Lv50以上推奨のガリスンアイテム3個、
Lv60以上推奨のソ・ジヤのチップ3個、それか50万ギルで買う・・・」
「オレまだLv45です・・やっぱり自分のレベルにあったのがいいのかも」
ということで、Lv30以上推奨のサポアイテム6個収集に切り替え。
**そろった!
ベドー最奥からテレポメアで一気にタロンギ渓谷へ。
所持金があやういしぇるちゃんにあわせ、走って隣接エリアのブブリム半島へ。
エリアにはいるなりまずはウサギ狩り。ほどなく1個目「野兎の尻尾」をゲット。
続いてダルメル狩り。15分ほどで「ダルメルの唾液」をゲット。
今度はテレポデムでグスゲン鉱山へ。
ここなら、サポアイテムの2つ、「血染めの衣」「呪われたサレコウベ」を落とす
アンデッドモンスターがいつでもうろうろしている。
さっそく、アイテムを落とす Ghoul、Bogy を狩ること30分。6個中4個がそろった。
最後はテレポホラと徒歩でバルクルム砂丘へ。
海岸付近やオアシスなど分散してカニを狩り、「陸ガニのふんどし」ゲット。
最後のアイテム、「ガガンボの腹虫」をゲットし、喜ぶしぇるちゃん。
サポアイテム集めの所要時間、移動も含めて2時間かかりませんでした。
まあ、テレポあったしね。ないと船で移動とか、もっと時間かかるけど。
とにかく、アイテムがそろった。あとはインストールだっ!
**インストールとバージョンアップ
次の週末、アトルガンをいれたあと、渡航に付き添う約束をした。
それまでに、フレの協力でデルクフの塔を制覇したしぇるちゃん。
無事、ミッションランク4に昇格。
そして週末。
「おはよー」
インストールとバージョンアップをすませたしぇるちゃんがログインしてきた。
(あらためてWin版を購入し、なぜかレジコードはPS2版を使用したそうだ)
「2時間かかったよ・・」
「おつかれー "(・・、)ヾ(^^ )"」
しかし、ここで新たな問題が!
(またか)
**会員証
「もう渡航免状もらった?」
「まだです。これから行くところ・・・えっと」
「ん?」
「渡航免状ってどこでもらえるんですか?(o・。・o)」
「ジュノ下層にある天晶堂本部内だけど…しぇるちゃん?」
「はい」
「天晶堂の会員証持ってる?」
「なんですか?それ」
「………」
**名声
まったくもって盲点だった。
アトルガンに行ける冒険者なら持ってて当然な「だいじなもの」だけど、
しぇるちゃんのようにこれから行こうとする冒険者では、
持ってないこともありえる、というのがすっかりぬけていた。
天晶堂の会員証がないと本部内に入れない。
本部内に入れないと、渡航免状はもらえない。
…やれやれ。そしたら今すぐ入会クエストを…
「…ちなみに自国の名声どれくらいかわかる?」
「名声・・」
「…とりあえず、下層に行ってみようか」
天晶堂の入会クエストは、ある程度の名声がないと発生しない。
下層にある「海神楼」という宿屋の受付嬢に話しかけてみると・・
「一番下の、何も書いてないとこ選択できる?」
「できません」
「…名声が足りないね。クエストこなさないと」
「渡航免状もらえないんですか?」
「ウン。まず天晶堂の会員にならないと。
名声が低いと会員になる資格がなくて入会クエスト受けられないし。
名声あげるにはクエストこなしていくしかないんだけど・・
ちなみに今いくつくらいクエストクリアしてる?」
「お花をあげるのくらいかな」
…渡航免状もらえるのはまだまだ先だな。
「ちなみに次のミッション、飛空艇パスもらえるやつ、
天晶堂会員であること、は必須だからね」
「ええぇぇぇっ!!」
**クエスト三昧
アトルガン渡航と並行して飛空艇パスゲットをねらっていたらしいけど、
ともかくクエストこなして名声あげないことには先に進めない。
まずはウィンダスに飛んで名声を確認。案の定、「聞いたことがない」。
今後のことも考えると、自国の名声をあげるのが一番メリットが大きい。
しかし、ウィンダスのクエストは、連続だったり条件が多かったりと
クリアしづらいものが多い。とにかく手当たりしだいにやるしかない。
ってことで、それからほぼ毎日、ログインしてはクエストの手伝い。
初期クエのイワシマラソンに始まり山猫クエもやり、
「ある愛のうた」でサンドに飛んだり、「とがった石」を探しにバスに飛んだり。
他国行くならバリスタ免許もとっとこうとお偉いさんに会いに行ったり。
ウィンダスに戻っては「名声は?」「まあまあになりました!」と名声の確認。
「入会クエストは、自国名声がそこそこ、が目安だからね。もうちょっと」
「がんばります (*^o^*)」
**飛空艇(魔晶石)ミッション
次の週末。
同時にミッションもすすめられるようにと、ベドーに飛んで
「クゥダフのト占甲」「クゥダフの呪符」を入手。
二人だけでもどうにかなるけど、万全を期してマイフェロー、Zoldof に手伝ってもらう。
ジュノに戻ったあと、ランクポイントをあげるために、
しぇるちゃんはジュノの親衛隊にクリスタルをトレード。
これは知らなかった。
名声は・・
「そこそこなりましたっ! \(*^▽^*)ノ」
「おめでとうっ! p( ´∇` )q」
初めて入る天晶堂本部内。係のNPC、Faursel を見て、
「オレ、このにーちゃんがいいな ( ' - ' *)」
どうやら、フェローのフェイスのことらしい。
ランク4になってるし、と、フェロークエもやってみたが…
なぜかエル♂黒髭フェイスになったらしい。
とにかく、アトルガンミッションを受け、渡航アイテムをトレード。
あとは日付が変わるのを待つばかり。その間に飛空艇ミッションを進めてしまおう。
準備を整え、二人だけでミッション遂行開始。
ベドー、ダボイ、オズトロヤの順に魔晶石を集め、無事ジュノへ帰還。
そこでしぇるちゃんがタイムリミット。パソコンが使えなくなるらしい。
日付変わったあとにログインすると約束をして私もログアウト。眠い…。
**念願の渡航免状
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