私家版・高校生物授業wiki
2011年に気になった生物学系の記事やプレスリリース
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bioota2010
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人工肉(cultured meat)の研究記事。昆虫食に並ぶ、未来の食糧不足の打開策になるかも。最後のコメントが印象的。[南カ薬科大]--South Carolina scientist works to grow meat in lab
白髪、脱毛を抑えるコラーゲンの仕組みが解明。そこはかとなく希望の光。17型コラーゲンノックアウトマウスが人ごとでない自分にとっては。[医科歯科大・北大]-- 毛包幹細胞が色素幹細胞を維持する仕組みを解明
“生き物地球紀行系”の記事。ウナギは生態に謎の多い生物で、雨が降ると陸にあがって草の間をを這いずり回ったりします。幸田露伴が得意げにそれを話し、皆が失笑する鼎談をどこかで読んだ記憶が。--天然ウナギの卵発見 世界初、完全養殖実用化へ期待
『もやしもん』でおなじみの腸内フローラの話。そういえば、2011年のノーベル医学生理学賞は、自然免疫系の研究に贈られたものでした。-- ビフィズス菌の作る酢酸がO157感染を抑止することを発見|理化学研究所
「恐竜=鳥の祖先説」派にとっては朗報。今年は始祖鳥命名150周年で、上野でも大恐竜展をやっていました。--恐竜の前足の指と鳥類の翼の指は同じもの-150年続く指論争に終止符|東北大学 (PDF)
恐竜の時代のあとで、被子植物が地球上で繁栄するきっかけとなった重複受精を、ついに映像で捉えることに成功。名古屋大学、良い仕事してます。--被子植物の繁栄を支える重複受精の瞬間を見る (PDF)
ミドリムシの葉緑体は、緑藻類の共生が起源であることが知られています。が、かつては紅藻類と共生していたようです。そういえば、今年は細胞共生説を提唱したリン・マーグリスが亡くなった年でした。--むかしむかし、ミドリムシは紅かった?|東京大学
「細胞内共生説」のリン・マーグリスは今年(2011年)11月に亡くなりました。原核生物(核膜・細胞小器官なし)から、真核生物(核膜・小器官あり)への進化の研究にとどまらず、細胞内共生説はラヴロックのガイア理論とかにも影響を与えていたはず。記事マーグリスの提唱した「共生説」は、以下のようなもの:
原核生物 + 好気性細菌(のちのミトコンドリア) + スピロヘータ(のちの鞭毛) + ラン藻(のちの葉緑体) = 真核生物! ←この場合は葉緑体があるので植物細胞。
原核生物 + 好気性細菌(のちのミトコンドリア) + スピロヘータ(のちの鞭毛) + ラン藻(のちの葉緑体) = 真核生物! ←この場合は葉緑体があるので植物細胞。
ちなみに、リン・マーグリスは、カール・セーガンの最初の奥さん(後に離婚。セーガンは3回結婚している)。夫婦そろって、スケールの大きい研究を、別々の分野でしています。