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クリ率とクリダメ - (2010/09/09 (木) 06:47:55) のソース

ラテールにおけるクリティカルを考慮した総ダメージを比較する。
通常ダメージ平均を$$L$$、クリティカル確率を$$p$$、クリティカルダメージを$$K$$、
$$p$$、$$K$$の変化率をそれぞれ$$s$$、$$t$$とすると総ダメージ平均は

$$D[p,K]=L\{(p+s)(1.5+K+t)+(1-p-s)\}$$
$$=L\{(p+s)(0.5+K+t)+1\}$$ 

を偏微分して一階の条件を求めると、

$$\frac{\partial D[p,K]}{\partial p}=L(0.5+K+t)=0$$
$$\frac{\partial D[p,K]}{\partial K}=L(p+s)=0$$

したがって、クリティカル確率とクリティカルダメージは

$$\frac{s}{t}=\frac{p}{0.5+K}$$のとき最大となることがわかる。

**例1:レモネードとホットチョコの比較

レモネードは$$\delta p=0.02$$であり、ホットチョコは$$\delta K=0.2$$である。$$\tag{*}$$より

$$0.02(0.5+K)=0.2p \Leftrightarrow K=10p-0.5$$のとき最大であるので、

$$K>10p-0.5$$ならレモネード、$$K<10p-0.5$$ならホットチョコのほうが有用である。

たとえば$$p=0.3$$、$$K=0.9$$のときホットチョコのほうが有用である。

**例2:鳳凰・虎の証とギルドアクセの比較

鳳凰・虎の証ともに+9の幸運55+19のクリティカル確率を1~2%と仮定する。$$\tag{*}$$より

鳳凰・虎の証は$$\delta p=0.065$$であり、ギルドアクセは$$\delta p=0.02$$および$$\delta K=0.2$$である。

$$0.065(0.5+K)=0.02(0.5+K)+0.2p$$

$$\Leftrightarrow K=4.44p-0.5$$のとき最大であるので、

$$K>4.44p-0.5$$なら鳳凰・虎の証、$$K<4.44p-0.5$$ならギルドアクセのほうが有用である。

鳳凰・虎の証は$$\delta p=0.065$$であり、ギルドアクセ+4は$$\delta p=0.04$$および$$\delta K=0.2$$である。
$$0.065(0.5+0)>0.04(0.5+0.2)$$であるので火力は鳳凰・虎の証のほうが高い。

ただし上記の比較は総ダメージのみの比較でありKB可能性などは考慮していない。
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