Linuxの種類

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2010-01-22

デストリビューション


Linuxって種類が多いんですよ。
Fedora,Vine,
Debian,Knoppix,Ubuntu,MEPIS,
SlackWare,Plamo Linux,openSUSE・・・
とメジャーどころを挙げてみましたが、探せばキリがないです。

さて、話変わって、これらのLinuxに共通するものは一体何でしょうか?

ご存知の方もいるでしょうが、それはOSのコアにあたる「カーネル」が同一であるということです。
正確に言えば「Linuxカーネル」を使用しているということでしょう。
いままでLinuxと呼んでいたのは本当は「OSまるごと」のことではなく、「カーネル」の部分だけだったんですね。Linuxカーネルを使用しているOSは全部Linux扱いという感じでしょうか。

(Windowsのカーネルは WindowsXPやWindows2000 が「NTカーネル」、
Windows95,Windows98,WindowsMe が「9xカーネル」で、名前の呼び方がLinuxとは違いますね。
Windowsの場合はWindowsXPやWindows2000は「OSまるごと」をさしてます。)

では、「OSまるごと」は何て言うのかというと、「デストリビューション」と言います。一応「Linux」と言っても通じますが、あまり使いません。「あのデストリビューションは見栄えがいいよね」とか「このデストリビューションは手堅いね」とかそんな使われ方をします。たまに略されて「デストリ」とか「鳥」とか略し過ぎだろ、と思うものもあります。

ちなみに、LinuxをOSとして一つの形にまとめ上げる、つまり、デストリビューションとしてまとめ上げたりする人や組織のことを「デストリビューター」といいます。*1


デストリビューションの系統

さて、デストリビューションは各々が様々な個性を持っています。それはデストリビューターの好みや思想が反映されているためで、見た目重視、安定重視、セキュリティ重視、研究用、教育用、医療用、レスキュー用、と多種多様です。
しかし、そのパッケージの管理の仕方は大雑把に分けて次の4つのどれかです。
Debian系 (APT系)
Red Hat系 (RPM系)
Slackware系
その他 (ちょっと乱暴ですが)
パッケージ管理のしかたがわからなければ、まずどの系統か把握してから調べると良いでしょう。


ビギナーはどのデストリビューションを使うべきか?

「好きなものを使ってください。」
デストリビューションを選ぶ上で、これが本来の究極の回答なのですが、こう言われても、Linuxのことがようわからん人には選びようが無いですよね。電気店で「好きなエアコンを選んでください」と言われて立ち往生するようなもんです。

ということで一つ選びましょう。2010年現在、入門用として最適なのはUbuntuじゃないでしょうか?ハードウェア対応状況がかなり優れているので、インストールに対する障害は少ないです。ただ、あまりにも古いハードだと重く感じると思います。CPU 2Ghz以上、メモリ1GB もあれば十分でしょう。

ある程度使えるようになったら、自分に最適なデストリビューションを探すと良いと思います。

Ubuntuの入手についてはLinuxの入手編を参考にしてみてください。











最終更新:2010年01月22日 13:19
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*1 デストリビューションを"配布"する組織もデストリビューターに含みます。