みなさん、PC内部の部品にはどれくらい詳しいですか?
CPU、メモリー、HDD、マザーボード、光学ドライブなど、これらの名称と役割がしっかりとわかっていれば、しめたものです。これからお話することは理解しやすいでしょう。
例えば・・・
中央演算処理装置CPUは、PCの心臓部ですね。PCの主要な演算処理はここで行われます。
メモリは演算処理を行うために必要なデータを置く一時置き場です。
HDDもやはりデータを置く場所です。
メモリとの違いは、メモリよりデータのやりとりがすごく遅いこと。
ただし記録できる容量は逆に非常に大きい、及び、メモリと違ってPCの電源を落としてもデータを保持することですね。
さて、PCを動かすためにはOSが必要です。
OSの動いていないPCは、脳みそが働いていないおバカな機械にすぎません。(まともに動きません。)
ここで電源が入っていないPCがあったとしましょう。
電源を入れた瞬間、PCはおバカな状態にあります。
通常、PCが動いているという状態はプログラムがCPU上で動いている状態です。
PCに電源を入れた瞬間はCPUの中にはプログラムは動いていません。CPU上にプログラムが存在しないのです。
ですのでプログラムをどこからか呼び出してくる必要があります。
ではどこから?
実はPCが呼び出せる場所であればどこでも構いません。
USBメモリでも良いし、HDDでもよいし、CD-ROMでも良いし、フロッピーディスクでも良いです。
ただ、実際には十中八九 HDD になります。CPUはHDDからOSのデータを読み出して、頭が良くなります。
プログラムのデータがHDDに保存されているのは、歴史的、技術的、経済的、政治的な理由をもろもろ合わせた結果です。
安く、大量に、安定的にデータを保存でき、かつブートできるデバイスがHDDだった、というだけです。
ということでOSは基本的に「HDDの中にある」が正解です。
ちなみに基本的にと言ったのは、最近はそういった技術的、経済的な制約が減り、HDD以外からの起動も可能になってきたからです。
例えば、LiveCDと呼ばれるような、CDにOSを突っ込んで、CDからOSを起動できるようにしたもの、大容量USBメモリから起動するものなどが出てきています。
ですので極端な話、HDDが無くても他のデバイスからOSを起動することは可能です。
最終更新:2010年01月22日 13:12